Krush 3.25 後楽園ホール:計量クリアのKrushフェザー級王者・玖村修平「3月はKrushが一番盛り上がったってなるようにしっかり締めたい」×挑戦者・森坂陸「1Rからいつもと違うバタフライスタイルでいきます」
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Krush.147(3月25日(土)後楽園ホール)の公式計量と記者会見が24日、東京で行われた。会見のレポートがK-1 GROUPから届いている。(写真 (C)K-1)
なお、斉藤雄太と対戦する近藤拳成が計量で65kgのリミットを1.3kgオーバーした。1R近藤は減点2から開始、ファイトマネーから30%減額。近藤10オンス、斉藤8オンスのグローブハンデが設けられる。
王者と挑戦者が火花!Krushフェザー級王者・玖村修平「お互い思っていることは同じ。王者として攻めて勝つ」vs挑戦者・森坂陸「この試合は喧嘩、1Rからぶっ飛ばしに行く」
第10試合 メインイベント Krushフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/王者、元NJKFバンタム級王者)※初防衛戦
森坂 陸(エスジム/挑戦者)
昨年、5月に新美貴士を破って悲願のKrush王者となったものの、その後はK-1のリングで2連敗中の玖村と、K-1のリングを挟んで現在4連勝と上り調子でタイトルマッチにたどり着いた森坂。お互い対照的なシチュエーションでのタイトルマッチだが、会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんも、「殺傷能力の高い玖村選手のパンチと蹴り、トリッキーという枠を超えた完全オリジナルスタイルを手に入れた森坂選手、群雄割拠のKrushフェザー級の頂点を決めるのに相応しい一戦になると思います」と期待を寄せる一戦だ。
王者の玖村は、K-1のリングで負けたK-1フェザー級王者・軍司泰斗、斗麗の二人へのリベンジも目標として持っているため、是が非でも落とせない試合という見方をされているが、これが森坂には気に食わない様子。「ちょっとナメられている」と感じているようで、「心の中では喧嘩じゃないですけど、本当にナメられている気しかしないんで、絶対に俺の方が強いっていうところを1Rから見せたいと思っています」と、会見でも玖村に対して激しく闘志を燃やしていた。
一方の玖村も「僕もナメられていると思っているんで。お互い思っていることは同じ。それが明日の試合でぶつかればいい試合になるんじゃないかと思います」と、一歩も譲らない。Krush王者としての誇りを取り戻すためにも、「明日は全力で守りにいくだけじゃなくて、チャンピオンとして攻めて戦いにいきたいと思っています」と攻めの姿勢で王座防衛に挑む腹積もりだ。
また、先日12日には“K-1年間最大のビッグマッチ”「K’FESTA.6」が開催されたばかりで、今大会の翌日にはK-1との対抗戦で注目を集めるRISEのビッグマッチも開催される。その話題となるビッグマッチに挟まれたのが今回のKrushだが「Krushにしか生むことができない熱があると思う。3月はKrushが一番盛り上がったなという大会になるように最後はしっかり締めたいと思います」と、王者としての責任感もにじませていた。
◆玖村修平
「しっかり準備をしてきて、このベルトを防衛する準備ができました。打ち合っても距離を取って戦ってきても、どっちでも倒せる準備はしてきたんで、明日は僕が倒して防衛したいと思います。(連敗中からの初防衛戦となったが、間近に控えてどんな心境?)KrushのチャンピオンとしてK-1で連敗してしまって、このKrushの舞台、このベルトの価値を高めてくることができなかったので、明日はしっかり守って。またK-1の舞台でもそうですけど、KrushのチャンピオンはKrushのベルトを防衛して価値を上げていくものだと思っているんで、明日は全力で守りにいくだけじゃなくて、チャンピオンとして攻めて戦いにいきたいと思っています。
(森坂が『ナメられている気がする』と言っているが、それについては?)ナメてはないですけど、僕もナメられていると思っているんで。なんかあっちは被害者みたいな感じで言っていますけど、お互い思っていることは同じだと思うんで、それが明日の試合でぶつかればいい試合になるんじゃないかと思います。
(今大会は先日開催された『K’FESTA.6』と、Krushの翌日開催でK-1との対抗戦でも注目されているRISEのビッグマッチに挟まれている。その中でKrushのメインイベントとして、Krushのタイトルマッチとしてどんな試合をしたい?)『K’FESTA』はさすがにいい試合が多くて、刺激をもらって、明後日のRISEも対抗戦で盛り上がると思うんですけど、明日はKrushなんで。Krushにしか生むことができない熱があると思うし、それがみんなぶつかった時に自然とKrush盛り上がったね、良かったねとなると思います。その気持ちは全員持っていると思うんで、3月はKrushが一番盛り上がったなっていう大会になるように最後はしっかり締めたいと思います。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は初防衛戦なんですけど、このベルトは死物狂いで掴んだベルトだし、何がなんでも手放すわけにはいかないし、偉大なチャンピオンたちがこのベルトを高めてきました。僕もそのチャンピオンたちに並んだからには、Krushのフェザー級のチャンピオンの中で玖村が一番強かったなと思われるチャンピオンになりたいと思っているんで、明日は何がなんでも防衛します」
◆森坂陸
「今回、減量も凄く上手くいって、リカバリーも今上手くいってて、めちゃめちゃ順調にここに来れました。僕の中では凄く珍しい心境というか、今回は喧嘩みたいな感じで、凄いフラストレーションが溜まっているなっていうか、ちょっとナメられているなって思って、早く明日、試合がしたいですね。1Rからぶっ飛ばしにかかるんで、ちゃんと打ち合ってくれますかね? 俺は打ち合う気で練習してきたんで、絶対にポイントアウトとかは狙わないんで、打ち合ってくれると信じています。1Rからいく姿を楽しみにしていてください。よろしくお願いします。
(ベルトがかかった試合はトーナメント以来で久々となるが、それを間近に控えた心境は?)やっと来たかという感じですよね。結構遠回りしてきちゃったなと思って、やっとチャンピオンになれる日が来たかっていう感じです。全く怖いものがなくて、本当に今回は1Rから…やっぱり挑戦者らしい戦いをしたいと思っているんで、様子見とかしないで、負けるならKOでぐらいの気持ちで、1Rから突っ込んでいけたらなと思って練習してきたんで、本当にいつもとは違う試合というか、心の中では喧嘩じゃないですけど、本当にナメられている気しかしないんで、絶対に俺の方が強いっていうところを1Rから見せたいと思っています。
(玖村の言葉を聞いて、どう思う?)僕はナメてないですよ、もちろん(玖村は)チャンピオンですし。でも、僕は今までやりたいと思ってきた相手の一人で、多分そっちは『俺は眼中にねえよ』っていう感じだったと思うんで。そんな感じでここまで来たから『ナメんなよ』っていう気持ちと、K-1で玖村選手が今連敗しちゃっている二人は俺も負けている二人で、やり返したい気持ちは一緒なんですよね。だから、『そっちばっか考えてんじゃない、俺の試合に集中しろよ』と、この間の公開練習の動画が上がって見て思った、インタビューとかを見て思ったことで。それでなんかここは一先ず踏み台で俺はリベンジしたいんでって、俺からしたら聞こえたんで、マジ俺が足元を掬ってやるよっていう感じで、そこで燃えましたね。
あと煽りVとかインタビューとか、盛り上げたいから煽っているわけじゃなくて、思ったことをそのまま言っただけであって、Twitterとかでも全部そうなんですけど、別に盛り上げるために俺は煽っているわけでもないし、煽っているっていう気持ちじゃなくて、個人的には思ったことをそのまま言っているだけなんですけど、まあナメてるんじゃねえぞっていう気持ちですね、今回の試合に関しては。本当に1Rから倒しにいきたいと思います。
(今大会は先日開催された『K’FESTA.6』と、Krushの翌日開催でK-1との対抗戦でも注目されているRISEのビッグマッチに挟まれている。その中でKrushのメインイベントとして、Krushのタイトルマッチとしてどんな試合をしたい?)あんまり意識してなかったんですけど、前回のK-1もいい試合が多かったし、盛り上がったと思うんで。もちろんRISEさんの方にはK-1の方から3人が試合出るっていうことで余計に注目もされているんでしょうけど、別に気にしてないというのが本音。僕のことを応援してくれる人は自然と見てくれるし、別にキャパとか関係く盛り上げちゃえば、RISEの前にKrushの方が目立つんじゃないかなと思うんで。まあでも自分が全力でやれば盛り上がると思っているんで、あんまり気にしていないです。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)もう準備万端ですね。明日は僕がチャンピオンになる姿を期待していてもらったらいいなと思います。勝つことは確定で、倒せるかどうかの勝負なんで、自分との勝負ですね。あと僕は親の反対から格闘技を始めて、好き勝手やらせてもらってここまで来たんで、親への恩返し、親孝行、そういった面でも明日は絶対に獲らなきゃいけないんで、明日は何がなんでも勝ちます。1Rからいつもと違うバタフライスタイルでいきますんで、楽しみにしていてください。よろしくお願いします」
元Krushウェルター級王者・松岡力とベルトを狙う海斗が激突!京都vs滋賀の近畿圏バトルも勃発!?「京都は滋賀に絶対に負けたらあかん。ガンガンいって倒す」(松岡)vs「ここで勝つのと負けるのでは、これから先が全く違ってくる」(海斗)
第9試合 セミファイナル ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/元王者)
海斗(LEGEND)
昨年2月に寧仁太・アリに敗れてKrushウェルター級王座から陥落した松岡だが、その試合で負った顎の怪我で長期欠場。今回が約1年ぶりの復帰戦となる。Krush EVANGELISTの石川直生さんからは、「抜群の目の良さと、細かいフェイントからラッシュに入った時の圧倒的なスピードが光る選手」と評された松岡だが、1年ぶりの試合とは思えぬほどリラックスした表情。
石川さんにも「明日が試合かと思うぐらいリラックスしていて良いエネルギーを感じる」と言われた松岡だが、本人も「とてもリラックスしています」と、ベテランらしく肩の力が抜けている様子だ。
「海斗くんは滋賀県出身で僕は京都出身なんですけど、京都の人は滋賀県に絶対に負けたらあかんって決まってる」と冗談を言いながらも「僕は失う物も今回試合では得る物もベルトがかかってないんで、ガンガンいって倒しにいきたいと思います」とKO勝ちを狙うことを宣言した。
一方、練習環境を地元の滋賀に移した海斗だが、「新しい環境で新しい成長を見せ続けてくれている」と石川さんも期待を寄せているファイターだ。K-1 GROUPのリングでは4連敗中だったが、昨年8月のK-1福岡大会で幸輝にKO勝ちして復活の狼煙を上げたばかり。
しばらく試合間隔は開いてしまったが、「松岡選手は前にベルトを持っていたんで、僕もベルトが欲しいので絶対に落とせない試合だと思います」と必勝を誓う。視野に入れているのはKrushウェルター級のベルト。「これに勝つのと負けるのとではこの後が全然違ってくるんで、絶対に勝ちたいと思います」と、悲願のベルト挑戦に向けて、まずは前王者・松岡狩りに全力を尽くす。
近藤魁成「Krushの65kgで一番強いのは自分ということをアピールしたい」vsヴィトー・トファネリ「今は勝利を重ねることが大事。明日は楽しい試合ができる」
第8試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(TEAM 3K/K-1甲子園2018 2017 -65kg優勝)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg王者)
拳の負傷による長期欠場後、昨年からスーパー・ライト級に転向した近藤だが、復帰戦のアラン・ソアレスにはKO勝利したものの、8.11K-1福岡大会では元Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人に敗北。今回は約1年ぶりにKrushのリングに戻っての再起戦だ。
2年連続K-1甲子園の王者となった近藤は高い期待を受け、デビュー時からトップファイターとの試合を重ねてきた。このキャリアに関してはKrush EVANGELISTの石川直生さんも、「これまでのキャリアの中で喫した4敗という数字は、今後の近藤選手の大事な財産になっていくと思います」と評価しており、「心も体もバージョンアップして、再起を誓う近藤選手に期待したいと思います」と相変わらず期待値は高い。
その期待に応えたい近藤の狙いは、子供の頃からファンだったというKrushのベルト。現在は第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントを開催中だが、「このKrushの65kg(スーパー・ライト級)で一番強いのは自分ということをアピールする試合にしたいと思います」と、次期挑戦者の座を見据えての試合としたいようだ。
対するトファネリは2020年からK-1 GROUPのリングに参戦。戦績こそ振るわないものの「誰と戦っても決して下がらない丈夫な心と体を持つファイターとして、Krushファンにおなじみになってきました」と評する石川さんのみならず、そのタフネスな戦いぶりは多数のK-1ファンをも虜にしてきた。
近藤が敗れた鈴木にもKO勝利した実績を持っているが、「近藤選手はとても強くてとても成長している選手だと思いますし、K-1甲子園での優勝の経験もありますので、本当に明日の試合は楽しい試合になるかと思います」と謙虚な姿勢で近藤との試合に挑む。開催中のトーナメントも頭になく、「徐々に徐々に一つひとつ成し遂げること、勝利を重ねることが大事だと思っています」と、まずは近藤戦に集中することを宣言していた。
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/王者、元NJKFバンタム級王者)※初防衛戦
森坂 陸(エスジム/挑戦者)
第9試合 セミファイナル ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/元王者)
海斗(LEGEND)
第8試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(TEAM 3K/K-1甲子園2018 2017 -65kg優勝)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg王者)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
林 勇汰(FLYSKY GYM)
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級王者)
一航(新興ムエタイジム/Bigbangスーパーバンタム級王者、元WMC日本・WBCムエタイ日本・NJKFバンタム級王者)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル&日本・NJKFフェザー級王者)
竹内将生(エイワスポーツジム/元BOM・Bigbangフェザー級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、元WPMF日本&J-NETWORKバンタム級王者)
第4試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
山崎陽一(KIKUCHI GYM/Bigbangスーパーウェルター級王者)
森田奈男樹(エイワスポーツジム/JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権2017軽重量級(85kg)優勝)
第3試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
近藤拳成(TEAM 3K/K-1甲子園2016 -65kg優勝)
斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)
※近藤が前日公式計量で1.3kgオーバーし1R減点2、ファイトマネー30%減額。近藤10オンス、斉藤8オンスのグローブハンデ
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
齋藤祐斗(JK TRIBE)
髙橋直輝(若獅子会館/元ACCELバンタム級王者)
第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
岩﨑悠斗(ARROWS GYM/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
三宅祐弥(Hacker GYM)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)
大利賢佑(team ALL-WIN)
プレリミナリーファイト第1試合 ミドル級(75kg) 3分3R
大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/KWF世界カラテGP2020男子-85kg級優勝、JKJO全日本空手道選手権2015 2016 2017重量級優勝)
森 拓馬(team ALL-WIN)
概要
大会名 Krush.147
日時 2023年3月25日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円(完売) ※当日券500円アップ。16:00より販売 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/