ONE Championship 1.28 シンガポール:和田竜光「ランキングに入らなければという危機感は全くない。まずは認めてもらってから」
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ONE Championship「ONE: ONLY THE BRAVE」(1月28日(金)シンガポール・インドアスタジアム)でワン・シュオと対戦する和田竜光(フリー/元DEEPフライ級王者)のインタビューがONEから届いた。大会の模様はABEMA 格闘チャンネル2で19時30分より生中継される。(写真 (C) ONE Championship)
和田は19年のONEフライ級GPの準決勝で元UFC王者のデメトリアス・ジョンソンに判定負けするも、寝技で追い詰める場面を作り印象を残した。20年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦は微妙な判定で敗れたが、昨年10月のRoad to ONE渋谷大会のメインイベントでは竹中大地に判定2-1ながらも勝利している。今回の相手、ワン・シュオは中国の選手。Glory of HeroesやRebel FCで試合を重ね、昨年4月のONEではキム・キュサンに3R右肘打ちでKO勝ちしている。
――(ONE本戦での)前回はヨッカイカーとの試合でした。スプリット判定で敗戦。物議を醸した結果となりました。あの時の気持ちを教えていただけますか。あの試合は自分が勝利していたと思いますか。
「ジャッジ、お昼寝していましたか?って。悪く言うとそう思ってしまいました。やられたところ、どこのポイントを取っていたのかをジャッジに聞きたいです。僕が勝利したと確信しています。あの試合の中でもっとできたことは、たくさんあったんですけど。かといって向こうに何をやられたんだ?って。インローを中に当てられただけで負けになっちゃうのか、と。こっちがポジションを取ったりとか、バックをついたりとか、そこまでの過程だとか。ポジション取ってからの攻撃は攻撃にならないのかなと思いましたね。パンチはもらっていないし、インローを何発かもらっただけ。それだけで相手の勝ちに繋がっちゃうのかなって思いました。」
――あの試合でジャッジがヨッカイカーにスコアをつけた理由は何だったと思いますか。また、リマッチを望みますか。
「インローだけですね。実際にはインローって、効いているかどうかっていうのはわからないじゃないですか。リマッチやるならすぐ組んで欲しかったですね。今はもう興味ないです。もしまた戦っていたら、もうどういう選手かっていうのが分かっちゃったので、あの時よりやり方は他にあります。この前の試合は警戒している部分はありました。相手が前の試合で、ローキックをバチバチに蹴っていて、カットした足ですら薙ぎ倒すような蹴りで勝っていた。でも、実際に戦って相手が相手だと同じことは出来ないんだなと言うのは分かったので。ただ、警戒しすぎたなとは思います。」
――その後、竹中大地とRoad to ONEで戦いました。スプリット判定で勝利しましたね。あの試合、勝利は満足のいくものでしたか。勝利はどれほど重要なものでしたか。
「竹中選手は強い選手だと思って試合をしたので、勝てばどんな内容でも良いなって思っていました。もちろん、試合が終わってからの反省はあったけど、あの時はあれで良かったと思います。あの試合の判断でトップ取られた時にステイを選んだんですけど、周りからは動いた方が良かったと言われました。ただ、ONEってトップ取っていたからってそれが何ですか?っていう大会じゃないですか。パウンド当てなければ0点。僕はパウンドももらっていない。あの試合で、僕は竹中選手に何もされていない。僕がポジションを取って、竹中選手が頑張って振り向いて、僕が下でステイして、パウンドを撃たせないようにした。それがONEでの戦い方だと思うのに、なんで2-1だったのかと言うのはありました。」
――さて、今回はワン・シュオとの対戦となります。相手の強み、弱みはどう分析していますか。
「強みはパンチにしろ、キックにしろ、一発一発が強いこと。スペースがあったらダメージを与えるような攻撃をしてくる印象です。のんびりしている時間はあまりないかなと。組みに関しては、正直やってみないと分からないですね。体は強いと思いますが、やってみてかなと思います。アドバンテージで言うと、大体は僕がリードしていると思います。フィジカル的なところも。過去の試合も見ましたけど、古い映像なのであまり参考にしていないです。」
――前回の試合に比べて、より強いファイターになっていると実感していますか。
「どうですかね。弱くはなっていないです。どのくらい進化しているかは分からないですが、意識を変えるようにしました。最近、組技に比重が多くなっていたところがあって。そんな意識はなかったんですけど、組んで勝ったら勝つと思っているので、組みを基準に考えることが多かったんです。ただ、ヨッカイカー戦や、過去の自分のONEでの戦い方とかを見た時に、打撃でもプレッシャーをかけて試合を組み立てていくのも大切かなと思いました。それを試合でするかはどうか分からないですが。
練習は、アジア最強のグラップラー、上久保周哉とやっています。僕が上久保くんがいる練習場を選ぶようにしていて、その中でも彼となるべく組んでもらえるよう自発的に動いています。ただやられているだけですけどね(笑)。毎日毎日、同じことの繰り返しです。やられても、次はやられないように工夫をしているんですけど、その上を行かれてやられちゃいます。」
――相手は勢いのある選手ですよね。5連勝中で、最近はキム・キュサンをノックアウトしています。その試合は見ましたか。どんな印象を持ちましたか。
「途中までどっこいどっこいの試合をしていた印象。ワン選手の攻撃はもちろん強力ではあったんですけど、キム・キュサンも良い攻撃を仕掛けていた。それにも関わらず、(ワン選手は)やられている感を出さない感じだった。最後まで強い選手でしたね。タフな選手だなって思いました。」
――相手のファイターとしての印象は?
「前の試合を見ると寝技は得意ではないのかなと。ただ、組みができなくても受けが強かったりもするので。組みもそれなりにできるから、打撃もあれだけ振れるんだとも思います。組んだ時のディフェンス能力はやってみないと分からないですが、気をつけないなと思いますね。僕も打撃は得意なので、自信はあります。ただ、勝ちやすいところを攻めたい。打撃に関してはやり合っても勝てる自信はあります。」
――自分の最大の武器はなんでしょうか。
「MMAをやれるところですかね。偏っていないというか。まんべんなくやれるところですね。」
――試合では何が起こるか分かりませんが、試合展開はどんなものになると思いますか。
「早い段階でフィニッシュできればラッキーですけど、3ラウンドやるつもりでいます。その中で、もちろん一本やKOは狙うんですけど。削って、攻撃を仕掛けてという形ですね。」
――今回の試合での勝利は、フライ級ランク入りにふさわしいものになると思いますか。
「まだランカー倒していないので、まだ入らないと思います。ランキングに入らなければという危機感は全くないですし、ランカーと戦って勝たない限り、ランキングには入らないと思う。ONEで用意してもらった選手に一つずつ勝っていったら、ランキングが上の選手と試合が組まれると思っているので、早くランカーの選手と試合をしたいなと言うのは持っていないです。まずは認めてもらってからだと思います。」
――この試合に勝利したら、次は誰と戦いたいですか。理由は。
「いないです。誰でも良いです。DJとやりたかったけど、もうやっているので。ただ、チャンピオンを目指す過程で組まれた試合で全部勝つこと、と言うのが目標です。」
――最後にメッセージをお願いします!
「シンプルに楽しんでもらいたいかなと。ご飯食べたりしながら、楽しんでもえたら嬉しいと思います。僕は僕のベストを尽くすので、やれるだけのことは一生懸命やります。あとは内容を楽しんでください。」
対戦カード
【メインカード】21:30開始
第10試合 ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ準決勝 3分3R
シッティチャイ・シッソンピーノン(3位)
ダビット・キリア
第9試合 ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ準決勝 3分3R
ジョー・ナタウット(ムエタイ同級3位)
チンギス・アラゾフ(4位)
第11試合 コーメインイベント MMA フェザー級 5分3R
キム・ジェウォン(1位)
タン・カイ(4位)
第8試合 MMA ライト級 5分3R
ルスラン・エミベック・ウフール
ジャン・リーポン
第7試合 キックボクシング ヘビー級 3分3R
ラーデ・オパチッチ
フランシェスコ・エクシャジャ
第6試合 MMA ストロー級 5分3R
箕輪ひろば(総合格闘技道場STF/4位、修斗世界王者)
ジャレッド・ブルックス(3位)
【リードカード】19:30開始
第5試合 ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ交替試合(=リザーブファイト) 3分3R
イヴァン・コンドラチェフ
ドビダス・リムクス
第4試合 MMA フライ級 5分3R
和田竜光(フリー/元DEEPフライ級王者)
ワン・シュオ
第3試合 MMA ウェルター級 5分3R
手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC/パンクラス・ウェルター級王者)
エドソン・マルケス
第2試合 MMA 108kg契約 5分3R
ポール・エリオット
アンデウソン・シウバ
第1試合 MMA バンタム級 5分3R
プレブ・オトゴンジャンガル
ミカエル・デ・ジェズウス