RISE 11.14 丸善インテックアリーナ大阪:鈴木真彦に敗れて1年、江幡塁「コロナの時期だからこそRISEルールに振り切れた」|有井渚海の欠場で同門の数島大陸が緊急出場
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RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2(11月14日(日)丸善インテックアリーナ大阪)で鈴木真彦(山口道場)と対戦する江幡塁が東京の伊原道場で3日、公開練習を行った。そのレポートがRISEから届いている。
なお、第3試合で甲斐元太郎(理心塾/NJKFバンタム級暫定王者)と対戦予定だった有井渚海(及川道場)が練習中の怪我により欠場する。代わって同じ及川道場に所属する数島大陸が甲斐と対戦することになった。数島は5勝2分(3KO)の18歳。7月のRISE後楽園大会でも、欠場の薩摩3373の代わりに竜哉・エイワスポーツジムと対戦することが大会13日前に発表されており、常に戦えるコンディションを維持しているようだ。最近では10月17日のホーストカップで平野翼を1R KOし、1か月弱の間隔での試合となる。
江幡塁『この試合は僕が勝たないと意味がない』
――今の仕上がり具合はどんな感じですか?
江幡 凄く絶好調に仕上がってきています。
――これから疲労のピークを迎える感じですかね?
江幡 結構ずーっと疲労のピークを迎えてきて、今日なんかも本当は疲労のピークなはずなんですけど、結構意外と疲れ取れてて。ちょっといい感じだなと実感をしているところです。
――やっぱりそれは今回の試合がリベンジマッチっていうことが大きいんですか?
江幡 そうですね、やっぱり気持ち的にも相当高いモチベーションですし、僕自身再戦というのが凄く得意な方なのでやりがいを感じてますし、凄く高いモチベーションで挑めてるっていうのが身体的にも良いんじゃないかなと思ってます。
――やっぱりリベンジマッチとなるとモチベーションは全然違いますか?
江幡 そうですね、違いますし、ちょうど1年前去年の11月1日に戦ってるので、1年間の評価をする場面でも僕自身の良い測りになると思ってますし、凄くいいモチベーションになっています。
――ご自身ではこの一年でどんな風に進化したと考えてますか?
江幡 やっぱり鈴木選手と対戦してみて、微妙なところですけど肘で対応してた部分があったりとか、組みで防いでいたり距離感で上手く潰して肘の距離で潰してとか、そういう細かい技術っていう修正を全くしないで今まで試合に挑んできたので、そういうところをうまく自分の持ち味を出せないで敗北してしまったなっていうのが凄く強くあるので、鈴木選手と戦えて自分の力が足りないところとがまじまじと見えたので、本当にそれを1年間かけてしっかりFIXしてきた感じです。
――ではそういった部分を修正して今回さらにRISEルールにアジャストして臨むっていう感じになりますか?
江幡 そうですね、本当にその通りです。
――改めて1年前の鈴木戦を振り返ってみてどうですか?
江幡 「自分の迷いが出てるな」っていうのが自分自身でもあって、もう少し自分自身の戦い方が出来ればよかったんですけど、やっぱり想像以上に鈴木真彦選手の強さだったり巧さだったりっていうのを改めて肌で実感したっていうのもあって、普段だったら防げるところが防げないとか、普段だったら肘で対処してるところが対処できないとか、本当に細かいところで迷いが出てしまったなっていうのがあるので、そこを1年間かけて徹底的に治してきた感じですね。
――では今回は全く違う試合展開になって、全く違う結末を迎える感じになりますかね?
江幡 そうですね、試合展開はどうなるかまだわからないですけど、ただ鈴木選手も気持ちの強い選手なんでどんどんどんどん前に来てくれると思うし、そういうのを意識して僕も勝つためにトレーニングしてきたので、1年前とは全く違う結果になってると思います。
――明かせる範囲内で構わないんですけど、鈴木選手の穴・弱点っていうのは見つかりましたか?
江幡 穴というか自分自身に向いてるのが僕は多いので、彼のジャブを対策してたりとか彼のワンツーボディとかっていうのが癖としてあると思うので、そこに僕はだいたいその距離になると肘で合わしちゃうのがセオリーだったんですけど、その肘で合わせられないっていう距離感っていうのを僕自身はうまく対処しました。
――双子の兄弟の江幡睦選手からは何かアドバイスは今回ありますか?
江幡 ありました! 今ずっと練習してますけど、本当に彼の試合からも僕は凄く影響を受けましたし、そういうところからしても1ミリのぬかりもなく勝ちに徹してトレーニングを2人でしています。
――その修正の仕方なんですけど、具体的にはどういう形で修正したんですか?例えばミットとか対人トレーニングとか。
江幡 トレーニングもだうですしミット打ちの距離感からそうだし、マスで気を付けなきゃいけないところの復習とか、あとは実際全然違うトレーニングを取り入れてスタンスを変えてみたりバランス位置を変えてみたりっていうのはやりました。
――前回の拳剛選手との試合よりもさらにRISEルールにアジャストしてる?
江幡 そうですね…拳剛選手とももうちょっと3Rくらいやって試したかったんですけど、1Rでしっかり決まるものが決まって倒せたっていうのは幸いで凄くいい試合になったと思うんですけど、自分の中ではあれよりも全然、あれとは全く比べ物にならないような実感を自分は今感じてます。
――ずっと鈴木選手との再戦っていうのを考えてこの1年間過ごしてきたんですか?
江幡 もちろんそうですね。負けてからは必ず再戦しようと。でも本当に感謝ですね。この短期間でリベンジさせてもらえるっていうのは自分自身でも驚いてますし、チャンスをもらったと思ってるので、この試合は僕が勝たないと意味がないと思ってるのでしっかり勝たしてもらって、格闘技・RISE盛り上げていけるように頑張っていきたいと思ってます。
――この試合を終えた後でどうしたいとかありますか?
江幡 55kgまだまだたくさん良い選手も出て来てますし、どんどんもっともっと盛り上がることが出来ると思うし、鈴木真彦選手も天心選手にリベンジマッチに負けてしまいましたけど凄く成長を僕も感じますし、そういった部分でも55kg凄く盛り上がると思うので、今後55kgをさらに盛り上げていけるように、トップの選手だと思ってるので鈴木選手も。トップがしっかり突っ走って引っ張ってくっていう姿を魅せれるような試合にしていきたいと思います。
――もう時間がほとんどないんですけど、天心選手のファイナルマッチに自分も名乗りを上げたいという気持ちはありますか?
江幡 そうですね。しっかりこの再戦で僕がリベンジした姿を見て、僕がどこまでアジャストしてどこまで変わったのかをっていうのが皆さんにもわかれば、自ずとそういう声が上がってくるんじゃないかなっていうのを信じてやっています。
――前回の鈴木選手と天心選手の試合を見て、江幡選手が学べるところがあるとしたらどこですか?
江幡 鈴木選手も勝ちに行った試合だと思いますし、鈴木選手のどういった練習をしてきたのか、どういう進化を遂げてきたのかは今回の試合ではよく見てますし、そういった面では勉強になりました。
――あとは打倒ムエタイっていう路線もあると思うんですけど、そちらはどうなるんでしょうか?
江幡 僕自身は新日本キックボクシング協会に所属してますので、しっかり協会の夢っていうのは掲げながらこういったらRISEだったりRIZINさんに参戦させていただいて、自分の実力を出してるっていう状況なので、打倒ムエタイっていう夢自体は変わらずに見続けています。
――例えばまた次にタイ人と戦うとなるとファイトスタイルをまた修正しなくちゃいけないとか難しさがあると思うんですけど、そこら辺の調整はどうなんでしょうか?
江幡 本当にこのコロナの時期でその試合が今出来ないっていうふうになってるので、本当に吹っ切れたっていうのが現実です。そこが吹っ切れなかったから技術の変化っていうのがどこまで自分で振り切っていいのかっていうのが悩みどころでもすごくあって。やっぱり若い時の自分の気持ちだと強い選手は何やっても強いと思ってますし、ただやっぱり実際に戦ってみるとルールの違いっていうのは大きくあって、そこの壁に直面して悩んだ挙句…っていう形ですよね。でもこの時期だからこそ自分としては思いっきり振り切れたんで、今はもう全くそういうことを考えずに、自分がこのRISEでしっかりと輝けることだけを考えて、全てをそこに懸けてます。
――今回の試合が終わってからまたタイ人と戦えるようになったらそっちに切り替えると
江幡 そうですね、本当になんかこういう時期だからいろんな部分でも変化がたくさんあるけど、そこを今までと同じようにやっていくのってすごく大変で、本当にこの時期に学ばせてもらったのは「振り切ること」ですかね。本当に今しか見てないっていうのが現実で、次のことになったらまた次に考えればいいやっていうシフトにチェンジしていきました。
対戦カード
【本戦】
第14試合 メインイベント スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DoA -63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
ペットパノムルン・ギャットムーカオ[Petchpanomrung Kiatmookao](タイ/ギャットムーカオジム/GLORYフェザー級(65kg)王者)
第13試合 セミファイナル バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者)
江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元新日本バンタム級王者)
第12試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/元DEEP☆KICK -60kg王者)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級7位)
第11試合 61kg契約 3分3R
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
大雅(チームドラゴン/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
第10試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
中島将志(新潟誠道館/RISEミドル級6位)
第9試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
京谷祐希(山口道場/RISEバンタム級7位)
~休憩~
第8試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
憂也(魁塾/RISEミドル級2位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/RISEミドル級9位)
第7試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級4位、WBCムエタイ日本同級王者)
蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級王者)
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISEライト級4位、元ホーストカップ日本スーパーライト級王者)
山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK -63kg王者)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級5位、DEEP☆KICK -57.5kg王者)
梅井泰成(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級6位)
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
知花デビット(エイワスポーツジム/RISEバンタム級2位、WMAF世界スーパーバンタム級王者)
拳剛(誠剛館/RISEバンタム級4位、DEEP☆KICK -55kg王者)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
甲斐元太郎(理心塾/NJKFバンタム級暫定王者)
数島大陸(及川道場)
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
田渕神太(拳聖塾/アクセル&ABWバンタム級王者)
大森隆之介(EX ARES/RISEバンタム級9位)
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
KING剛(ROYAL KINGS/MA日本バンタム級王者)
溜田蒼馬(Crazy Wolf/CMA KAISERバンタム級王者)
【オープニングファイト】
第3試合 フェザー級(60kg) 3分3R
岩郷泰成(TFT/DEEP☆KICK -60kg 1位)
佐藤 亮(健心塾/DEEP☆KICK -60kg 3位)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
都築海杜(キックボクシングジム3K/and lab/RISEフェザー級10位)
勇志(真門ジム/NKBフェザー級5位)
第1試合 バンタム級(55kg) 3分3R
翔磨(多田ジム/DEEP☆KICK -55kg 2位)
久津輪将充(888GYM/DEEP☆KICK -57.5kg 6位)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2
日時 2021年11月14日(日)開場・12:30 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・14:00
会場 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館/港区田中3-1-40/大阪メトロ中央線「朝潮橋」2A出口すぐ)
中継 ABEMA(無料)、FITE(海外向け有料配信)
チケット料金 VIP 100,000円(完売) SRS 30,000円 RS 20,000円 アリーナS 12,000円 スタンドS 12,000円 スタンドA席 8,000円 ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/