格闘技ドクターの二重作拓也氏、「命を守るスポーツ安全指導講習テスト」をオンラインで実施。ストラッサ―起一も合格

　「スポーツ安全指導推進機構」（代表・二重作拓也）による「命を守るスポーツ安全指導講習テスト」がオンラインで行われた。同機構は「格闘技医学会」の代表でもある二重作氏が新たに立ち上げた組織。1月17日に東京のバンゲリングベイ恵比寿にて初の講習会を開催し、頭部外傷、心臓震盪、内臓損傷、内科的リスク、パンチドランカーなど、「命に関わるテーマ」について、指導者層に講義が行われた。講義後のテストで25名が合格し、同機構が「安全に意識の高い指導者」として認める「合格証」が授与された。

18年6月のRIZINの記者会見でのストラッサー起一

　その様子が各所で伝えられところ「遠方在住でも受講可能か？」という問い合わせが寄せられたという。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、Zoomなどのオンライン会議システムが普及したことで、同機構の講義、テストもオンラインで行われた。オンラインで4度のテストが実施され、RIZINにも参戦しているストラッサ―起一ら16名が新たに合格した。

◆合格者（順不同）
纐纈卓真（世界全極真）
田添　洋（極真館）
清水　岳（三浦道場）
吉田　剛（圏彗會）
西園美彌（フリー）
長谷川大明（北浦和駅前接骨院）
南原健志郎（トキワ整骨院）
中野太貴（看護師）
田中伸治（格闘技医学会）
木村龍之介（カクシンハン）
織田亮介（健陽整骨院/総合武道 健陽会）
湧原忠史（武仁会）
北浦正義（フリー）
ストラッサー起一（総合格闘技道場コブラ会）
長吉友博（勇征会）
落合真一（極真会館）

合格出来て良かったです。
安全に対しての意識も高めていきたいと思います☺️ https://t.co/gBQ1VrrCZY

— ストラッサー起一 (@StrasserKiichi) June 25, 2020

　今後の講義やテストの開催情報は、二重作氏のTwitterで発信される。

　また二重作氏は、子供の格闘技の危険性にも言及しており、医師によるオンライン講座「SNS医療のカタチ」（Twitter・Youtube）において、「子供は大人のミニチュアではない～スポーツ医学の現場から～」と題した講義を6月21日に行った（下動画）。今後のテストの問題は、この映像からも出題されるという。