Krush 8.30 後楽園ホール:スーパー・フェザー級王座決定戦 上野奏貴「“上野兄弟祭り”をしっかり僕が締めたい」×西元也史「リングでは俺と1対1やぞ。そんな簡単にいかへんぞ」|古宮晴×上野空大の談話も

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Krush.191(8月30日(日)後楽園ホール)の第13代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定戦で対戦する西元也史と上野奏貴、ライト級で対戦する古宮晴と上野空大、4選手のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
第9試合 メインイベント 第13代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
第8試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
古宮 晴[はる](team VASILEUS/元DEEP☆KICK -63kg王者、K-1甲子園2021 -65kg優勝)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
西元也史
―― 前戦は4月のK-1での江川優生戦、判定勝利でした。あの試合を今振り返ると?
西元 あんなにちゃんと自分のやりたいこととか、やってきたことがガチッとハマって実行できたのは初めてやったんで、何か不思議な感覚でした。
―― そうなんですね。その理由というと?
西元 コンディションももちろんよかったとは思うんですけど、ここ最近にないぐらい緊張してたんですよ。ですけど、力を抜いて楽しんでやろうって思ってたら、すごく思った通りに体が動きましたね。相手が強かったからこそ、そうやって集中してやり切れたかなと思います。
―― その緊張感と、力を抜こうというバランスが、いい方向に働いたんでしょうね。
西元 そうですね、そんな感じだと思います。だから、結果もそうですけど、すごく自信がつきました。
―― 同時に久々の連勝にもなりました。なかなか結果が出なくて苦しんでいた時期も長かったので、いい流れになっているのでは?
西元 自分自身、それは普段からすごく実感してますね。でも、あんまり意識しすぎるとよくないかなと思ってるので、今はもう、とりあえず勝つことだけ考えているつもりです。
―― 7月のカード発表会見の時点ではワンマッチの予定でしたが、その後、急きょ王座決定戦になりました。決まった時はどう思いましたか?
西元 そうなるんじゃないか、みたいなことは最初からけっこう、周りからも言われてたんですよ。横山(朋哉)選手が、K-1の暫定王者になったじゃないですか。だからKrush王座は返上するんじゃないか、ということで。もちろん、王座決定戦に変わったことはすごくビビッと来るものはありますけど、試合でやろうとしてることは何も変わらないんで。タイトルを変に意識しすぎると、僕の中で邪念が出てきちゃうんかなとか思っちゃったりするので、あんまり意識しすぎないようにはしてます。
―― タイトルのチャンスは2022年12月、中島千博選手に挑戦した時以来になります。前回の経験を思い出すと、どうですか?
西元 あの頃は僕ももうちょっと若かったですし、メチャクチャ集中して賭けていたつもりはあったんですけど、あの時よりも今の自分の方が全然強いと思ってますし、あんまり、タイトルマッチだからというのは、関係ないかなとか思っちゃったりしますね。
―― では相手の上野奏貴選手について、対戦する上で一番気をつけているのはどんなところですか?
西元 やっぱり距離感が上手ですよね。自分の距離で打って、それ以外は、うまくいなすという感じで、自分だけ上手にやるのが得意なのと、そういう攻防での細かい技術が、年齢関係なくすごく上手だと思うので、そういったところはしっかり集中して対応していこうかなと思ってます。
―― デビューから8連勝の19歳ということで、勢いに乗ってますよね。そこは?
西元 勢いはメチャクチャありますよね。勝負に関して、すごく持ってるなあと思います。でも、俺もさんざんやってきたんで、そこは気合いを見せてやろうかなと思ってます。
―― やっぱりそこで一番の武器になるのは、経験プラス、今の手応えですか。
西元 そうですね。今までやってきた自分を、どこまで信じきれるかだと思ってるので。やってきたことの違いを見せたいなと思います。
―― 相手に対して、どう攻めていきたいと思っていますか?
西元 最初の早い段階から、ガンガン当てに行きますよ。上野君のいいところは出させないように。それがうまいことハマって、早く決着がつく場合もありますし、そうならなくても、最後までしんどい思いさせようかなと思ってます。
―― 基本的なスタイルは、これまでと変えないと。
西元 でも前回の試合で、周りからスタイルに関して、「すごい練習したんだね」みたいなことをかなり言われたんですよ。打つところはもちろん打ち抜きますけど、自分も最低限もらわないとか、そういうところは考えてやってるので。もちろん根底は変わらず、攻めるつもりです。
―― ここで勝てばいよいよチャンピオンですね。
西元 そうですね。一つの区切りというか、今までやってきた証拠が一つ、手に入ると思います。でも、獲らないと何も言えないですからね。実際に獲るまでは、あんまり口に出しすぎないようにしようと思ってますけど。
―― その相手が、デビューから無敗で来ている若い新鋭というところは、実際どうですか?
西元 運営側は、上野君みたいな若い子に獲ってほしいんだろうなっていう感覚はすごくあって。もちろん負けなしで来てるし、これからどうにでもなるじゃないですか。K-1がスターにしたいっていう感覚とかもあると思うので「そんなことはさせへんぞ」ぐらいにさせるつもりです。君はまだまだ若かくて、時間あるんやから、と。もしかしたらK-1もそんなこと思ってないかもしれないですけど、僕はちょっと、胸の内ではそう思っちゃってるんで。空気とか関係なしで、僕はふさわしい相手やと思ってますし、強い相手やと思ってるので、何も文句はないですけどね。
―― しかし、そうやって若い世代を迎え撃つ立場になりましたね。
西元 なりましたねえ(笑)。気づけばもう中堅っていうか、ほぼベテラン寄りになってきちゃってますからね。間違いなく、向こうからしたらオッサンですよね(笑)。怖いもんもないでしょうし。
―― しかも今回はセミでお兄さんの空大選手も出て、「2人で上野祭りにする」と言っています。もちろん「そうはいかねえぞ」という気持ちは……。
西元 メチャクチャあります。北海道から来て、たくさん応援も来てくれるやろうし、すごく気持ちが入ってるのも分かるけど、リングでは俺と1対1やぞってことなんで。そんな簡単にいかへんぞって、思い知らせてやろうと思ってます。
―― そして西元選手にとっては、大きな節目になる試合ですね。
西元 はい。それだけの気持ちを持って臨んでるし、これからは全部そういう試合やと思ってるんで。もう、何一つ取りこぼさないようにやっていきます。
―― では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
西元 王座決定戦に変わったりしましたけど、それも全部含めて、僕は今の自分の運命やと思ってるんで。もう、ここから一つも落とさず、全部絶対獲ろうということだけ考えて練習してきたので、必ず勝ちます。
―― 分かりました。ありがとうございました!
上野奏貴「“上野兄弟祭り”をしっかり僕が締めたい」
―― 7月の会見でカードが発表された時点ではワンマッチでしたが、その後、王座決定戦に変更になりました。決まった時はどう思いましたか?
上野 練習後に、ジムの代表のお父さんから「連絡来たぞ」って言われて、「来たな!」と。ビッグチャンスが回ってきたな、って思いましたね。そこからはさらに上げて、やってきました。
―― デビューから8連勝して、9戦目というこのタイミングについては、どう思いますか?
上野 無敗で、最短で来れてるなというのは、自分自身思っていて。ここまで8戦やってきて、自分なりに1戦1戦、経験してきたものも大きいし、その経験を活かして作ってきたこともたくさんあるので、ここで一つ、自分がやってきたことの集大成というか、自分がやってきたことを証明する試合かなと思ってます。
―― 経験を重ねるという意味では、前回の目黒翔大戦は、今振り返るとどうですか?
上野 自分の距離と相手の距離が真逆で、やりたいことも真逆だったので、そういう選手を相手にいい経験が積めたというか。その実戦の中で得られたものもたくさんあるし、あの試合から、自分はまだここが足りないと思ったところも細かく練習してきたので、いい経験をさせてもらったな、自分を強くさせてもらったなと思います。
―― 今回の西元也史選手もそうですが、確実に、自分よりキャリアのある選手との対戦が続くので、一戦一戦、得られるものが違いますよね。
上野 そうですね。相手のほとんどが、自分の何倍もキャリアがある選手で、一戦一戦、試合で得られるものが多いですね。その経験を北海道に持ち帰って修正していくことで、自分を自分を強くする練習ができているので、必要なことを一つ一つクリアしていけている感覚があります。
―― 今の時点では、西元選手に対して一番気をつけようと思っているのは、どういうところですか?
上野 「KOマシーン」と言われていたのもあって、一発の力がある選手だと思うので、そこは油断せず、でも、自分のやるべきことを徹底すれば、試合が始まってすぐに分かると思うので。今までどおり、自分がやってきたこと、やるべきことを出すだけですね。
―― その言葉を聞くと、相当自信がありそうですね。
上野 自分はもうここまでいろいろやってきたので、もう準備は万端ですし、相手がどう出てこようが倒すぞという気持ちです。
―― やはり最終的には倒したいですか。
上野 はい。初めてのメインイベント、そしてタイトルが懸かった試合でもあるので、「これはレベルが違ったな」と周りの人をビックリさせるようなKOで、Krushらしさを見せたいですね。
―― 早い段階から狙っていく?
上野 自分の試合を見てもらえば分かると思うんですけど、最初から行くときも、最後に倒すのも、いつでもやれるので。そこも本当に、やってきたことを出すだけです。
―― 先ほど出たように、初めてのタイトルマッチで、同時に初めてのメインイベントになりました。そこはどう感じていますか?
上野 兄貴(上野空大)が先にメインとかセミファイナルとかやっていて、自分は「ここで闘いたい」とずっと思ってました。自分は第1試合、第3試合、第4試合とか、最初の方で、兄貴はセミとかメインでやっていて、俺もここで闘わないとなという気持ちがずっとあったので、「やっと来たな」と思って、楽しみな気持ちが大きいですね。
―― そして、これまでは勝ってお兄さんにつなぐという立場だったと思いますが、今回は逆ですよね。
上野 そうですね。でも、兄貴は必ず勝ってくれると思うので、前とか後とかは、自分はそこまで気にしてないというか。2人で勝つということに意味があると思うし、自分が最後をしっかり締めくくりたいですね。
―― 会見でも「上野兄弟祭り」と言っていましたが、「上野兄弟の時代」を見せつける、これ以上ないチャンスですね。
上野 大会の告知動画も自分たち上野兄弟にフォーカスしてもらって、最高の動画でした。そういう周りからの期待にも応えるというか……その期待を相当上回って応えられるように自分たちは準備してきたので、ここ北海道から、新しい時代を作っていきます。
―― 勝てば9戦目にしてチャンピオンです。獲ったら、その後はどうしていきたいですか?
上野 目指しているところはK-1の世界チャンピオンですけど、でも今は先を見ていられないというか。この一戦、西元選手も本当にすごく思いを懸けて闘ってくると思うし、死に物狂いで向かってくると思うので、自分もこの一戦に集中して、死に物狂いで命を懸けて、何が何でも勝つという気持ちを持っています。だから今はもう、先のことよりも、この一戦に全てを懸けています。
―― そして、いずれは北海道で大会をという夢もありますよね。
上野 はい。ここで自分がベルトを獲れば、それもどんどん現実的な話になってくると思うので、はい、そういった意味でも、この大チャンスしっかり掴み取りたいですね。
―― では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”をいただけますか?
上野 まず、今回自分は、北海道から史上初のタイトルマッチに挑むことになります。今まで北海道からチャンピオンになった選手もいないですし、史上初めて兄弟でメイン・セミということで、いろんな歴史が変わる一戦だと思っています。自分が小さい頃から格闘技を教えてもらったお父さんや、一緒にやってきた兄貴だったり、今もいろんなトレーナーに支えてもらっているので、みんなで必ずチャンピオンベルトを獲りに行くという気持ちをしっかり強く持っていきたいと思います。それと自分は、この試合が10代最後の試合なんですよ。
―― ああ、そうですね!
上野 来月が誕生日で、今回が10代ラストの試合なので、ここでKrushのベルトを獲って、8月30日は「上野兄弟祭り」をしっかり僕が締めたいと思います。
―― 分かりました。ありがとうございました!
古宮晴「僕からすると普通の選手。誰に勝ったの?」
―― 試合が迫ってきましたが、追い込み練習ももう切り上げた感じですか?
古宮 はい。金曜で終わりました。ここから調整に入る段階ですね。けっこういい感じに仕上がって、イメージと動きがどんどんどんどんハマってきているので、当日は過去最高の仕上がりで臨めるんじゃないかなと思ってます。
―― 特に力を入れたところ、意識したところというと?
古宮 特にどこというより、毎日、全体的に強くなることを考えてるので。全体的にレベルアップして、自分のいいところを伸ばしたり、ダメなところを削ったり。例えば、以前はフィジカル面に課題があったので、そこは引き続き力を入れてましたし、やれることは全部やってきている感じですね。
―― では、対策よりも自分を伸ばすことがメイン?
古宮 そうですね。対策ももちろんしてるんですけど、それよりは自分にフォーカスを当てる方が勝ちにつながるのかなと思ってるので。
―― 相手の上野空大選手に対して、一番気をつけようと思っているのはどういうところですか?
古宮 空手上がりで、蹴り技とか危ない武器を持っていると思うので、そういうのを油断して変なところでもらわないように、とかですかね。あとは別に、そこまで意識はしてないです。相手どうこうよりも、効いているところ、意識するところだけは意識して、自分の動きを貫こうというスタイルなので。自分のペース、自分の世界を作って闘いたいなと思ってます。
―― そういう意味では前回、再起戦となった5月の佐野天馬戦はどうでしたか?
古宮 内容で言うと、もう今までとは全く別の動きみたいな感じでしたね。1年少しぶりのリングで、ちょっと緊張しちゃったり、感覚をちょっと忘れてた部分もあったりして、そこでちょっと、楽しくなって打ち合っちゃったりとかもあったんですけど、久しぶりにリングの感覚を思い出せて、よかったかなと思ってます。
―― その試合がVASILEUSに移籍して初戦でしたが、練習環境も変わって、セコンドとか体制も変わっての初めての試合はどうでしたか?
古宮 相手の佐野選手も強いんですけど、そこを圧倒できるぐらいの実力が自分についてきて、やっぱり移籍して自分が変わってるな、強くなってるなというのは感じましたね。
―― 練習もキツいでしょうけど、その甲斐はあったと。
古宮 はい。もう毎日死にかけて、地獄を見てるので(笑)。でも、地獄を見てる分、成長度合いが早いっていうのは自分でも手応えがありますし、早く試合で試したいっていう気持ちが日々強くなってる感じですね。
―― 今回の対戦相手、上野空大選手は早くからメインに抜擢されたりと、期待されている選手でもありますよね。そこに関してはどうですか?
古宮 うーん、「期待の選手」って言われてると思うんですけど……悪く言うつもりはないんですけど、僕からすると「普通の選手」かなと思います。思い返してみると、「誰に勝ったのかな?」って思ってて。永澤サムエル聖光選手にも負けてますし、児玉謙慎選手にも負けてますし。勝った相手もよく分からないような選手ばかりだし、前回の林健太選手も以前はK-1チャンピオンでしたけど、今はもう引退間際の選手なので。僕からすると、「勝って当たり前の試合を勝ってきただけじゃん」って思ってるので、期待するところって、どこなのかなあというのは思ってますね。
―― そうですか(笑)。
古宮 まあでも、いい選手ではあると思ってますよ。長身で身体能力も高くて、かつ、危ない攻撃を持ってて。でもやっぱり、まだ穴がいっぱいやと思います。
―― それこそ、これまで潜ってきた修羅場の数が違うと。
古宮 そうですね。同い年なんですけど、僕はデビューからK-1 GROUPでやらせてもらっていて、もう17戦、向こうよりはいろんな経験をしてきたので、そんな簡単な相手じゃないぞと思ってます。かなりの覚悟をしてこの世界に入ってきてるので、全てにおいて思いも違うかなというのはありますね。
―― Krushライト級GPの3試合も、大きな経験ですよね。
古宮 はい。あれは経験値的にも大きかったですし、やっぱプライドもあります。それに、僕は早くK-1のベルトがほしいので、こんなとこで負けてるわけにはいかないですから、しっかり自分の力を証明したいなと思ってます。
―― カード発表会見の時点では、こちらがメインになるのかなと思っていましたが、西元也史選手と上野奏貴選手の試合が急きょ王座決定戦になったので、そちらがメイン、古宮選手の試合はセミということになりました。カード発表会見の際には、上野空大選手から「上野兄弟祭りにする」という発言もありましたが。
古宮 「そうはならないのになあ」と思って聞いてました。どうせ俺が勝つから、そうはならないのになあと。
―― 「させない」じゃなくて、「ならない」なんですね(笑)。そして、同じ関西の西元選手につなぐという順番になりました。
古宮 也史さんにつないで、勝ってもらいたいっていうのもあるんですけど、でも、僕の試合をメインにしといた方がよかったなって思われるぐらい、みんなが沸くようなKOをするだけですね。タイトルマッチがメインになるのは、しょうがない部分はありますけど、やることは変わらないので。大会の中で一番盛り上がる試合にしたいです。
―― では最後に、改めて今回の試合への“決意”をいただけますか?
古宮 現段階で、ライト級では自分が一番強いと思ってますし、王者の里見柚己選手にも勝てると思ってます。9月に里見選手に挑戦するサムエル選手にも、僕は勝ってるので。ここで上野選手をしっかりぶっ壊して、「次は古宮がタイトルマッチでしょ」と言わせるような試合をして、自分の力を証明したいなと思ってます。
―― 分かりました。ありがとうございました!
上野空大「上野兄弟、なまらやべえぞ、って感じです」
―― 前戦は今年5月の林健太戦でした。元K-1チャンピオンにKO勝ちという結果でしたが、あの試合を今振り返ると?
上野 やってきたことは、確実に試合で出せるようにはなってきてるんですけど、まだまだ100%出さないうちに倒していたので、自分の全てを見せられたかと言われたら、そうではないという感じですね。ただ、自分のやってきたことが間違ってないんだなという確認もできましたし、試合中に試すこともできたので、そういうところに関してはすごく自分の成長になったと思います。
―― 7月のカード発表会見の時は、かなりワイルドにイメチェンしていたので、驚きました。反響はどうでしたか?
上野 自分でも、印象が変わりすぎてて、さすがにちょっと反応が怖かったんですけど、意外とよかったので安心しました。まあ、あれはあの会見だけの特別です(笑)。
―― なるほど(笑)。ただ、兄弟でメイン・セミという特別な試合の発表という舞台には合っていましたよね。今回、上野兄弟としてそういう扱いを受けていることについては、どう感じていますか?
上野 これまでのK-1 GROUPでも、兄弟ファイターは何組かいるじゃないですか。そういった中で、同じ日に試合をする兄弟はいたと思いますけど、メインとセミに抜擢されるっていうのは普通じゃありえないことだと思うし、今までもなかったことだと思うんですよね。そういう部分に関してはすごくありがたくて、感謝の気持ちが一番でですね。それと同時に、自分たちは東京とか関東でもなく北海道在住で、それで売ってきたっていうのもありますけど、普通に考えたら、東京の選手たちより難しいじゃないですか。そういうことを常に意識して闘ってきたからこそ、いただけたチャンスかなとも思うし、これはすごい大チャンスだなと思いましたね。
―― 実際、K-1 GROUPだけでも卜部兄弟から始まって、トップどころまで来た兄弟ファイターは何組かいます。その中で、「上野兄弟はここがここが違う!」というポイントはどこですか?
上野 ホントに小さい時から2人でずっと格闘技を見てきたし、そのまま遊びで格闘技をやったりしてきた絆というか……他の兄弟よりも一緒に練習してる時間が長いと思いますし。だから、同じ日に試合した時は、今のところ2人とも負けたことがないんですよね。そういったところでは、試合までの期間も試合当日も、お互いに高め合って、より力を発揮できるんじゃないかなと思ってます。「上野兄弟、なまらやべえぞ」って感じです(笑)。
―― いいフレーズですね(笑)。今回、空大選手は古宮晴選手との対戦ですが、相手の印象は?
上野 いや、もう純粋に強いし、上手いですよね。去年の2月にKrushライト級GPがあったじゃないですか。そこでもちゃんと準優勝まで行って実績を残していて、ライト級の中では本当のトップだと思ってます。それこそ次にタイトルマッチに行くのは、ここで勝った方じゃないかなと思っているので、それぐらいの相手ですよね。
―― 古宮選手の動きや技で、一番警戒しようと思っているところは?
上野 前回の試合が、VASILEUSに移籍して初戦だったと思うんですけど、あれからさらにアジャストしてきてると思うので、強みはやっぱり「VASILEUSスタイル」なんじゃないですか。ただ、警戒は特にはしてないですけど。
―― そうなんですか?。
上野 はい。他の選手に関しても警戒はそんなにしてなくて、自分の動きを信じて貫き通すっていうのが、自分のスタイルなので。あとは試合中の直感とか、反応とかに任せてます。どっちが、より自分のチームを信じてスタイルを貫き通せるかの勝負だと思ってます。
―― それこそVASILEUSの渡辺和雅代表はKREST時代から、作戦力、セコンド力がすごく評価されていますよね。そういう部分は気にはなりますか?
上野 チーム力は、試合に関係してくるとは思いますけど……でも結局は、闘うのは1対1なので。結局は、自分のやってきた動きができるのかっていうところが勝負ですよね。それができるのが自分の強みだと思ってるので、相手には何もさせないつもりでいます。
―― 逆に自分サイドのチーム力には、かなりの信頼と自信がある?
上野 もちろんあります。自分たちのチームが一番だと思ってるので。他のチームがどれだけ名前があろうが、他の選手が強かろうが、自分たちが一番というのは変わりないと思っています。
―― 当日は、どういう勝ち方をしたいですか?
上野 もちろん、圧倒的にKOします。今回倒せば3連続KO勝利にもなりますし、前回に続いて、強くて名前のある、トップの古宮選手に勝つことによって、Krushのタイトルだけでなく、K-1タイトルにも絡めるぐらいの実力だということを証明できると思っています。本当に、誰が見ても文句のない勝ち方、圧倒的な勝ち方でレベルの差をしっかり見せつけて、マイクでしっかり、タイトルに向けてアピールしたいと思います。もう自分しかいないだろうっていうことを。
―― カードが発表された時点では、空大選手の試合がメインかなと思っていましたが、奏貴選手の試合が王座決定戦になったことで、そちらがメインということになりました。つなぐ立場になるのは初めてですよね。
上野 そうですね、逆は初めてです。正直、悔しさもあるんですけど、やっぱりそこは兄弟で高め合ってきたし、自分は兄として「どんな時でも弟には負けられねえぞ」っていう気持ちで取り組んできました。決まったからには、しっかりつなぐことがお兄ちゃんとしての使命なんじゃないかなと捉えて、しっかり準備してきました。
―― もちろん、弟さんの勝利ももう確信していると。
上野 はい。自分は弟の強さを一番知っているので、今回はしっかり獲れると思います。自分たちは兄弟2人でチャンピオンになることが目標なので、どっちが先になろうが、結局2人で獲るということには変わりないですし、自分も最終的にチャンピオンになるということは変わりないので。そのために今回は2人でしっかり勝ちたいです。
―― そうなれば、いよいよ「上野時代」を見せつけるチャンスですね。
上野 本当にありがたい舞台、いい舞台を用意してもらったなと思っていますし、強いヤツはここでしっかり結果を残すと思ってるので。それをしっかり試合で証明します。
―― では最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”をいただけますか?
上野 8月30日のKrushは「上野兄弟祭り」と謳ってますし、その中でも、タイトルマッチの弟に負けないぐらい、逆にプレッシャーをかけるぐらい、レベルの差を見せつける試合をしたいと思っているので、この試合をしっかり圧倒的に勝って、タイトルマッチには自分がふさわしいんだぞということを試合で証明います。ぜひ、皆さん応援よろしくお願いします。
―― 分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
第9試合 メインイベント 第13代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
第8試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
古宮 晴[はる](team VASILEUS/元DEEP☆KICK -63kg王者、K-1甲子園2021 -65kg優勝)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
第7試合 第10代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
橋本雷汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg王者)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
第6試合 第10代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangフェザー級王者)
松本海翔[はると](TAD)
~ 休憩 ~
第5試合 64kg契約 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン)
猪瀬尚希(K-1ジム総本部チームペガサス)
第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
寛心[ひろと](士魂村上塾)
第3試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2024 -55kg優勝)
金太郎(TEAM GORILLA)
第2試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
高梨knuckle美穂(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush女子アトム級王者)
大西日和(SHINE SPORTS CLUB/KPKBインターナショナル女子アトム級王者、元KPKB女子アトム級王者)
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
伊藤 渚(K-1ジム川口ブルードラゴン)
安 晟太[やす じょうた](サクシードジム team EXCEED/K-1カレッジ2021 -60kg優勝)
プレリミナリーファイト フェザー級(57.5kg) 3分3R
岩上行統[ゆきと(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
齊藤 律(Y’s glow)
概要
大会名 Krush.191
日時 2026年8月30日(日)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/









