RISE 5.29 後楽園ホール：宮﨑小雪「寺山日葵選手を超す選手になれたら」「Krush王者の菅原美優選手とやってみたい」×小林愛理奈「自分がベルトを取った方がRISEを盛り上げる自信がある」

　RISE 158（5月29日（日）後楽園ホール）のRISE QUEENアトム級（46kg）タイトルマッチで対戦する宮﨑小雪（TRY HARD GYM／王者）と小林愛理奈（FASCINATE FIGHT TEAM／1位）が公開練習を行った。その際のインタビューがRISEから届いている。試合順も発表され、この試合はセミファイナルとなった。（写真提供：RISE）

　　

宮﨑小雪『寺山選手を超すぐらいの選手になれたらなと』

　　
――試合まであと少しとなりました。現在のコンディションはいかがでしょうか？
宮﨑　そうですね、いい感じに疲労が溜まってますが、減量もすごいいい感じです。
あと少し追い込みを頑張って最高の状態でリングに上がることができると思います。

――昨年3月に獲ったタイトルで今回が初防衛戦です。プレシャーはどうでしょうか？
宮﨑　なんかあまりそういうプレッシャーとか全然感じてなくて、自分でもびっくりするぐらい平常心です。普通の試合と変わらないような感覚なので良い精神状態で挑めるんじゃないかなって思います。

――そしたら防衛戦っていう、守らなきゃいけないという部分はあまり感じてないですか？
宮﨑　あんまり無いですね。守らなきゃいけないとか、行かなきゃいけないとかそういう気持ちになると絶対良くない動きになるだろうなっていうのは自分で思ってるんで。
だから平常心というか、何があってもぶれないようにっていうのは常日ごろ心がけてはいますね。

　　
――今回、挑戦者になる小林選手とは昨年と一昨年に対戦してますけど、以前と最近の何か印象の違いとかありますか？
宮﨑　試合を見てやはりパンチが強いというか、パワフルになってるなっていうのは実感するし、パンチだけじゃなくて蹴りとかの技術技術も多少上がってるのかなっていうのは最近の試合見てて結構思いますね。

――戦ってみた時もそのパンチ力っていうのは他の選手であるなっていうのは感じたりはしますか？
宮﨑　そうですね。今まで戦った選手の中で一番小林選手がパンチ力があるなと私は思ってますね。

――最近の小林選手の試合を見て、さっきキックの話もありましたけど、（前より）強くなってるなっていうのは実感は有りますか？
宮﨑　自分が強くなってるぶん相手も確実に強くなってるし、まあ練習してれば弱くなる訳がないんで、成長してるというか、強くなってるっていうのは思いますね。

――先ほど公開練習の時に見せたのがパンチのみでしたけど、その辺って何か意識してるところはあるんですか？
宮﨑　特にこれといった理由はないんですけど、でも相手がパンチ得意なんで相手は結構パワｰのあるパンチだと思うんですけど、私はパワｰじゃなくて技術のあるパンチで見せれたらなっていうのはありますね。スピードで対抗したいですね。

――今回もカウンターとかも見せながらの戦い方になりますか？
宮﨑　そうですね、向き合ってみないとどうなるか分からないですけどそういう展開になるのかなとは思いますね。

――今回最も警戒しているところはありますか？
宮﨑　やっぱりパンチが一番強いと思うんでパンチを警戒してるんですけど、4オンスになって初めて戦うのでそこがどう響くかなっていうのはありますね。

――小雪選手は4oz（オンス）使いましたよね？　実感としては今まで（6oz）と違う所は有りますか？
宮﨑　私はあまり自分が打つ分にも打たれる分にもその6ozの時と全然変わらないなとは思うんですけど、姉の若菜が言うにはなんか全然違うって言います。階級の差なのか分からないですけ私はあまり変わらないなというかその違いは分からないですね。

――これまでの試合で違うところで言ったらタイトルマッチなので3ラウンドじゃなくて5ラウンドになるっていうところだと思うんですけど、その辺は試合の作り方とかどの様に考えてますか？
宮﨑　5ラウンド経験している人と、経験していない人の差は結構大きいと思います。私は一回経験して、ペース配分だったり5ラウンドのキツさだったり体力面もそうですけど、精神的な部分もあると思うので、一回経験したことを生かして戦えればなっていうのは思ってます。

――今回スタミナとかも結構大切になってくると思うんですけど、重点的に練習とかメンタルの部分で調整したり強化した部分ってありますか？
宮﨑　特別な練習をしているわけではないんですけど、試合が決まる前から以前より練習量が増えてたので、最近は練習の質を重視することをやっています。

――今回の試合では小雪選手の試合でどんな所に注目して欲しいという所はありますか？
宮﨑　パワー対スピードみたいな感じの展開になるのかなとは思うので、スピードや技術が自分の持ち味だと思うので、前回より成長した姿やチャンピオンとして見せるべきところとか、山場を作れたらいいなとは思いますね。

――今回の試合でポイントとなるところは自分で何か考えてますか？
宮﨑　ラウンド数もありますしスタミナ、経験値。5ラウンドやったことないところとか出てくると思うんですけど、ラウンドの使い方、ペース配分、リングの使い方とか全てがポイントになります。ひとつでもミスったら結構やられるとは思ってるので完璧な試合を目指して、やってきたことをやるだけです。

――試合後、初防衛戦をクリアした後なんですけど小雪選手が次やりたいことはありますか？
宮﨑　目の前の試合が一番大事だと思ってるんで、目の前の試合に勝たないかぎり何もいう事はできないですけど、最終的にはもっと強く、有名になって色んな人に格闘技の魅力を知ってほしいなっていうのがあります。日本だけじゃなくて海外の選手とも戦ったことないから戦ってみたいし、いずれ階級を上げて二階級制覇とかも面白そうだなっていうのは思ってますね。

――海外の話しが出てましが先日小林選手がGLORYに挑戦しましたが。
宮﨑　海外はすごい強いなっていう印象が単純にあって、愛三選手も強い選手だと思ってるので愛三選手のレベルでKOをされてしまうのかと思ったときに、自分ももっと強くならなきゃ駄目だなと思ったし、（自分が）なんかすごい弱いなって思ったんで、海外に挑戦していきたいなっていう気持ちは強いですね。

――やはり今の体重ぐらいだとタイ人選手とかが結構中心になってくると思うんですけど、その辺はもうどこの選手とか問わず戦ってみたいですか？
宮﨑　あまりこの国の選手が良いとかはないです。空手の時も含めて外国人の選手と戦ったことがないので体の強さだったり、生まれ持ってるものとか育った環境とかも違うし、そういう選手と戦ってみたいなっていう気持ちはありますね。

――先日、寺山日葵選手が引退しました。チャンピオンが一人欠けてしまったっていう状態ではありますけど、小雪選手はまだ若いチャンピオン（19歳）としてRISEの女子を引っ張っていく意識ではどうでしょうか？
宮﨑　そうですね、寺山選手は2歳しか年が違わない中で女子を引っ張って行った選手だと思うし、RISEだけじゃなく他の団体の選手からも注目されるような選手でした。その寺山選手を超えられるぐらい自分が引っ張っていけるような存在になれたらと。実力の面だったり試合内容だったりっていうのは自分ではまだまだなので、寺山選手にまずは近付けるように頑張っていずれ寺山選手を超すぐらいの選手になれたらなとは思っています。

――6月にメガイベントのTHE MATCHがある中で、K-1との対抗戦みたいなカードが組まれている中で、現時点で女子のカードっていう発表がないですが、そのご自身なんかこういったイベント例えばVS K-1とかそういったことに興味がありますか？
宮﨑　凄くありますね。THE MATCHで女子選手が組まれるのかどうかは分かんないですけど、組まれないんだったらこう逆に女子だけの対抗戦とかをやってみたいなとも思うし、凄い盛り上がると言うか、その今だからこそできることだと思うんで、女子だけのRISE対K-1だったりっていうのも面白そうだなとは思ってます。

――その中で何か具体的に誰か興味がある選手とかいますか？
宮﨑　Krush王者の菅原（美優）選手とやってみたいなっていうのは思いますね。同じ階級なんで興味はあります。

――今回初防衛した後オフな状態もあるかと思うんですけど、何かこう言うオフの過ごし方をしたいとか何かありますか？
宮﨑　減量中なのでおいしいものを食べたいなって。

――例えばどういうものを食べたいですか？
宮﨑　今はなんかミスタードーナツの食べ放題に行きたいですね。甘いものが結構好きで減量中も一口ならいいかなとか思って、あのお姉ちゃんが食べてる物を勝手に一口もらったりしてるんですけど、幸せな時間は一瞬なんで、食べた後に後悔するんですけどその分頑張ろうって思いますね。

小林愛理奈『自分がベルト取った方がこれからも面白くなる』

　　
――練習を見させていただいたんですけどかなり調子良さそうに見えますね。
小林　はい、めちゃめちゃ良いです。

――左のリードからの右ストレートが非常にキレがあるように思いましたけど、自分ではいかがですか？
小林　パンチもいい感じでキレてますね。

――今年の1月の衝撃的なKOからさらにパワーアップしたって感じがありますか？
小林　はい、だいぶパワーアップしています。

――自分でどういうところがパワーアップしてるっていうことを感じますか？
小林　パンチ力も勿論なんですけど、今回フィジカルを増やして体幹も良くなったと思いますね。

――最初に挑戦者としてタイトルマッチに出るっていう話を聞いた時にどんな気持ちになりましたか？
小林　もともと（挑戦者は）自分やろなって思ってたんですけど、いざ決まったっていうのを（チームの代表の原口）健飛君から聞いた時に何かワクワクというかめちゃくちゃテンションが上がりました。

――小林選手にとっては今回が初の5ラウンドマッチになりますがどうですか？
小林　しんどくなるやろなって思ってはいますけど、5ラウンドフルで戦えるように練習はしてきてるので自信持って挑んでいきます。

――現時点では5ラウンドになっても体力、スタミナが落ちない自信がありますか？
小林　やってみないとそこはちょっと分からないですね。

――現状でチャンピオンの宮﨑選手はどんな風に見てますか？
小林　やはり46kgでは飛び抜けてるなっていう、強いですね。

――過去2回戦ってるじゃないですか？　残念ながら2回とも負けてますけどその辺はどういう糧にして今回挑もうとしていますか？
小林　2回負けてるって言われるんですけど、過去なんでそこはあまり考えてないですね。今回は圧倒して勝てばいいかなって感じで。

――それでは今回は圧倒して勝つって自信がある訳ですね、作戦もバッチリ？
小林　坂田（実優）がばっちり考えてくれました。

――さわりだけでも教えてもらえませんか？
小林　1、2回目負けてるじゃないですか。（当時は）技術もなかったし作戦というかもう技術はつけましたね。はい、それだけです。

――小林選手というと以前のインタビューでは非常に沢山ご飯を食べるっていうエピソードがほのぼのしてて良かったと思うんですけども。このタイトルマッチに向けてもご飯をたくさん食べてますか？
小林　今までで1番練習量が多くて、今回減量まだしてないんですけど、ほぼ契約体重ぐらいで、しっかりご飯も食べれてるんで焼き肉とか週に何回か行ってます。

――1日ご飯どれぐらい食べてるんですか？
小林　今はそんなご飯だけ爆食いっていうのはしてないですね。バランス良い食事というか、一応考えて。

――原口選手からどんなアドバイスをもらってますか？
小林　向こうは技術が多いんで、自分が強くしないといけない場所とか教えてくれました。当たるコンビネーションとか健飛君自身も忙しいと思うんですけど、その間でも教えてくれたりとかして。

――でしたらもう決戦当日、自分がチャンピオンベルトを巻いて右手を上げられてる姿を想像してますか？
小林　そうですね毎日寝る前にしてますね。。

――最後にRISEファンの皆さんにメッセージをお願いします。
小林　今回はチャンピオンとタイトルマッチが決まったんですけど、自分がベルト取った方がこれからも面白くなるしRISEも盛り上げる自信があるので試合に期待して下さい。絶対倒すので応援よろしくお願いします。

対戦カード

第10試合　メインイベント　第3代RISEウェルター級（67.5kg）王座決定戦　3分5R（無制限延長R）
中野椋太（誠至会／1位、S1世界＆WBCムエタイ日本統一同級王者、元NJKF同級王者）
稲井良弥（TARGET／3位、DEEP☆KICK-70kg王者）

第9試合　セミファイナル　RISE QUEENアトム級（46kg）タイトルマッチ　3分5R（無制限延長R）
宮﨑小雪（TRY HARD GYM／王者） ※初防衛戦
小林愛理奈（FASCINATE FIGHT TEAM／1位）

第8試合　ミドル級（70kg）　3分3R（延長1R）
憂也（魁塾／RISE 3位、元DEEP☆KICK -65kg王者）
J（TSK japan／WMCインターコンチネンタル＆BOMミドル級王者）

第7試合　ライト級（63kg）　3分3R（延長1R）
木村“ケルベロス”颯太（心将塾／11位、DEEP☆KICK -65kg王者）
麻火佑太郎（PHOENIX／スーパーライト級6位）

第6試合　スーパーライト級（65kg）　3分3R（延長1R）
チャッピー吉沼（フリー／7位）
稲石竜弥（Team OJ／ライト級9位、元Bigbangライト級王者）

第5試合　フェザー級（57.5kg）　3分3R
松井大樹（MEIBUKAI／Stand up King of Rookie 2021 -55kg級優勝）
HAYATO（CRAZY WOLF）

第4試合　フェザー級（57.5kg）　3分3R
山科直史（極真会館）
松永　隆（新宿レフティージム）

第3試合　バンタム級（55kg）　3分3R
伊東龍也（HAYATO GYM／Stand upアマチュアAクラストーナメント−55kg級優勝）
羅司［らいぜ］（TEAM TEPPEN／2021年RISE Nova全日本大会−60kg級優勝）

第2試合　フライ級（51.5kg）　3分3R
酒寄珠璃［さかより しゅり］（ドージョー☆シャカリキ／第284回新空手道交流大会K-2トーナメント軽軽量級優勝）
平山龍馬（サクシードジム team EXCEED）

第1試合　女子44kg契約　3分3R
西原朱花［あやか］（TEAM TEPPEN）
風羽［ふう］（龍生塾ファントム道場）

概要

大会名　RISE 158（ライズ ハンドレッドフィフティエイト）
日時　2022年5月29日（日）　開場・17:00　開始・17:30
会場　後楽園ホール
中継　ABEMA（生中継）
チケット料金　SRS席 15,000円　RS席 10,000円　S席 7,000円　A席 5,000円　※当日は500円プラス　※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売　チケットぴあ　イープラス　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　RISEクリエーション　03-5980-7409　https://www.rise-rc.com/