米国在住の堀口恭司、コロナ禍の今後はベラトールが主戦場に「RIZINバンタム級王者としてベラトールに乗り込みたい」
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RIZINの榊原信行CEOは10日午前9時、RIZINバンタム級王者の堀口恭司が引き続きRIZINおよびベラトールに参戦することを発表した。堀口はベラトールの元バンタム級王者でもあり、19年6月から11月まではRIZINとの2冠だった。ベラトールのスコット・コーカー代表も榊原氏の発表直後のツイートで、堀口と契約を結んだと発表。堀口本人もその後のツイートで声明文を掲載した。
この中で堀口は、昨年から続くコロナ禍の影響で、居住する米国から日本に戻ることが難しいことから、米国で定期開催されるベラトールに「本格的に参戦することを決断しました」と記しつつ、「RIZINからベラトールに単純に移籍するのではなく、RIZINのベルトを持ち、RIZINバンタム級王者としてベラトールに乗り込みたい」「日本で試合をする機会も設けて頂きたい」「『日本の格闘技を盛り上げたい。』その気持ちは今も変わっていません」と、今後のスタンスを説明している。
米国フロリダ州のアメリカントップチーム(ATT)に所属し、同地のATTのジムで練習を続ける堀口は、日本時間の9日、ATTのYouTube&ポッドキャスト番組「Punchin’In」に出演し、「I’m free agent, right now.(今は自由契約です)」と明かし、数日中に今後について発表するとも話していた(※上動画の23:58あたりから)。ベラトールと敵対するUFCやONE Championshipへの移籍が噂されたことから、堀口と関係者が早速否定した流れだ。
榊原氏は10日の19時30分よりRIZIN公式YouTubeの生配信で10月2日の「RIZIN LANDMARK vol.1」に関する新たな発表を行うため、この中でも堀口の件について説明する模様だ。
【堀口恭司のツイートより】
◆いつも応援して下さる皆様にご報告があります僕は、フロリダのATT(アメリカン・トップチーム)で、相変わらず練習漬けの毎日を送っています。ただ、今のコロナの状況では日本へ入国することもままならず、僕をはじめ、国外で試合をするファイターにとっては負担が大きい状況だと感じています。
2017年にUFCからRIZINへ移籍し、「日本の格闘技を、RIZINを盛り上げたい。」という気持ちを試合にぶつけてきました。
皆様からの声援も自分にとって非常に大きな力になりましたし、今、日本から遠く離れたフロリダでも常に自分の背中を押し続けてくれるパワーになっています。しかし、RIZINでコンスタントに試合をする事が難しい今の状況は、プロファイターである自分にとっては非常に大きな問題で、このまま時間が過ぎるのを待ち続けることはできません。新たな決断を迫られる中で、RIZINの榊原社長や、ベラトールのスコット・コーカー代表とも相談し僕は、ここアメリカのベラトールに本格的に参戦することを決断しました。
ただ僕は、RIZINからベラトールに単純に移籍するのではなく、RIZINのベルトを持ち、RIZINバンタム級王者としてベラトールに乗り込みたいと思います。
これまでのように日本でコンスタントに試合をすることはできなくなりますが、スコット代表や榊原社長にもご協力頂き、日本で試合をする機会も設けて頂きたいと思っています。「日本の格闘技を盛り上げたい。」その気持ちは今も変わっていません。
ベラトールのケージの中で、今までRIZINで経験したことや、皆様から頂いた声援を胸に、世界で戦いたいと思います。
僕自身の活躍が日本で戦うファイターたちの刺激になり、若いファイターたちが海外で試合をすることへの後押しになるのであれば、日本の格闘技を盛り上げることに繋がると僕は信じています。これからベラトールとRIZINが協力しあい色々なことにチャレンジするとも聞いています。 僕自身もこれからの展開がとても楽しみです。
最後になりますが、 いつも応援して下さるファンの皆様、改めて本当に有難うございます。RIZINバンタム級王者の誇りを持ち、世界と戦ってきます!! 日本のファンの皆様にも、これからの挑戦を応援して貰えたら嬉しいです。2021年9月10日 堀口恭司
【RIZIN FIGHTING FEDERATION事務局からのプレスリリース】
◆Bellatorとの取り組みおよび堀口恭司選手に関してこの度、RIZIN FIGHTING FEDERATIONとBellatorとの取り組みおよび現・RIZINバンタム級チャンピオンの堀口恭司に関して、下記の通り皆様にご報告申し上げます。
我々RIZINとBellatorは今までの協力体制を更に強化し、業界の益々の発展と改革のために共にチャレンジしていく事を発表します。これまでも既に行っている選手の貸し借り、王者対王者、対抗戦、Bellator日本大会の共同開催に加え、この先更なる様々な斬新なチャレンジを共同で行っていきます。
その第一歩として現・RIZINバンタム級王者である堀口恭司選手をBellatorに定期参戦させる事で合意ができました。これにより堀口選手はコロナ対策で帰国後の条件が厳しい日本だけではなく、日本国外で行われるBellatorの大会に万全のコンディションで臨むことができます。また、コロナの状況が落ち着き、条件が整えば年一回は日本で試合ができる様にもなります。
つまり、RIZINは王者である堀口選手に定期的に試合ができる環境を提供でき、堀口選手はRIZINを代表して、コンディションが整いやすい環境で、世界の強者と定期的に試合に臨むことができるようになります。そして、Bellatorはバンタム級に世界的な強豪をまた一人加えることができる事となります。この決定はファンの皆さん含めて関わる全ての人にとって最善の判断だと我々は考えます。
RIZINの置かれた厳しい状況を理解し、この提案を快く受け入れてくれたBellatorのPresidentであるスコット・コーカー氏には心より感謝しています。彼のこのスポーツに対する愛と情熱、そして日本の格闘技業界に対する深い理解と我々との友情があるからこそ実現に至ったと思います。この先コーカー氏、そしてBellatorと共に新しい改革に全力を尽くしたいと思います。
ファンの皆さんには引き続き、堀口恭司選手にご声援いただけますよう、お願い申し上げます。そしてRIZINとBellatorの新しいチャレンジにもご期待ください。
RIZIN FIGHTING FEDERATION CEO 榊原信行
We have signed former @BellatorMMA Bantamweight World Champion @Kyoji1012 Horiguchi and I can’t wait to see him compete in our stacked bantamweight division. pic.twitter.com/m2YKHJf2J0
— Scott Coker (@ScottCoker) September 10, 2021