Krush 9.24 後楽園ホール:初代フライ級王座決定トーナメント勢公開練習。THE MATCHから凱旋、優勝候補の18歳・大久保琉唯「ここで結果を残さないとスターにはなれない」
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Krush.141(9月24日(土)後楽園ホール)の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」本戦に出場する4選手の公開練習のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(公開練習写真:(C)K-1)
第1試合 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKBバンタム級王者)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg優勝)
第2試合 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
大夢[だいな](WIZARDキックボクシングジム)
天馬(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元WMC日本ライトフライ級(48.99kg)王者)
初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
松葉斗哉(昇龍會)
瑞貴(TEAM3K)
第10試合 メインイベント 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
大久保琉唯、初代Krushフライ級王者としてスターへの道を進む!「プレッシャーもありますが、それでも勝たなきゃいけないと思います」
栃木・K-1ジム・ウルフにて、9月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.141」の[初代Krushフライ級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R]で西林翔平と対戦する大久保琉唯が公開練習を行なった。
6月の「THE MATCH 2022」に出場し、見事に勝利を収めた大久保。ビッグイベント出場の反響は大きく「SNSのフォロワーがすごく増えたり、学校の友達からも声をかけてもらった」という。その一方「あんな大きな舞台に立てて勝てたことはうれしかったんですけど、試合内容がよくなかったので、次の試合でいい勝ち方をしたいです」と反省点も多く見つかり、6月以降はその修正に時間を費やしてきた。
「THE MATCH 2022」の次戦は初代Krushフライ級王座決定トーナメントに決まった。「全く(トーナメントのことは)考えてなかったので『まさか!』という感じでした。そういう意味でベルトに絡む試合に出るのは早いかもしれないです。でもプロ3戦目でタイトルがかかる試合に出ることになって、率直にうれしくて楽しみです」と巡ってきたチャンスに胸を躍らせる。
当初、大久保はトーナメント初戦で山脇飛翼と対戦予定だったが負傷欠場。リザーブファイトに出場予定の西林翔平と対戦することになった。西林とは今年2月K-1東京体育館大会でのプロデビュー戦で対戦し、勝利している相手だ。
「1回戦ったことがあるんですけど、前にガンガン来るタイプだと思います」と大久保。過去の勝敗関係なく気を緩めずに準備を続け「決勝はどちら(大夢vs天馬の勝者)が上がってくるかは試合になってみないと分からないですけど、どちらが上がってきても大丈夫なように練習しています」と続けた。
「THE MATCH 2022」出場以上、多くのメディアにも取り上げられて、注目度も上がっている大久保。「(メディアに取り上げてもらえることは)素直にうれしいです。プレッシャーも多少はありますが、そういうなかで勝たなきゃいけない理由がたくさん増えたし、ここで結果を残さないとスターにはなれないと思います」と周囲の期待に応えると誓った。
「タイトルがかかっている試合なので、勝ちにこだわらないといけないと思いますが『THE MATCH 2022』という大舞台で経験したことを出したいと思います。必ずチャンピオンになるので応援お願いします」とファンにメッセージを送った大久保。初代Krushフライ級王者のベルトを獲って、スターへの道の第一歩を歩みだせるか?
西林翔平、根性の番狂わせでチャンピオンになる!「僕は他の選手と比べて才能があるタイプじゃない。気持ちで粘り勝ちます」
福岡・K-1ジム福岡にて、9月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.141」の[初代Krushフライ級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R]で大久保 琉唯と対戦する西林翔平が公開練習を行なった。
当初、トーナメントのリザーブファイトに出場予定だった西林だが、山脇飛翼の負傷欠場により、本戦への繰り上がり出場が決まった。「ちょうど1年前にも急遽試合が決まったことがあって、その時とシチュエーションが似ているなと思います。1年前は結果を残せたので(※2021年9月、Krushで倉田永輝に判定勝ち)、今回もしっかりチャンスを掴んでチャンピオンになります」と燃えている。
西林の前戦は8月のK-1福岡大会、プレリミナリーファイトで虎から勝利を収めた。「K-1福岡大会には3年連続出場なんですけど、3年目でようやく勝つことができて、結果を出せたことに一安心ですね。ここからがスタートだと思っています」とモチベーションは高い。
しかもトーナメント初戦で対戦するのは、今年2月のK-1東京体育館大会で敗れている大久保だ。西林は「スピード、爆発力、キレ…どれもすごかった」とする一方「全く勝てない相手だとは思わなかったし、自分にも勝つチャンスがあると思います。大久保選手は注目されている人気選手だと思いますが、その大久保選手を倒して自分が全て持っていきたいと思います」と打倒・大久保に燃える。
リザーブファイトからの繰り上がりということもあり、西林のトーナメント優勝を予想する声は少ない。西林は「僕は技術・スピード、他の選手と比べて才能があるタイプじゃない。気持ちで粘り勝つ」と根性の番狂わせを掲げた。
「僕が優勝すると思っている人はほぼいないと思いますが、リザーブの選手が本戦に上がって優勝したことは今までないと思うので、僕が優勝したら盛り上がると思っています。こうやってリザーバーの僕にチャンスが来たというのは、お前がチャンピオンになれ!と言われているようなものなので、このチャンスをしっかり掴みます。
僕は技術・スピード、他の選手と比べて才能があるタイプではないので、何としてでも気持ちで持っていく。それしかないと思います。気持ちで粘り勝つ。そういう試合をして勝ちたいと思います。初めてフライ級でベルトをかけたトーナメントをやるということで、その一発目はなんとしてでも獲りたいです。1回戦で一度負けている大久保選手にリベンジして何としてでもベルトを巻きます」
改めて最後に「急遽本戦出場が決まって、何としてでもこのチャンスをものします。絶対に初代フライ級のベルトを腰に巻きます」と意気込みを語った西林。リザーブファイトからの本戦繰り上りでベルトまで辿り着くことができるか?
大夢、俺が最速で倒すフライ級を体現する!「僕はK-1 JAPAN GROUPでフライ級でも倒せることを見せてきた。自分の動きができれば完璧に勝てる」
京都・WIZARDキックボクシングジムにて、9月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.141」の[初代Krushフライ級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で天馬と対戦する大夢が公開練習を行なった。
大夢はこれまでK-1 JAPAN GROUPで3戦3勝2KOとフライ級の中でも抜群の攻撃力を持つ選手として注目を集めている。この日のミット打ちでも破裂音のような音を響かせ、トレーナーの持つミットを弾き飛ばすような強烈なパンチを披露した。
「調子はいいですね。いつどんな時でも戦えるようにと教わっているのでいい感じです」と、既に臨戦態勢で「フライ級って言ったら軽いって思われてるんですけど、軽いだけじゃなくて最速で相手を倒せる階級っていうのを僕が体現していくので楽しみにしていてほしいです」と、Krushらしい激しい攻防に、フライ級らしいスピーディーさも加えた試合内容に注目してほしいと話す。
今回のオファーを受けた時の心境を「フライ級は役者が少なかったので、まだ(トーナメントは)できへんやろなと思ってたんですけど、こうやってすぐ組まれて嬉しかったですね」と話す大夢。「Krushフライ級ができて、僕はK-1 JAPAN GROUPでしっかりフライ級でも倒せるところは見せられていると思っています。前の萩原(秀斗)選手との試合で言わせてもらったんですけど、僕がフライ級にいるので安心してって感じです」と、トーナメント制覇に向けて自信に満ち溢れている。
トーナメント1回戦で対戦する天馬はWMC日本ライトフライ級王座を獲得し、今回がKrush初参戦。天馬の印象を「ムエタイスタイルでいい選手」と評する大夢だが「このリングの怖さを知らないと思うので僕が教えてあげようと思ってます」と一刀両断。外敵を迎え撃つというほどの意識はしていないというが「他団体のチャンピオンと聞いているので楽しみですね」と、気負いは一切なく「自分の動きをしたら完璧にしたら勝てるかなって感じです」と完全勝利を掲げた。
今年8月に開催されたK-1フェザー級世界最強決定トーナメントで準優勝した斗麗、その弟“狂拳”迅とともにWIZARDキックボクシングジムの一員として注目される大夢は、「2人とは昔から一緒に試合よりきつい練習をしてきました。仲間が活躍するのは嬉しいですし、仲間が負けて辛い時は僕も辛い。二人に負けへんぞっていう気持ちです。今、WIZARDって言ったら斗麗・(“狂拳”)迅ってなるかもしれないですけど、その中で一番最初に大夢と言われる存在になっていきたいですね」と自身も新世代を代表する1人になると誓った。
「最速で相手を倒す。フライ級がそういう階級だと実現させていきたい」とフライ級の盛り上がりに意気込む大夢。持ち前の爆発力とスピードで初代王座を戴冠できるのか?
天馬、Krush初参戦&王座奪取に向けてウィラサクレック会長のもとで特訓「僕の攻撃的なムエタイスタイルを見てほしい」
東京・ウィラサクレックジム三ノ輪にて、9月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.141」の[初代Krushフライ級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で大夢と対戦する天馬が公開練習を行った。
今回がKrush初参戦となる天馬はこれまでプロで8戦を行い、他団体でムエタイの王座も獲得した若き実力者。これが初のK-1(Krush)ルールとなるが、これまでの実績もあり、いきなりの王座決定トーナメント出場となった。
所属はウィラサクレック西川口だが、三ノ輪の本部でウィラサクレック会長とともに公開練習に臨んだ天馬は、ウィラサクレック会長の持つミットに重いミドルや鋭いパンチを叩き込んでいく。
天馬が三ノ輪・本部で練習することになったきっかけはKrush参戦が決まったタイミングでウィラサクレック会長から「こっち(三ノ輪)で練習すれば?」と声をかけられたから。天馬は「(会長の指導は)テクニックが多くて、毎日毎日違うことを教わって、いろんなものを吸収させてもらっています」と手応えを感じている。
Krush初参戦、しかもいきなり王座絡みということが発表されると、周囲からも「凄いね!」と多くの反響があったという天馬。K-1ルールも1日2試合もプロとして初となるが、本人に不安な様子はない。
「1日2試合あったら、スネが腫れたりとか、ケガが怖いというのはありますけど、気持ちでどうにかできるんじゃないかと思ってます。Krushルールについても、スパーリングでルールに適したスタイルでやっているので、対応はできるんじゃないかなと思ってます。蹴り足をキャッチしちゃうクセがあったんですけど、スパーリングでもそこは特に注意してやってきました」と、対策の成果に自信を見せる。
準決勝では大夢との対戦が決まっている。大夢はK-1・Krushのフライ級のトップ戦線で活躍する選手だが、天馬からは「大夢選手はパンチも長いし、蹴りもヒザも全部できるので全てに対処しつつ、(自分の攻撃を)当てるところは当てて、効かせられればと思っています。トーナメントではムエタイスタイルは崩さず、攻めてポイントを取っていって、倒せる場面があれば倒して、ベルトを獲ろうかなと。一番自信があるパンチで倒したいです」と、力強いコメントが続いた。
決勝については、大久保琉唯・西林翔平のどちらの対策もしているというが「その時になってみないと分からないですけど、自分がやれることをやって精一杯戦えば勝てるんじゃないかと思っています」と自信の様子は変わらない。
優勝候補と目されている大久保については「一緒に練習しているデンサヤームが大久保選手と同じぐらいの身長なので、いつも対策を練ってスパーリングをやってもらっています。もし対戦することになったら、試合を見てもらえれば分かると思います」と不敵に語った。
ウィラサクレックジムからはゴンナパーをはじめとして、多くの選手がK-1 JAPAN GROUPのリングで活躍している。また9月のK-1横浜アリーナ大会でもタイ人選手の活躍が目立った。その中でのKrush参戦を前に「今は『K-1vsムエタイ』という感じになっているので、ムエタイがナンバー1だということを僕も証明したい」と天馬。
ムエタイの中で特に見せたいものを問われると、「リズムじゃないですかね。自分のリズムを作っていって、相手のリズムにさせないというのがムエタイ。それを見せたいと思います。あと、自分はムエタイスタイルですけど、パンチでも倒せるので、攻撃的なムエタイスタイルを見てほしいです」と意気込んでいる。
最後は「当日は熱い試合を見せられるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」と締めた天馬。Krushフライ級という新しい舞台に乗り込み、ムエタイ旋風を吹かせることはできるか?
対戦カード
第10試合 メインイベント 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第9試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
弘輝(WORLD TREE GYM)
第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
覇家斗[はやと](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
國枝悠太(Never mind)
第7試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
髙橋直輝(若獅子会館/元ACCELバンタム級王者)
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
健介(Jay’s Box)
佑典[ゆうすけ](月心会チーム侍)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
鷹大(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元WPMF日本フェザー級王者、元WMC世界&WPMF日本スーパーバンタム級王者)
桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
板橋武留(健成會)
松本 陸(TAD)
第2試合 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
大夢[だいな](WIZARDキックボクシングジム)
天馬(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元WMC日本ライトフライ級(48.99kg)王者)
第1試合 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKBバンタム級王者)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 初代Krushフライ級(51kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
松葉斗哉(昇龍會)
瑞貴(TEAM3K)
プレリミナリーファイト第1試合 95kg契約 3分3R
木村太地(KBスポーツジム/第12回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス+75kg優勝)
山口翔大(TEAM 3K/RKS&AJKNクルーザー級王者、JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権’18’19重量級優勝)
概要
大会名 Krush.141
日時 2022年9月24日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ。当日PM4:00より販売 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/