K-1 9.20 横浜アリーナ:ウェルター級王座決定T公開練習(1/2) 安保瑠輝也「野杁選手に勝つ=ベルト」×ソアレス「破壊力にびっくりすると思う」、小嶋瑠久「予想を覆す」×寧仁太・アリ「潜在能力を活かす」
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K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~(9月20日(月/祝) 横浜アリーナ)での第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメントに出場する8選手のうち、安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)vs. アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)、小嶋瑠久(PURGE TOKYO)vs. 寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)の2試合4選手の公開練習のレポートが、K-1 JAPAN GROUPから届いた。(公開練習写真:(C)K-1)
安保瑠輝也、ウェルター級仕様の身体とフィジカル強化でトーナメント制覇の準備は万端!「決勝まで勝ち上がるのは当たり前。野杁選手に勝つこと=ベルトだと思っている」
大阪・ALL-WIN GYMにて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R]でアラン・ソアレスと対戦する安保瑠輝也が公開練習を行なった。
安保は今年7月のK-1九州大会で約10カ月ぶりにリングに立つと“デモリッションマン”らしい激しいラッシュと攻撃力で幸輝から3度のダウンを奪って復活のKO勝利。山崎秀晃に敗れてスーパーライト級王座陥落、拳の負傷などの苦難を乗り越え、ウェルター級転向初戦を飾った。
スーパー・ライト級ではその長身を活かしたリーチの長さで優位に立つこともあった安保。前回の幸輝戦は自分よりも身長が高い相手との対戦で、ウェルター級では身長・リーチのアドバンテージがなくなったかに思えたが、それを補う力強さ・パワーで幸輝をマットに沈めた。
「瞬発的な動きなどは普段のミット打ちでも涼しい顔でできているんですけど、同じ動きを続ける・そういう攻撃を継続する力が自分にはなかった」と自身の弱点を分析する安保。「強い選手はどのジャンルでも心技体が揃っているというじゃないですか。僕でいう二段蹴りや胴回し回転蹴りといった華麗な“技”も、土台である“体”がなかったら出しても一流の選手には効かない。それで“体”をしっかり作ることに力を入れています」とウェルター級転向にあたってフィジカル強化に着手している。
安保のフィジカルトレーナーを務めるのは、スポーツ各分野のトップアスリートを指導する秀島正芳トレーナー。安保とのトレーニングは2年前からスタートしたのだが、2019年12月にゲーオ・ウィラサクレック戦に勝利したあと「自分がやりたくないことなのでどこかしら避けてた部分があった」(安保)と、フィジカルトレーニングから離れてしまう。年が明けた2020年3月の不可思戦こそ勝利したものの、9月の山崎秀晃戦では山崎の強打を浴びて屈辱のKO負けを喫した。
この敗戦を機に安保はウェルター級への転向、そしてフィジカルトレーニングの再スタートを決意する。秀島トレーナーは「彼は普通の選手とバネが違う。身体のポテンシャルが高い。ジャンプ力、スピード、動き一つとっても全く違う」と、安保の身体能力を高く評価。その一方でスーパー・ライト級までの減量が試合時のパフォーマンスに大きく影響していたと話す。
「安保選手はしっかり練習して減量も含めたコンディショニングが整えば負ける要素はない。トレーニングが空いた期間の試合を映像で見ていたんですけど、明らかに減量に失敗して身体が細すぎました。それで『階級が合っていないんじゃないか?』と言わせてもらったところからもう一度トレーニングを見ることになりました。もともと骨格や身長を考えるとスーパー・ライト級で戦うのには無理があったと思うし、安保選手にとってはウェルター級の方が合っていると思います」
こうして秀島トレーナーのトレーニングを再開した安保は幸輝戦でウェルター級仕様の身体を作り上げ、CLUB esで磨いているボクシング技術を存分に発揮。「幸輝戦は秀島さんに見てもらっている土台の身体があったからこそ、ずっとやってきたボクシングの技術を出して倒すことができた。秀島さんのトレーニングは間違いない」と手応えを掴んだ。
秀島トレーナーによれば、幸輝戦後は筋肉量を増やすことを意識したメニューだったが、試合が近づくにつれて「身体をどんどん動かせるような、もともと持っているバネを最大限に出せるようなトレーニングをやっています」と身体のバネ・瞬発力を伸ばすメニューに変わった。
「技術力は日々練習しているわけですから、体のバネと瞬発力を落とさなければいくらでも倒す・勝つチャンスがある。逆にいうとそこ(身体のバネ・瞬発力)が落ちてしまうと、安保瑠輝也が安保瑠輝也ではなくなってしまう」と安保が持っている技を最大限に発揮できる体作りに計画的に取り組んでいる。
フィジカルトレーニングは「身体的に一番きつい、自分との戦い」という安保。フィジカルトレーニング終えた数日間はジムワークの動きが悪くなるというが「筋肉を壊しているのでどうしても動きが悪くなるのはしょうがない。でもトレーニングの目的は試合で勝つことであって練習で相手を倒すことじゃない」と試合当日にベストコンディションを作ることが目的であり「最後はトレーニングを抜いて作り上げた身体を癒す・自分の身体に馴染ませる期間を作るので、そうすれば試合で100%の動きができると思います」と総合的なトレーニングの効果を実感しつつ、試合に向けた自信にも繋がっている。
安保にとっては2階級制覇がかかるウェルター級王座決定トーナメント。安保は「安保瑠輝也が出場することによって助けられているトーナメント」と断言し「他の選手はプロ意識がない」と切り捨てた。
「他の選手を見ていると、プロ選手としての発言や意識、それで本当にご飯食べていく意識があるの?と思います。例えばトーナメントの会見。みんな会見が終わって、家に帰ってからSNSで自分のことを発信している。なんのために主催者が会見をやって、マスコミの人たちを呼んで、マイクを用意して、あの場が設けているのか。なんで会見の席があんねん、と。面と向かって言いたいことも言えないで、あとでSNSで言うくらいだったらSNSごとやめたら?って感じです。結局、みんな自信がないんじゃないんですか? 自分に自信があったら公の場で発言できると思うので。自信=大口を叩いて自分を追い込んで逃げられなくするパターンもありますけど、そもそもプロとしての意識も含めて、みんな自信がないのかなって印象です」
安保が2階級制覇とともにトーナメントのテーマに掲げるのが打倒・野杁正明。安保・野杁がトーナメントを勝ち上がれば、決勝戦で2人の対戦が実現する。安保自身も「絶対に決勝戦で当たる」と予想するように、ファンからも実現が期待される注目カードだ。
安保自身も「決勝まで勝ち上がるのは当たり前だと思ってるのでプレッシャーはない。ファンも俺が勝ち上がる以外のシナリオを求めていないだろうし、逆ブロックからは99.9%、野杁正明が上がってくる」と決勝での野杁戦を見据え「野杁正明に勝つ、その結果がベルトだと思う。だからベルトどうこうは考えていなくて、野杁選手に勝つこと=ベルトだと思う」と野杁に勝ってトーナメントを制覇することに意義を感じている。
そのうえで安保は「安保は本当にやれるのか? 結局野杁選手が優勝するトーナメントじゃないか?という声も大きいですけど、俺が100%野杁選手を倒してウェルター級のベルトを獲ります。K-1、格闘技の顔は俺だと思っているので安保瑠輝也に期待してください」と絶対の自信と共にトーナメント制覇を宣言した。
アラン・ソアレス、打倒・安保瑠輝也に自信!「ルキヤは『自分より破壊力がある選手がいるのか』と思うだろうし、私の試合を見て観客も驚くだろう」
岐阜・TOP 1 FITNESS GYMにて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R]で安保瑠輝也と対戦するアラン・ソアレスが公開練習を行なった。
K-1初参戦で第2代ウェルター王座決定トーナメントへの出場が決まったソアレス。「ずっとK-1に出たいと思っていたから、一つの夢がかなった。試合当日がすごく楽しみだし、最後はチャンピオンベルトを巻いて帰ってきたいと思う」とK-1のリングに立つことが待ち遠しい様子。
「家族、友人、ジムの仲間、ブラジルの親族…みんな応援していて、自分に凄く期待してくれている。ブラジルというコミュニティの中でK-1という大きなイベントに出られるということで周囲の期待も大きいし、会場にも応援に来てくれるよ」とK-1参戦の反響も大きい。
現在は日本に活動の拠点を置くソアレスは「日本でお金を稼いでブラジルに帰って自分の家を建てるという目標を持って」今から12年前に来日。その1年後にブラジリアンタイの存在を知り、ダニロ(・ザノリニ)のもとでトレーニングを始め「今はジムで指導をしながら、プロのファイターとして試合を続けている」という。
ソアレスは頑丈な身体と強靭なフィジカルを活かし、パンチ主体でアグレッシブに攻めるファイトスタイルを持ち味としている。「自分は昔からこのスタイルでやってきた。大会当日もこのスタイルで戦うし、3試合ともKOするつもりでいるから、必然的に殴り合いになるだろうね」と打ち合いはのぞむところだ。
1回戦で対戦する安保瑠輝也については「もちろん強いということは知っているし、知名度があることも知っている」と評価する一方「自分には右ストレートという武器がある。素晴らしい試合になると思うが、最後は絶対に自分がKOで勝つ」と断言。
「安保は自分のことを知らないと言っているようだが、それは自分にとってメリットだね。安保は“デモリッションマン”と呼ばれているようだが、試合当日、安保は『自分より破壊力がある選手がいるのか』と思うだろうし、観客もびっくりすると思う」とサプライズも予告した。
ファンの間では安保と野杁正明が優勝候補に挙げられ、2人の決勝戦を見たいという声が多い。ソアレスは「その試合を望むファンが多いことは分かっているが、自分はそれを阻止するつもりだ。このトーナメントで新たなスターが生まれるように自分は戦うし、結果を出せば注目を集めることもできるだろう」と番狂わせに闘志を燃やす。
そのうえで決勝では「野杁と戦うことがベスト」と野杁との対戦を希望し「同門のヴィトー・トファネリが負けているので、ヴィトーの仇を討ちたい。野杁は穴がなくて完璧な選手だが、最後は気持ちのぶつかり合いで気持ちの強い方が勝って優勝するだろう」と語り、自分がベルトを巻く姿もしっかりイメージできているという。
「ベルトを巻くというのは格闘家の夢、憧れだと思う。ましてやK-1のベルトは重みが違う。そこにたどり着きたいという想いもあるし、色々な人のサポートを受け、師匠であるダニロのサポートを受けながら、日々厳しい練習を続けている。K-1のベルトを巻いて、みんなから胴上げされてるところまで想像できているから、あとは試合当日にそれを実現するだけだ」
最後にファンに向けて「横浜アリーナという大きな会場、K-1というビッグイベントで、それに見合う試合をやりたい。必ずベルトを獲って戻ってくる。OSSU!」と熱いメッセージを送ったソアレス。その拳でベルトとK-1ドリームを掴むことはできるか?
小嶋瑠久、ゴムチューブを引きちぎる瞬発力・爆発力で番狂わせを起こす!「自分のことを期待してない人がほとんどだと思う。その予想を覆してやります」
都内・PURGE TOKYOにて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R]で寧仁太・アリと対戦する小嶋瑠久が公開練習を行なった。
瑠久は2017年のK-1甲子園準優勝の実績を引っさげて、高校在学時にプロデビュー。デビュー後は7勝1敗の快進撃を続けていたが、2年前のK-1横浜アリーナ大会で山崎秀晃に敗れてから2連敗。今年に入ってPURGE TOKYOに所属を変えて再出発。4月のKrush後楽園大会では斉藤雄太からKO勝利を収めた。
近年はスーパー・ライト級で戦っていた瑠久だが、もともとはウェルター級でプロデビュー。空手時代も体重差関係なく戦ってきた経験もあり「格闘技をやってる人にしかわからないんですけど、大きい選手とやる時は小さい選手のほうがやりやすいと思うんですよ。自分はウェルター級の試合も体感しているんで、ウェルター級での試合は問題ない」とウェルター級での戦いに不安要素はない。
この日はチューブトレーニング用のゴムチューブを体に巻き、後方から引っ張ってもらった状態でのダッシュするという練習を公開。「自分の瞬発力・爆発力を試す」という意図の元、リングのコーナーからジム内に飾ってある久保優太が保持していたK-1ウェルター級のレプリカベルト目がけて、瑠久はダッシュを繰り返す。
しかしここでハプニングが発生。3本目のダッシュでゴムチューブが引きちぎれてしまったのだ。瑠久が用意したゴムチューブは「売っていたなかで一番強度が強い・硬いゴムチューブ」で、普通に使っていれば切れるようなものではない。図らずもそんなゴムチューブを引きちぎるほどのダッシュ力を見せる結果となり「ゴムチューブが切れるぐらいの瞬発力・爆発力がついているんで、トーナメントも問題ないっすね」と自信を深めていた。
今回のトーナメントが決まった時「周りからは『大丈夫?』みたいな心配の声のほうが大きかったかもしれない」という瑠久。「トーナメントには元チャンピオンが2人(野杁正明・安保瑠輝也)もいるし、いつもより階級も上だから、心配されて当たり前ですよね」と本人もそう思われることは受け入れいているが「見ている人は俺のことを期待していないと思うんですよ。でも自分はそれを覆してやるという一心です。プレッシャーも抱えているものもあんまりないというか、トーナメントで一番イキイキして試合ができると思います」と、下馬評の低さは逆にモチベーションにも繋がっているようだ。
一回戦の相手は寧仁太・アリ。184cmの長身の選手で瑠久とは12cmの身長差がある。しかし前述の通り、空手時代から身長差・体格差がある相手との試合経験も多く「身長でかい奴のほうがやりやすいって思いますね。小よく大を制すじゃないですけど、それは子供の頃から思っています」と、寧仁太も含め、他のトーナメント参戦選手との体格差も苦にしてないようだ。また、寧仁太のデビュー以来、5戦して無敗という戦績についても、「自分も5戦まで無敗だったし、初敗北を教えたいなっていうのはあります」とまるで意に介していない。
狙うはノーマークからのトーナメント制覇&ベルト奪取だ。ファンや関係者の間では野杁と瑠輝也で決勝を争うという見方が強いが、「自分がその予想を覆してやろうかなと思っています。自分が予想を覆したら凄く沸くと思うし、野杁選手・安保選手が優勝するよりも盛り上がると思います」と下剋上達成への想いも強い。「今回も逃げるような試合はしないし、倒そうと思っています」と、普段の試合同様、真っ向勝負でトーナメントに挑む腹積もりだ。
また、瑠久は公開練習でもゴールに設定したジム内に飾ってあるK-1ウェルター級のベルトを見て、練習時もモチベーションを上げてきた。「K-1のベルトはシンプルに凄えカッコいいなと思ってます。いつかは自分の手元に来るのかなじゃないですけど、絶対に欲しいなと思いましたね。触ろうと思えば触れるんですけど、触るのは自分でベルトを獲った時まで楽しみにしています」と、自らの手で腰に巻く日に想いを馳せる。
そのベルトの持ち主である久保から「全力を出せば絶対勝てる」という言葉をもらい、自信も増した。「自分のことを期待してない人がほとんどだと思いますが、自分がその予想を覆して必ずチャンピオンになるんで、応援よろしくお願いします」と、力強くトーナメント制覇を誓っていた。
寧仁太・アリ、日本とガーナを背負う男が無敗のK-1王者を目指す!「僕は他の選手が出さない技・タイミングで体が勝手に動く。出場することに満足しないでベルトを獲る」
東京・K-1ジム総本部にて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R]で小嶋瑠久と対戦する寧仁太・アリが公開練習を行なった。
プロ戦績5戦5勝(4KO)の寧仁太は、元K-1王者・Krush王者が並んだ本トーナメントに抜擢される形での参戦。寧仁太は「今回は外国人枠として呼んでもらえた」と、自身の日本とガーナとのハーフという立ち位置がチャンスを引き寄せたと語る。
新型コロナウイルスの影響がなければ、海外から強豪外国人が参戦し、寧仁太に参戦のチャンスはなかったかもしれないが「そういう意味でも運があった。周りの人は僕が優勝候補だと言ってくれますが、大勢の人は他の選手が優勝候補と思っている中で、僕がどれだけかき回せるか。その中でチャンスをつかんでタイトルを獲る」と、強豪揃いのトーナメントにおいて一歩も引かない構えを見せた。
トーナメント一回戦で対戦するのは、スーパー・ライト級から階級を戻した小嶋瑠久。寧仁太は小嶋に対し「ラッシュの能力が凄い。久保(優太)選手がいるPURGE TOKYOに移籍したので、技術はもっと上がっている」と、ジム移籍によるレベルアップを警戒する。
体格面では小嶋の172cmに対し、寧仁太が184cmと12cmのアドバンテージがあるが、小嶋は自身のインタビューで「身長・リーチ差はあるけど、寧仁太選手は自分の様なタイプが苦手」と語っていた。それについて聞くと、寧仁太は「僕はリーチが長いだけではなく、いろいろ使える技がある。もし中に入ってこられても倒せる自信はあります」と、小嶋の思惑を粉砕する構えだ。
トーナメント一回戦をクリアすれば、準決勝では野杁正明vs加藤虎於奈の勝者と対戦する。寧仁太は「野杁選手は過去に世界一になっているので(一回戦は)優位に進めるかなと思います。でも前Krush王者の加藤選手とも戦いたい」と、どちらが来てもいいというスタンス。決勝も「日本人選手が来てくれたら盛り上がるけど、外国人選手に自分がどれだけ通用するかも確かめたい。誰が来てもありがたいです」と対戦相手にこだわりはなく、あくまで挑戦者としてトーナメントに臨む姿勢を見せる。
ここまで穏やかな笑みを見せながら、謙虚な姿勢を保つ寧仁太だが、その姿勢は「まだ大口たたける立場ではないので、謙虚にやっていく」というスタンスから。リングに上がれば謙虚でいる腹づもりはなく「自分で映像を見ても他の選手が出していない技、タイミングで体が勝手に動いて出ているときがあります。自分の中の潜在能力が出ているのかなと思うので、そこをトーナメントで活かしたい」と、他の選手にはない身体能力・ポテンシャルでトーナメント制覇に自信を見せる。
近年ではプロボクシングの平岡アンディをはじめ、オリンピックに出場したボクシングの岡澤セオン、陸上のサニブラウン・ハキームといった日本とガーナのハーフ選手がスポーツ界を賑わせている。彼らから受ける刺激は大きいという寧仁太もまた「僕も彼らに負けないように、みんなと同じくらいのレベルになりたい」と、知名度と実績を渇望。そのためにもK-1のベルト奪取はまたとないチャンスとなるだろう。
最後に「出場することで満足するのではなく、勝ってベルトを獲って、応援してくれる人たちに持って帰りたい」と改めてトーナメント制覇を誓った寧仁太。二つの国を背負った台風の目は、宣言通り強豪揃いのトーナメントをかき回すか。
対戦カード
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久(PURGE TOKYO)
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/元Krushウェルター級王者)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)※team ALL-WINから所属表記変更
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON&GOLD RUSH -67kg王者)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級王者)
マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
大久和輝[だいく かずき](チーム上光) ※伊原道場本部から所属変更
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
石井 慧(クロアチア/チーム・クロコップ/2008年北京五輪柔道男子100kg超級金メダル、HEAT総合ヘビー級王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
ヘビー級(100kg) 3分3R(延長1R)
京太郎(チーム京太郎/元K-1ヘビー級(100kg)王者、元ボクシングWBOアジア太平洋・OPBF東洋太平洋・日本ヘビー級王者)※フリーから所属表記変更
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者、K-1第2代同級王座決定トーナメント2017準優勝)
山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/元WBCムエタイ日本&全日本スーパーウェルター級王者、元全日本ウェルター級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSKY GYM/元K-1 WORLD GPライト級王者)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者、元Krushライト級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
谷山俊樹(谷山ジム/WKA&WBKF世界スーパーライト級王者、元Bigbang同級王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級王者、
芦澤竜誠(DRAGON FISH/元INNOVATIONフェザー級王者)※PURGE TOKYOから所属変更
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級王者)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風WLF -60kg級王者)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル・同日本・NJKFフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級(57.5kg)王者)
國枝悠太(二刃会)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
新美貴士(名古屋JKファクトリー/Krushフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
佑典(月心会チーム侍)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
女子53kg契約 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷/Krush女子フライ級(52kg)王者)
櫻井梨華子(優弥道場)
プレリミナリーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
小林孝彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~
日時 2021年9月20日(月/祝) 開場・12:30 開始・13:00
会場 横浜アリーナ
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(9月22日(水)18:00~25:00)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 センターSRS席 60,000円 センターRS席 35,000円 センターS席 18,000円(前売り完売) アリーナS席 18,000円 アリーナA席 10,000円(前売り完売) 2階スタンドA席 10,000円 ※センターはアリーナ相当、アリーナは1階スタンド相当 ※当日500円増し
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス ディスクガレージ K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/