Krush 7.24 後楽園ホール:クルーザー級王座決定1DAYトーナメント公開練習 杉本仁「引き出しは自分のほうが多い」×谷川聖哉「トーナメントは最後は気合い」、RUI「反骨心でベルトを獲る」×サッタリ「相手は自然と倒れていく」
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Krush.127(7月24日(土)後楽園ホール)では「第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント」の準決勝と決勝が行われる。K-1 JAPAN GROUPからは、出場4選手の公開練習のレポートが届いた(写真:(C)K-1)。
第10試合 メインイベント 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
第3試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)
サッタリ・ウィラサクレック(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/M-1世界ヘビー級王者)
第2試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第1試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
工藤勇樹(エスジム/KROSS×OVERヘビー級王者、蹴拳ライトヘビー級王者)
中平卓見(北眞舘)
杉本仁、三度目の正直でベルトを巻く!「Krushで言ったら自分は古株。強さの証明としてベルトを手に入れたい」
7月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.127」の[第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R]で谷川聖哉と対戦する杉本仁が公開練習を行った。
公開練習では2分1Rのミット打ちを行なった杉本。前回試合をしたのが昨年9月のK-1大阪大会で、今回は実に10カ月ぶりの試合となるが、その間に「走り込みはきっちりやってきたので、強くなったと思います」と下半身の強化に取り組んでいたという。
「筋力のいろいろな部分で足りないと思ってたんですけど、しっかり足腰を鍛えれば全体的に上がるんじゃないかなと思って、しっかり作ってきました」と、10カ月の間も試合に備えて余念なくコンディション作りに励んできた。その成果を見せるようにミット打ちでも力強いキックとパンチを披露してみせた。
クルーザー級で長く活躍し、K-1でもKrushでも初代王座決定トーナメントに出場している杉本。しかし、K-1ではブバッカ・エル・バクーリ、KrushではK-Jeeに敗れて準決勝で敗退し、いずれも王座戴冠を逃している。「今までベルトのチャンスは何度かもらったんですけど、活かしきれないというか獲れないところがあったので、今度こそはしっかりとものにしたいと思っています」と、三度目の正直という想いが強い。
「Krushで言ったら古株のほうで、昔からずっとやってきているので、強さの証明として手に入れたいなとは思っています」とK-1 JAPAN GROUPのクルーザー級戦線を初期から盛り上げてきたという自負もあり、ベルト奪取への想いは人一倍だ。
今回準決勝を戦う谷川聖哉は昨年K-1 JAPAN GROUPに初参戦して、これがまだ4戦目のニューカマー。元空手家でその空手仕込みの技術の評価も高い。「若くて凄いアグレッシブで、足技も多彩ないい選手だと思います」と評した杉本。
谷川は「全ての技で僕が上回っている」と杉本との試合に自信を見せるが、杉本もまた技術には定評のある選手だ。また谷川とはキャリアにも大きな差がある。「試合でのいろいろな引き出しは自分のほうが多いと思うんで、そこは出していきたいなと思っています」とベテランとしてこれまで培ってきた経験を活かし、重量級のテクニシャン対決に挑む腹づもりだ。
今回は1日2試合を戦うワンデートーナメントだが、決勝戦にはサッタリ・ウィラサクレックが上がってくると予想。「優勝候補であるサッタリ選手はここ2試合を2連続KOで勝っているので、そういう選手を倒してベルトを巻くと説得力というか価値があるんじゃないかなと思っています」と、より価値のあるベルト戴冠を目論む。
杉本がリングを離れていた10カ月の間にK-Jeeとシナ・カリミアンがK-1王座を奪い合い、サッタリやANIMAL☆KOJIなどの新鋭も台頭してきたりと、K-1 JAPAN GROUPのクルーザー級戦線も活発化してきている。「クルーザーは選手が少ないのでチャンスは回ってきやすいというか、それをものにした選手が勝つのかなという部分はありますね」と現状のクルーザー級戦線を分析した杉本。「今回も強い選手はたくさんいるんですけど、チャンスをもらったのでそこを活かしたいと思います」と、悲願のKrush王座戴冠に挑む。
谷川聖哉、空手で培った心技体でトーナメント制覇へ!「決勝でサッタリ選手にリベンジしてベルトを獲る。堂々と上のステージにも行きたい」
神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、7月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.127」の[第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R]で杉本仁と対戦する谷川聖哉が公開練習を行った。
公開練習で谷川は空手仕込みのパンチや蹴りを披露。後ろ回し蹴りも繰り出すなど、K-1 JAPAN GROUP参戦後、初となるトーナメントに向けて好調ぶりをアピールした。空手で実績を残してきた谷川がK-1 JAPAN GROUPに参戦したのは昨年3月「K’FESTA.3」。参戦してからちょうど1年となる今年3月21日の「K’FESTA.4 Day.1」では、クルーザー級のトップ戦線で戦うRUIから初勝利をもぎ取り、今回のトーナメントに堂々とエントリーされた。
「出来としては20点ぐらいかなと思ったんですけど、僕はもっと実力があると思っています。試合を見返すとまだK-1ルールに適応できてないなというのはありました」とRUI戦への自己採点では辛めの谷川。しかし、KRESTに所属して1年の間で空手からK-1ルールへの適応は着実に進んでいる。
「RUI選手に勝って自信にはなったので、そこから練習というか考え方を自分なりに一から勉強していって、K-1ルールに適した練習方法を自分の中で確立していったかなというのはあります」。特に課題だった顔面への攻撃の対処が向上し「練習では凄くいい感じなのでどれだけ試合に持っていけるかだなと思います」と手応えを掴めているようだ。
今回のトーナメントでは準決勝で杉本仁と対戦する。杉本は長らくK-1 JAPAN GROUPのクルーザー級のトップ戦線で戦ってきたファイターで、オールラウンドなテクニシャンだ。「凄い綺麗というか何でもできる選手。根性もあって、一番噛み合う相手だと思います」と評価した谷川だが、自身もスピードとテクニックには自信がある。「全ての技は僕の方が上回っているので、ポカだけしないように3分3R戦いきった中で、チャンスがあれば倒していきたい」と臆するところはないようだ。
この準決勝を勝ち上がれば、決勝戦はRUIとサッタリ・ウィラサクレックの勝者と対戦する。「目指しているところはそこではないので、どっちが来てもいいかなとは思っています」と語った谷川だが、やはり昨年KO負けしているサッタリへのリベンジも頭にある。「理想としてはそこでリベンジしてベルトを獲ると堂々と上のステージにも行ける。このトーナメントではサッタリ選手が一番の優勝候補という声を聞くので、ここを倒して勝てば誰も文句はないと思う」と、サッタリにリベンジしてのK-1へのステップアップを狙っている。
トーナメントは空手時代に経験済み。今回は1日2試合を勝ち抜かなければならないが、空手時代には3日で8試合という過酷なスケジュールも経験しているので、「特に問題視はしてないですね」と自信たっぷりだ。さらに所属するKRESTにはトーナメントの経験が豊富な先輩たちがたくさんいるのも谷川にとっては心強いところ。「むしろ準決勝で勝って調子が上がってくるかなと思っています。いろんな先輩に聞いたんですけど、やっぱり気合いだって言ってたんで、最後は気合いだと。メンタル的にも充実させていきたいと思います」と、トーナメントに備えて精神面にも磨きをかける。
「元々押忍で生きてきた人間なので、今回も押忍で行きたいと思います」と空手仕込みの押忍の精神でトーナメント制覇とKrush王座奪取を目論む。
RUI、悔しさと反骨心を持ってベルトを獲る!「僕は初代王座決定トーナメントの決勝で負けて、目の前で対戦相手にベルトが巻かれた。そんな想いをしたのも僕しかいないし、ベルトにかける想いは僕が一番強い」
K-1ジム福岡にて、7月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.127」の[第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でサッタリ・ウィラサクレックと対戦するRUIが公開練習を行った。
今年からK-1ジム福岡に所属を変え、現在は地元・福岡に活動の拠点を置くRUI。3月のK-1有明大会では谷川聖哉に敗れたものの、公開練習では同門になったK-Jeeと実践さながらの“ガチスパー”を披露。「トーナメントに向けて長所を伸ばす練習をやっている。自分にはK-Jeeという心強いスパーリングパートナーがいるので、いい練習ができています」と盟友・K-Jeeと共に準備を続けてきた。
準決勝で対戦するサッタリはここまでK-1・Krush戦績が2戦2勝2KO、トーナメント優勝候補に目されている。RUI自身も「サッタリ選手がダントツの優勝候補だと思っている」とする一方「まだK-1 JAPAN GROUPでは2戦ですけど、スピードがあってバランスがよくて、欠点が見当たらない選手です。そこをどう攻略するか。サッタリ選手を初めて倒す選手になりたい」と打倒サッタリに燃えている。
準決勝をクリアすれば、決勝では杉本仁vs谷川の勝者と対戦する。どちらが勝ち上がってきてもRUIにとってはリベンジマッチで「決勝ではどちらとも戦いたい」。
また初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでは決勝で敗れて涙を呑んだRUIは「僕は初代王座決定トーナメントの決勝で負けて、目の前で対戦相手=K-Jeeにベルトが巻かれました。そんな想いをしたのも僕しかいないし、ベルトにかける想いは僕が一番強いと思います。そういう反骨心を出してベルトを獲りに行きます」とベルトへの想いも強い。
この日は7.17K-1福岡大会に出場する選手たちと合同公開練習を行ったRUI。自身は7.17K-1福岡大会への出場こそならなかったものの「地方から東京に出て一花咲かせようという選手が多くて、自分も昔はそうだった。でも今は地方の選手もレベルが上がっているし、九州からでもK-1・Krushに出て、ベルトを巻けるという道を作っていきたい」とRUI。「K-1では生むことができない熱を生むので楽しみにしていてください」と熱い言葉で締めた。
サッタリ・ウィラサクレック、Krush王座へ向けて一直線!「誰が相手だろうと関係ない。ベストなパフォーマンスができれば、勝手に相手は倒れていく」
東京・ウィラサクレックジム三ノ輪にて、7月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.127」の[第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でRUIと対戦するサッタリ・ウィラサクレックが公開練習を行った。
ウィラサクレック・ウォンパサー会長自らが持つミットに、重いパンチや蹴りを入れていったサッタリ。回転してのハイキックなど大技も繰り出し、K-1 JAPAN GROUPで初のベルト獲得に向けて大いにアピールした。
「コンディションはとてもいい。試合に向けてよりキツく、より激しいトレーニングをしていて、以前より色んな事を考えて練習できていると思う」と語ったサッタリは昨年、イランから来日したが、日本で梅雨を迎えるのは初めて。この日も雨が降っていたが「イランにも同じく四季があって、今は夏。イランの方がもっと暑いので、問題ないよ」と、気にしていない様子を見せた。
今回は前王者K-Jeeの返上によって空位となったKrushクルーザー級王座を巡ってのワンデー・トーナメント。準決勝の相手はRUIだが、個別の対策はしていないという。「基本的に相手が誰だろうと関係なく、自分が最高のパフォーマンスをしてトーナメントに勝つことしか考えていない。今回、優勝するには2試合をする必要があるが、(イラン時代には)3試合のトーナメントも経験しているし、問題ない。ベストを尽くすだけだ」
K-1 JAPAN GROUPでは昨年10月の初参戦以来、2戦して2KO。豪快な勝ちっぷりが目立つが、今回もKOで駆け抜けようとしているのだろうか。「トーナメントでも2試合ともKOで勝てれば一番いいけれど、とにかく今はベストなパフォーマンスをすることに集中している。ベストな動きができれば、相手は自然と倒れていくことになるだろう」と、最終的にはKOでトーナメントを制することを宣言した。
Krush王座については、「最終的にはK-1のベルトを狙っているが、今回のKrush王座はそこに向かうためのいいステップになると思っている。どのベルトに対してもハングリーに獲っていきたい」とコメント。K-1を最終目標に選んだことについては「K-1は格闘家にとってずっと夢であり、それだけ権威があって有名なもの」としたうえで「家族がみんなキックボクシングをやっていたので、自分も強くなりたいと思ってキックを始めた。相手を倒してお金をもらえるということが、自分にとってはすごく楽しいよ」と笑顔も見せた。
「他の3人で一番強いと思うのは誰?」との問いには、「誰がということではなく、試合に向けて一番厳しいトレーニングを積んできた選手が一番強いと思う。それを乗り越えてきた選手が試合に勝つことができる」と返答。言葉の端々に自分の実力への自信が伺えたサッタリは、最短距離でベルトにたどり着くのか?
対戦カード
第10試合 メインイベント 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
第9試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
弘輝(team ALL-WIN)
第8試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
里見柚己(team NOVA)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
第7試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)
第6試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
南雲大輝(八光流柔術総本部)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
第4試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
真優(月心会チーム侍)
RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)
第3試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)
サッタリ・ウィラサクレック(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/M-1世界ヘビー級王者)
第2試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第1試合 第2代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
工藤勇樹(エスジム/KROSS×OVERヘビー級王者、蹴拳ライトヘビー級王者)
中平卓見(北眞舘)
概要
大会名 Krush.127
日時 2021年7月24日(土) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円(完売) RS席 15,000円(完売) S席 10,000円(完売) ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/