RISE 4.24 後楽園ホール:AKARI、vs宮﨑若菜3は「前回以上にわからせる」|erika♡「首相撲に頼らず勝つ」×大倉萌「どっちがどれぐらい水に潜っていられるか」|尾道の17歳・空龍「いつも通りが一番大事」
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RISE 157(4月24日(日)後楽園ホール)に出場するAKARI、erika♡が公開練習を行った。その後のインタビューをまとめたレポートがRISEクリエーションから届いている。また、大倉萌と対戦するerika♡、田丸辰と対戦する空龍のインタビューも届いた。
第10試合 メインイベント 初代RISEフライ級(51.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)4位・元王者)
空龍[くうりゅう](空修会館)
第9試合 セミファイナル 初代RISEフライ級(51.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
数島大陸[りく](及川道場)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/DEEP☆KICK -51kg王者)
第8試合 第2代RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/1位)
AKARI(TARGET/3位)
第7試合 第2代RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
erika♡(SHINE沖縄/2位)
大倉 萌(大道塾吉祥寺支部/4位)
AKARI『宮﨑選手も私の手の内分かってると思うけど、前回以上に分からせてやらないといけない』
――今日公開練習の動き見る限り非常に調子は良さそうですね。
AKARI はい、だいぶいいです。
――ミドルキックとか見てたら以前よりもちょっとパワーとか増したんじゃないですか?
AKARI そうですね結構フィジカルもやってきたのでそのお陰もあるかなとは思います。
――やっぱり前回の試合からやっぱりフィジカルなりいろんな練習方法を見直して今日に至ったって感じですか?
AKARI 主にやっぱりフィジカルが足りないなって思ったんで重点を置きつついい感じのバランスでやってきました。
――フィジカルは週何回ぐらいやってたんですか?
AKARI フィジカルは週4ぐらいでやってました。1回で1時間から1時間半ぐらいでやってました。
――自分でもだいぶもう身体が変わったっていう認識がありますか?
AKARI 何て言うんですかね、はまるじゃないけどスパーとかやってる中でもできなかったことができるようになったりとか自分の中で成長は感じられたんでそこは良かったなって言うか、それを出せて見てもらえたら良いなと思ってます。
――例えばパワーの面だったらどの辺が自分の一番アップしたと思いますか?
AKARI 全体的に自分の中では打ってる感覚も今までよりも全然いいんで本当に自分の中でも成長を感じています。
――本当偶然ですけど今日本人がSNS発表してましたけど神村さんがご妊娠でAKARIさんのセコンドにつけないとあったんですけど、今までずっと付いてくれてた大先生がセコンドに付かないってことはどうですか?
AKARI 結構前々からつけないかもみたいな話は聞いてたんで、別に大きな変化じゃないけど気持ち的な変化は特にないし尚更やってやろうって思います。
――もう既に神村先生からは当日やるべきこととか戦術は現時点で授かってる感じですか?
AKARI スパーリングの映像を見せたりコミュニケーションをとってたんで、後は自分で考える力と臨機応変に対応するっていう力が今回求められてくるんじゃないかなと思います。
――自分で考える力っていう部分はいかがですか?
AKARI 以前よりやっぱり頼る場面が少なくなったからこそスパーリングの中でも考えれるようになったのはあるんでそこは自分の中での成長でもあるかなって思います。
――今回のトーナメントの準決勝は宮﨑若菜選手と3度目の戦いになりました。
AKARI そうですね、年1若菜ちゃんでやらせてもらってるんですけど(笑)。宮﨑選手の公開練習の記事を読んで正直またかって思ったみたいなのを見て「はっ?」て思って。なんかそれぐらいの気持ちなんだっていうのは正直思っちゃいました。
――AKARI選手から見たらまだ気持ちが足りないってことですか?
AKARI うん、なんかここで負けたら終わりって言ってる割には「最初そういう気持ちだったんだ、へー」みたいな感じでしたね。何がしたいのか良く分からないというか別にSNSも発信してる訳でもないし、チャンピオン決まるのになって思いますよね。
――過去2回やってますから相手の出方とか癖とかってのはだいぶ分かってると思いますけど、過去2回の試合と比べて今回どんな試合になると思いますか?
AKARI 宮﨑選手も私の手の内分かってると思うんで、だからこそ私はもっと成長したところを見せて本当に前回よりもっていつも言ってますけど(笑)、本当に前回以上に分からせてやらないといけないなって思ってます。
――今回SNSの発信もわりと控えめだと思うんですけどその辺は意識してるんですか?
AKARI 本当ですか?でも結構自分の中では言ってるつもりなんですけど、なんせ乗ってくれないんで誰も。誰も乗ってくれないし誰もアンサーしてくれないのでなんか寂しいですよね。ファンの方は分からないままで終わってしまう、この初戦終わってしまうって考えたら「もっとやる気出せや!」って思いますよね(笑)。
――春高校ついに卒業いたしました、そのご気分はいかがですか?
AKARI 制服は着れなくて寂しいです!(笑)
――今はフルタイムファイターなんですか?
AKARI そうですね、でも基本的に生活は変わらずって感じですね。自由な時間が増えて学校に行かなくていい時間が増えたので、その時間でフィジカルやったりとかそんな感じです。
――じゃあ今はもう24時間格闘技に?
AKARI 練習が終わるまでは格闘家としてやらせてもらってます。
――ちなみにそのフィジカルトレーニング以外に学業で使わなくて良くなった時間を使ってこういうことしてるみたいのあります?
AKARI ボクシングのスパーリングに行かせてもらったりとかあとは本当にサウスポーの選手とスパーさせていただく機会が多くなったかなって感じですね。
――宮﨑選手がerika♡選手に勝ってるっていう部分があるじゃないですか。その部分に関しては評価されてますか?
AKARI あれを勝ちと言っていいのか私は分からないなって思っちゃったのが正直なんですけど、でも勝ったっていう事実があるのは変えることできないんで、そこで私が勝てばそれでいいかなとは思ってます。
――AKARI選手が負けた相手に勝ってるっていう部分に関してやっぱり気が引き締まるっていうのはありますか?
AKAIR 宮﨑選手もフィジカルの部分だったりとかパワーとかの部分で成長しているのは分かるので、別に気を抜いてるとか勝ってるからとかそういう気持ち一切ないので自分が挑戦者のつもりで、いつもチャレンジするつもりでやるつもりです。
――その2回勝ってるっていう部分で人間だから、油断だとか慢心だとかそういうのはない?
AKARI 今回テーマが「慢心しない」なんで常に危機感を持ちつつ自分の置かれてる立場だったりとか期待してもらってる分危機感を持って常に向き合ってるつもりではあります。
――ちなみにフィジカルトレーニングをやる中で今までのようにスイーツは食べたりとかしてるんですか?
AKARI リアルに1か月ぐらいアイス食べてなくて。それぐらいガチなんですよ。それぐらいガチで身体変えていこうって思ってるんでちょっと期待してください。
――これはいつ解禁するんですか?
AKARI 計量終わってからエリカ先生と相談しつつ一個ぐらいならいいかなとは思ってます(笑)。
――計量終わったらやっぱ食べたい?
AKARI 食べたいですね。
――試合後までは待てない?
AKARI 試合後まで…待てるかなー? 多分待てないかもしれない(笑)。
――今回3度目っていうことでさらに内容が求められると思うんですがAKARI選手的にはどういう風な形で決着をつけたいですか?
AKARI 自分の中では倒しきるのが理想なんで勝ちに徹するとかじゃなくて本当に常に上を目指していきたいって思ってるし、このままじゃ駄目だって思ってるんでやっぱり本当に理想はKOする、倒し切るっていう試合ですね。
――前回とは違う自分を見せられるっていう自信もある?
AKARI そうですね、見せなきゃいけないなって思ってます。
erika♡『勝つことに集中して練習毎日必死に頑張ってます。もう絶対落とせないんで』
――今皆さんTシャツですけど4月の沖縄はもう夏寸前って感じですか?
erika♡ そうですね、夏みたいです。
――もう体重も本当にいい感じで落ちるんじゃないですか?
erika♡ はい、いい感じで落ちてます。汗めっちゃかきます。でもまだ夜は寒いですよ。
――こないだビーチみたいなところでトレーニングしてましたけどあれはジムの近くなんですか?
erika♡ 違います、遠くです。遠くの渡嘉敷島です。
――島でミニキャンプして走ってたって感じなんですか?
erika♡ そうですね、あっちの近くのところ海のそばに泊まって、あの時は(夜勤)明けで行ったんですけど3回走りました、帰る日も含めて。
――だいぶ気分転換といい感じで体の方は仕上がりました?
erika♡ 坂がめっちゃ長くて、もう果てしない坂がいっぱいあるし多分山のところに道路作ってるんで、だけど空気は美味しくて景色良いから頑張れるみたいな感じでとっても良かったです。
――この間地元のクリエイターの有志の方々がerika♡選手の応援のPVを制作してくれてましたよね?
erika♡ 応援したいってことでやってくださっていたビタメロ(bitter melon)の作ってくれたデザイナーさんの繋がりで、それでその方もやってくれるって話で映像を撮ってくださって。もっと応援してくれる人が増えたら嬉しいってことでかっこよく撮ってくれました。
――地元のクリエイターからバックアップしてもらえるっていうのはどんな気持ちになりました?
erika♡ もうめっちゃ嬉しかったです。すごく何かまた違った自分を見れたというか、嬉しかったです。
――もう心身ともにかなり整った上で今回の大倉萌戦に臨むことができますね。
erika♡ あ、もうそれですね。ばっちしです。
――今回トーナメントの準決勝ってことですけどその前に一つ聞きたいのは、チャンピオンだった寺山日葵選手が突然引退してしまいましたけどニュースの第一報を聞いたときどんな気持ちになりました?
erika♡ すごいお若いので衝撃だったんですけど、欲を言えば戦って勝ってベルト巻きたかったっていうのがあったんですけど、本人の気持ちを考えるともうそんなことではないなと思ったので、また新しい人生を謳歌してほしいなと思ってます。
――王座返上となってすぐに空位となった王座を王座決定トーナメントをやることになってすぐにエントリーが来た時にはどんな気持ちになりました?
erika♡ 前回負けてしまって「あぁまた遠のいた、こんなところで嘘でしょ」って思って結構ショックで落ち込んでたんですけど、またお声かけいただいたのですぐに気合を入れて練習に没頭することができました。本当にありがたかったです。ちゃんとRISEさんでの戦い方をミッチリ練習してやってきたので、それでちゃんと喜ばれる戦い方をして勝つっていう目標を掲げて毎日必死にトレーニングしてます。
――2月の宮﨑若菜戦はやっぱりRISEのルールにまだ完全にアジャストしてないんじゃないかっていう部分がちょっと見え隠れしたまま負けてしまった感じがありましたけど、今改めて振り返ってみるといかがでした?
erika♡ そうですね、もうしょうもない試合したなと思ってます。反省ばかりです。もともと自分の試合あんまり好きじゃないんですけど、さらに嫌いになったので、頑張っていっぱい強くなんなきゃみたいな。めっちゃ本当に落ち込んでしまって。だけど逆に自分の中で新しいスイッチがまた入ったというかその新たな気持ちで頑張ってもう首相撲を捨ててみたいな感じになったんで逆に良かったんじゃないかなと思ってます。本当にきっかけ作ってくださったんでまた集中して頑張れてます。
――今までerika♡選手といえばやっぱり首相撲がトレードマークでしたけどあえてそれを封印する、卒業するっていう意気込みですか?
erika♡ もちろんそれで行きます。とか言って(笑)言っちゃったけど、その練習をいっぱいしました。
――今回の対戦相手の大倉萌選手の選手の印象としてどうですか?
erika♡ 強いし上手いですよね。攻撃も多そうなので、もう勝つことに集中して練習毎日必死に頑張ってます。もう絶対落とせないんで、でも強いので頑張ります。
――単純にerika♡選手と大倉選手のフィジカルを比較してみたら身長差で6cm、リーチもそれなりにerika♡選手の方が長いと思うんですけどやっぱりその辺はアドバンテージになると思いますか?
erika♡ やっぱりそこも使いつつ、ちゃんと自分が持ってる武器も使いつつっていう感じで考えています。
――今回ルールはRISEルールですけどお互い格闘家としてのベースはムエタイっていう部分はいかがですか?
erika♡ でも大倉選手そんな組んでるイメージはないので。蹴りとかすごい綺麗なムエタイ寄りな蹴りなんですけど、戦い方自体は全然私よりRISEルールに対応していると思っているのでその点に関しては意識はしてないですね。蹴りとかめっちゃ綺麗だな~みたいな感じでもうムエタイぽくててっていうイメージはすごいあります。
――では現時点ではどんな自分の勝利のイメージっていうのを抱いていますか?
erika♡ 欲を言えば首に頼らずしっかり勝つっていうことですかね。だから結構練習はしてるんですけどやっぱり自信はないのでそれを一番心配してます。
――もう一方のブロックの準決勝のAKARIvs宮﨑戦は気になりますか?
erika♡ めちゃめちゃ気になります、三度目ですよね。だけど宮﨑選手がどう変わってるのかとかAKARI選手も2人ともまだまだ若いんできっと成長途中だと思うんで、また違った展開が見れるのかなとかいうのをすごい見つつ、自分がもし勝ち上がった場合の対戦相手になるのでどちらが来ても戦うことになるのですごく意識して見てます。
大倉萌インタビュー『どれぐらいどっちが水に潜ってられるか』
――公開練習でRISEルールにはない肘打ちも出されたと思うんですけど、これいつもの練習っていうことでやっている感じですかね?
大倉 普段ミットで出ちゃうので、空道ルールだと肘もタックルあるのでそれをやってます。
――去年に引き続き今回のトーナメント出場ということになりましたけども、その前にミニフライ級チャンピオンの寺山選手が突然引退されましたけどこのニュースを聞いたときはどんな心境でした?
大倉 寺山選手みたいに技術もあって若くて人格もあるチャンピオンが引退されるっていうのは、ケガとか悩まれたんだろうなとか思うし、残念だなと思いますけれども今はもう目の前の試合に集中してる状況です。
――準決勝戦の相手は沖縄のerika♡選手に決まりましたけど長身のサウスポーです。その辺はいかがですか?
大倉 erika♡選手本当に気持ちも強くてアグレッシブで大きくて、私が今やってることだったり私たちチームで今やってることが結果に出る試合だと思うので、そこが結果に出ることはすごい楽しみです。
――以前erika♡選手と一緒に練習したこととかはありますか?
大倉 ないです。一度も手を合わせたことはないです。
――erika♡選手の方もベースはムエタイだと思いますけど今回のルールはRISEルール、どんな試合になるというふうにイメージしますか?
大倉 イメージとしてはちょっとムエタイとかキックとか関係ないと思うんですけど、erika♡さんって相手を削っていくスタイルの選手だと思うので、イメージは本当我慢比べじゃないですけど「どれぐらいどっちが水に潜ってられるか」みたいなそういう試合になるんじゃないかなっていうか、気持ちもスタミナも試される試合だと思います。
――もう一方のブロックはどっちが勝ち上がってくると思いますか?
大倉 前回、宮﨑さんとerika♡さんが戦って宮﨑さんが勝利してて、勢いは宮崎さんが持ってるんだろうなと思います。ただAKARI選手は宮﨑さんに連勝してる選手だと思うので難しいですけどね。どっちでもいいんじゃないかなと思います、どちらも素晴らしい選手なので。
――SNSを見てたら先日のRISE ELDORADOで志朗選手が放ったハイキックにものすごくインスパイアされてたみたいですけど、どんなところがすごかったですか?
大倉 あのハイキックの前の布石だったりとか戦い方、全ての構成の仕方がすごい素晴らしいなと思って。その結果があそこでハイキックで出てると思うんですけど全体に本当に教科書みたいだなと思いました。
――だったら今回、自分の試合でも志朗選手のあの試合の組み立て方を見習いたいっていうところはありますか?
大倉 おっしゃる通りで。それ以外でもキック強い選手たくさんいるので、最近は3ラウンドどう構成していくかそういうところがすごい勉強になるなと思ってます。
――1月に当初、空道の試合が予定されてたと思うんですけどもそれに向けて恐らく身体作りですとか練習されたと思いますが、それがこの試合にどう影響するっていうのありますか?
大倉 個人的には普段練習してることが空道にも繋がると思うしキックにも繋がると思っているので、基本的に空道に向けてこうとかキックに向けてこうとかっていうのはあんまり決めてないので、日々自分が課題とする技術だったりテーマっていうのを掲げてやってるので、あんまり空道に向けてやってたからキックに影響するっていうのは特にあんまりないかなとは思います。
――空道の試合でやっぱりガツガツ当たるのでより体力を使うじゃないんですけどもそれを経験しているから、erika♡選手の持ち前のパワーとかスタミナにも対抗できる自信があるんじゃないかと思ってるんですがそれはどうでしょう?
大倉 空道の組み際というか、RISEルールだとワンキャッチワンアタックっていう凄く短い組みの時間だと思うんですけど空道はもう少し長いので、そこの組んだ時のバランス力だったりとかそういうのは空道でちっちゃい頃からやってきたことがいい作用をもたらしてくれるんじゃないかなとは思います。
――先ほど水中の中にどちらがより潜っていられるかっていうイメージっておっしゃってますけど、ちなみにそれはどこから考えたイメージなんですか?
大倉 他の選手の方との試合見ててもやっぱり皆さん組みで崩されて体力削られてたりとか、あとは普通だとちょっと一回離れるかなっていうところでもパンチが飛んできたりとかしてる中で体力削られてるなっていう印象がどんどん試合見てても思ったので、そういう苦しい中でも気持ちをどれだけ強く持ってられるかっていうそういうところから潜水のイメージが湧いてきましたね。
――ちなみに実際の潜水は得意なんですか?
大倉 全然得意じゃない(笑)。水が嫌いなんで。
――でも結構大倉選手の試合ってテクニックで奇麗な試合を見せるっていうのがあると思うんですけど、そういう削り合いっていうのはどうなんですか?
大倉 それこそ宮﨑選手と去年の8月に戦った時に近距離での攻防とか自分としてはあんまりしない展開の中ですごい課題点が見つかったので、そこを修正してそこでも戦い続けられるように飯村先生はじめとしてチームでやってきてるので、そこがやってきた事として結果にどう現われてくるかっていうところで楽しみだなと思ってます。
――ちょうど練習してたことが当てはまるような相手になった時なんですね。
大倉 そうですね。
――ちなみにサイズという意味なんですけど大倉選手この階級だとサイズ的にはちょっと小さいんじゃないかと思うんですけど、その辺はどういう風に捉えてますか?
大倉 そこは空道のやってきたことが通じてくるかなと思うんですけど、空道は無差別もあるので階級別であっても体力指数で分けられる中で私は空道の中でも小さい方なんですよね。身長10センチとか10センチ以上の選手と戦うことっていうのは多々あるので、そこはサイズ的にはそんなに心配してないというか逆に戦いやすいかなとは思います。
――今回のトーナメントなんですけど、勝てばチャンピオンベルトじゃないですけどベルトを巻いた自分っていうのは想像してますか?
大倉 まずはerika♡選手にしっかり勝たないといけないっていうところで今は集中してますけど、やっぱり自分の目指すところはそこなのでほんと自分のやってきたこと、生き様みたいなのを表現して勝ち上がりたいと思います。
――ちなみに前回の試合からさらに自分は良くなった部分っていうのは何が挙げられますか?
大倉 ありますけど…言えない(笑)。前回(2月エミNFC戦)も大きな選手と戦った中ですごい良かった所とかもう少しブラッシュアップしないといけないなっていうところがあったので、そこをしっかりと磨き上げた技術がちょっと成長してるかなと思います。
――じゃあ気持ち的にはどうですか? やっぱり技術と技術の交換みたいなそういう奇麗な試合で行きたいですか?
それは今回はドロドロでもいいから勝ちに来るんですか?
大倉 まぁドロッドロになる場面も絶対あると思うんですけど、そこでもしっかりと戦い抜けるように準備してるので、その中でも自分の持ち味として下さってる技術力っていうところもしっかりと表現できればと思います。
空龍『スピードと距離の取り合いになると思います』
――インタビューは慣れてますか?
空龍 まだあんまり慣れてないです。
――分かりました。4月で高校何年生になったんですか?
空龍 高校3年生になりました。
――もう最後の一年ですね。
空龍 定時制の高校に行ってるんで4年間なんでもう1年あります。
――同級生の方々とかも空龍選手がキックで活躍しててすごい目で見てるんじゃないですか?
空龍 すごい目なのか分からないですけど一応みんな応援してくれてます。
――僕もキックやってみたいという同級生は出てきてませんか?
空龍 何人かいてちょっと習いに来てくれる子もいます。
――今はもう空龍っていうリングネームで呼ばれることは慣れました?
空龍 そうですね、空龍っていうリングネームをみんなに覚えてもらえるようにっていう気持ちでやってます。
――今ジムがあるところが尾道で空龍選手も尾道にで生まれ育ってるんですよね?尾道ってところはどうですか?
空龍 景色が良くて食べ物も美味しいところだと思います。
――坂道も多いからロードワークとかをやるには最適の場所じゃないですか?
空龍 坂道を結構走ったりはしてます。
――それはやっぱりスタミナの源になってますか?
空龍 坂道走ったり練習量がスタミナになってると思います。
――その練習量なんですけど1日5~6時間も練習してるんですか?
空龍 だいたいそうですね。5~6時間ぐらいです。
――それは朝と夕方に分けて?
空龍 学校もあるんで午後からで、その時間です。
――午後からもうぶっ続けでやる感じですか?
空龍 そうです。
――それを何年ぐらいもう続けてるんですか?
空龍 はっきりは分からないですけど、もう10年ぐらいだと思います。
――ちなみに中学校と今行ってる高校とかで他の部活とかはやってないですよね?
空龍 全く。中学校のときも部活には入ってなかったですね。
――もうずっとキック一本で?
空龍 そうですね。
――途中で他のスポーツに浮気しようかなとかそういったことは一回もなかったんですか?
空龍 他のスポーツをやりたいっていうのも思ったことなくてキックボクシングしかやりたいとは思ったことないです。
――そこまで空龍選手を思わせるキックボクシングの魅力って何ですか?
空龍 自分の体一つで戦ってそれで成果が出るっていうところが魅力だと思います。
――このところ空龍選手は東京、大阪の試合に出て素晴らしい結果残してると思いますけども、自分がキックの世界でまだ高校生ながら活躍できてるっていう源は何だと思いますか?
空龍 やっぱ僕まだまだだと思うんですけどそれでもやっぱ練習量とあと周りの方々の支えがあってのものだと思います。
――その周りの方々の支えってのは具体的にどんな部分でしょうか?
空龍 一緒に練習をしてくれてる仲間やご指導してくださってる先生方のおかげだと思っています。
――よくキックボクシングは地方だとどうしても練習の部分でハンディがあるって話も聞きますけどそれは感じてますか?全然感じてないですか?
空龍 僕自身は全然そういうのを思ってなくて、練習はもう自分自身の問題だと思っているのでそこは特に気にしてないです。
――試合が近づいた時にスパーリングなんかもされてますよね?
空龍 そうですね、スパーリングはしてます。
――相手とかはどうしてますか?
空龍 ジムの仲間とやったりと出稽古も行かせてもらったりはしてます。
――今回のこの初代フライ級王者決定トーナメントから自分に声がかかったって話を聞いた時はいかがでした?
空龍 前回塚本望夢選手に負けたんですけど、それでもこのトーナメントに呼んでいただけて本当に感謝してます。
――4名で争われますけど実際最初に準決勝のマッチメイクを聞いた時はどんな感じでしたか?
空龍 一階級上の元チャンピオンで強い選手だなとは思ってたんですけど、最終的にみんなに勝たないとチャンピオンにはなれないのでそこに関しては特に何も思ってないです。
――実際問題もう試合まであの日にちないですけど田丸辰選手ってどんな印象を抱いてるんですか?
空龍 スピードあってあとディフェンスも上手い選手だなとは思います。
――もし戦わばイメージ的にはどんな感じでしょうか?
空龍 スピードと距離の取り合いになるかなと思います。
――そこでどういう風に勝利を自分の方にたぐりよせようとしていますか?
空龍 落ち着いて練習したことが出れば勝てるかなと思っています。
――もう一方の方の準決勝っていうのはどういう風に見てますか? どちらとも対戦経験がありますけど。
空龍 どっちが勝つかは全然わからない試合だと思ってます。
――1月にRISEで戦った数島選手との戦いってのは非常に数島選手の打ち終わりやなんかを狙っててもう凄く戦略練ってんだろうなと思ったんですけど、実際にはどうだったんですか?
空龍 戦略っていうよりいつも通りの練習をしていつも通りの動きを試合で出せたのがああいう結果に繋がったって感じです。
――空龍選手は練習したものが100%だとしたらそれをほぼ試合でも出せるって感じですか?
空龍 試合のときは全然やっぱ練習通りにはできてないと思うんで、それをもっと出せるように気持ちの面でも技術の面でも鍛えてます。
――こういう大舞台っていうのは割とプレッシャー感じる方ですか? それとも平常心でいつも通り戦えるタイプですか?
空龍 プレッシャーっていうのはあんまり感じないタイプです。
――じゃあ今回も平常心でリングに上がって平常心で田丸選手と戦える?
空龍 そうですね、いつも通りっていうのが一番大事だと思ってるので。
――明かせる範囲内で構わないんですけど今どんな自分の勝利っていうのを頭に思い描いていますか?
空龍 それはちょっと試合が始まってみないとまったくわからないことだと思います。
――全て試合が始まってからって感じですね。
空龍 そうですね。
――ちなみに最近上京することも増えてきてると思いますけども上京した時の楽しみってありますか?
空龍 やっぱ景色が違うので歩くだけでもそこは楽しみの一つかなと思います。
――今のところ東京だったらどの辺の景色が好きですか? お気に入りですか?
空龍 それはちょっとまだ分からないんです、すみません(笑)。
――このトーナメント勝ち上がって優勝するってことを想定したらその後どういう選手生活を歩んでいきたいっていう風に思い描きますか?
空龍 特にまだそういうのは考えてないんですけど、とにかく今回の試合を勝って一戦一戦とにかく勝ち進んでいくことが目標です。
対戦カード
第10試合 メインイベント 初代RISEフライ級(51.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)4位・元王者)
空龍[くうりゅう](空修会館)
第9試合 セミファイナル 初代RISEフライ級(51.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
数島大陸[りく](及川道場)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/DEEP☆KICK -51kg王者)
第8試合 第2代RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/1位)
AKARI(TARGET/3位)
第7試合 第2代RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
erika♡(SHINE沖縄/2位)
大倉 萌(大道塾吉祥寺支部/4位)
~寺山日葵(TEAM TEPPEN/元RISE QUEEN&J-GIRLSミニフライ級王者)引退セレモニー~
第6試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
良星(FIGHT CLUB 428/Team Bull/4位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
大森隆之介(EX ARES/9位)
第5試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
SEIDO(LARA TOKYO/3位)
小野幹晃(IGGY HANDS GYM/7位)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
澤谷大樹(HAWK GYM/5位、DEEP☆KICK -60kg王者)
戸井田大輝(戸井田ジム/MA日本スーパーバンタム王者)
第3試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
KING TSUBASA(ROYAL KINGS)
第2試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
ERIKO(TKDJ市川式/6位)※ファイティングラボ高田馬場から所属表記変更
永尾音波(AACC)
第1試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
エミNFC(ナゴヤファイトクラブ)
山本知美(FAITH/6位)
概要
大会名 RISE 157(ライズ ハンドレッドフィフティセブン)
日時 2022年4月24日(日) 開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/