格闘技ドクターの二重作拓也氏、命を守るスポーツ安全指導の講義・テストを開催。新田明臣氏ら受講

　格闘技ドクターとして知られる二重作拓也氏が、医師、弁護士、理学療法士ら国家資格を有する有識者と共に「スポーツ安全指導推進機構」を立ち上げ、1月17日に東京のバンゲリングベイ恵比寿にて、初の講習会を開催した。

　二重作氏によると、日本では10年の間に150人を超える中高生が運動部の部活で命を落としているという。格闘技・武道界でも、命に関わる事例、一生に影を落とす障害などが問題視され、安全性の向上は必須の課題となっている。

　「スポーツ安全指導推進機構」による講習会は、安全性に意識の高い指導者を「見える化」する試み。頭部外傷、心臓震盪、内臓損傷、内科的リスク、パンチドランカーなど、「命に関わるテーマ」について、指導者層に講義が行われた。講義後、即日テストが行われ、バンゲリングベイの新田明臣代表ら25名が合格し、同機構が「安全に意識の高い指導者」として認める「合格証」が授与された。

◆合格者（順不同）
新田明臣、丸谷智暉、藤原正起、丹波央斗、高木温大、石井洋平、盛田裕樹、白川裕規、白井嶺虎、西田勇人、都甲洋平、増木克存、黒田哲広、林　尚祐（以上、バンゲリングベイ）
酒井進（NPSキッズカラテ・さくらカラテスクール）
勝井洋（格闘技医学会）
中嶋理（無所属）
中嶋有木（障害者格闘技イベント焔）
金山富英（サムライ整骨院）
小宮山宗（総合格闘技マッハ道場巣鴨支部）
高橋佑太（ビューラボFITLABO）
曽谷英之（TRI.Hstudio）
香田衣里（ボディ・ケア・プラン）
海老沢隆之（日本空手道連盟・武道芸舘）
新堂正忠（合気道）

　なお、この講義の模様は二重作氏のTwitterでも伝えられている。（下のツイートの右上の鳥のマークをクリックすると、スレッドの続きのツイートを読むことができます。）

「命あってのスポーツ活動」ですが残念ながら悲惨な事故は絶えません。その流れを変えよう！と「現役ドクターによる命を守る安全指導講習＆即日テスト」がコンタクトスポーツ指導者を対象にバンゲリングベイ恵比寿にて開催されました。その模様をお届けします。 pic.twitter.com/wh0kHGFIIq

— Dr.F@格闘技医学/Takki@プリンスの言葉 (@takuyafutaesaku) January 17, 2020