ONE Championship 2.26 シンガポール:中原由貴、鮮烈右フックで1R TKO勝ち。高橋遼伍は1R TKO負け
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ONE Championship「ONE: FISTS OF FURY II」
2020年2月26日(金)(※3月5日配信)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C) ONE Championship
第6試合 メインイベント MMA ヘビー級 5分3R
×アミル・アリアックバリ
○カン・ジウォン
1R 1’54” KO (左フック)
RIZINにも出場していたアリアックバリがONEに初参戦。早速メインイベントに登場し、ONEからの期待が読み取れるが、いきなりつまづくことに。
1R、アリアックバリが中央からプレッシャーをかけ、ジウォンはサウスポーで距離を取り、金網を背負う状況が続く。するとアリアックバリが右フックを立て続けにヒット。ジウォンは左目がふさがっており、万事休すかと思われたが、アリアックバリが右フックで詰めて来た直後、ガードが開いた隙を突いてジウォンが左フックをクリーンヒット。アリアックバリは真後ろに倒れてダウンし、すぐさまレフェリーがストップした。
第5試合 MMA ヘビー級 5分3R
×アレクサンドル・マチャド
○アナトリー・マリキン
1R 3’28” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第4試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
×高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
○タン・カイ(中国)
1R 1’59” KO (右ストレート→グラウンドパンチ)
高橋は昨年10月のONEで、「格闘代理戦争2ndシーズン」優勝者・ユン・チャンミンに得意のカーフキックを効かせつつ、2RにパンチでKOして以来の試合。ユンにMMA 5戦目で初黒星をつけた。対するタンはMMA 11勝2敗でONEには19年1月から上がり3戦全勝。昨年10月のキアヌ・スッバ戦では深追いせず右のパンチを的確に当て続け判定勝ちした。
1R、1分頃に高橋が右のカーフキックを早速ヒット。その後も高橋が右のカーフを2発重ねると、タンの左足が流れるが、これで慎重だったタンは焦ったか?タンがワンツーで伸びのある右ストレートをヒット。ダウンした高橋に、タンがパウンドを連打し、高橋の意識が飛んだところでレフェリーがストップした。
第3試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
○中原由貴(マッハ道場/元パンクラス・フェザー級1位)
×ルスラン・エミベック・ウフール(キルギス)
1R 1’30” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
中原は19年2月のONE初戦でエミリオ・ウルティアをKOしたが、2戦目は強豪グラップラー・ゲイリー・トノンにわずか55秒でヒールホールドを極められ一本負け。試合はそれから1年10カ月ぶりだ。今回の相手・ウフールはONE初参戦、MMA 12戦全勝。中原はABEMAのインタビュー映像で「この1年半でメンタルがやられたこともあった」と話し、選手引退を考えたことを明かしつつ、今は気持ちもリセットされ「端っこから全部やっつけていけば、いつかベルト巻くしかないんで」と、前向きな心境を語っていた。
1R、中原がサウスポーに構え、ウフールがリーチを生かして右のミドル、フックを当てるが、中原も飛び込んで左フックを返す。するとウフールが右のオーバーハンドフックで距離を詰めて来たところで、中原が右のフックをカウンターでヒット。ウフールが前のめりでダウンすると、中原が鉄槌をまとめたところでレフェリーがストップした。
試合後のインタビューで中原は「とにかく強い奴とやらせてください」とアピールした。
第2試合 ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
○ハン・ズーハオ
×アダム・ノーイ
判定3-0
第1試合 MMA バンタム級(65.8kg) 5分3R
○マーク・フェアテックス・アベラルド
×エミリオ・ウルティア
2R 3’20” KO (右縦肘打ち)