KNOCK OUT 10.12 後楽園ホール:中島玲、大阪から上京初戦の注目点は「キックボクサーになります」×小川悠太「1R生き残れれば勝てる」

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KNOCK OUT.58(10月12日(日)後楽園ホール)で対戦する中島玲と小川悠太のインタビューが主催者から届いた。中島は昨年ボクシングからキックに転向し、12月にKNOCK OUT-BLACKウェルター級王者になったが、4月にKNOCK OUT初参戦のユリアン・ポズドニアコフにダウンを奪われ判定負け。今回半年ぶりの試合だが、その間に大阪から上京し、東京のクロスポイント渋谷に練習拠点を移した。中島は新しい環境、ポズドニアコフへのリベンジへの思い等について語っている。小川はインタビュアーも「読みづらい」と語るように、飄々とした性格が浮き出るインタビューとなっている。
BLACK ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中島 玲(KNOCK OUTクロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー/KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者)※ハイブリッドアカデミーから所属変更
小川悠太(誠真会館所沢道場/STRIKE NEXUSウェルター級王者、元KROSS×OVER&MA日本同級王者)
中島は27歳。子供のころに空手を習い、高校時代にボクシングを始め、23年4月に日本スーパーウェルター級暫定王者となる。昨年3月のK-1 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦でのキックデビュー戦でヴィクトル・アキモフに2R KO負け。6月のKNOCK OUT代々木大会でのキック2戦目はバズーカ巧樹に3R TKO勝ち。10月のBLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝では漁鬼に判定勝ち。12月の横浜大会での決勝では渡部太基を1R右フックでKOしベルトを巻く。だが今年4月、ユリアン・ポズドニアコフにダウンを奪われ判定負け。6月の代々木大会でベルトを懸けて再戦を予定していたが、中島は練習中の怪我により欠場。8月から上京してKNOCK OUTクロスポイント渋谷に練習拠点を移し、再浮上を図る。
小川は30歳。昨年6月の代々木大会で渡部太基に延長判定勝ちして以来1年4か月ぶりのKNOCK OUT参戦。その後、12月に乾秀人に判定負けしKROSS×OVER KICK ウェルター級王座から陥落したが、今年3月のSTRIKE NEXUSで金田大嵩に3R TKO勝ちしSTRIKE NEXUSのウェルター級初代王者となっている。
中島玲「新しい環境での成果を発揮して、『帰ってきた』ところを見せたい!」
―― 今回が復帰戦になりますが、ケガが治って練習を再開できたのはいつ頃からですか?
中島 スパーリング以外でできる練習は、すぐに再開してました。スパーリングができるようになったのは、8月からですね。東京に拠点を移して少ししてからです。
―― 久々にフルでやるようになってからの手応えはどうですか?
中島 最初の頃は、距離感とかを合わせるのがちょっと難しかったですけど、今はもう全然問題ないかなという感じです。
―― 東京に引っ越して、KNOCK OUTクロスポイント渋谷に練習拠点を移した理由は?
中島 ケガする前に、一度東京に合宿に来てたことがあったんですけど、その時に山口元気代表から「渋谷のソニー先生に一回見てもらってみたら?」という話をいただいて。それでその合宿中に1日だけクロスポイント渋谷で練習させていただく機会をもらったんですけど、その時にここでやりたいというか、ソニー先生に教わりたいと思ったというのが一番ですね。
―― どういうところがよかったんでしょう?
中島 ミットの感じとかアドバイスとかも含めて、自分的にすごく合うなと思いました。相性がいいなとすごく感じて。今振り返っても、渋谷でお世話になることにしたのはすごくよかったなと思います。
―― 渋谷の所属になったことで、大谷翔平選手だったり、9月大会でも勝った宇山京介選手とジムメイトになりました。その中で練習するのも、けっこう新鮮なのでは?
中島 そうですね。今まで、同じ競技の選手と一緒に練習を頑張るという状況があまりなかったので、すごくいい刺激になるし、いろいろアドバイスももらえています。
―― 今回は小川悠太選手との対戦になりました。カード発表会見でも顔を合わせていましたが、掴みづらいタイプだったのでは?
中島 何考えてるか分からないというか、言ってることと思ってることが違うんやろな、みたいな。本心は絶対そう思ってないやろな、みたいなのは感じましたね。
―― そういうところで、試合でもやりにくそうだなとか思ったりしますか?
中島 そこで自分が油断したり、「いけるやろうな」みたいな感じになるタイプの人間やったら、ちょっと危ないかもしれないですけど、別に僕はそういうことで油断は絶対しないんで。そこは特に試合には何も影響しないかなと思います。
―― では対戦相手としてはどういう印象ですか?
中島 ファイトスタイルは空手がベースですよね。渡部太基選手との試合は見たんですけど、独特の角度からパンチを打ってきたりとか、独特のタイミングとかがあるなというところは、注意しとかないとというところはありますね。
―― やりやすそうか、やりづらそうかで言うと?
中島 やりやすくはなさそうですけど、ただ全体的には自分の方が普通に上やなっていうのは、見て思います。
―― どういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?
中島 やっぱり復帰戦なんで、しっかりKOして、帰ってきたっていうのを見せたいですね。
―― ここをしっかり倒してまたユリアンと、という思いが強い?
中島 そうですね。一番に頭にあるのはユリアン戦なんで。そこに向けて、このケガの期間も含めてどれだけ強くなったかっていうのを見せたいです。相手どうのこうというより、自分がこの期間でどう変わったかを見せられるような試合にしたいですね。
―― 理想は年末にユリアン戦?
中島 それが理想ですね。「これ、中島はユリアンにも勝ってまうんちゃうか」と思われるような試合を見せたいです。
―― それが実現すれば、チャンピオンとしてリベンジマッチを迎えることになりますが、チャンピオンとしてはどういう気持ちですか?
中島 この前負けてしまったというのもあるんですけど、でもチャンピオンは俺なんで。そこは、「今は自分がチャンピオンとは思ってない」とか、そういうのはないですね。チャンピオンという自覚をしっかり持った上で、リベンジしたろうっていう感じです。
―― そこを越えないと、その先に進めない?
中島 そうですね。自分は「スター選手になりたい」って言ってて、ユリアンみたいな壁にぶち当たって、たぶんここを乗り越えるか乗り越えないかで、ホンマに人生決まるんやろなと思ってるんで。そこはもう絶対やり返すって感じです。ただ、ユリアン戦のことばっかり言ってると足元すくわれちゃうんで、今はとりあえずユリアン選手は置いといて、小川選手に集中してますけど。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
中島 キックボクサーになります!
―― そこをしっかり見てほしいということですね。分かりました。ありがとうございました!
小川悠太「チャンピオンは強いのか弱いのか分かんない。1R生き残れれば勝てると思います」
―― KNOCK OUTには昨年6月の渡部太基戦以来ですね。この間の試合というと?
小川 去年の12月にKROSS×OVERのタイトルマッチで負けて、3月にはSTRIKE NEXUSのウェルター級で新しいベルトができて、王座決定戦で勝って獲りましたね。
―― では今も2冠王ではあるわけですね。通算では3本のベルトを獲っていると。渡部戦の前には、「ウェルター級王座決定トーナメントにも出たい」とも話していましたが、そちらは実現しませんでしたね。
小川 渡部戦で拳を折っちゃったので、そこは流れちゃいましたね。今回、またKNOCK OUTで一からやろうかなと思ってたら、いきなり中島玲選手だったのでビックリしました。
―― でも、そのトーナメントで決勝まで行った渡部選手に勝っているわけだし、その渡部選手に勝ってチャンピオンになった中島選手とのマッチメイクは自然な流れなのでは?
小川 いや、デビュー戦の選手とか当ててほしいですけどね。そんなに強い相手当てられちゃっても、って感じです(笑)。
―― いやいや(笑)。中島選手についてはどういう印象ですか?
小川 パンチは速いし重いかなっていう印象はありますね。でも、何だろうなぁ……すげえ強い相手とはやってないような気がしてるんですよね、まだ。ユリアンは強いとは思うけど。あと勝ってるのは漁鬼選手。まあ、漁鬼選手はメチャメチャ丈夫だな。でも漁鬼選手にもダウンを取られてたじゃないですか。そういうとこがどうなんだろうなと思って。どれぐらい強いのかっていうのがあんまり読めないんですよね、正直。
―― 強いのか弱いのか分からない?
小川 そうっすね。やってみたらメチャメチャ強い可能性もあるだろうし、「思ったよりできるな」ってなりそうな気もするし。何とも言えないですね。
―― イメージしづらいと。
小川 ただやっぱり、パンチは速いだろうし強いと思うし、あの飛び込みはウザいなとは思ってますけど。
―― それに対して、どう戦ってどう勝ちたいと思っていますか?
小川 飛び込んで左を打ってくるのが得意じゃないですか、あの人。その得意なヤツに合わせて、思いっきりぶち当ててやろうかなと思ってますけど。それで食らったら負けるんじゃないですかね。
―― そんなイチかバチかみたいなことでいいんですか?(笑)
小川 その方が面白いんで。蹴って逃げて蹴って逃げて……みたいな試合、あんまり好きじゃないですからね。そんなことやるぐらいなら、別にそれでいいかな、ぐらいの感じですけど。
―― では、正面衝突的な感じで。
小川 そうですね。そうできて勝てたらベストですけど。最悪、ビビったら蹴って逃げるかもしれないですけど。
―― では、試合中に蹴って距離を取り始めたら「あ、ビビったな」と思えばいいんですか?
小川 いや、分かんないっす。何か狙ってるかもしれないっすからね。
―― 小川選手が中島選手を読みづらいのと同じように、今、自分が小川選手を読みづらいです(笑)。
小川 たまに言われますね。
―― そうですか(笑)。でも実際、試合にあたっての作戦って、どれぐらい綿密に立てるものなんですか?
小川 自分は正直、そんな立てないですね。作戦を立てても、たまたまとか、普通に相手の方がうまかったりとかで、噛み合わない時もあるじゃないですか。それでテンパるのがすげえ嫌いなので、あんまりちゃんとは考えないですね。
―― 「考えておけばよかったな」みたいなこともない?
小川 そもそも、その「たられば」もなるべく考えないようにしてますね。
―― 実生活というか、根本の性格もそんな感じなんですか?
小川 そうっすね、わりとあっけらかんとはしてますね。
―― ただ勝率もいいですし、今も二冠王だし、実績もしっかり残してはいるわけじゃないですか。
小川 まあ、そうっすね。くじ運がありがたいというか、相手運がいいというか。
―― 運の問題なんですか?(笑)
小川 いい方じゃないですかね、運は。出たとこ勝負のカウンター効かしてるのが多いから、半分運じゃないですか。
―― では今回も運がよければ勝てる?
小川 そうっすね、運がよければ勝って、KOボーナスもらって帰ろうかなと思ってますよ。そしたら飲みに行けますからね。
―― 今、選手としてのモチベーションはどこに置いてるんですか?
小川 そんなないっすよ、別に。
―― あ、やっぱり。
小川 趣味の延長として、自分が楽しけりゃなんでもいいです。別に有名になりたいとか、そういう自己顕示欲みたいなのもそんなにないんで。全然どっかでのんびり暮らしてても、それなりにいいや、ぐらいな感じですね、いつも。
―― そうですか(笑)。でもそれだと、試合ごとにモチベーションを作るのもけっこう大変なのでは?
小川 別に、試合だからってモチベーションを作るってことも、あんまないっすね。普段やってる練習の延長だと思ってるんで。そんなにわざわざ、相手が誰だからどうしようとか、頑張りたいとか、勝ちたいとかはそんなないです。練習をやった結果が出れば、たぶん勝つし。練習した結果としては、試合内容がよくても何かもらって負けるとかも全然あるし。そんなに気にしてないですね。
―― では、現王者の中島選手に今回勝ったとして、リマッチでタイトルマッチを狙うとかではない?
小川 いやもう、全然ユリアンに先にやってもらっていいです。それでユリアンとやる方がいいかな。同じ人と2回やるのはあんま好きじゃないんですよね。
―― 今までの話を聞くと、よく分かる気がします。
小川 出たとこ勝負の一発屋みたいな感じでやってるんで、リマッチはだいたい負けるんですよね。だからまあ、話が来ればやりますよというぐらいな感じですね。
―― 小川選手ほど、意欲を表に出さない選手は珍しいですね。
小川 そうっすね、ガツガツしてる熱い人が多いですからね。
―― そこで勝てているという部分もある?
小川 どうなんですかね? 真面目に対策して「勝つぞ!」っていうスタイルとか、試したことないんで。
―― なるほど(笑)。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
小川 1Rっすかね。1R終わって俺が生き残ってたら、全然勝つ可能性があるし、1Rで倒されたら別に話になんないし。っていうぐらいっすかね。1Rを流して相手の技をいっぱい見れれば、次の2R、3Rはそんなに問題ないと思うんで。
―― 分かりました。
小川 もう、盛りに盛りまくって書いといてください。
―― いやいや、この内容で盛りようがないです(笑)。ありがとうございました!
対戦カード
第10試合 メインイベント RED ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
古村匡平[きょうへい](FURUMURA-GYM/元大和ムエタイ・スーパーライト級王者)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU/元KNOCK OUT-RED&BLACKスーパーフェザー級(60kg)王者、元BLACKライト級王者、元クンクメール世界60kg級王者)
第9試合 RED ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
重森陽太(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)
小林 司(Sports 24/スック・ワンキントーン・ライト級王者)
第8試合 WBCムエタイ日本スーパーバンタム級(55.33kg)王座決定戦 3分5R
繁那[ばんな](R.S-GYM/2位、NJKFスーパーバンタム級王者)
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/4位、ムエタイオープン同級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)
第7試合 BLACK ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中島 玲(KNOCK OUTクロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー/KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者)※ハイブリッドアカデミーから所属変更
小川悠太(誠真会館所沢道場/STRIKE NEXUSウェルター級王者、元KROSS×OVER&MA日本同級王者)
第6試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R(延長1R)
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
川端駿太(SHINE沖縄)
第5試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R(延長1R)
柿﨑 瑠[るい](KNOCK OUTクロスポイント大泉)
KING剛(ROYAL KINGS/元DEEP☆KICK&MA日本バンタム級王者、元KOSスーパーバンタム級王者)
第4試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
前田大尊[たいそん](マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級1位)
國元楓磨(大阪政拳会/ACCELバンタム級王者)
第3試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
辰樹(Y’ZD GYM/国際チャクリキ協会インターコンチネンタル・フェザー級王者)
“狂拳”迅(WIZARD)
第2試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
浅川大立[ひろたつ](マイウェイスピリッツ/元INNOVATIONフェザー級王者)
荒井幸太郎(SUCCEED GYM)
第1試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
富田エレデネ(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
北島颯人(和術慧舟會AKZA)
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT.58
日時 2025年10月12日(日)開場・17:30 開始・17:50
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 SRS席30,000円 RS席15,000円 S席10,000円 A席6,000円 ※当日券500円アップ ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/







