RISE 10.15 大田区総合体育館:軽量級トップ勢が公開練習、大﨑一貴「防衛して世界に挑む」×風音「格闘技に懸ける思いが違う」、志朗「巧さだけじゃなく強さを見せて勝つ」×大﨑孔稀「志朗選手の発言は鵜呑みにはしていない」
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RISE WORLD SERIES 2022 10月15日(日) 大田区総合体育館大会のRISEスーパーフライ級タイトルマッチで対戦する大﨑一貴(王者)と風音(挑戦者)、バンタム級で対戦する志朗と大﨑孔稀が公開練習を行った。その映像と選手のインタビュー談話がRISEから届いている。
第11試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、元WMC日本&ルンピニー日本フライ級王者)※初防衛戦
風音(TEAM TEPPEN/1位、RISE DoA -53kgトーナメント2021優勝)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISEバンタム級1位、RISE -55kgトーナメント2020優勝、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEフェザー級(57.5kg)10位、BOMバンタム級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
大﨑一貴『(風音は)前とは全然違う人。初めてやる選手と思って対策もしている』
――日曜返上の公開練習ありがとうございました。今休みとかは設けているんですか?
一貴 日曜日は基本的に休みですね。走ったりはしますけど練習自体は休みです。
――決戦の約2週間前(10月2日)となりますが今は疲労が溜まっている方ですか?
一貴 結構疲労は溜まっていますね。
――自身の持ってるタイトルの防衛戦ということでいつも以上に力は入りますか?
一貴 初めての防衛戦っていうこともあるので、すごい追い込みもハードでキツいですけど、もうちょっとなんで気合い入れて、あと少ししっかり仕上げたいなと思ってます。
――挑戦者の風音選手とは一度戦っていますけど(※20年2月に対戦し一貴が判定勝ち)、今の風音選手はどう見てますか?
一貴 前に1回やった時とはもう全然違う人だなと思っているんで、また今回新しく初めてやる選手だなと思って対策もしています。
――THE MATCHでK-1の黒田選手と戦った風音選手はどう見てました?
一貴 あの時は「RISE vs, K-1」みたいな感じだったんで風音選手に勝ってほしいなと思ってたんですけど、しっかり勝ってくれたんで、ここで僕が勝って、53kgで僕が一番強いというところを見せたいですね。
――2年前に一度戦って自分が勝ってるっていう部分は大きなアドバンテージになると思いますか?
一貴 ダウンも取っているので相手からしたらちょっと怖い部分もあるんじゃないかなと思うんで、そういう部分ではこっちの方がアドバンテージあるかなと思います。
――先程その時の風音選手とは別人じゃないかって話もありましたが、今の風音選手に対しての攻略方法はバッチリ?
一貴 しっかり対策練ってその練習ばっかりやっているので、試合に向けてもっと仕上げてしっかり倒したいなと。
――必勝法は何パターンくらい用意してるんですか?
一貴 結構ありますが大きく絶対やるっていうのがあって、あとは試合の中で何個か出していけたらいいなって感じですね。
――8月の大阪大会にも出場して、ノンタイトル戦でしたが、割と直近で大阪大会を挟むのは自分にとってもよかったですか?
一貴 やっぱりコンスタントに試合ができたほうが試合の感覚とかリングに上がった時の状態とかも掴みやすいんで、コンスタントに試合できたほうが僕はいいなと思ってます。
――記者会見で風音選手に色々言われたじゃないですか。あれは傷つきましたか?
一貴 いや、別に全然傷つかなかったですね(笑)。言われてるなってくらいで。試合でしっかり勝てばどんだけでも見返せるんで、会見とかは全然気にならなかったですね。
――風音選手は観客を巻き込む力、味方につける力があると志朗選手は言ってましたが、それについてはどう思いますか?
一貴 どうですかね? 僕はあんまりそうは思わないですけど、やっぱり手数が多い選手なので印象的にはそっちの方がいいかもしれないので、判定にいったら持っていかれるかもしれないから、しっかり倒したいなと。
――手数の多さで天心選手にも善戦していますし、K-1の黒田選手にも勝っているっていうところで、風音選手が勝っている部分ってどういうところだと思いますか?
一貴 気持ちじゃないですかね。気持ちで手を出すっていう感じだと思うんで。でも気持ちだったら僕、全然負けてないと思うんですよ。僕も結構気強い方なので。普段はそんなことないかもしれないですけど、試合だったらそういうのも出せるから、気持ちの面でも今回はしっかり勝って全て上回って倒して勝ちます。
――大﨑選手はどちらかというとクールというかすごい冷静なイメージがあって、風音選手はわかりやすい気持ちの見せ方という感じのスタイルの気がするんですよ。炎と氷じゃないですけど、そこの対比っていうのはどうなんですかね?
一貴 僕も試合中顔に出してないだけで結構熱くなったりもするんで、そんなに顔に出てないんでわかんないだけですね。心の中ではもう絶対倒すっていうか、絶対負けないっていう気持ちでしかないんで。だからあれだけ前にも出れますし手も出せるんで、あんまり炎と氷って感じじゃないですね。
――前々から防衛戦をしてないので防衛戦をしたいと言ってましたが、これは防衛しないとチャピオンじゃないみたいな信念があるんですか?
一貴 全然防衛戦できてなかったですし、やっぱりそういった挑戦とかも受けてしっかり防衛してチャンピオンを守っていって、やっぱり僕も上の世界のベルトが欲しいんで、しっかり防衛して世界に挑んでいきたいんで、ここで勝って世界への挑戦をお願いしたいなと思ってます。
――ちなみに戦いたい相手とかいるんですか?
一貴 タイ人の強い選手を呼んできてもらえればいいかなと思っています。僕もタイ人の選手とは何回も試合して強さもわかっているんですけど、その分攻略法とかもわかっているので、そこでしっかり倒して世界一になりたいなと思ってます。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
一貴 10月15日は僕自身初の防衛戦で相手も風音選手なんですけど、しっかりここ勝って防衛します。OISHI GYMからも僕と孔稀と先輩の小川翔君が出るんで、3人でしっかり勝ってOISHI GYMの日にしますので、皆さん楽しみに応援よろしくお願いします。
大﨑孔稀『55kgに新しい風が吹く』
――今日兄弟でTシャツの色が白と黒で対照的だったんですけど、これは意図的なものですか?
孔稀 たまたまです(笑)。別に打ち合わせしてなくて家からジムに来たんですけど、ジムでお互い初めて会ったんで本当にたまたまでした。
――今回志朗選手との対戦ですけど、去年9月に対戦する予定がちょうど1年越しの試合になりますけど、決まった時はどんな心境でした?
孔稀 僕が全面的に悪いっていうか非があるんで、志朗選手からしたらメリットはないと思うんですけど、そこで対戦を受けてくださってすごい「男だな」というか、感謝していますね。
――試合が成立してモチベーションが上がったという感じですか?
孔稀 そうですね。決まってからはもう勝つしかないんで、そこはすごい気合い入って、いい感じに追い込めているんで、楽しみです。
――現在の志朗選手はどんな印象ですか?
孔稀 現在というか昔からなんですけど、基本的に攻撃はあんまりもらわないタイプで、カウンターを取ってくるっていう、結構巧い感じなんですけど、それは印象は変わらないです。けど、カード発表会見の時に何か違った部分を見せたいっていう感じに言っていたんで、それはどういう感じで来るのかっていうのはすごい楽しみですね。
――兄弟で一緒に攻略法を考えているんですか?
孔稀 お互い大一番なんで結構自分のことで精一杯じゃないですけど、みんなでいつもやっているんですけど、基本的には今はもう自分のイメージっていうか、戦い方をお互いがお互いに練習してるっていう感じなんで。いつもだったら、どっちかが試合してどっちかが完全サポートに入るんですけど、今回2人とも試合なんで、2人とも今回の試合の作戦を練習でお互いやりあうみたいな感じです。
――兄弟揃って同じ大会に出るっていうのはお互いピリピリしてる感じになるんですか?
孔稀 でもお互い出るんで、逆にお互いを高め合えるっていうか、そこまでピリピリはしてないですけど、でもやっぱ試合前なので、どうしてもスパーリングとかマスになるとちょっと熱くなりますね(笑)
――そこは兄弟であるからこそ遠慮なしでやりあえるっていうのはあるんですか?
孔稀 それはあると思いますね。お互い一番近い存在でライバルでもあるんで、そこは負けたくないっていう気持ちはあるんで。
――今OISHI GYMの方には出稽古の方もたくさんいると思うんですけど刺激になりますか?
孔稀 やっぱり普段いない選手とやると緊張感もあって、また違った練習ができますし、良い練習相手になってもらえるんで、そこはいい緊張感を持って練習できています。
――そういう練習環境の中でvs志朗の気持ちも定まりつつある感じになってますか?
孔稀 試合映像とかも見て対策練習もしているんで、そこはバッチリですね。
――どんな部分にこちらは期待したらいいですか?
孔稀 基本的にはKOしたいっていうのはすごい強くて、ダウンも取りたいですし。接戦になったら批判っていうか「いや、こっちが勝ってた」とかって絶対言われるんで、それを言わせないためにも倒して勝つというのが一番わかりやすいんで、そこにこだわってはいます。
――1度上の階級(=フェザー級)で試合をして得たものはありますか?
孔稀 2階級上げてパワーとかスピードとかどうなんだっていうところが一番大きかったんですけど、実際やって通用する部分はあったんで、その階級でもやっていけるとは思いましたし、55kg(=今回のスーパーバンタム級)の方が適正なんで、スピーディーに動けるんじゃないかなって思います。
――体力的とかパワー的には引けを取ることは感じなかったですか?
孔稀 パワーを感じることはちょっとあったんですけど、スピードとかはやっぱり全然53kgの方が早いと思いますし、実際やってみて攻撃は全然見えてたんで、パワーは階級が上がった分あるんですけど、貰わないことはできるなっていうのは感じましたね。
――志朗選手のTHE MATCHでの試合(=玖村将史戦)に関してはどういう感想を持っていますか?
孔稀 ダウンしたっていうのが結構衝撃的だったんで、基本的にはダウンする姿があまりイメージできないんですけどでもああやってダウンする姿が見れたんで、やっぱり倒れないことはないなっていう。人間はやっぱりもらえば倒れないことはないと思うんでそれがわかったんで一番の収穫だったですね。
――当然その部分っていうのは気を付けてくると思うんですけど、あの試合がヒントになったっていうのはありますか?
孔稀 もちろんですね。直近の試合ですし、実際志朗選手が負けてる試合でもあるんで、すごいあの試合はいい材料にはなるかなって思います。
――志朗選手が今回は強さ、恐さを見せたいって言っていましたけど、どういう風に来るか想像はつきますか?
孔稀 志朗選手すごい頭がいいんで、それが本当かどうかもちょっとわかんないんですけど、本当であれば来てくれるんじゃないかなって思うんですけど、それも作戦だったら今まで通りの戦い方なんじゃないかなって思います。
――裏の裏を読んでるんですね。
孔稀 あの発言も全部鵜呑みにはしていないんで、結構色々考えてますよ、僕も(笑)。
――じゃあいかように来てもリング上では動揺しないと。
孔稀 ああやって言ってるけど本当かどうかはやっぱ分かんないんで、本当であれば僕ももちろん考えてますし、作戦であれば僕もそういう作戦出来てるんでそこは問題ないです。
――先程KOにこだわりたいと言ってましたけど、志朗選手を倒せる武器だったり倒してるイメージっていうのはもう出来てますか?
孔稀 それはもう作戦でいろんなパターンを用意しているんで、僕自身当たれば倒せる力は軽量級の中ではあるほうだと思ってるんで、逆にいろんなパターンを持って、いかに自分の攻撃を当てていくかっていうことを今練習してるんで、それをいろんなパターンを持って今いい感じに仕上がってきているんで、当たれば倒せると思います。
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
孔稀 10月15日僕にとっては大一番なんで、これを勝てば55kgに新しい風が吹くと思うんでそれに期待して皆さん応援よろしくお願いします。
風音『RISEの53kgで誰が一番強いかをはっきりさせる』
――公開練習では良いボディを打ってましたね。
風音 はい、良い感じです。
――今回の公開練習をパンチだけに特化した理由って何かあるんですか?
風音 いや別に特に何もないんですけど(笑)。あんまり意味はないですね。
――今回の公開練習も白鳥大珠選手と那須川龍心選手と一緒にやりましたけど、同じ日に同門の選手の試合があるとやっぱりジムの士気も違いますか?
風音 それはめちゃめちゃありますね。やっぱり一緒に出るっていうので追い込みタイミングも一緒やし、気持ちを上げていく分に関してはすごく刺激っていうと簡単な言い方になっちゃいますけど、テンションは上がりますね。「後輩が一緒に出るから自分も負けていられない」って気持ちになるし、いいメンタル状態ですね。
――風音選手も周りに引っ張られる時もあるわけですね。
風音 ありますね。一人じゃどうしても「ガーッ」ってなっちゃう時も、周りの声とかそういうのはすごくチームとして盛り上げてくれるんで。
――風音選手すでにトーナメントで優勝してRISEのベルトを一つ持っていますけど、通常のチャンピオンベルトというのは価値観として別物ですか?
風音 ベルトがどうとかっていうよりかは大﨑選手が最後に残ってるから、それを倒して誰がほんまに一番強いかっていうところを見せたいっていう方が強いですね。
――もう試合まで二週間を切りましたけど風音選手にとってチャンピオンの大﨑選手はどんな存在ですか?
風音 いや別に特に何もないですね。ちゃんと試合に来てくれればそれでいいかなっていう。
――それだけ自信があるという裏返しですか?
風音 そうです。2年ちょいぐらい前やった時とは別人なので、大丈夫ですね。
――試合当日どんなところに注目してほしいですか?
風音 どんなところにっていうよりかはもう圧倒して勝つつもりなんで、あんまり目離さんといて欲しいなっていうのは思いますね。
――この大会はビッグマッチが揃っていますけど、試合見てるだけでも風音選手のカラーがギラギラ出てるような感じになりますか?
風音 自分ではよく分かってないんですけど自然にそうなると思いますね、絶対。
――4月の那須川天心戦、6月の東京ドームのK-1との対抗戦(黒田斗真戦)に比べたらモチベーションっていう部分ではいかがなんですか?
風音 モチベーションそらめちゃめちゃありますよ、ずっともう上がり続けてますよ。やっぱその一個一個段階踏んで次に繋がってるわけなんで、ここ獲ったらまた何か違うものも見えてくるし、モチベーションはすごく高いです。
――大﨑選手のファイトスタイルとしての印象をお願いします。
風音 あんま変わってないなって思います。
――技術的なものについてはいかがでしょう?
風音 攻撃力とかはそれはみんな分かってると思うんですけど、強いし圧も強いですけど、それぐらいですよね。別にそれ以上何もないかなっていう。
――前回とは別人っていうお話もありますが、大﨑選手の成長度合いっていうのはあまり感じていないのでしょうか?
風音 強くなってるとは思うんですけど絶対僕の方は絶対伸びてると思うし、その差は全然違うんじゃないですかね。
――それはやってきた相手とか試合との向き合い方とかたくさん試合してきたからとか、どういったところからでしょうか?
風音 やってきたこともそうですし、格闘技に懸ける思いが違うっていうところは出るんじゃないですかね。
――以前から世界一になるためにやっているということを言ってますけどそこについてはいかがですか?
風音 今回の試合は落とせないですよね。別にこの先のことを考えてるっていうよりかは、ここに勝ったらまた次が見えてくるっていうわけで絶対落とせないですよね。ここ勝ってRISEの53kgは俺の階級っていうのをみんなに分からせなあかん感じですね。
――この試合に向けてもしくは前回のTHE MATCHが終わって新しく取り組んでいることや意識して練習していることがあれば教えてください。
風音 それはちょっと試合見て欲しいです。
――この試合のテーマを何か一つ挙げるとすると何になりますか?
風音 圧倒じゃないですかね。
――今回タイトルマッチですが、試合前の心境っていうのは普段と変わらないですか?
風音 心境は毎試合毎試合「勝つ」ってだけなんであんま変わらないですね。
――変わらないっていうのは自信とか何か理由とかあったりしますか?
風音 誰にも負けないようなことをやってるんで、そこに関してはどう意識するとかはなくて誰とやっても勝てるようなことを練習してるんでって感じですよね。
――黒田選手と交流があったと思うんですが、そこで得たものとかって何かありますか?
風音 がっつりやったっていうか、対戦した相手がジムに来て一緒に練習してくれるっていうのがあんまりないから、そういう部分で一緒の空間でやってるだけで、例えとしてミットやってるだけでもその人よりも早くバテんのとか見せたくないし、苦しい顔してるの見せたくないし、そういう「負けたくない」って気持ちにこの時期にさせてくれたのは自分的にはすごく良かったですね。
――THE MATCHを見て風音選手のファンになった今までの風音選手を知らない人達にどんな試合を見せたいですか?
風音 僕の中では見ている人の心に響くような試合ができると思ってるんで、そういうのを感じてもらいたいですね。他の人ではあんまり出せないようなところを出せるのが一つの僕の強みだと思うんで、そういうのを感じ取って貰える試合を僕はし続けていくからそこを見てもらいたいですね。
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
風音 RISEの53kgで誰が一番強いかっていうのをはっきりさせてたろうと思ってるんで、目離さんと楽しみに見ててください。よろしくお願いします。
志朗『今の格闘技は巧さだけじゃなくて、強さとかそういった部分も必要』
――今日から急に冷え込んできましたが体調はどうですか?
志朗 1、2週間前にぎりぎりちょっと体調良くないなって時期があって、試合前の選手あるあるだと思いますけど、免疫力が下がってた時期だったんで、ちょっと早めに練習量とか下げて体調は気を使おうかなって思ってます。
――いよいよ4ヶ月ぶりの再起戦が目前に迫ってきましたけど、気持ちはいかがですか?
志朗 気持ち的には楽しみな部分もありますし、大﨑選手も弱い相手ではないし、強い相手なので簡単にいうとハイリスクローリターンな相手ですよね。でもそういう選手と戦ってしっかり勝たなきゃいけないという思いは強いですね。
――会見で「今回巧さだけではなく強さと怖さも見せたい」と発言していましたがその気持ちは変わっていないですか?
志朗 変わってないですし、やっぱり色んな選手と練習して、徐々にそういった動きとか出来てきているので、どれくらい試合でできるかっていうのもありますけど、今の格闘技はやっぱり巧さだけじゃなくて強さとかそういった部分も必要だなって最近感じてきてたので、この機会に是非出したいなって思いますね。
――そうしたら今までの志朗選手と違ったファイトスタイルで挑むという形になりますか?
志朗 変わったって言ってもすごい変わったかって言うとあれなんですけど、でも違った志朗は見せられると思いますし、そこは本当に自分自身楽しみですね。
――どの辺に注目したらいいですか?
志朗 1Rから目を離さないでしっかり見てもらえれば分かると思うんで。パンチのスキルは最近さらに上がったなって思ってるのでそれも活かしたいなって。
――今まで志朗選手のライバルとして存在した那須川天心選手が6月でキックボクシングを卒業しましたが、志朗選手にとって天心ロスはありましたか?
志朗 選手自身はないですけど、やっぱり危機感みたいなのはありますよね。トップだった天心くんが抜けて、この後格闘技界やばいんじゃないかな? って雰囲気があると思うんですよ。雰囲気を変える選手が必要なわけじゃないですか。ロス感というよりはそういう選手にならなきゃダメだなっていう思いは出てきますね。
――でしたら今回の試合は第1弾ってことですね。
志朗 再起戦でもありますし、今の格闘技界の流れにも自分は対応できてるってところを見せなきゃ意味がないと思ってるので本当にその第一弾です。
――明かせる範囲内で構わないんですけど、現在の大﨑孔稀選手を見て注意すべき点、警戒すべき点って何かありますか?
志朗 やっぱりコンビネーションとか一発一発の破壊力はあると思いますけど、戦ってきた相手とか経験値が違うっていうのは自分も思いますし、このクラスに来るのはまだ早いよっていう思いはありますね。
――それは日本だけでなくタイでも幾多の強豪と戦ってきたって自負があるからですね。
志朗 いろんな人と戦ってきましたし、挑戦してきた修羅場の数とかも違うと思うんで、そこが差になるんじゃないかなっていうのはありますね。
――今大会ワールドシリーズということもあってかなりビッグマッチが並んでいますが、その中で志朗選手は自分のどんな色を出したいと思いますか?
志朗 試合以外のパフォーマンスでは勝てないですね、YA-MAN選手とかそこら辺には(笑)。だから自分は本当に試合で魅せたいですね。それしかできないと思うんで、今までだったら巧さが一際だったと思うんで、そこを変えて「強いんだな」って部分を見せれると思うんで、そこを見てもらいたいですね。
――先ほどいろいろな選手と練習したとおっしゃってましたが、言える範囲でどんな選手と練習したんですか?
志朗 世界チャンピオンの拳四朗選手とか井上直樹選手とかとは練習しましたね。
――異分野の選手と練習してみてどんなものを吸収したんですか?
志朗 今回ボクシングスパーとかもやってアマチュアのタイトル獲ってる人とか東洋チャンピオンとか世界チャンピオンとやって、世界チャンピオンと初めてやったんですけど、やっぱり世界獲る人は強いなって。こういう武器あるんだなって、そういうことも知れたので自分にとってすごい収穫になりましたね。
――大﨑選手が志朗選手がTHE MATCHでダウン取られたことによって「倒れないわけじゃない」って自分の自信になったと言ってたんですが、志朗選手は自分は倒れたことに関してどう捉えていますか?
志朗 二度と同じミスをしないようにするぐらいですかね。あと詳しくはあんまり言えないですけど、色々戦う中での癖っていうのがあったので、そう言った意味で高い勉強代になりましたけど、自分の弱いところが見えたなっていうのがあるので、自分に関してはそこまで気にしてはないですね。
――自分の中では原因っていうのは掴めてるんですね?
志朗 原因も掴めて、「それ狙ってきたらこうしよう」とかのパターンも色々考えているので、あんまり不安はないですね。
――「大﨑兄弟とは縁がないと思ってた」とおっしゃってましたけど。
志朗 いや、まだわかんないですよ。まだ計量まで(笑)。
――一時は大﨑兄弟っていうのはもう完全に外して考えてました?
志朗 二人連続でなくなってもう本当にないんだなって思っちゃいますよね。その時にもう本当にないんだろうなって思ってたんで、このタイミングでまさか組まれると思ってなかったんで。
――それでも組まれたらやろうと?
志朗 結果も残してますし勢いもある選手なんで、自分にとっても色々試したいっていうかやらなきゃいけないこともあるので、っていう意味も込めて今回受けましたね。
――大﨑選手はカーフキックを有効的に使ってると思うんですが、カーフキックに関しては志朗選手はどう考えてますか?
志朗 もちろんディフェンスの練習とかもしますしそれに対する練習とかも色々やってるんで、自分的にはそこまで脅威とは思ってないですね。
――先ほど強さ、怖さとおっしゃっていましたが、今までは逆にどんなことを大事にしてきたのでしょうか?
志朗 巧さですよね。簡単にいうとアマチュアボクシングみたいなオリンピック競技のように触らせないで自分だけ触るとか、下がりながら攻撃するとかそういうのを意識してたんですけど、格闘技界の流れがちょっと変わってきたなっていうのをここ1、2年で痛感してきたっていう意味もあって、ちょっと変えなきゃいけないってなりましたね。
――今はもちろん大﨑選手との試合が先にありますが、この先をどう見据えているのかなどがあれば教えてください。
志朗 55kgってやっぱり強い選手が揃っているので、そこでどれだけ存在感を見せつけられるのかなっていうのが、今の自分の最大のテーマだと思ってるので、だからこの試合はすごい大事だなって思いますね。
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
志朗 10月15日は本当に今では巧い志朗だけだったと思うんですけど、今回はしっかり強さを見せてしっかり倒して勝つので応援よろしくお願いします。
対戦カード
第11試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、元WMC日本&ルンピニー日本フライ級王者)※初防衛戦
風音(TEAM TEPPEN/1位、RISE DoA -53kgトーナメント2021優勝)
第10試合 セミファイナル スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEライト級(63kg)1位・元王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級(63kg)10位)
第9試合 62.5kg契約 3分3R(延長1R)
イ・チャンヒョン[チャンヒョン・リー](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級(63kg)3位、元DEEP☆KICK -60kg王者)
第8試合 64kg契約 3分3R(延長1R)
直樹(BRING IT ON パラエストラAKK/RISEライト級(63kg)王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/WMCインターナショナル・WKA豪州・WBCムエタイクイーンズランド州・スーパーライト級王者)
第7試合 女子アトム級(46kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級王者)
ペットルークオン・サーリージム[Petloolaon Sarigym](タイ/サーリージム/タイ国イサーン地方女子45kg級王者、パタヤ・テーパシットスタジアム女子47kg級王者)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISEバンタム級1位、RISE -55kgトーナメント2020優勝、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEフェザー級(57.5kg)10位、BOMバンタム級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/RISEフェザー級6位)
安本晴翔(橋本道場/WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
大雅(TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)※チームドラゴンから所属変更
奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull/RISEスーパーフェザー級7位)
第3試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級2位、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級12位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
第2試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
小川 翔(OISHI GYM/RISEライト級5位、HOOST CUP日本スーパーライト級(63kg)王者、元WBCムエタイ日本統一&REBELS-MUAYTHAIライト級王者)
KENTA(HAYATO GYM/RISEライト級8位)
第1試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN)
吉田亮汰朗(BKジム)
オープニングファイト2 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
星 拓海(IDEAL GYM)
伊藤琉之助(EX ARES)
オープニングファイト1 フェザー級(57.5kg) 3分3R
指田 烈(TEAM TEPPEN)
永松進之介(FJ KICK ASS)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022
日時 2022年10月15日(日) 開場・13:00 オープニングファイト開始・13:15 本戦開始・14:00 終了・20:00(予定)
会場 東京都大田区総合体育館
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 VIP 100,000円 アリーナSRS 40,000円 アリーナRS 20,000円(完売) アリーナS 12,000円(完売) スタンドS 12,000円 スタンドA 7,000円 ※当日500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/