UFC 10.22 アブダビ:修斗ライト級世界王者・西川大和が緊急UFCデビュー。ロシアのムスタファエフと対戦
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「UFC 280: Oliveira vs. Makhachev」(10月22日(土/現地時間)アラブ首長国連邦アブダビ・エティハドアリーナ)で、西川大和(西川道場/修斗ライト級世界王者)がマゴメド・ムスタファエフ(ロシア)とライト級で戦うことになった。西川はMMA 14連勝中、修斗+VTJ 10連勝中の19歳の新鋭で、UFC初参戦となる。
西川は地元北海道のPFC、韓国のTFC、東京のGRACHAN、Fighting Nexus、Road to ONE等の試合を経験し、20年から修斗に上がると、5連勝後の昨年9月、修斗史上最年少の18歳で世界王座を獲得した。かねてより海外進出を目標に掲げ、UFCも当然目標の一つだった。ひとまずはONE参戦を見据え、ONEでは水抜き減量が規制されていることから1階級上のウェルター級で今年3月に試合をし、山田崇太郎と対戦し勝利した。
ONEの開催されているシンガポールに行くには新型コロナウイルスのワクチン接種が必須となっているが、西川はワクチン接種を拒否しており、山田戦直後のマイクアピールでは日本で行われているRIZIN参戦に目標を変更。6月には韓国のチェ・ジウンに1R TKO勝ちすると、「次、RIZINでストラッサー起一選手、僕とやりましょう」とアピールしたが、ストラッサーは7月に右膝を手術し、復帰に時間を要する状態となった。
9月19日の修斗後楽園大会で西川は草・MAXとのスタンド主体の攻防を制し判定勝ちしたが僅差の内容だった。試合後のマイクでは「次、11月(27日の後楽園大会に)出たいんで(主催のサステインの)坂本(一弘)代表、いいですか?まだチャンピオンの器じゃないんで、強くなっていきたい」とアピール。バックステージでも「(那須川)天心選手のように場数を踏んで経験を積んで、練習の動きが試合でも出せるようになりたい」という話をしていたが、いきなりUFCという世界最高峰の舞台のオファーが飛び込んできた。
今回の試合はライト級。9月19日の試合後には通常体重は83kgと話しており、今年3月からの3試合は全てウェルター級。ライト級でも戦うのかという質問に「しないですね。とんとん拍子で試合できない」と拒否する考えを示していた。今回は残り1か月弱で、しかも慣れない海外で70.7kgまで絞り込まないといけないため、コンディション面も気になるところだ。なお、アブダビへの入国にはワクチン接種は不要だという。
UFC初戦の相手・ムスタファエフはMMA 18戦14勝4敗の34歳。ロシアの試合での連勝を経て、15年からUFCに上がり、UFC 5戦3勝2敗。19年4月には現UFCライト級7位のラファエル・フィジエフにバックスピンキックで1R TKO勝ち。20年2月にブラッド・リデルに判定1-2で敗れて以来の2年8か月ぶりの試合となるため、気合十分だろう。その間、20年10月、21年10月にも試合が組まれたが、相手の計量オーバー等で試合中止が続いていた。今回は最初決まっていた相手のジェイミー・ムラーキーの負傷欠場により、西川が代役として相手に決まった。