K-1 12.13 両国国技館:卜部弘嵩「僕は根っからの格闘家なんだと思います」、才賀紀左衛門「僕のモチベーションは本当に家族」
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K-1 12月13日(日) 両国国技館大会で58.5kg契約で対戦する卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)と才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)のインタビューが、K-1 JAPAN GROUPから届いた。
卜部弘嵩、再びK-1の頂点を目指す!「試合を休んでいる間に自分は根っからの格闘家だと思った。“次の挑戦者は卜部弘嵩しかいないだろ”という姿を見せたい」
――弘嵩選手にとっては約1年ぶりの復帰戦となりました。カード発表会見では少し期間を置いて自分の気持ちがどうなるかを見ていたと話していましたね。
「前回の試合(2019年11月K-1横浜大会)が終わった時点ではもう辞めようと思っていたんですけど、すぐに決めなくてもいいかなっていう気持ちもあって。横浜大会が終わってからはお休み期間でしたね。その間は練習も一切やりませんでしたし、やりたくなればまた練習をすればいいと思っていました。やりたくないのに練習をしてリングに上がっても大怪我するだけじゃないですか。それだったらもう辞めよう、と。その様子を見る時間でしたね」
――弟の功也選手も昨年7月から今年の9月まで約1年2カ月間、試合期間を空けて復帰しました。
「同じような気持ちだったかもしれないです。でも期間が空くと戦いたくなるんですよね。で、僕は戦いたくなったので、じゃあ戦えばいいか、と。格闘技をやりたいという気持ちを溜めて溜めて、すごくやりたいと思った時に練習した方が強くなると思うので、結果的にいい期間だったなと思っています。中途半端にやらなくてよかったですね」
――格闘技から離れる時間を作って、また格闘技への気持ちが戻ってきましたか?
「今はすごくモチベーションが高いです。やるからにはチャンピオンにならなければいけないというか、純粋にチャンピオンと戦いたいという気持ちがあります」
――“強い選手と戦いたい”というのが、格闘家・卜部弘嵩の芯になる部分なのですね。
「そうですね。昔からそうなんです。子どもの頃からテレビで強い選手が活躍していれば、“この選手と戦いたい!”っていつも思っていたし、今もそれと同じ気持ちですね」
――弘嵩選手は結婚もして家族を築いていますが、格闘家としての根本の部分は変わっていないようですね。
「そうですね。会見で『家族や子どものために戦う?』ということを聞かれましたけど、その気持ちだけだったら僕はリングに上がっていないです。やっぱり戦ううえで死んでも勝たなきゃいけない時ってあるんです。僕はその気持ちでリングに上がろうと思っているので、“家族のために”としか思えなかったら戦えないですね。そこは僕にとって別物で、格闘家としては自分の力を見せつけたい。シンプルにそういう思いで戦ってます」
――なるほど。改めて自分は格闘家だと再認識できたようですね。
「その気持ちがなくなるかなと思ったんですけど、なくならなかったんですよね。だから僕は根っからの格闘家なんだと思います。今はまたモチベーションが高くて楽しいし、まだまだ強くなるなっていう感覚もすごくあります」
――弘嵩選手もずっとプロとして戦い続けてきて、少し休む期間を設けたことがよかったようですね。
「それもあるし、僕がチャンピオンだった頃は身体能力や人が真似できないような練習量、そういうガムシャラさや才能でベルトを獲ったという感覚が強かったんです。でもそれでは怪我も増えるし、頭をしっかり使わなきゃ勝てない。今はチャンピオンだった頃とはまた違う刺激があって、それがまた別で楽しいですね」
――対戦カード発表会見では才賀選手との対戦へ向けては「チャンピオンにいいアピールをしたい」という言葉がありました。
「正直今回相手は誰でもよかったんです。紀左衛門くんがよく言っているように仲がいいから戦いたくないとか、僕はその感情が全くないんで。そもそも僕は弟とやったぐらいですし、強ければ誰でもいい。今回は紀左衛門くんを倒して、今のチャンピオン(江川優生)にアピールしたいです」
――才賀選手は今のK-1ルールで未知数なところがありますがいかがでしょうか?
「僕も試合間隔が空いちゃいましたし、そういう意味で気を抜けない試合です。しっかり仕上げていかないと痛い目にあう試合だと思っているので、しっかり準備します」
――弘嵩選手の現地点を確認する試合となりますね。
「そうでありつつ、やっぱり魅せなきゃいけないし、振り切った試合をして“次の挑戦者は卜部弘嵩しかいないだろ”と見せる、そういう存在じゃなきゃいけないと思ってます。そうじゃないと納得できない自分もいるし、僕は自分より強いヤツがいるという感覚が許せないんです。だからやっぱり僕は根っからの格闘家ですね」
――それでは最後にファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
「だいぶ(試合を)待たせちゃったんですけど、いい感じで練習もできているし、気持ち的にもすごくいい状態なので、いいパフォーマンスを見せられると思います。楽しみにしていてください」
才賀紀左衛門、K-1復帰戦で自分の実力を証明する!「今のK-1ルールに合ったスタイルに変えている。僕という人間の試合をしっかりみんなに見せて“明日も頑張ろう”と思ってもらいたい」
――K-1復帰戦が発表され、対戦相手が卜部弘嵩選手に決まりました。会見も終えて、今どんな心境ですか?
「最初にオファーを受けた時は“うわぁ、ヒロかぁ”っていう感じでした。ヒロのことは好きやし、知ってる相手やから。まぁ僕もプロになって長いし、ヒロとはやったことがなかったし、ヒロに勝ったら実力としても次タイトルマッチになってもおかしくないじゃないですか。だからヒロに勝って、その時の気分でタイトルマッチを言うか言わないか決めようと思ってます」
――弘嵩選手の印象としては「何でもできる選手」と言われていましたね。
「でも僕も何でもできる選手なんで(笑)。僕の方がポテンシャルや運動神経、持ってるものは高いと思うので、やりやすいんじゃないかと思います」
――PURGE TOKYO所属となり、K-1の練習に専念するようになっていかがですか?
「やっぱり自分はK-1ルール・立ち技の方がいいですね。総合は練習がイヤ! 男に抱きつかれるのは…個人的にほんまに苦手なんで(苦笑)。やっぱりK-1ルールはいいですよ。ほんま総合をバカにしている訳じゃないけど、俺にはちょっと無理、入り込めませんでした。俺はやっぱり立ち技、K-1。そこに未練はないです」
――具体的に練習ではどんな手応えを感じていますか?
「昔の自分に戻すだけじゃなくて、テクニックやファイトスタイルの部分で、いまのK-1ルールに合ったスタイルに変えていますね」
――会見では「父親として娘さんにどんな姿を見せたいか?」という質問も飛んでいました。
「やっぱり格闘技をやっていれば人の痛みも分かるし、学ぶことがいっぱいあるんです。叩かれたら痛くて、殴られた方の気持ちも分かる。長く競技を続けて年齢を重ねれば、いい時ばかりじゃない。僕は本当に格闘技をやっていてよかったと思うことが多いので、僕の中では本当にいいスポーツだと思うし、格闘技はフィジカルだけでなくメンタルのスポーツだと思います。だからこれをもっともっと世の中に広めていきたいっていう気持ちはめっちゃありますね」
――例えば娘さんに格闘技をやらせたいと思いますか?
「娘には殴り合いさせたくないですね(笑)、もし男だったら“やりたいんやったらやったらええねん”って思うんですけど。自分が格闘技をやってきて、厳しい世界なのは分かっていて、トップになったらなったで色んな試合以外の苦労だったり、ストレスもすごいので、そういう経験を娘にはさせたくないですね。格闘技を護身術だったり武道、成長の一環としてやるのは全然いいし、やった方がいいと思うんですけど、プロとしてこれで飯を食っていくとなったら簡単ではないですよね。でも格闘技はすごく好きだし、K-1は本当にいいスポーツやと思うから、その良さを一人でも多くの人に知ってもらえればと思ってます」
――親として戦う姿を娘さんに見せたいとも話していましたね。
「人それぞれ考えはあるけど、僕はやっぱり背負ってるものがないとダメやと思うんです。今までは自分のためにやってきて、自分のためももちろんそうだけど、今は娘のために頑張るし、それで良い結果が出たら結局は自分のためにもなる。だから僕のモチベーションは本当に家族。自分の母親と自分の子どものために、というのが今のモチベーションですかね」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「僕はアグレッシブな試合だけじゃなくて上手くポイントアウトする試合も好きです。色んな格闘技の見方・目線がありますけど、僕という人間の試合をしっかりみんなに見てもらって、それで“明日も頑張ろう”と思ってもらえるような、そんな試合をしていきたいと思います」
対戦カード
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krush同級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himarayan Cheetah](ネパール/志村道場/HEATミドル級(70kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
藤岡裕平(九州ジム・VLOS)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元NJKFライト級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
山本直樹(優弥道場)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
58.5kg契約 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigibangスーパーバンタム級(55kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
◆プレリミナリーファイト
95kg契約 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/元WMC日本ヘビー級王者)
メイサム・ドラゴン(イラン/士魂村上塾)
スーパー・フェザー級 3分3R
聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
フェザー級 3分3R
秀樹(レンジャージム)
稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)
53kg契約 3分3R
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~サブタイトル未定~
日時 2020年12月13日(日) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 両国国技館
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 アリーナSRS席 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS席 18,000円(完売) 桝席2名掛け 38,000円(1名あたり19,000円) 桝席1名掛け 20,000円 2FスタンドS席 18,000円(完売) 2FスタンドA席 10,000円 ※当日500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/