BOM 3.5 新宿フェイス：IPCC日本王者決定戦 誠×森木一吉、琢磨×川原龍弥 直前インタビュー

　2023年3月5日（日）東京・新宿FACEにて開催される『ROAD TO ONE ＆ Shimizu presents BOM38』。今大会は二部構成となり、第1部では通常のBOM興行、第2部ではパートーナーシップ契約を結ぶBOMとONEによる『ROAD TO ONE JAPAN』を実施。『BOM』ではタイで開催される興行と同じくメインイベントが全試合の中盤に組み込まれ、ダブルメインイベントでIPCC二大日本タイトルマッチが決定。『IPCC』とはインターナショナル・プロフェッショナル・コンバット・カウンシルの略で、ムエタイの他、MMAやキックボクシングなどのプロモーターが参加し統括する世界的な団体であり、これまでに朝陽・P.K.センチャイ（＝品川朝陽/P.K.SaenchaiMuayThaiGym）が世界フェザー級王座、伊藤紗弥（尚武会）が女子アトム級王座を獲得している。

　　

　今大会ではIPCC日本ウェルター級（-66.68kg）王者決定戦で誠（RANGER GYM）vs森木一吉（K-Fit-Lab）、IPCC日本ライト級（-61.23kg）王者決定戦で琢磨（東京町田金子ジム）vs川原龍弥（北流会君津ジム）の2カードが決定。4選手の意気込みインタビューは以下の通り。

◆誠（RANGER GYM）

――　タイトルマッチが決まった時の心境を教えて下さい。
誠　またチャンピオンに戻れる時が来たな、と思いました。
――　対戦相手の森木選手についてはどのような印象がありますか？
誠　パンチで攻めてきて殴り合いがうまそうですし、熱い試合ができると思うので楽しみになりました。僕はパンチは下手くそですが、殴りっこなら負ける気はしないです。
――　誠選手は常に打ち合う展開ですが、なぜあんなに打たれ強いのですか？
誠　自分的には打たれ強いとは思っていないのですが、若い時に痛い思いをたくさんしてきたからじゃないですか（苦笑）。
――　それは見た目通りのイメージでよろしいのでしょうか。ストリートファイトは何戦無敗とか記録はありますか？
誠　アハハ！　負けている方が多いと思いますよ。ストリートファイトなんで何でもありじゃないですか。●●●をされたら痛いのでそりゃあ負けますよ。
――　これ以上は触れないようにします（笑）。そういう経験があるから試合で怖さを感じたことはないですか？
誠　そうですね。みんな辛い思いをしてリングに上がってくれているので、戦ってくれている相手に感謝と尊敬の気持ちしかありません。なので試合中は楽しくなって笑顔になることもあります。
――　昔から知っている友人は今、格闘技をやっている誠選手を変わったねと言われることもあります？
誠　「格闘技をやって優しくなったね」と言われますね。
――　試合の話に戻しますと、練習ではどういうところを強化していますか？
誠　僕は格闘技を32歳から始めて技術はなく相手よりも劣っているので、気合いだけは負けないようにしてきました。
――　タイトルを獲ってどういう1年にしたいですか？
誠　常に倒すか倒されるかの試合をしていきたいので、これからもみんなに楽しんでもらえるような熱い試合を続けていきたいと思います。

◆森木一吉

――　タイトルマッチが決まった時の心境を教えて下さい。
森木　BOMには何度も出場させてもらって今回タイトルマッチを組んでいただけたので凄く感謝してます。今まで周りのみんなの期待に応えられていなく、BOMでタイトルに絡む試合は3度目になります。3度目の正直でしっかり勝利してタイトルを勝ち取りたいと思います。
――　対戦する誠選手にはどのような印象がありますか？
森木　凄く気持ちが強くて前に出てくる選手だと思うので、僕もしっかり立ち向かって気持ちでもフィジカルでも打ち勝ちたいと思います。
――　誠選手は打ち合いを得意とする選手です。打ち合いも上等ですか？
森木　もちろんしっかり打ち合って会場も盛り上がる試合をしたいですね。
――　タフな選手ですが、打ち勝つ自信もありますか？
森木　僕も選手のカテゴリーでは、打ち合ってタフなタイプです。体力も自信があるので打ち勝ちます。
――　森木選手は熊本から上京して試合をするだけに地方の意地も見せたいですか？
森木　地方の選手はなかなか注目されないので、ここで勝って地方にも強い選手がいるんだぞというところをアピールしたいと思います。
――　タイトルを獲ってどういう1年にしたいですか。
森木　僕は4月に30歳になり今後の身の振り方を考えていて、ここで大きなタイトルをしっかり獲ってそこにつながるような熱い試合をしていきたいと思います。

◆琢磨

――　今回タイトルマッチが決まり、現在のコンディションはいかがでしょうか。
琢磨　今までにも何度かタイトルマッチを経験していますが、今回は凄く調子がいいので気合いが入ってます。
――　練習ではどういうところを強化していますか？
琢磨　元々パンチが得意ですが、ヒザ蹴りとかも強化してきました。いつも通りの自分を貫けば勝てると思うので、そこを信じて練習してきました。
――　対戦する川原選手にはどのような印象がありますか？
琢磨　綺麗に戦う選手で油断のできない相手だと思うので、行けるところで行って仕留めたいと思います。
――　タイトルを獲ってどういう1年にしたいですか？
琢磨　とにかく僕は国内外問わず、常に強い相手とやりたいと思うので、ベルトを獲ってその権利を得たいと思います。IPCCは世界タイトルもあるのでそこも意識しています。
――　今回の試合でファンにはどこに注目してもらいたいですか？
琢磨　ファンがいるからこそ僕たち選手がいるので、熱い試合をしたいと思います。

◆川原龍弥

――　昨年9月にはムエタイ強豪のボム・ピンサヤームと対戦して判定負けでしたが、今振り返っていかがですか？
川原　負けましたが、自分なりにいい試合内容だったと思います。11月のスック・ワンキントーンでは内田雅之選手と対戦し、パンチでダウンを取られて判定負けしましたが、そのダウンがなければ自分が圧勝した試合でした。今、崖っぷちなので再起に懸ける想いは強いです。
――　タイトルマッチが決まった時の心境を教えて下さい。
川原　タイトルに挑戦するのは3度目になり、このチャンスを絶対にモノにしたいと思いました。IPCCのベルトのデザインはカッコいいので獲りたい気持ちは高まりました。
――　練習ではどういうところを強化していますか？
川原　自分の得意な左ヒザ蹴りと前蹴りを強化してきたので、凄くいい感じで仕上がっています。
――　対戦する琢磨選手にはどのような印象がありますか？
川原　自分の苦手なタイプの選手ですが、相手の試合動画を見たら決定打のないような選手だなと。ちゃんとガードを固めて臨めば、良い感じで戦えると思います。
――　相手はベテランですが、川原選手は何で対抗します？
川原　相手はムエタイちっくな選手ではないので、僕なりのムエタイテクニックでうまく戦いたいと思います。
――　タイトルを獲ってどういう1年にしたいですか？
川原　ベルトを獲ったらモチベーションも上がるので、飛躍する一年にしてどんどん上のステージを目指したいと思います。
――　ファンにメッセージをお願いします。
川原　絶対に勝って、応援してくれているみんなにベルトを見せびらかしに行きます。

対戦カード

【第2部：ROAD TO ONE JAPAN】

第4試合　ONEムエタイ　57.15kg契約　3分3R
ザ・ロック・MFC（タイ／MFC京橋ジム）
ジョイ・レンジャージム（タイ／RANGER GYM）

第3試合　ONEムエタイ　ウェルター級　3分3R
与儀竜也（BOM SPORTS GYM沖縄）
井原浩之（ハーデスワークアウトジム）

第2試合　ONEムエタイ　スーパーバンタム級　3分3R
鈴木貫太（ONE’S GOAL）
義由亜JSK（治政館）

第1試合　ONEムエタイ　スーパーライト級　3分3R
真吾（RANGER GYM）
エイメン・ゴールドライフ（ゴールドライフジム）

※ONEムエタイルールで試合を行うが、体重区分は通常のムエタイと同じ

【第1部：Shimizu presents BOM 38】

第8試合　50.9kg契約　3分3R（延長1R）
イオリ・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）
恒星（LEGEND GYM）

第7試合　WPMF世界ミドル級次期挑戦者決定戦　3分3R
松島勲也（MSJキックボクシングジム）
大輝・FLYSKYGYM（フライスカイジム）

第6試合　メインイベント2　初代IPCC日本ウェルター級王者決定戦　3分5R
誠（RANGER GYM）
森木一吉（K-Fit-Lab）

第5試合　メインイベント1　初代IPCC日本ライト級王者決定戦　3分5R
琢磨（東京町田金子ジム）
川原龍弥（北流会君津ジム）

第4試合　フェザー級　3分3R（延長1R）
しょーい（湘南格闘クラブ）
ダイナマイト柿崎（ドラゴンジム）

第3試合　53.6kg契約　3分3R
佐藤九里虎（FAITH）
奥脇一哉（エイワスポーツジム）

第2試合　72kg契約　3分3R
JOE勲（BOM SPORTS GYM沖縄）
駒形賢太（RANGER GYM）

第1試合　スーパーフェザー級　3分3R
井澤明人（YSSジム）
YU-KI MSJ（MSJキックボクシングジム）

概要

大会名　Road to ONE Japan ＆ Shimizu presents BOM 38
日時　2023年3月5日（日）開場・16:00　BOM 38開始・16:20　ROAD TO ONE JAPAN開始・19:20
会場　新宿フェイス
中継　mahocast（3,000円）
チケット料金　SRS席15,000円（完売）　CTR席13,000円（完売）　RS席10,000円（完売）　A席7,000円（完売）　立見5,000円　※1枚のチケットで2部とも観覧可能
チケット販売　イープラス　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　BOMプロモーション（エイワスポーツジム）　045-324-3855　http://bom.tokyo/