K-1 1.24 代々木第一体育館:安保瑠輝也、海斗とのウェルター級初戦は「多くは語らず。とにかく結果」、京太郎、実方宏介とのK-1復帰戦は「蹴りは使いません」。金子晃大復帰戦、MIO×山田真子も決定
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
12月9日(水)都内にて記者会見が行われ、2021年1月24日(日) 代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4~」の第2弾対戦カードが発表された。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP/写真:(C)K-1)
【本戦】
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
ヘビー級 3分3R(延長1R)
京太郎(フリー/元K-1ヘビー級(100kg)王者、元ボクシングWBOアジア太平洋・OPBF東洋太平洋・日本ヘビー級王者)※藤本京太郎 改め。角海老宝石ボクシングジムから所属変更
実方宏介(真樹ジムAICHI/Bigbangヘビー級王者)
女子46kg契約 3分3R(延長1R)
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者)
山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangスーパーバンタム級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
TETSU(月心会チーム侍)
横山朋哉(リーブルロア)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
弘輝(team ALL-WIN)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019・2020 -65kg優勝)
【プレリミナリーファイト】
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
利川和希(K-1ジム五反田チームキングス)
提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg優勝)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
女子ミニマム級(48kg) 2分3R
ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
REONA(RIOT GYM)
安保瑠輝也とアウトサイダー出身・海斗が危険な一騎打ち!「YouTube同様、失神させます」(瑠輝也)vs「喧嘩自慢代表として叩き潰す」(海斗)
K-1 JAPAN GROUP年間最大のイベントである「K’FESTA.4」で、新たに注目のカードが一つ決定した。前K-1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也と海斗が対戦するウェルター級のスーパーファイトだ。
9.22K-1大阪大会で山崎秀晃に敗北し、王座から陥落した瑠輝也は、階級をウェルター級にアップ。心機一転、再起戦に臨むことになった。会見の冒頭で、瑠輝也は「今回はそんなに多くは語らず。とにかく結果で見せるっていうのを第一前提、条件で挑みたいと思います」と挨拶。
現在はYouTuberとしての顔も持ち、K-1両国国技館大会が行なわれる12月13日にはK-1のオンライン特化イベントである「K-1 DX」の「安保瑠輝也、誰とでも戦います」という企画に出場することも決定済み。挑戦者として元新日本プロレスのレスラーで、現ボディビルダーの北村克哉が決定するなど、復帰戦前にリスクを伴う企画に挑むことになる。
しかし瑠輝也は「遊びですね。安保瑠輝也っていう名前を格闘家として広めるために、認知してもらうためにっていうのが一つでもあるんで」と意に介さず。「俺は戦いが一番自分を見せるところだと思うし、本当の戦い、試合ですよね。なんで、この試合に向けてのウォーミングアップのような気持ちでいます」と、海斗との復帰戦に懸ける想いは強いようだ。
一方、今年は木村“フィリップ”ミノル、近藤魁成に2連続KO負けを喫しながらも、そのアグレッシブなファイトで評価を上げてきた海斗。「今年はトップの選手と2戦やらせてもらって、結果が残せてないにも関わらず、このK’FESTAに出さえてもらえて、本当にうれしいです」と、謙虚にコメント。
しかし、階級を上げてくる瑠輝也に対しては、「試合も凄いおもしろくて、YouTubeも見てて、結構好きな選手だったんですけど、この階級に来るようになったら負けられないですね。ここで叩き潰します」と、一歩も引くつもりはない。
瑠輝也のYouTubeも視聴しており「普通におもしろい企画とかあって見てたんですけど、喧嘩自慢じゃプロの選手に勝てないと思うんで、僕が喧嘩自慢代表で勝負します(※瑠輝也は自身のYouTubeチャンネルの企画で喧嘩自慢と対戦)」と、「THE OUTSIDER」出身ならではのコメントで挑発した海斗。これを聞いた瑠輝也も「YouTube同様、失神させたいと思います」と応戦し、会見に緊張が走った。
中村拓己K-1プロデューサーも、「お互い、相手を仕留める武器を持った者同士でKO決着必至。いつどちらが倒れてもおかしくない試合になる」と期待を寄せるカードだが、その言葉通り、衝撃的な結末を迎える試合になりそうだ。
◆海斗
「今年はトップの選手と2戦やらせてもらって、結果が残せてないにも関わらず、このK’FESTAに出さえてもらえて、本当にうれしいです。普通のヤツに勝っても名誉挽回できないと思ってたんで、今一番実力も名前もある安保選手とできて、うれしいです。がんばります。(下の階級から上がってくる選手を迎え撃つということに関しては?)安保選手は階級違ったんで、試合も凄いおもしろくて、YouTubeも見てて、結構好きな選手だったんですけど、この階級に来るようになったら負けられないですね。ここで叩き潰します。(どのように勝ちたい?)派手に倒したいです。お祭りなんで。
(ウェルター級の先輩として強豪選手と戦ってきて、安保選手に教えてあげたいことは?)僕はまだまだ自分で教えられる立場やないと思っているんで、これだけ僕が戦ってきた人の実力も高かったので、その経験を活かして、全力で勝ちに行きます。(安保選手がYouTubeや今度のK-1 DX出場についてはどう思う?)普通におもしろい企画とかあって見てたんですけど、喧嘩自慢じゃプロの選手に勝てないと思うんで、僕が喧嘩自慢代表で勝負します」
◆安保瑠輝也
「今回は復帰戦なんで、そんなに多くは語らず。とにかく結果で見せるっていうのを第一前提、条件で挑みたいと思います。(前回の試合後、山崎選手に敗れてリベンジしたいという言葉もあったが、今回階級を上げるのはどういう考え?)自分でも凄く考えて、いろんな人からの意見も聞いたりしながら、リベンジしたい気持ちは今でも凄くあります。ただ、階級的にも骨格的にきつい部分もありますし、わざわざ体をちっちゃくして、弱い状態で、強くない状態で試合に挑むのも違うのかなと思ったんで、ここで思い切って上げて、この階級のチャンピオンになる。山崎選手とは、自分に都合のいい話ですけど、キャッチウェイトみたいな形で、チャンピオン同士の対決をできたらな、と。もちろん自分もチャンピオンになって、チャンピオン同士の対決を受けていただければ、凄いありがたいとなというふうには今は考えていますね。
(12月13日の『K-1 DX』にも出場するが?)まあ、確かに強そうな人いますね(笑)。でも、あれ自体は企画なんで。企画っていうか、遊びですね。安保瑠輝也っていう名前を格闘家として広めるために、認知してもらうためにっていうのが一つでもあるんで。俺は戦いが一番自分を見せるところだと思うし、本当の戦い、試合ですよね。なんで、この試合に向けてのウォーミングアップのような気持ちでいます。それぐらいこの試合は復帰戦になるんでね、何がなんでもぶっ倒したいと思っています。
(ウェルター級に上げて、どう変わるかイメージはある?)もちろんパワー的な部分はもちろんなんですけど、僕は自分で大阪でジムをやっているじゃないですか? ジムを立ち上げてから、これまで無敗で来てたんですけど、前回山崎選手に負けてしまって思ったのが、やっぱり自分が代表としてやっていると、周りの意見は聞き入れにくいというか。そこを改善して、今は週3回ボクシングの練習を行っていて、和歌山で合宿みたいな感じでやっています。久しぶりに厳しく指導してもらっているのを実感していて、自分自身本当に強くなっているんで、それを期待してほしいですね。(階級を上げても二段飛び蹴りなどは健在?)スピードは速くなってますよ。
(海斗の『僕が喧嘩自慢代表で勝負します』という発言を聞いて)喧嘩自慢なんですか? ああ、そうか。元アウトサイダーだからか。じゃあ、喧嘩自慢か。YouTube同様、失神させたいと思います」
京太郎、K-1復帰戦の相手はヘビー級のムエタイ戦士・実方宏介!「蹴ったら足が痛いんで、蹴りは使いません」(京太郎)vs「パンチ倒される前に蹴り倒す」(実方)
第1弾対戦カード発表会見で、プロボクシングからK-1への復帰&今大会への参戦が発表されていた京太郎が スーパーファイトで実方宏介と対戦することが決定した。
京太郎は2007年からはK-1を主戦場に戦い、「K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA JAPAN GP」で準優勝。09年の第2代K-1ヘビー級王座決定トーナメントではK-1で日本人初となる重量級の世界王者となった。2010年4月にピーター・アーツ、10月にはジェロム・レ・バンナからも勝利。そして、2011年にプロボクシングに転向すると、デビュー8戦目で日本ヘビー級王座を獲得。2017年にはOPBF東洋太平洋ヘビー級・WBOアジア太平洋ヘビー級王者に。そして、20年11月にプロボクシングからの引退を表明し、今回は約10年ぶりにK-1復帰を果たす。
対する実方ははムエタイテクニックを武器とするヘビー級ファイターで、主戦場にしているBigbangではK-1でも活躍する愛鷹亮とも拳を交えた。現在は第2代Bigbangヘビー級王者に君臨、今回がK-1初参戦となる。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見所について「京太郎選手は前回の会見以降、K-1ルールでの試合も再開している。ボクシングで磨いたパンチがどう活かされるのか、非常に注目されていると思う。実方選手はパワフルな攻撃のほかに、ヘビーとは思えない細かいテクニックを持った選手。K-1は軽量級や中量級の選手たちが多いが、こうして日本人同士のへビー級の試合が組まれたのは大きいこと。ヘビー級が盛り上がるようなきっかけになる試合を期待したい」とコメント。
コアラの被りもの姿で会見に現れた京太郎は、顔面含め全身タイツの赤と緑の人物を二人従えて登場。三人で実方の写真がプリントされたTシャツに着替えて、実方の顔がプリントされたお面を付けるなどやりたい放題。会見でも京太郎はマイペースに語る中で「次の試合、蹴りは使いません。蹴ったら痛いということがわかったので」と、パンチのみで戦うことを宣言。実方が「パンチで倒される前に、僕が蹴り倒す。周りには『ヤバいぞ。オマエ、やられるんじゃないか』と言われるが、やられる前に僕がやっちゃえばいい」と意気込むと、京太郎は「僕、この年になっても強いんですよね。あんまり練習しなくても。才能があるんですよ」と百戦錬磨の貫禄を示した。
ヘビー級の新たな扉を開く一戦、勝利をつかむのは京太郎か?それとも実方か?
◆実方宏介
「今回、すばらしい大会に呼んでいただき、ありがとうございます。対戦相手が超一流の京太郎選手なので、しっかり僕が倒してヘビー級を盛り上げたいと思います。(京太郎選手のパフォーマンスについて?)まあ、こんなにアピールしてもらって、逆にありがたいですね。ありがとうございます。
(これまでの京太郎選手の活躍については?)ピーター・アーツ選手とかとやってるのも、僕は昔から見ていました。SNSで京太郎選手が復帰するというのを見て、これは僕がやるしかないなと思ってアピールしたら、まさか組んでもらえたんで。僕がしっかり倒して、僕のことを覚えてもらえるようにがんばります。
(京太郎選手の蹴りは使わないという言葉は信じる?)蹴らなかったら、僕がひたすら蹴って蹴り倒すんで。パンチで倒される前に、僕が蹴り倒します。
(注目されてる京太郎選手との試合はおいしいと思う?)ビッグチャンスだと思います。最初、京太郎選手との試合のオファーがあったときに、ジムのトレーナー、会長含め話してたんですけど。周りにはやっぱり『ヤバいぞ。オマエ、やられるんじゃないか』っていうレベルで言われるんですけど、やられるんだったらやられる前に僕がやっちゃえばいいんで。判定は絶対にないと思うんで、絶対にKO決着で、僕が倒したいと思います」
◆京太郎
「どうもみなさま、はじめまして。私は今日、一応4つ話すことを決めてきました。(隣の中村プロデューサーに)ちょっと対戦相手が誰かわかってないので、軽く自己紹介だけいいですか? どういう感じですかね、どういうタイトルを持ってますか?(中村プロデューサーが答えると)ああ、そうですか。僕、今日は対戦相手がいるのをわかってなくてですね、ちゃんと対戦相手をアピールしようと思って、Tシャツとお面を作ってきました。みなさん、これが僕の対戦相手です。よろしくお願いします。以上です。
(実方選手がどういったファイターか、いまはわかっていない?)一切わかっておりません。ただヘビー級で体重がけっこう重いということで、太り過ぎは日本人にはよくないので『太りすぎはダメよ』とプリントされたTシャツを作ってきたんですが、いかがですかね?
(実方選手の『しっかり倒す』という発言については?)あんまり格闘技のことよくわかりませんが、とりあえず(と、おもむろにTシャツを脱ぐ)。中にもう一枚着てますんで(と、隣の中村プロデューサーにわたす)。ということで、私もこんな感じでがんばりますんで。ありがとうございます! (Tシャツが実方に渡ったのを見て)あとでソレで一緒に写真を撮れたらいいなと思って、ハイ。
(前回の復帰発表のときに、キックの練習をしたら足の皮が剥けたという話だったが?)私、その対策の一つとして、蹴りは使いません。次の試合、蹴りは使いません。蹴ったら痛いということがわかったので、蹴りは使いません。(パンチだけで勝てる自信がある?)この世界(K-1)に来るときに、自信なんかあったら絶対に来ないですね。基本的に僕は自信を持たないんで。挑戦するという意義があって、この世界に来ました。そして、前も言ったようにボクシングと格闘技を10年後、子供が格闘技のプロを目指すときに、より広い選択をできるために、僕はこの世界に戻ってきたんで。蹴りは10年蹴ってないし、3Rの試合もやってないんで、自信なんかないです。あと僕の持論的に、ファイトマネーが一緒なら、相手が弱いほうがいいということで。相手が弱いことを願ってますんで。それだけです、以上です。
(実方選手の『KOで倒す』という言葉を聞いて?)でもね、僕、この年になっても強いんですよね。あんまり練習しなくても。才能がある、才能があるんですよ、ハイ。だから、僕に勝つとしたら、ちゃんとスタミナをつける練習をしてくださ。実方選手はその体型だから、たぶんフックを打つんでしょう。でもしっかりまっすぐ(のパンチを)打ってください。そうしたら僕に勝てるかもしれないんで。まっすぐを打てないとヘビー級は勝てないです。
(司会者に言い残すことはないか、『すべてOKですか?』と水を向けられると)一応、この記者会見のために一週間、がんばって用意してきたんで、それは認めていただきたいと思います」
MIOと山田真子が階級の枠を超えて激突!「山田選手と戦うことができてワクワクしている」(MIO)vs「MIO選手はネームバリューがある選手。勝って次につなげる」(山田)
今回の会見で発表された女子のカードが、MIOvs山田真子の女子-46kg契約のスーパーファイトだ。MIOはシュートボクシングのリングで活躍し、昨年K-1参戦を表明。そのK-1デビュー戦を9.22K-1大阪大会で高梨knuckle美穂と戦ったが、判定負けを喫してしまった。一方の山田は、キックボクシングやボクシングでもチャンピオンとなるなど実績を残し、昨年からKrushに参戦。K-1初参戦となった11.3K-1福岡大会でも勝利を収め、プロ戦績では無敗街道を突き進んでいる。
お互いネームバリューや実績もあるが、本来はMIOがミニマム級(-48kg)で、山田がアトム級(-45kg)と別階級。しかし、間をとってのキャッチウェイトで、注目カードが実現に至った。
デビュー戦を勝利で飾れなかったMIOだが、前回の対戦相手の高梨から「フィジカルから鍛え直してこい」というきつい一言をもらったのをきっかけに、「パーソナルに通ってるんですけど、おもりの重量を上げてみたり、一からがんばってます」とフィジカル面からの鍛え直しに着手。また前回の試合で「元々シュートボクシングで戦ってきて、『まあ大丈夫だろう』って、凄い甘かったなと実感しました。実際リングで戦ってみて、凄い難しいなと思いました」と感じたことで、練習の中で実戦的なスパーリングを増量。「K-1ルールに慣れる」ことを重点に置いて、今回の試合に備えているという。
一方の山田もK-1ルールは今回がまだ3回目だが「全然やりにくいとかいうのもなく、自分のスタイルでやれてるんで、今回も大丈夫だと思います」と、様々なルールを経験してきた強みなのか、違和感はない様子。MIOに関して、「結構戦績もあって、戦い慣れというかリングでも慣れてると思う」と語りつつも、「自分は自分の戦い方で行くだけです」と、これまで無敗街道を作り上げてきた自身の戦いを貫くつもりだ。
「MIO選手はネームバリューがある選手なんで、めっちゃうれしかったです。絶対勝って、次につなげます」(山田)、「山田選手のことも子供の頃から強さも知っているので、あとは最高の試合をするだけだと思っています」(MIO)と、お互いに試合へのモチベーションも高い。注目度が高まるK-1女子の次なる展開が生まれそうな試合になりそうだ。
◆山田真子
「11月の福岡大会からすぐ試合の話が来たんで、とてもうれしく思います。相手のMIO選手はネームバリューがある選手なんで、めっちゃうれしかったです。絶対勝って、次につなげます。(MIO選手とどういう試合を見せたい?)結構戦績もあって、戦い慣れというかリングでも慣れてると思うんですけど、自分は自分の戦い方で行くだけです。(K-1ルールの試合についての慣れはどれぐらい?)全然やりにくいとかいうのもなく、自分のスタイルでやれてるんで、今回も大丈夫だと思います。(MIO選手の映像は見た?)knuckle選手との試合は見ました。(技術はどのように評価している?)この前の試合は、knuckle選手の技術とか強さが出てたんで、MIO選手のはあまりよく見てなかったんで、しっかり動画とか見て、多分仕上げてくると思うんで、勉強して練習したいと思います」
◆MIO
「前回、凄く情けない試合してしまって、本当は年内ガンガン試合をして取り返したかったんですけど、このような最高の舞台で、最高のチャンスをいただけて、山田選手のことも子供の頃から強さも知っているので、あとは最高の試合をするだけだと思っています。がんばります。(9月の敗戦からどこを改善した?)本当に何もできなかったので。あとやっぱり、相手の高梨選手から『フィジカルを鍛え直してこい』と言われてたので、とりあえずフィジカルから鍛え直しています。(山田選手もパンチでガンガン来る選手だが?)ボクシングでもタイトル獲ったり、元々キックボクシングでも凄い有名な選手だったので、ワクワクしています。強い選手なので。
(K-1ルールの試合についての慣れはどれぐらい?)元々シュートボクシングで戦ってきて、『まあ大丈夫だろう』って、凄い甘かったなと実感しました。K-1になって、実際リングで戦ってみて、凄い難しいなと思いました。(話せる範囲でどういう部分を修正した?)パーソナルにずっと通ってるんですけど、そこの先生と話し合って、おもりの重量を上げてみたり、一からがんばってます。(フィジカル以外で強化したところは?)K-1のルールに慣れるというのと、1年半ぐらい練習もできなかった時期もあったので、実戦、スパーリングとかたくさんするようにはしてます」
金子晃大が10カ月ぶりに復帰、初参戦の新鋭・鬼山桃太朗と対戦!「時間をかけて自分を作り直してきた」(金子)vs「今回は“金鬼退治”をしたい」(鬼山)
金子晃大と鬼山桃太朗(きやま・ももたろう)によるスーパー・バンタム級スーパーファイトが決定した。金子は2016年9月にデビューすると、軍司泰斗を下して第3代Krushバンタム級王者に。その後スーパー・バンタム級に転向し、2019年3月の「K’FESTA.3」では玖村修平に激闘の末に勝利し、大きなインパクトを残した。だが今年3月の玖村将史戦でプロ初黒星を喫し、今回はそれ以来10ヶ月ぶりのリングとなる。
一方の鬼山はこれがK-1初参戦。今年1月にKrushでK-1 JAPAN GROUPデビューを果たすと、7月の2戦目ではキャリアで上回る蒼士にKO勝ち。そして11月にはBigbangスーパー・バンタム級王座決定戦で勝利し、プロ5戦目で初戴冠。最高の流れでK-1のリングに足を踏み入れる。
中村拓己K-1プロデューサーも「金子選手は3月のプロ初黒星から自分を鍛え直し、この『K’FESTA.4』のリングで再起戦を迎えます。鬼山選手は、試合キャリアはまだ5戦ですが、インパクトを残す試合を続けてきました。お互い攻撃力もあって、非常にアグレッシブな戦い方をする選手同士なので、スピーディーかつ、KO必至の迫力ある一戦になるんじゃないかと思っております」と語る一戦。
鬼山は「やっとスタートラインに立てたかなという感じで、気合いメチャクチャ入ってます」と意気込みを語ると、金子は「前回負けちゃって、今回時間をかけて作り直してきたので、しっかりとした仕上がりになってるかなと思います」と久々のリングに自信を見せた。金子が生まれ変わった姿を見せて再スタートを飾るか、それとも勢いに乗る新鋭・鬼山が「鬼退治」を果たすか。
◆金子晃大
「前回負けちゃって、今回時間をかけて作り直してきたので、しっかりとした仕上がりになってるかなと思います。試合が決まってから鬼山選手の映像を見たんですけど、アグレッシブですごく噛み合うかなと思ってます。(10カ月間で作り直した点は?)いろいろあるんですけど、一言で言ったら『パワー』ですかね。見る人が見たらその違いは分かるんじゃないですかね。それぐらいパワーをつけてきました」
◆鬼山桃太朗
「やっとスタートラインに立てたかなという感じで、気合いメチャクチャ入ってます。ずっと金子選手の試合を見てて、動きとか戦い方を真似させていただいてて、『強いな』という印象です。あんまりダメージをもらっちゃったら、リアルじいちゃん・ばあちゃんが心配するので、あまりダメージをもらわずに勝ちたいと思います。
前回のKrushの相手が“蒼”士選手だったので『青鬼退治』でいったんですけど、今回の金子選手は金色。色で言ったらラスボス級だと思うんですけど、僕は通過点だとしか思ってないので、『金鬼退治』したいと思います。
(リングネームの由来は?)ジムの先輩の卜部弘嵩さんに『キャラがあった方がいいよ』と言われて、『僕は岡山県出身なので、桃太郎キャラがいいです』と言ったら、ヒロさんがつけてくれました」
若きテクニシャン対決!篠原悠人「試合内容と結果で自分の価値を高めていきたい」vs西京佑馬「連敗で後がないと思っている。しっかり勝って次につなげる」
篠原悠人と西京佑馬によるライト級スーパーファイトが決定した。篠原は2015年にK-1甲子園優勝。2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座を獲得した。同年12月にはライト級でK-1ライト級世界最強決定トーナメントに出場し、ゴンナパー・ウィラサクレックをKOした実績もあり、将来を嘱望されている存在だ。今年6月にはゴンナパーのKrush王座に挑むも敗退、9月のK-1大阪大会では卜部功也に挑むも判定負けを喫し、連敗からの再起を誓う。
一方の西京は2016年にK-1甲子園優勝。2019年3月には島野浩太朗を下してKrushスーパー・フェザー級王座を獲得した。王座陥落後は腰の負傷で長期欠場を余儀なくされ、復帰戦となった9月の横山朋哉戦でも黒星。キャリア初の連敗からライト級に階級を上げて心機一転の一戦となる。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見どころについて「どちらもK-1甲子園の優勝者であり、Krushのチャンピオンも経験している選手たち。今回は西京選手が階級を上げたことでこの対戦が実現しましたが、経歴を見ても分かる通り、これからのK-1を担っていく2人だと思います。これぞK-1というハイレベルな試合を、この2人だったら見せてくれると思います」と語った。
篠原は「ゴンナパー選手と卜部選手に2連敗してるんで、また1から試合内容と結果で自分の価値を高めていきたいと思っているので、復帰戦をしっかりKOで勝ちたいと思います」と話すと、西京は「今2連敗中で後がないと思っているので、しっかり勝って次につなげたいと思います」とコメント。
K-1甲子園覇者、元Krush王者、そして現在は連敗中と、共通点も多い「若きテクニシャン対決」。この一戦を突破して、次世代のトップへと近づくのはどちらか?
◆篠原悠人
「ゴンナパー選手と卜部選手に2連敗してるんで、また1から試合内容と結果で自分の価値を高めていきたいと思っているので、復帰戦をしっかりKOで勝ちたいと思います。(テクニシャン対決と言われているが、自分の方が上だと思う点は?)西京選手は60kgの選手やったんでスピードは速いんかなと思うんですけど、僕もスピードには自信があるので。
あとパワーも、僕は65kgでやってて、その階級の選手たちと試合してきたんで、フィジカル部分は西京選手より自信があります。(新世代対決という点については)僕もまだ22歳ですけど、年下の西京選手とやることで刺激にもなるし、面白い試合になるかなと思ってます」
◆西京佑馬
「今2連敗中で後がないと思っているので、しっかり勝って次につなげたいと思います。(階級アップの理由は?)前回の試合で勝っても負けても上げるつもりでした。ライト級に上げてからは、自分のパワーが生かせる試合ができると思います。
(テクニックで自分の方が上だと思う点は?)お互い似たようなファイトスタイルだと思っていて、篠原選手は距離感もうまいし。唯一勝ってると思うのは蹴りですかね。篠原選手はあまり蹴りの印象がないので、蹴りのテクニックは勝ってるんじゃないかと思います」
TETSUvs横山朋哉のハイスピードバトルが実現!「KOして殻を破りたい」(TETSU)vs「どっちのスピードが速いのか試してみたい」(横山)
スーパーフェザー級のスーパーファイトとしてTETSUと横山朋哉の一戦が決定した。巧みなステップワークと豊富な手数を武器とするTETSUは、今年に入りフェザー級からスーパー・フェザー級に転向。7月のKrush後楽園大会で提髪和希、9月のK-1大阪大会で西元也史を下して二連勝中と波に乗っている。
一方の横山もKrushのリングで今年2月に中島千博、9月には元K-1甲子園王者&Krushスーパー・フェザー級王者・西京佑馬を撃破し、好調をキープしている。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見所について「スーパー・フェザー級はK-1、Krush共に選手層が厚い階級だが、着実に結果を残している二人。ここからどうトップ選手たちと絡んでいくか、どんな結果になるのか楽しみにしてる」と期待を寄せた。
会見では横山が「僕のキャッチコピーが“瞬速の弾丸レフティー”でTESTU選手は“滾るスピードスター”なのでどっちのスピードが速いのか試してみたい」と対抗意識を燃やせば、TESTUも「いま、僕はメチャメチャ成長期。今回の試合でKOして殻を破りたい」と意気込みを見せた。
また、両者共に同日行なわれる、武尊とレオナ・ペタスのスーパー・フェザー級タイトルマッチを意識し「みんなに『タイトルマッチは、次は横山だ』と思わせるような試合をする」(横山)「同じ階級としてどこまで近づけるか」(TETSU)と語った。
◆横山朋哉
「やっとK-1の本戦に出場することができて気合バッチリなんで、必ず勝ちます。(好調の理由と、今回はどんな試合を見せたい?)朝久泰央選手に負けてから自分を見つめ直した部分もあったし、あとはコロナ期間中、そのときにまた自分を見つめ直しました。自分に足りないものと、自分のいいところを伸ばすように練習してきて、いままで練習してきたことが結果に出てるんだと思います。今回は最近KOしてないんで、ひさしぶりにKOして『K’FESTA.4』というK-1の舞台でインパクトを残せればいいかなと思っています。
(お互いの印象と警戒する部分は?)TETSU選手はもともとフェザー級で、タイトルマッチもやっていて。強いことはわかってたんですけど、まさかスーパー・フェザー級に上げるとは思ってなかったです。でもそこからはけっこう試合とかも観ていて、なんでもできる選手だなと思ってます。僕はキャッチコピーを“瞬速の弾丸レフティー”って付けられていて、TESTU選手も“滾るスピードスター”って付いてるんで、どっちのスピードが速いのか、ちょっと試してみたいなと思います。おもしろい試合になるんじゃないかなと思ってます。
(今回の試合はスーパー・フェザー級のトップ戦線に食い込むチケットをかけた試合になるが、そこを踏まえてアピールしたいのは?)スーパー・フェザー級のK-1チャンピオンの武尊選手とKrushのチャンピオンのレオナ選手がタイトルマッチをやって、王者が二人共出るので間違いなく比べられると思います。そこでインパクトを残して、みんなに『タイトルマッチは、次は横山だ』とう思わせるような試合をしていきたいなと思っています」
◆TETSU
「やっぱり夢やった『K’FESTA.4』に、こうやって本戦で出られることを幸せに思ってます。でも、出るだけじゃダメなんで、しっかりここで結果を残して、みんなにTESTUを覚えてもらいます。(好調の理由と、今回はどんな試合を見せたい?)いま、僕はメチャメチャ成長期やと思っていて。身長も格闘技もそうなんですけど、メチャメチャいま、成長しています。毎回、練習の動画を撮って、自分で足りへんところを分析して、横山選手も言ったんですけど、自分のいいところを伸ばして、悪いところを直して、成長できています。横山選手はKOすると言っていて、僕も最近は全然KOできてないんで、今回の試合でKOして殻を破りたいと思っています。
(お互いの印象と警戒する部分は?)横山選手の強いところは、全部警戒してます。パンチも蹴りも強いですし。(今回の試合はスーパー・フェザーのトップ戦線に食い込むチケットをかけた試合になるが、そこを踏まえてアピールしたいのは?)武尊選手とレオナ選手の試合について、『あっ、やってるな』って思うんじゃなくて、同じ階級としてどこまで近づけるか、どこまでアピールできるかだと思っています」
弘輝vs龍華、記者会見で火花を散らす!「俺は、何歳になっても自分の気持ちに正直にいく」(弘輝)vs「いい歳なんで落ち着いた方がいいと思います」(龍華)
安保瑠輝也率いるteam ALL-WINの注目ファイターである弘輝とK-1甲子園2019&2020王者・龍華の一戦が決まった。
今年6月のKrush新宿FACE大会でK-1 JAPAN GROUPに初参戦を果たした弘輝は、SEIYAに強烈なパンチでKO勝利。9月のK-1大阪大会では朝久泰央に敗れるも、飛びヒザ蹴りで先制のダウンを奪い、インパクトを残した。
対する龍華2019年・2020年とK-1甲子園を連覇している、空手出身のファイター。2018年11月のデビュー戦こそ黒星だったものの、Money in the KHAOS ROYALライト級トーナメント優勝を含めて6戦6勝(3KO)と快進撃を見せ、今回は念願のK-1初参戦となる。
中村拓己K-1プロデューサーは「弘輝選手はアグレッシブなファイトスタイルで記憶に焼き付いているファンも多いと思う。12月13日の『K-1 DX』に安保選手と共に出場することも発表され、注目度も上がっている。龍華選手は今後のK-1を担う期待のファイターとして待望の初参戦。龍華選手もバチバチに打ち合うファイターなので、二人の戦いはK-1らしいスリリングな試合になると思う」と語った。
龍華が試合展開について「弘輝選手は打ちいたいと思うんで、それに付き合ってもいいし、自分の戦い方をして何もさせないで勝ってもいいと思う」と語ると、弘輝は「自分の戦い方、したらいいよ。それでも倒れちゃうから」と返し、両者は静かな火花を散らした。
◆龍華
「今回は初のK-1参戦ということで、オファーが来たときうれしくて。それに対して、期待を裏切らないようなファイトをしたいと思います、(対戦相手の印象は?)動画を二試合見たんですけど、アグレッシヴブいいファイターだと思います。ただ安保選手とABEMAの企画ヤツも見て、そろそろいい年なんで、いつまでもヤンキーぶってないで落ち着いたらいいんじゃないかと思います。
(K-1初参戦で何を見せたい?)インパクトのある勝ちかたをして、今後もK-1に出られるようにできたらいいなと思います。(インパクトのある勝ちかたとは?)弘輝選手はガンガン前に出てきて打ち合おうとしてくるんで、それに付き合ってもいいですし、全然自分の戦いかたをして、何もさせないで勝ってもいいと思います」
◆弘輝
「自分自身、二試合連続、K-1参戦させてもらえることになって、大阪大会以上のインパクトを残してKO勝ちします。(対戦相手の印象は?)龍華くん、何歳やったっけ? 18歳? いいねえ。まあでも俺は、何歳になっても自分の気持ちに正直にいきたいから。龍華くんもいいファイターやけど、もっと気持ち出してK-1盛り上げていかな、たぶん今後おもんないと思うから。
(K-1初勝利を目指して何を見せたい?)勝ちたいっていうのはあるんですけど、K-1の舞台で判定狙って、なんか足使おうとしても、おもしろくないと思うんですよ。だから、この前と変わらんスタイルで、なおかつKOしてっていう。倒せる力をずっと見せていきたいんで、それですね。
(前回、派手な負けかたをしたが、自分の中でどう消化してる?)あれは朝久くんが強かったっていうか、世界でトップレベルのコとやらせてもらって、勝った試合よりもいいキャリアになったと思ってるんで。あれを踏まえて、いっぱい練習してるし、格闘家らしい戦いかたもちょっと練習してるんで、それを観てください。
(龍華選手の今回の試合の勝ちかたに関する発言については?)自分の戦いかた、したらいいよ。べつに気遣わんと。それでも倒れちゃうから。がんばって」
既報対戦カード
K-1スーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者、元スーパー・バンタム級&フェザー級王者)※2度目の防衛
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/挑戦者、Krush王者)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4~
日時 2021年1月24日(日) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00(予定)
会場 国立代々木競技場第一体育館
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(生放送 1月24日(日)16:00~21:00/再放送 1月29日(金)18:00~25:30)
チケット料金 ロイヤルシート(特典付き) 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円(完売) スタンドS 18,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 8,000円 ※武尊応援シート、レオナ応援シート(スタンドB以外)も販売。武尊vsレオナ ポスターVer.のクリアファイル付き
チケット販売 K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/