KNOCK OUT 11.1 常葉アリーナ:優勝賞金200万円 UNLIMITED -60.0kgトーナメント開幕戦 新田宗一朗「キックの練習しかやってないけど、死ぬほど追い込んだ」、瑠夏「俺がひっかき回したい。嫌われたくはないけど」、タン・フォン「爪痕を残します」

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THE KNOCK OUT FIGHTER.6(11月1日(土)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ)の「優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント準々決勝」の出場選手のインタビューがKNOCK OUTプロモーションから届いた。当サイトではそのうち、キックボクシングをバックボーンとする新田宗一朗、瑠夏、中国から参戦するタン・フォンの3選手のインタビューをお届けする。その他の選手のインタビューはKNOCK OUT公式サイトで読むことができる。
「優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント」は8選手が参加し、11月1日の福島・KNOCK OUTアリーナ常葉大会で準々決勝(一回戦)4試合、12月30日の東京・代々木競技場第二体育館大会で準決勝と決勝が行われる。準決勝の組み合わせは未定。優勝者は倉本一真が現在保持するKNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級(60kg)王座への挑戦権と賞金200万円を獲得する。倉本は12.30代々木大会で防衛戦を行う予定で、王者が変わる可能性もある。11月の初戦の模様はYoutube KNOCK OUTチャンネルにて無料生配信される。
UNLIMITEDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルールの「REDルール」をベースとしつつ、倒してからの打撃も有効で、サブミッションは禁止。グラウンド状態での打撃攻撃が途切れると、ムエタイ同様、すぐブレイクがかかる。キックボクシングとMMA、どちらの選手でも参加しやすいのが特徴だ。
KNOCK OUTではUNLIMITEDルールのワンマッチだけでなくトーナメントも積極的に開催しており、4月の61kgトーナメントではMMA選手の山野邉嵐(TRIBE TOKYO MMA)が、7月のの66kgトーナメントではK-1ファイターの石田協(K-1ジム相模大野KREST)が、9月の57kgトーナメントではパンクラスの王座挑戦経験もある有川直毅(K-PLACE)が優勝した。
これまでのトーナメントの優勝賞金は100万円だったが、今回の60kgトーナメントは200万円に倍増した。さらに年末の代々木大会出場、王座挑戦と言った道のりも示されている。
だが準々決勝の目玉カードとされていた、栗秋祥梧 vs. 町田光が、栗秋の「重大なコンプライアンス違反」による「無期限試合出場停止処分」で中止になることが、大会3日前の29日に主催者から発表された。町田は不戦勝で12月の準決勝に進出する。
準々決勝の他の3カードはこちら。
平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)vs. オルベン・キンジ(K-PLACE)
松本飛雅[ひゅうが](パラエストラ広島)vs. 新田[あらた]宗一朗(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)
瑠夏(フリー) vs. タン・フォン(中国/長沙鋭景ファイティングクラブ/CFP)
上の写真は10月1日の出場選手発表記者会見時の集合写真。栗秋同じくクロスポイントに所属する、元INNOVATION王者のキックボクサー・新田宗一朗がUNLIMITEDルールに初挑戦する。師匠でもあるKNOCK OUTの山口元気代表によると、新田の応募は寝耳に水だったという。
大沢ケンジ氏率いるHEARTSに所属するMMA選手の平川蓮斗は、4月の61kgトーナメントの一回戦で敗退したが、6月の代々木大会では優勝者の山野邉嵐を2R右フックでKOした。パラエストラ広島から乗り込む松本飛雅は8月の後楽園大会で西村虎次郎を1R左フックでKOした。既にUNLIMITEDルールを経験している平川と松本は、主催者推薦で60kgトーナメントにエントリーした。彼らがさらにどれだけルールにアジャストしているかが見ものだ。
タン・フォンはKNOCK OUTでも活躍するチュームーシーフー同様、CFP推薦で中国から初参戦する。MMAの選手で、シュアイジャオという中国古式レスリング、キック、ムエタイの経験もあるという。
その他の選手はオーディションを突破して選ばれた選手達。オルベンキンジは9月の57kgトーナメント優勝者の有川直毅と同じK-PLACEに所属する。瑠夏はRISEやKROSS×OVERに参戦していた新潟出身のキックボクサーで、NEXUSや新潟の越後風神祭りでMMAの試合を3戦経験しているが、まだ勝てておらず、UNLIMITEDなら比較的持ち味を発揮しやすいだろう。
新田宗一朗「キックの練習しかやってないけど、死ぬほど追い込んだ」
11・1「THE KNOCK OUT FIGHTER.6」の[THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED-60.0kgトーナメント準々決勝/3分3R]で松本飛雅と対戦する新田宗一朗。今回のトーナメントに、山口元気代表も知らないうちに応募していたという新田は、この試合で殻を破れる気がしているという。その理由とは?
―― トーナメントの記者会見では、山口元気代表も知らないうちに新田選手が出場者募集に応募していたと聞いてびっくりしたんですが。
新田 ですよね(笑)。試合がなさすぎたので、もう何でもいいから試合出ようという感じでUNLIMITEDに応募した感じでしたね。
―― 応募するより前に山口代表に相談すればよくないかなと思ったんですけど、そういうわけにはいかなかったんですか?
新田 その前から「試合ないっすか?」みたいな感じで言ってたんですけど、3月に他団体でタイトルマッチを組んでもらったのに、変な試合をして負けてしまったのが一番大きくて、試合をさせてもらえなかったので、もうヤケクソになってたんです。
―― もうUNLIMITEDでもいいやと?
新田 「でもいいや」というわけではないですけど(笑)、60kgだったら全然いけるかなと思ったので。それだけですね。
―― とはいえ、ルールは全然違うじゃないですか。不安とか抵抗とかはなかったですか?
新田 やったことがないので、分からないですからね、逆に。だから抵抗もないですね。とりあえずやってみて、ダメだったら多分もうやらないし、面白かったらまた継続するかもしれないです。
―― 実際、重森陽太選手だったり川野龍輝選手だったり、ジムメイトも何人かUNLIMITEDに出ていますよね。その選手たちの試合はどう見ていましたか?
新田 何ですかね、自分だったらいけるんじゃないかなというのは一応ありました。
―― 打撃でいけるだろうなと?
新田 時期とか試合によってブレイクが早かったり遅かったり、いろいろ変わってきたところもあるんですけど、うまく膠着したりさばいたりすればしのげるんじゃないかなと思ってます。
―― 実際に出ることが決まって、それ用の練習はいつ頃からやり始めたんですか?
新田 やってないですね。キックの練習しかやってないです。
―― タックルを切る練習とかもやってないですか?
新田 ちょっとじゃれ合うぐらいですね。それぐらいで、何とかなるかなと。まあ、勝てばいいんですよ。
―― いや、それはそうなんですが……準々決勝の相手が、松本飛雅選手に決まりました。MMAファイターで、プロではUNLIMITEDで3戦3勝という選手ですが。まずどんな印象ですか?
新田 何試合か映像を見たんですけど、そこまで組んでくる印象はないんですよね。けっこうグチャグチャな展開が多かったイメージがあるし、打撃が好きなのかなと思って。だからちょうどいいんじゃないかなと。
―― 警戒すべきと思う点は?
新田 うーん、自分とちゃんと打撃で戦ってくれるとは思ってなくて、絶対寝かせにくるだろうなと。そこだけですね、自分が気にするのは。
―― では、「寝かされたら対処する」ではなく、「寝かされないようにしよう」という感じ?
新田 そうですね。寝かされないようにするっていうのが第一ですね、自分の中では。その中で打撃の攻防になれば勝つチャンスがあるというところで。たぶん、最初が重要だと思うんですよね。最初に倒しに行っちゃえば、寝る隙もないと思ってるので。
―― でも新田選手って、普段は早くから仕掛けるタイプじゃなくないですか?
新田 そうっすね、今までは。
―― 今回は違う?
新田 今回は本当に、ルールがルールなので。休めないというか、首相撲と一緒で疲れると思うし、その展開が長く続くと、正直面白くない試合になると思うんですよ。勝っても負けても。
―― そうですね。
新田 だったら、今回別に自分は挑戦者なので、自分からどんどん出て、倒しにいくだけですね。
―― それはかなりの意識改革ですね。
新田 ただ、今回は練習内容はキックなんですけど、本当に死ぬほど追い込んだので。違う意味で殻を破れるような努力はしてきたんですよね。その結果がハマれば、やってきたことは間違いないんだなとなると思っています。
―― では、その目論見通りに今回勝てれば、12月の決勝トーナメント2試合もそれでいけるだろうと?
新田 ただ、そこまで行くと相手選手のレベルが上がってくると思うんですよね。そしたらちょっとぐらいは練習しようかなというのは、さすがに思いますね。まあでも、今はとりあえず目の前しか見てないので。
―― では、最初からガンガン攻めにいって、最終的にはどう勝とうと思っていますか?
新田 普通にスタンディングで倒して、そのままラッシュをかければ、意外とすぐ止めてくれるんじゃないかなと思ってます。それぐらいです。
―― ただ、そこにはけっこう自信があるわけですよね。
新田 はい。打撃が当たるなという部分はいくつかあるので。特にそんな、心配してることはあんまりないですね。
―― やはり出るからには優勝を狙ってますよね? そうなったらタイトルマッチじゃないですか。
新田 今はそこまでは考えてないですけど、もしかしたらタイトルマッチの相手も変わるかもしれないみたいじゃないですか。
―― 今のチャンピオンは倉本一真選手ですが、12・30代々木ではその倉本選手のタイトルマッチもあるかもということですからね。
新田 だから、とりあえずまずは優勝目指してという感じです。
―― 新しいことにチャレンジするのが楽しみ、みたいなところもありますか?
新田 もし今回やってみて自分に合うんだったら、それこそMMAも視野に入れていけるじゃないですか。そうなったらいろんな人と戦えるようになると思うので、そういう楽しみもありますよね。でもまだ、KNOCK OUTでタイトルを獲ってないので、そこもしっかり意識してやりたいと思っています。あまりブレないように、とりあえずこれが終わったらキックを頑張ろうと思ってます。
―― KNOCK OUTのREDスーパーフェザー級も新田選手がしっかり出てくれば、タイトル戦線はもっと盛り上がりますよね。
新田 最近、自分のモチベーションが上がったり下がったりしていたのが一番よくなかったんですけどね。今はもう本当に、今まで以上に練習量もやってきているので。たぶん、今後も自然と変わっていくと思います。
―― そういう意味でも大事な一戦ですね。
新田 そうですね。とりあえず今回は自分の殻を破れるかなという感じもあるので。
―― あと、常葉での試合は初めてですよね?
新田 いや、常葉に行くの自体が初めてですね。今回のセコンドは(小笠原)瑛作さんなんですけど、瑛作さんも常葉に行くのは初めてなんですよ。海外にばっかり飛ばされる組なんで(笑)。
―― 飛ばされてるわけでもないでしょうけど(笑)。
新田 常葉ぐらいなら近いですし(笑)、ここで勝てばまた代々木ですしね。楽しみです。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?
新田 自分はキックボクサーなので、打撃だけで勝ちにいきます。下馬評は不利だとは思うんですけど、自分の方が絶対打撃が強いと思ってるので、そこに自信を持って絶対倒しにいくので、そこに注目してもらえればと思います。ちょっと面白い試合ができると思うので、期待しててください。
―― 分かりました。ありがとうございました!
瑠夏「俺がひっかき回したい。嫌われたくはないけど」
11・1「THE KNOCK OUT FIGHTER.6」の[THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED-60.0kgトーナメント準々決勝/3分3R]でタン・フォンと対戦する瑠夏。これまで他団体でキックの実績を積み、昨年末からはMMAで戦っている瑠夏は、そこでの反省から今回、UNLIMITEDへの出場を決めたという。その胸に秘めている覚悟とは?
―― 記者会見の時に、UNLIMITED参戦の理由について「MMAをちょっとかじったから」というお話をされていましたよね。もう少し詳しく聞かせていただいていいですか?
瑠夏 僕はずっとキックをやってたんですけど、近くにあったMMAのジムの方もよくしてくれたので、本気でMMAをやってみたいと思うようになりまして。最初はアマチュアからやろうって言ってたんですけど、その協力してくれる方が「Fighting NEXUSさんでデビュー戦が組めそうだ」と。なのでプロでやってみようという話になったんですね。プロの試合に出るからには本気でやろうと思って、そこからやりたかったMMAを本気でやり始めたという感じです。
―― では、キックボクシングは一区切りという感じなんですか?
瑠夏 いや、俺はまだキックもやりたいんです。やりたいなと思っていたMMAで、急にチャンスが巡ってきたというだけで。
―― 実際、MMAの試合はどうですか?
瑠夏 難しすぎますね(笑)。思ってたよりも全然難しいです。決してナメてたわけではないんですけど、やっぱり寝かされたら終わるの?という感じになっちゃって。本当はもっと打撃を打てたんじゃないかなあ、って思いましたね。練習ではもうちょっとテイクダウンやタックルの対応とかもできてたのに、試合になったら全然できなくて。漬け込まれたら、MMAをやってきた人間からしたら俺なんて簡単なんだろうなあって思っちゃったし。
―― MMAって、そもそもやること多いですからね。そこからUNLIMITEDへというのは?
瑠夏 俺、もうMMAで3戦してるんですよ。2戦目は地元・新潟での修斗の大会でやらせてもらったんですけど、1戦目と同じような負け方をして、「まだ対応できないのか俺は!」と思って。またそこからメッチャ練習したんですけど、3戦目も同じような負け方をしまして、見事に。「まだ足りんのか」と思って。俺はどこまでやってもダメなんじゃないかなと思ってたところに、UNLIMITEDルールはテイクダウンあり、寝てからの攻防ありで寝技がなしというのを知りまして。まずここでやってみるというのはありじゃないかなと。まずここをクリアできなければ、俺は寝技なんて到底無理だろうと思いまして。そのチャンスがあるなら、やる価値はあるんじゃないかって言われたので、ぜひ一回やってみたいと。
―― なるほど。
瑠夏 そのトーナメントの選考会があったのが、MMA3戦目の翌週だったんですよ。でも俺はUNLIMITEDをやりたかったので、2戦目が終わった時点でまた同じ負け方をしていて、3戦目はどうなるか分からなかったですけど、どうなろうと俺はチャレンジしたいからやらせてくれ、お願いしますっていう感じでUNLIMITEDをやろうって決めましたね。
―― それって、まさにUNLIMITEDルールができた意義というか目的というか、そこにすごく合った話ですね。
瑠夏 それを、俺もKNOCK OUTの中の人から聞いたんですよ。そもそもMMAに行こうとしてるヤツらのためにUNLIMITEDを作ったと聞いたので、じゃあまさに、俺がやりたいことなんじゃんって思って。本当にそう思いましたね。MMAは漠然と、いつか挑戦したいと思っていたのが急にやり始めちゃったもので、MMAでどうなりたいとかはハッキリしていなかったんですね。なので今はUNLIMITEDで花を咲かせたいなと思ってますね。
―― 今回の準々決勝は「外国人とやりたい」と語っていた希望も叶って、タン・フォン選手に決まりました。
瑠夏 希望かどうかっていうとちょっとアレなんですけど(笑)。確かにそう言ったは言ったんですけど、あの会見の時って、みんなが「栗秋祥梧選手とやりたい」って言うだろうなと思ってたんですよ。そうなったら、また栗秋かみたいな感じでつまんないかななんて思って、じゃあ俺はちょっと違うこと言ってみようと。1人海外勢がいたので、ちょっと引っ掛けてみようかなと思って言ったら、こんなことになっちゃいました(笑)。
―― なっちゃった(笑)。
瑠夏 実際、怖くて仕方ないです(笑)。でも正直、やってみたかったのは確かなので。だからいろいろなチャレンジを込めた意味でも、これでよかったんじゃないかなって思ってます。
―― 対戦が決まって、試合映像とかは見ましたか?
瑠夏 映像が全然ないんですよね。いろいろ調べてもらったり、自分でも探したりしたんですけど、見つけられなくて。だから行き当たりばったりで行ってみようっていう感じです。
―― 何となくでも、描いているイメージとかはありますか?
瑠夏 硬いだろうなと思ってて。硬いっていうのは、「丈夫」っていう意味で。たぶん、今まで味わったことない圧力だったり、硬さがあって、「こいつ倒せるのかな」って途中で思っちゃうのかなとか。パンチをもらって、「これはすごいな」って思っちゃうのかなとか。すごくいろいろ考えるんですけど、硬いだの何だの関係なく、先に倒せばいいやと。自分の気持ちを見せようと思ってます。
―― これまでの試合で、そういう思いをしたことはありますか?
瑠夏 これまでの試合だと。俺は「絶対倒す」だとかあんま思わなかったんですよ。「面白い試合がしたい」ということばかりを考えてきたので。「この選手はこういうタイプだから、打ち合って面白い試合をしたい」とか「バチバチやって観客が喜んだらすげえ楽しいだろうな」っていう観点でしか俺は考えてなくて。ただ、今回はちょっと違いますね、その点は。
―― というと?
瑠夏 「この中国人を俺が倒したら面白いんじゃないかな」って思ってます。だから今回は判定で勝つとかじゃなくて、もうシンプルに倒したいですね。
―― 理想としてはどう倒したいですか?
瑠夏 理想はもう、ストレートをズドーン!です。ズドーンで落ちてもらって、追撃する前にレフェリーに止めてもらって。
―― あとはそれを現実にするだけ?
瑠夏 そのチャンスがあればいつでもズドーン!を狙います。
―― 瑠夏選手は今回、「ダークホース」という言い方が合っているのかどうか分からないですが……。
瑠夏 それでいいんですよ。その「ダークホース」って全然いいと思います。俺は「何だこいつ、何か変なヤツだな」って思われてるぐらいがちょうどいいというか。俺がひっかき回したいなと思っています。嫌われたくはないですけど(笑)。「何だこいつ?」っていう入り方は、いいなって思います。それで「面白いじゃん」って思われたいですし。いいアピールができたらいいなと思いますね。
―― 今回勝てば12月30日もありますし、優勝すればタイトル挑戦権も得られます。先ほどのお話では、UNLIMITED は継続してやりたい?
瑠夏 呼んでいただけるなら。僕はずっとRISEでやらせてもらっていて、またメジャー団体に食い込めるようになっていけたらいいなという感じですね。KNOCK OUTさんはメジャー団体じゃないですか。自分なんかもう離れていくばかりなのかなと思ってたんですけど、こうやってチャンスをもらえたので爪痕を残したいし、今後もぜひ使ってくださいという感じです。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
瑠夏 気持ちです。何てったって気持ちですね。もしかしたら中国人がハチャメチャに強くてボッコボコにされるかもしれないですけど、でも俺は諦めたくないので。非現実的なところをしっかりと見せたい。誰かの心を動かせるファイターになりたいので、そういうところを見てほしいですね。
―― 分かりました。ありがとうございました!
タン・フォン「KNOCK OUTに爪痕を残します」
11・1「THE KNOCK OUT FIGHTER.6」の[THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED-60.0kgトーナメント準々決勝/3分3R]で瑠夏と対戦するタン・フォン。初来日の彼は、中国の格闘技シュアイジャオやボクシングをバックボーンとしてUNLIMITEDに臨む。このトーナメント、そしてUNLIMITED戦への意気込みとは?
―― 今回が初来日ですが、日本の格闘技、またKNOCK OUTというイベントについてどんな認識がありますか?
タン ⽇本の格闘技のテクニックは⾮常に緻密です。個⼈的にはこのテクニカルなスタイルがとても好きです。チャンスがあれば⾃分⾃⾝を向上させるために、⽇本で⼀定期間トレーニングしてみたいですね。また、KNOCK OUTは素晴らしいイベントです。いろいろなルールがあり、それぞれがエキサイティングなので多くの観客やファンを引き付ける魅⼒を持っています。今回試合のオファーをいただき、私もぜひKNOCK OUT-UNLIMITEDに出場したいと思いました。
―― 今回はUNLIMITEDという新しいルールでの試合ですが、ルールや戦い方についてはどう考えていますか?またこのUNLIMITEDルールはご自分に合いそうですか?
タン 私はシュアイジャオ(レスリングに似た中国の格闘技)からスタートしてMMAに転向した選⼿ですが、スタンドのテクニック⾃体は転向後からもずっと熱⼼に取り組んできたので、とても⾃信があります。KNOCK OUT-UNLIMITEDルールは私にとって⼤変有利だと思っています。特に私のシュアイジャオのテクニックは、試合に勝利するに⼗分なスキルがあります。
―― 準々決勝の相手、瑠夏選手の印象は? 警戒する部分はどこですか?
タン 試合動画で彼のテクニックやスタイルを⾒てきました。やはりパンチがとても重そうなので、そこは警戒が必要ですね。
―― 自分としてはどう戦って、どう勝とうと思っていますか?
タン 対戦相⼿は⽴ち技の選⼿で、私もスタンディングでの打撃にレスリングを加えた戦い⽅が得意なので、最終的にはスタンドで決着をつけたいです。
―― このトーナメントに優勝すれば賞金200万円とUNLIMITED王座への挑戦権が与えられます。そのことについてはどう考えていますか?
タン これからもっともっと強い相⼿とも勝負していきたいです。それにはまずは⼀歩⼀歩勝ち上がって⾏くことですね。
―― トーナメントに参加している他の7人の中で、気になる選手はいますか?
タン 最後にチャンピオンになるのは⼀⼈だけなので、どの選⼿と対戦しても同じです。
―― 3試合勝って優勝する自信はどれぐらいありますか?
タン ここに集まっている選⼿はみんなレベルの⾼い選⼿ですが、⼀戦⼀戦をしっかり勝ってチャンピオンを⽬指します!
タン 格闘技を始めたのはいつ、どの種目からでしたか? また、その理由は?
タン ⽗の影響で幼い頃から柔道とテコンドーを始め、11歳でシュアイジャオに転向しました。ですので格闘技の基礎テクニックに関しては深く厚いものがあると思います。
―― プロではMMAで2連勝していますが、シュアイジャオやボクシングの経験が生きているのはどういう部分ですか?
タン MMAに転向する前にタイで1年半ほど打撃の練習をしていたので、2試合とも⾃分の打撃のパフォーマンスはとてもよかったと思います。
―― 今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
タン ファンの皆さんに私の名前を覚えてもらえるような、刺激的でエキサイティングな試合をお⾒せします! そして必ずKNOCK OUTに⽖痕を残していきます! 皆さんタン・フォンを応援してください!
―― 分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント準々決勝(4) 3分3R
×栗秋祥梧(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
○町田 光(飯伏プロレス研究所/元REBELS 60kg級王者、元INNOVATION&MA日本スーパーフェザー級王者)
不戦勝 (栗秋が欠場)
第8試合 優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント準々決勝(3) 3分3R
平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)
オルベン・キンジ(K-PLACE)
第7試合 優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント準々決勝(2) 3分3R
松本飛雅[ひゅうが](パラエストラ広島)
新田[あらた]宗一朗(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺/元INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
第6試合 優勝賞金200万円 THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -60.0kgトーナメント準々決勝(1) 3分3R
瑠夏(フリー)
タン・フォン[TANG Feng](中国/長沙鋭景ファイティングクラブ/CFP)
第5試合 UNLIMITED 68kg契約 3分3R
石田 協[かの](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -66kgトーナメント優勝)
梅津ガブリエル(K-PLACE)
第4試合 UNLIMITED 63kg契約 2分3R
中村悠磨(和術慧舟會HEARTS)
三浦健人(パラエストラ広島)
第3試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
河崎鎧輝[かいき](真樹ジムオキナワ)
MAKURI(VLOS)
第2試合 アマチュアUNLIMITED 57kg契約 2分3R
安達優心(BRAVE FIGHT CLUB)
岡田悠希(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)
第1試合 アマチュアUNLIMITED 58kg契約 2分3R
長谷川柊哉(和術慧舟會HEARTS/AXGYM)
石渡寛崇(Fired Up Gym)
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
概要
大会名 THE KNOCK OUT FIGHTER.6
日時 2025年11月1日(土) 12:30開場/13:00開始
会場 福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
中継 YouTube KNOCK OUTチャンネル
※配信特化型大会のためチケットの一般販売は行わない
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/





