ONE 3.25 シンガポール:パンクラス王者・山北渓人、ONE初戦は元ストロー級王者アレックス・シウバとグラップラー対決。山北「軽く越えて次に行く」。スーパーレック×ロッタン、ハム・ソヒ×平田樹と同大会
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ONE Championship「ONE Fight Night 8」(3月25日(土)シンガポール・インドアスタジアム)で山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/パンクラス・ストロー級王者)がアレックス・シウバ(ブラジル/元ONEストロー級王者)と対戦することが決まった。MMAストロー級5分3Rで争われる。山北は2月11日にONEとの契約が発表されていた。
山北は三重県出身、1996年8月4日生まれの26歳。レスリングでは専修大学時代の2017年に国体で準優勝し全日本選手権にも出場。MMA転向後はアマチュアで10連勝し、20年2月にプロデビューし同年のネオブラット・トーナメント・ストロー級で優勝。21年2月のRoad to ONE渋谷大会では修斗のランカーの安芸柊斗に2R TKO勝ち。上位ランカーを次々撃破すると、昨年7月にはRIZINにも出場している北方大地に判定勝ちし、パンクラス・ストロー級王者となり、プロデビュー以来の連勝を7とした。
アレックスはONE草創期の12年からONEに上がり、昨年10月で40歳になったベテラン。内藤のび太とは1勝2敗、鈴木隼人、猿田洋祐、箕輪ひろばにも勝利し、日本勢の好敵手としても知られる。昨年は1勝2敗で、昨年10月のグスタボ・バラート戦で判定負けした。現在はランキング圏外だが、ONEは5位までしかランキングが無いため、もし10位まであればランキングに入る実力者であることには間違いない。柔術仕込みの寝技が強みで、山北のグラップリングスキルを示すには絶好の相手となる。
◆山北
去年7月にパンクラスでのタイトルマッチを終えてONE参戦に向けて準備をし続けてきました。ONEと契約をしてすぐに試合のオファーを頂き感謝しています。
このオファーを聞いたときは、デビュー戦で、元チャンピオンを当ててくるONEの本気さと僕への期待を感じました。シウバ選手は、極めることもできて、打撃もできるちゃんとできる、MMAが強い柔術家だと思います。ランキングから外れてはいますが全盛期から落ちているとは感じません。この試合は、立っても寝ても動きが止まることのない試合になると思います。自分のスタミナとスクランブルの強さがアドバンテージになると思うので、動き続けていつでもフィニッシュを狙い続けます。
元チャンピオンとしてのシウバ選手を尊敬していますが、ここで負けるようでは、僕はチャンピオンになれないです。軽く越えて次に行かせてもらいます。世界で日本人がどんどん活躍していますが、次は僕の番です。パンクラスと日本を背負ってONEでベルトを巻くための第一歩踏み出してきます!
◆アレックス・シウバ
彼の最近の試合を何試合か見たよ。若くて良いファイターで、良いチャンピオン。リスペクトしている。彼はオールラウンダーな選手だと思うし、日本のチャンピオン。こういうチャレンジをONEが与えてくれるからこそ、僕もこの年まで高いモチベーションで戦えているんだ。この試合は面白いマッチアップじゃないかな。恐らく序盤はスタンドで、最終的にはグラウンドゲームになると思う。でもやってみないと分からないね。自分の経験値と自分の柔術を信じてこの試合に臨むよ。2ラウンド目か4ラウンド目で、僕のサブミッション勝利だ!」
なお、3月25日の大会では、1月にONEキックボクシング・フライ級世界王者となったスーパーレック・ギャットムーカオが、同級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノンを相手に初防衛戦を行う。ハム・ソヒと平田樹が対戦することも発表済だ。
大会の模様はABEMA格闘チャンネルで3月25日(土)午前9時より生中継される。