BOM 12.8 ニューピアホール:1年ぶりの試合の伊藤紗弥、RISE勢との対戦、ONE参戦にも意欲
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
神楽坂 江戸川橋 クラミツムエタイジム
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BOM season II vol.6(12月8日(日) ニューピアホール)の第1部のメインイベントで奥脇奈々(エイワスポーツジム)と対戦する伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)のインタビューがBOMプロモーションから届いた。(聞き手:安村発)
――昨年12月の小林愛三戦以来、約1年ぶりの試合になりました。ここまで試合間隔が空いたのは、何か理由があるのでしょうか。
「特にこれといった理由もなく、なかなかタイミングが合わなかったんです。試合を頻繁にやっていた時期もあったので、やはり試合がないとウズウズしますね(笑)。そんなに緊張することもなく今はちゃんと練習ができています」
――練習ではどういうことを強化していますか?
「久しぶりの試合ということで感覚が鈍っているところがありますが、特に何を強化するということもなく、今は昔の感覚を取り戻すことを意識しながら、いつも通りの練習を淡々としています」
――小林戦でも1年ぶりの試合でした。実際に動いた感覚はどうでした?
「敗因としてはスタミナ面で問題があり、試合をやっていた時期の感覚に戻りませんでしたね。キックルールなので手数も重要になるので4Rからスタミナが切れて、あとは小林選手にガツガツ前に出てこられたことでそれに対応できなかったのも課題になりました。また、16年3月のLittle Tiger選手との試合以降、タイ人選手との試合が続き、日本人と久しぶりの試合だったこともあり、タイ人と日本人とでは戦うリズムが違うのでやりづらいと感じる場面もありました」
――小林選手は現在の女子キック界を代表する選手ですが、今の女子キック界をどのように見ています?
「私は4歳からジム通いし、ジュニア時代からずっとムエタイをやってきて女子選手があまりいない中、男子選手とばかり対戦していたアマチュア時代もありました。最近はアマチュアから女子選手もたくさん育っていて、プロでも女子の試合が増えて面白い試合が多い印象があります」
――今回対戦する奥脇奈々選手についてはどのような印象があります?
「試合映像はまだ見ていないのですが、パンチ、前蹴りで攻めてくるイメージはわかっているのでそれを意識しながら練習しています。奥脇選手もタイで試合経験があり、今回ムエタイルールなので噛み合った面白い試合ができると思います。その中でも勝ちにこだわった戦いをしつつ、圧勝したいと思います」
――数年前と比べてご自身が伸びていると感じる部分はありますか?
「ないと思うのですが……(苦笑)、とにかく私はパンチが得意ではないので、蹴りまくれることでしょうか。そういうところでムエタイを体現したいと思います」
――小林選手と同じく、奥脇選手も手数で前に出る選手ですが、今回スタミナ面は問題ないでしょうか。
「今回は5Rなのでスタミナ面を一番に考えて試合に臨みたいと思います」
――女子の立ち技が盛り上がっていますが、ご自身も盛り上げていく存在になりたいと思います?
「そうですね。ムエタイの試合にこだわっていたらあまり試合が少なくなりそうなので、タイ人との試合だけではなく、(肘無しの)キックの試合のオファーもあればどんどん出て試合数も増やしていきたいと思います」
――以前のように、世界タイトルマッチ、防衛戦が続き、タイ人強豪選手を次々と倒し、“天才ムエタイ少女” としての存在感を出したいところですね。
「昔のように毎月1試合というようなことは今はできませんが、決まった試合は全力で臨んでいきたいと思います」
――今はどういうことを目標に続けているのでしょう。
「ムエタイルールでONE Championshipに出てみたい気持ちはあります。今はまだ本調子を取り戻せていないのでまだそういうチャンスは巡ってこないと思うのですが、少しずつ試合数を増やして実現できたらいいなと。憧れていたLittle Tiger選手は10月のONEの人材育成リーグに出ていましたが、実際にONEの試合を見ると女子ムエタイ選手のレベルの高さを感じました」
――意識している選手はいますか? 以前Little Tiger選手との対戦をアピールし続け、対戦を実現させたことがありました。(Little Tigerとは15年9月27日、16年3月21日に対戦し、いずれも伊藤が判定勝ち)
「私は14年7月のムエロークで紅絹選手と対戦してドローに終わっています。今年7月、紅絹選手はRISEチャンピオンになっているので、もう一度対戦したい気持ちがあります。あと、うちの会長はムエタイルールにこだわっていますが、RISEに出ている那須川梨々さん、寺山日葵選手とはキックルールでもいいので対戦したい気持ちはあります。ちなみに梨々さんのお姉さん、寧々さんとはアマチュア時代に一度対戦して勝ったことがあり、その後天心とは二回対戦しています」
――実現したら面白い試合になりそうですね。それでは最後に会場に来るファンにメッセージをお願いします。
「1年ぶりの試合ですが、また帰ってきたことをアピールできるように頑張りますので応援よろしくお願します」
対戦カード
◆第2部
ライト級 3分5R
スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/元ルンピニー認定スーパーフェザー級&スーパーバンタム級王者)
イ・チャンヒョン[チャンヒョン・リー](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
65kg契約 3分5R
ガオナー・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー認定ライト級5位、元同バンタム級&フェザー級王者)
ロイズ・サリバ[Rhyse Saliba/ルイス・サリーバ](オーストラリア/元WPMF世界ウェルター級(68kg)王者)
WPMF世界ライトフライ級王座決定戦 3分5R
ペッシラー・MTMアカデミー(タイ)
竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/ラジャダムナン&IBFムエタイ・ミニフライ級王者)
IBFムエタイ&WBCムエタイ統一世界バンタム級タイトルマッチ 3分5R
ペットチャワリット・ソー・チットパッタナ[Petchchaoalit Sor.Chitpattana](タイ/IBF&WBC王者、ラジャダムナン8位)
朝陽・PKセンチャイムエタイジム(PKセンチャイムエタイジム/挑戦者、ムエサイアム・イサーン&ルンピニー日本(LPNJ)王者)
ライト級 3分5R
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者)
シラー・ワイズディー(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナン認定バンタム級王者、元ルンピニー認定フェザー級2位、元オムノーイ認定フェザー級王者)
スーパーウェルター級 3分5R
柿沼 慶(ポゴナクラブジム/WMCインターコンチネンタル王者)
チェ・フン(韓国/サムサンジム/韓国KBCムエタイ・ミドル級王者)
WMCインターコンチネンタル・ミドル級タイトルマッチ 3分5R
プーパンレック・クラミツムエタイジム(タイ/クラミツムエタイジム/王者)
大輝FLYSKYGYM(FLYSKYGYM/挑戦者)
BOM -50kgアジアトーナメント
名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/ルンピニー認定ミニフライ級王者、元ラジャダムナン同級王者)
イ・ジソン(韓国/Team Villain/KTK)
ティック・チャン[Tik Chan](香港/KF1/香港チャンピオンシップ48kg王者、IPCC 48kg王者、PENG CHEUNG FIGHT 50kg王者、NEW STAR FIGHT 48Kg王者、KUNLUN FIGHT CITY HERO 50kg王者)
ジェイソン・マーク・D.C・ヴェドナ[Jayson Mark D.C Vedana](フィリピン/世界ムエタイフェスティバル2019銀メダル、プロムエタイマーシャルアーツ2019銀メダル)
※4選手参加。組合せは前日計量後にくじ引きで決定。1日で決勝まで実施
◆第1部
第9試合 女子ピン級 2分5R
伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
奥脇奈々(エイワスポーツジム)
第8試合 WMC日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
誠(レンジャージム/王者)
KAZU(GTジム/蒼天塾/挑戦者)
第7試合 WMC日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
リク・シッソー(トースームエタイシンジム/王者)
梅沢武彦(東京町田金子ジム/NJKF 4位)
第6試合 WMC日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
伊東伴恭(LAILAPS東京北星ジム/王者)
雅 駿介(PHOENIX/1位、ムエタイオープン&スック・ワンキントーン王者)
第5試合 WMC日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
MAIKI FLYSKYGYM(FLYSKYGYM/王者)
加藤有吾(RIKIX/2位)
第4試合 WMC日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
佐野貴信(創心會/王者)
松本龍斗(京都野口ジム/挑戦者、NJKF王者)
第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
大野貴志(士道館新座ジム/元WMC日本王者)
昭彦(尚武会/WMC日本4位)
第2試合 ミニフライ級 3分3R
中野伊織(ウォーワンチャイプロモーション)
天馬(ウィラサクレック・フェアテックス)
第1試合 スーパーフェザー級 3分3R
大滝真吾(レンジャージム)
聡之晟(TSK japan)
出場予定選手
◆第2部
鳩(TSK japan/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、WMC日本バンタム級王者)
概要
大会名 BOM -The Battle Of Muaythai- season II vol.6
日時 2019年12月8日(日) 第1部:開場・10:45 開始・11:00 第2部:開場・15:45 開始・16:00
会場 ニューピアホール
チケット料金
第1部:SRS席¥15,000 RS席¥8,000 A席¥7,000 B席¥5,000 1dayチケット¥10,000 立見¥4,000
第2部:VIP席¥25,000 SRS席¥15,000 RS席¥10,000 A席¥8,000 B席¥6,000 1dayチケット¥10,000 立見¥5,000
チケット販売所 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/