K-1 9.11 横浜アリーナ:THE MATCH帰りの金子晃大とカリミアン出場。アビラル、ムエタイ古豪ジョムトーンと激突。Sフェザー級王座決定Tにスタウロス参戦
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K-1 9月11日(日)横浜アリーナ大会の第3弾決定カード4試合と変更1試合が8月3日の東京での記者会見で発表された。
6月のTHE MATCH東京ドーム大会に出場したK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大、クルーザー級王者のシナ・カリミアンがK-1に帰還し、金子は初参戦の13戦10勝(4KO)3敗・ジョーダン・スウィントン(英国)を迎え撃ち、カリミアンはスーパー・ヘビー級(+100kg)で実方宏介と対戦する。なお、出場予定選手に名を連ねていたマハムード・サッタリ(イラン)は練習中の腰の負傷により欠場する。アビラル・ヒマラヤン・チーターはK-1初参戦のムエタイの古豪・ジョムトーン・チューワッタナ改めジョムトーン・ストライカージムと対戦する。
なお、K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント一回戦で横山朋哉(リーブルロア)と対戦予定だったベイリー・サグデン(英国/ISKA K-1ルール世界スーパーライト級王者、元GLORYフェザー級(65kg)3位)が負傷欠場し、代わって、かつて大雅、皇治、武尊、大岩龍矢とも戦ったスタウロス・エグザコスティディスが2年9カ月ぶりに参戦し、横山と一回戦で対戦する。
記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
追加対戦カード
56kg契約 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
ジョーダン・スウィントン[Jordan Swinton](英国/ルック・ボライ)
スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1クルーザー級(90kg)王者)
実方宏介(真樹ジムAICHI/Bigbangヘビー級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキック・ミドル級王者)
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/元ラジャダムナン4階級王者、元WBCムエタイ世界3階級王者、クンルンファイト70kgトーナメント2016準優勝、プロボクシング元東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
tvk開局50周年記念試合 58kg契約 3分3R(延長1R)
西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushフェザー級(57.5kg)王者、K-1甲子園2015 -55kg優勝)
森坂 陸(エスジム)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
スタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ/ナソス/メジロジム/ISKA・WAKO・WKBC世界スーパーフェザー級王者)
スーパー・バンタム級王者 金子晃大がイギリスの超攻撃型ファイターと対戦「チャンピオンらしい試合を見せる。『THE MATCH 2022』で失った信頼と期待を取り戻す」(金子)
第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大が、K-1初参戦となるイギリス・リバプール生まれのアグレッシブファイター、ジョーダン・スウィントンと対戦する。
金子は今年2月のK-1東京体育館大会で第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制し王座戴冠。続いて6月の「THE MATCH 2022」ではRISEの鈴木真彦選手と対戦するが、惜しくも判定で敗れた。その後、K-1での次戦を調整する中で、今回のビッグイベントにK-1王者として登場することになった。
スウィントンはイギリスではムエタイルールを中心に戦ってきたが、ヒジ打ちや首相撲に頼ることなく、荒々しいパンチとローキックで突進するファイトスタイルが信条。まさにK-1向きの選手であり、金子とは噛み合う試合が予測される。
中村拓己K-1プロデューサーはこの一戦の見所について、「金子選手は今回が初の国際戦。タイトルを獲って、大舞台で初の外国人との試合に挑む。持ち前の攻撃力、アグレッシブなファイトスタイルが外国人選手相手にどこまで通用するのか、非常に興味深いカード」とコメント。さらに「同じ大会には、2月にK-1のベルトを争った玖村将史選手も出場し、同じく海外の強豪を迎えうつ形になるが、いまのK-1のスーパー・バンタム級のチャンピオンと、それに次ぐ玖村選手が同じシチュエーションでどんな試合をするのか、注目してもらいたい」と同階級のツートップの試合ぶりに期待を寄せた。
会見欠席のスウィントンからはメッセージが届き、「金子とは激しい打ち合いになると思ってる。この試合で自分の名前を、日本のファンに覚えてもらいたい」と、自身の力を見せつけるべく気合い充分。
迎え撃つ側の金子は、まずファンに対し「THE MATCH 2022」での敗戦を謝罪。そして「本番の日にしっかり、自分のパフォーマンスを持っていける能力が必要。地力をもっとつけないとって思った」と振り返った。
今回の国際戦については「初めてなんで、どんな感じなのか楽しみ」と語り、試合テーマを問われると「相手がイギリス人っていうことで、“イギリス”って感じで」と笑顔を見せた。また、同じ大会で玖村が国際戦に臨むことに対し、「次はしっかり、自分のほうがいい試合をする」と王者らしく宣言。
最後に「信頼と期待を取り戻すためにもコツコツやっていきたい」と語った金子。捲土重来を期して、王者になってから初めてとなるK-1での戦いに臨む。
◆金子晃大
「どーも、金子です。まず、K-1のファンのみなさんに、6月に負けてしまって本当に申しわけないと思ってます。K-1のチャンピオンとして、まだまだふさわしいところを見せられてないので、見せたいと思ってます。
(対戦相手の印象は?)そうですね、ガンガン前に来て、噛み合うかなと思ってます。(「THE MATCH 2022」という大舞台を経験して得られたこと、感じたことは?)ああいう大舞台でできたのは自分の中で経験ですし、もっともっと地力をつけないとなって。そういう意味では経験としては得られたかなと思います。
(玖村選手も出場するが、意識はする?)2月にいい試合をして、自分は(6月に)負けちゃったんで。次はしっかり、自分のほうがいい試合をするって思ってます。(「THE MATCH 2022」を経験したことで、何か自分の中で修正点は?)やっぱ、その日に、本番の日にしっかり、自分のパフォーマンスを持っていける能力が必要だなと思ったのと、地力をもっとつけないとって思いました。
(対戦相手が外国人であることについては?)まあ、初めてなんで、どんな感じなのかなって楽しみです。(外国人はフィジカルが日本人より強いと言われているは?)やったことないので、やってみるって感じですね。(力負けはしない?)しないようにがんばります。(今回の試合のテーマは?)まあ、相手がイギリス人っていうことで、“イギリス”って感じでいきます(笑)。
(チャンピオンとしてどういう試合をしたい?)そこは前から変わらないように、KOしたいと思ってるし。今後、信頼と期待を取り戻すためにもコツコツやっていきたいと思ってます」
◆ジョーダン・スウィントン ※会見欠席のため代読メッセージ
「K-1という最高の舞台で戦うことができてうれしい。K-1チャンピオンの金子とは、激しい打ち合いになると思ってる。この試合で自分の名前を、日本のファンに覚えてもらいたい」
シナ・カリミアンと実方宏介がスーパー・ヘビー級で激突!「1Rで倒したらかわいそうなので、2Rにハイキックで倒す」(実方)
K-1スーパーヘビー級(100kg以上)のスーパーファイトで初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアンvs実方宏介の一戦が決まった。
カリミアンはクルーザー級(-90kg)のベルトを持つが、最近は-100kg以下契約の試合を行い、今回は100kg以上のスーパーヘビー級の戦いに挑む。対する実方は、今年4月のK-1無差別級トーナメントに参戦し石井慧にKO負けしたが、石井の肋骨を折り爪痕を残していた。
中村拓己K-1プロデューサーは「THE 無差別級という戦いを皆さんにお見せできる」と期待を寄せる。ー90kgのクルーザー級、ー100kgのヘビー級、100kg以上無差別のスーパー・ヘビー級と3階級が存在する重量級。今回は、階級を超えた戦いが実現することになった。
実方は、2mと長身のカリミアンに対して「倒しがいがある選手。パネルで横に並んでハイキックが当たると思った。去年の7月左ハイキックで倒したので、今回は右ハイキックでぶっ倒したいです」と一撃必殺のハイキックでKO宣言。バックブローでKOを量産するカリミアンに対して「バックブローをスウェイして、そこにハイキックをぶち当ててやろうかな。1Rでハイキックで倒したらかわいそうなので1Rで肋骨を折って、2Rにハイキックで倒してやろうと思っています」と豪語し、圧勝を誓った。
一方のカリミアンは、現在オランダの名門・マイクスジムで修行中。海外の強豪選手を相手に鍛錬を積み、今回の試合へ臨む。「私は試合に飢えている。相手が誰かは関係ない。とにかくリングに上がって戦いたい。みんなに最高のパフォーマンスを見せて、1RKOで試合を終わらせる」とこちらもKO宣言している。
ド迫力のスーパー・ヘビー級ファイトで勝つのはカリミアンか?それとも実方か?
◆実方宏介
「相手は2mでデカくて、去年写真撮って貰ったのは、初めて2mの人とあって『凄えな』と思って写真を撮ってもらっただけ。それファンだと勘違いしているので、ヒザ蹴りでシナの心を折ってやろうと思っています。
(カリミアンのファイターとしての印象は?)一応現チャンピオンなので強いと思いますが、バックブローの選手ですね。(どのような試合を見せたい?)相手2mあるので、倒しがいがある選手。パネルで横に並んでハイキックが当たるなと思った。去年の7月左ハイキックで倒したので、今回は右ハイキックでぶっ倒したいです。
(バックブローの攻略は?)全部のバックブローを見たんですけど、見切れるかなと思います。バックブローをスウェイして、そこにハイキックをぶち当ててやろうかなと。(カリミアンのバックブロー対策は?)練習したいですが、2mの相手が居ないので、誰か2mの方紹介してほしいです(笑)。(カリミアンの1RKO宣言を聞いて?)1Rでハイキックで倒したらかわいそうなので1Rで肋骨を折って、2Rにハイキックで倒してやろうと思っています」
◆シナ・カリミアン(代読)
「私は試合に飢えている。相手が誰かは関係ない。とにかくリングに上がって戦いたい。対戦相手の実方は私が京太郎と試合をした時に、一緒に写真を撮ってあげた。彼は私のファンだと思う。次はリングの中で一緒に写真を撮って貰えるから彼も喜んでいるだろう。私は今オランダのマイクスジムに特訓に来ていて、世界のトップファイターと練習をしている。みんなに最高のパフォーマンスを見せて、1RKOで試合を終わらせる」
“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンがK-1初参戦!迎え撃つアビラルはKO宣言 「K-1は甘くない。1Rから倒しにいく」(アビラル)vs「K-1ルールは問題ない。目標はK-1の3階級制覇」(ジョムトーン)
スーパー・ウェルター級きっての激闘派であるアビラル・ヒマラヤン・チーターと、ムエタイファンなら誰もが知るスーパースターで、今回がK-1初参戦となるジョムトーン・ストライカージムの対戦が決定した。
2020年12月からK-1に参戦しているアビラルは、木村”フィリップ”ミノルや和島大海とも対戦し、毎回激しい試合で会場を沸かせている。今回は2月の東京体育館大会以来のK-1参戦になる。
対するジョムトーンはラジャダムナンスタジアムで4階級制覇・WBCムエタイ世界王座を3階級制覇という偉業を成し遂げ、さらにプロボクシングでもOPBF東洋太平洋王座を獲得。2015年に無敗のまま、内山高志が当時保持していたWBAの世界タイトルにも挑戦を果たし、ムエタイで世界の頂点に立っただけでなく、ボクシングでも世界チャンピオンクラスの結果を残している強豪中の強豪だ。
中村拓己プロデューサーはこの一戦について、「ジョムトーン選手は、キャリアは長いがまだ年齢も33歳で、体力にも肉体的にも衰えはない。ジョムトーン選手のK-1参戦は日本のファンだけでなくタイ、世界でもニュースになるんじゃないかと思う。アビラル選手にとっては過去最強の相手だが、勝てば大金星になるだけに、どのように戦うのか楽しみ」と大きな期待を寄せた。
ビッグチャンスをつかんだかたちのアビラルは「いままでやってきた相手の中で、最強の相手だと思っている。現チャンピオンよりも強い相手だと思っているので、そこで勝ってタイトルにつなげたい」と、静かな口調ながらも闘志を燃やす。さらに「そんなにK-1は甘くない。ふつうに1Rから倒しにいく」と番狂わせを誓った。
一方、注目のK-1初陣を飾るジョムトーンは「以前、もう試合をするのは辞めようかなと考えた時期もあったんですが、今回このような機会をもらえたので、全力で勝ちをものにしたい」と、新たな戦場に向けて気合い充分。K-1ルールについても「パンチと蹴りは使えるのでまったく問題ない」と貫禄を見せると、目標として「まずは70Kg。そのあとは67kg、65kg、3本のベルトを獲りたい」とアピール。
大会当日はアビラルがK-1の洗礼を浴びせるのか、それともジョムトーンが実績に裏打ちされた強さを見せるのか?
◆アビラル・ヒマラヤン・チーター
「押忍、アビラル・ヒマラヤン・チーターです。最強な相手と試合が決まったんで、サクッと勝って。これで勝ったらデカいんで、必ず勝ちます。(対戦相手の印象は?)キックもできてパンチもできて、最強な相手だと思ってます。
(勝てば大金星だと思われるが、どんな勝ちかたを考えている?)いままでやってきた相手の中で、一番最強、強い相手だと思っているので。自分も現チャンピオンよりも強い相手だと思っているので、そこで勝ってタイトルにつなげたいと思ってます。(ジョムトーン選手はものすごい自信だが、K-1の先輩としての気持ちは?)倒しますよ。そんなに甘くないんで、K-1で。ふつうに1Rから倒しにいくので、楽しみにしていてください」
◆ジョムトーン・ストライカージム
「こんにちは。今回こうして、またリングに帰ってくる機会を持てたことを大変うれしく思ってます。全力で戦いたいと思ってます。以前、もう試合をするのは辞めようかなと考えた時期もあったんですが、今回このような機会をもらえたので、全力で勝ちをものにしたいなと思います。
(K-1参戦が決まっての心境は?)自分がこうしてまた戦う機会ができたというのは、本当にうれしく思ってますので、自分のパンチにしても蹴りにしても、みなさんにお見せしたいと思ってます。それができることがうれしいです。(対戦相手の印象は?)ひさしぶりの試合で、このような背の高い大きい選手と戦うことになったんだなと、あらためて感じました。やはり自分には経験がありますので、その経験の中で大きい選手とも小さい選手とも戦ってきましたので、何も心配することはありません。全力を出し切りたいと思います。
(試合はいつ以来となる?)最後の試合はラジャダムナンでチャンピオンになった試合で、2~3年前だったと思います。
(以前のチュワタナジムから、いまストライカージム所属になってる理由は?)理由はいろいろあるんですけど、タイのアンモー会長がコロナで亡くなって。それでタイで、なかなか試合をする機会が少なくなったというのもあります。その中でいまの日本の会長が、こうして僕が試合に帰ってくる機会を与えてくださったので、今回ジムを変えて参戦になりました。
(肘打ち・首相撲なしというK-1ルールで戦う自信は?)自分は長いあいだ、キックボクシングのルールで戦ってきましたので、K-1ルールで戦うことはまったく問題ないと思ってます。もともとムエタイをやってたんですけど、ここ5~6年ムエタイルールでは戦っていません。K-1ルールは肘が使えないというのが大きいですけど、パンチと蹴りは使えるのでまったく問題ないと思ってます。
(K-1参戦する上での目標は?)もちろん、チャンピオンになることなんですけど、まずは70Kg。そのあとは67kg、65kg、3本のベルトを獲りたいと思ってます」
西京春馬が約3年ぶりの復活!森坂陸と“神奈川対決”が決定「自分の目標=K-1チャンピオンを叶えるために復帰を決めた」(西京)vs「絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいです」(森坂)
-58kg契約で西京春馬vs森坂陸の一戦が決定した。西京は2014年に16歳でプロデビューし、翌年のK-1甲子園-55kgで優勝・第3代Krushフェザー級王者に。2018年の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで決勝進出を果たすも、試合中に両足がつるアクシデントでTKO負けでベルトには手が届かなかった。翌2019年の第3代K-1フェザー級う王座決定トーナメントでは一回戦でアーサー・メイヤーから先制ダウンを奪うも、左足骨折のアクシデントで無念のドクターストップ。その後は怪我の治療のために長期戦線離脱となり、ようやく今大会で約2年10カ月ぶりの復帰戦が決まった。
中村拓己プロデューサーは「いつもSNSで対戦カードを発信すると『西京春馬の試合が見たい』というリアクションが多く、本当に多くのファンが待ち望んでいた復帰戦になりました。8月の福岡大会でフェザー級世界最強決定トーナメントが行われるなかで、西京が復帰するというのも注目ポイント。横浜アリーナの試合を最後に怪我で欠場していた西京選手が横浜アリーナで復活するというのもドラマチックだと思います」と西京の復帰に期待を寄せた。
待望の復帰戦が決まった西京は「怪我をしてどん底に落ちた時に支えてくれた家族、応援してくれた方々のためにまずは喜んでもらいたいと思い、また戦おうと思いました。自分の目標だったK-1のベルトにまだ手が届いてなかったので、K-1のチャンピオンになりたいと思い今回の出場も決めました」と再起を決めた理由とK-1王座への想いを語った。
対する森坂はKrushを主戦場に戦うトリッキーファイターで、昨年12月のK-1大阪大会の斗麗戦以来のK-1参戦。今年に入ってKrushで2連勝している森坂だが、K-1の本戦では未勝利。8月の世界最強決定トーナメントに出場する軍司泰斗、椿原龍矢、新美貴士、斗麗には敗れている。相手の西京はブランク明けではあるが、森坂にとってはトップ選手の壁をここで越えられるかもテーマの一戦だ。会見でも森坂は「誰もが僕が負ける試合だと思っていると思いますが、絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいです。負ける気はさらさらない」と番狂わせに自信を見せた。
なお、今年のよこはまつりもtvk(テレビ神奈川)での放送が決定(放送日時は調整中)。これに伴い、今年開局50周年を迎えたtvkの「今後の格闘技界を担う神奈川県出身の選手を応援する」目的のもと、神奈川県出身・在住同士の一戦となった西京vs森坂を[tvk開局50周年記念試合]として実施することも発表された。
◆西京春馬
「お久しぶりです、約3年ぶりの試合になりました。ずっと声を掛けていただいたのですが、なかなか身体が治っても心が追いつかず、ようやく試合をしたいと心から思えるようになりました。声を掛けていただいたのが、骨折した場所の横浜アリーナだったので運命かなと思い、出させていただくことになりました。以前よりもパワーアップした姿を見せられると思うので、そこの部分も注目して下さい。
(復帰を決めた一番の理由は)怪我をしてどん底に落ちた時に支えてくれた家族、応援してくれた方々のためにまずは喜んでもらいたいと思い、また戦おうと思いました。2つめに、自分の目標だったK-1のベルトにまだ手が届いてなかったので、K-1のチャンピオンになりたいと思い今回の出場も決めました。(8月にトーナメントが開催されるなど、現在のK-1フェザー級戦線の印象)選手から離れて1ファンとしてフェザー級の試合を見させていただきました。日本人全選手、凄くレベルが上がっているという第一印象があります。頭1つ抜けている選手がいなく、みんな強いなと。とりあえず僕もフェザー級でやっていくので、福岡大会のトーナメメントも楽しみに見ます。
(3年間の練習状況は)まず怪我の完治に1年かかって、歩く練習からスタートしました。『こんな調子じゃ復帰もできないな…』と結構メンタルもやられて、1年半は格闘技に携わってなかったのですが、ちょっとずつ弟(西京佑馬)の試合の前に一緒に練習をし始めて、最近になってジムに練習に行くようになりました。スタミナは落ちていたのですが、パワー、スピード、テクニックは自分でもビックリするぐらい落ちていなかったので、また試合をしてみたいと思うようになりました。今の足の状況は大丈夫です。
(怪我したことでスタイルチェンジを考えたことは?)ないですね。僕が試合をしていない期間にK-1の採点基準に関する再定義もあったみたいですが、そこはあまり気にせず自分のスタイルを曲げずにいきたいと思います。。(森坂の『怪我を乗り越えた選手は凄く強くなる』という発言を受けて)僕は怪我が多くていつも身体はボロボロでしたが、心まで折られたことはなかったので、強くなると思います。
(tvk開局50周年記念試合として行われることについて)生まれも育ちも神奈川出身で、横浜もよく遊びに行く街でシンプルに神奈川の選手としてK-1を盛り上げていきたいというのがあり、森坂選手も神奈川出身ということなのでいい試合ができたらと思います」
◆森坂陸
「自分の理想通り、横浜アリーナでの試合を組んでいただき本当にありがとうございます。試合が終わった次の日の夜にオファーをいただいて、地元横浜アリーナで試合ができることが本当に嬉しくて、即決で出ますとお答えさせていただきました。相手はかなりネームバリューのある西京選手で全く文句なしの試合となりました。ずっと横浜アリーナで開催されてから横浜祭りが第一回目の時から出たいと発信していて、今まで出られず、今回3回目のよこはまつりで一つの夢が叶って素直に嬉しいです。出られることだけで満足しているわけではなく、勝たないと意味がないので勝ってタイトルにつなげます。
(試合スパンが短いことについて)問題ないですね。3年前に1年に6回試合をして、その時も1カ月半に1回、2カ月に1回と頻繁に試合をやらせていただいたので、こんな感じで久々なんですが、その時の感覚を思い出すだけで全く問題ないです。(久々復帰の選手に負けられないという気持ちは?)そこはそんなに考えてなかったのですが、復帰戦ということで西京選手は凄く気合いが入っていると思いますし、怪我を乗り越えた選手は凄く強くなると思っていて。僕も眼窩底骨折をして、あれが治ってから、メンタル的に強くなった自分がいました。今回、大怪我と戦って復帰されるということなので、さらに強くなっているんじゃないかなと。油断できないというか、誰もが僕は負ける試合だと思っていると思いますが、絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいなので負ける気はさらさらないです。
(tvk開局50周年記念試合として行われることについて)素直に嬉しいです。地元で試合ができることは凄くテンションが上がりますし、凄く気合いが入りますし、さらにテレビ放映されると聞いて、さらにモチベーションが上がったので嬉しいという言葉に尽きます」
スーパー・フェザー級王座決定トーナメント ベイリー・サグデンが欠場、横山朋哉の相手がスタウロス・エグザコスティディスに変更
K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦で横山朋哉と対戦予定だったベイリー・サグデンの欠場が発表された。
サグデンは本大会においてK-1 JAPAN GROUP初参戦を飾る予定だったが、練習中に右足首を骨折し、全治3カ月の診断を受けた。そのためK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントを欠場。代打としてスタウロス・エグザコスティディスのトーナメント出場が決定した。
スタウロスは2017年9月にK-1 WORLD GPへ初参戦。当時K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅から3度のダウンを奪う快勝でインパクトを残した。その後2018年3月の「K’FESTA.1」において第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに参戦。武尊との壮絶な打ち合いの末敗退するも、武尊にダウン・KOを許さなかったタフさを披露しK-1のリングに名を刻んだ。2019年12月の大岩龍矢戦を最後にK-1のリングから遠ざかっていたが、今回サグデンの代打として2年9カ月振りの復帰が決定した。
◆横山朋哉
「武尊選手もKOできなかったスタウロス選手を僕が倒すことによって、みんなが僕の実力を認めてくれると思います。なので1回戦からKOで倒して優勝します」
◆スタウロス・エグザコスティディス(代読)
「K-1よこはまつりというビッグイベントで、再び大好きな日本のファンの前に立つことができるのを本当にうれしく思っている。対戦相手の横山はベルトのかかったトーナメントの8人に選ばれているという時点で素晴らしい選手だと思っている。トーナメントの決勝では、一度敗れている大岩龍矢にリベンジしたい。同じギリシャのマイク・ザンビディスも巻くことができなかったK-1のベルトは、自分が長い間夢見てきたもの。必ず今回のチャンスを自分のものにする」
◆ベイリー・サグデン(代読)
「怪我でトーナメントを欠場することになり、本当に残念で言葉にならない。一日でも早く怪我を治し、さらに強くなって戻ってくる。そして日本のK-1ファンに私の実力を見せられる日を楽しみにしている」
マハムード・サッタリが腰の負傷により欠場
本大会への出場が発表されていた予定だった第2代Krushクルーザー級王者マハムード・サッタリの欠場が中村拓己プロデューサーより発表された。
サッタリは8月に入ってからの練習中に腰を負傷。医師により全治1カ月と診断された。そのため9月11日開催のK-1よこはまつりへの出場を断念。本会見において正式に欠場が発表された。
サッタリは会見に向け「いつも応援していただいてるファンの皆様へ。練習中に怪我をしてしまい、9月11日の試合に出場することができなくなってしまいました。私のKOショーを楽しみに待っていたファンの皆様、本当にごめんなさい。しっかり治して、最高のKOショーをお見せしたいと思います。期待して待っていてください」とコメントを寄せている。
対戦カード
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/王者、K-1 -63kg日本トーナメント2010優勝、WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者)※初防衛戦
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、Krush同級王者、元Krushライト級王者
スーパー・ウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍/K-1スーパー・ウェルター級王者)
メレティス・カコウバヴァス[Meletis Kakoubavas](ギリシャ/クリティコスキャンプ/ICO Infusion欧州・FFC・KGP70kg級王者、IFP 72kg級王者)
スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1クルーザー級(90kg)王者)
実方宏介(真樹ジムAICHI/Bigbangヘビー級王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
ジョーダン・スウィントン[Jordan Swinton](英国/ルック・ボライ)
56kg契約 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第3代K-1スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント2022準優勝、元Krushスーパー・バンタム級王者)
コンペット・シットサラワットスア[Komphet Sitsarawatser](タイ/シットサラワットスアジム/元ルンピニー認定バンタム級&フライ級王者、元プロムエタイ協会ライトフライ級王者、元BBTVフェザー級・フライ級・ライトフライ級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者、元Bigbangスーパーライト級王者)
小嶋瑠久(PURGE TOKYO)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキック・ミドル級王者)
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/元ラジャダムナン4階級王者、元WBCムエタイ世界3階級王者、クンルンファイト70kgトーナメント2016準優勝、プロボクシング元東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
tvk開局50周年記念試合 58kg契約 3分3R(延長1R)
西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushフェザー級(57.5kg)王者、K-1甲子園2015 -55kg優勝)
森坂 陸(エスジム)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
75kg契約 3分3R(延長1R)
松倉信太郎(team VASILEUS/WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangライト級王者)
アダム・ブアフフ[Adam Bouarourou](モロッコ/チームファイトセンターワン/ISKAオリエンタルルール世界ライト級王者、WKU世界&TAKEDOWN FCスーパーフェザー級王者)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/元Krush同級王者)
アヤブ・セギリ[Ayoub Seghiri](スペイン/カイゼン・ファイトクラブ・ボリアナ/ISKAインターコンチネンタル・ライト級王者、WKLスペイン62kg級王者)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風(WLF)60kg級王者)
ナックロップ・フェアテックス[Nakrob Fairtex](タイ/フェアテックスジム/タイBBTVライト級2位)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
スタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ/ナソス/メジロジム/ISKA・WAKO・WKBC世界スーパーフェザー級王者)
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
※卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級王者、元ISKA世界スーパーライト級王者)引退セレモニーも実施
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~
日時 2022年9月11日(日)開場・12:30 開始・13:00(予定)
会場 横浜アリーナ
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(9月12日(月) 11:30~20:00)
チケット料金 ロイヤル100,000円 センターSRS 60,000円 センターRS 35,000円 センターS 18,000円 アリーナS 18,000円 アリーナA 10,000円 2階スタンドA 10,000円 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/