K-1 9.29 代々木第二:リュウ・ツァーのクルーザー級王座に挑戦、マハムード・サッタリ「負けてからみんな離れた。でも妻から『この子のヒーローになって』と言われた」
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K-1 WORLD MAX 2024(9月29日(日)国立代々木競技場第二体育館)でK-1クルーザー級王者のリュウ・ツァーに挑戦する、マハムード・サッタリのインタビューがK-1 GROUPから届いた。
第16試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/王者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)※初防衛戦
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/挑戦者、Krushクルーザー級王者、K-1無差別級トーナメント2022優勝)
リュウは28歳。中国で6戦5勝1敗の成績を残した後、昨年9月のK-1での無差別級トーナメントに出場し、体格で勝る欧米勢相手に右ローキックとカーフキックを駆使して3連続KO勝ちし優勝した。12月の大阪大会ではベスト体重のクルーザー級で出場し、谷川聖哉を1R右ストレートでKOした。今年3月のK-1ではシナ・カリミアンを3R右フックでKOしK-1クルーザー級王座を獲得し、K-1 5連続KO勝ち中だ。その試合後にサッタリがリングに上がり、7月7日の代々木第二大会での王座挑戦を希望し、リュウも承諾していたが、結局9月大会で行われることになった。リュウは12月14日に開催される無差別級トーナメント参戦が決定している。
サッタリは33歳。20年からK-1 GROUPに参戦。21年にKrushクルーザー級王者となり同年に初防衛。22年4月のK-1無差別級トーナメントでK-Jee、京太郎、谷川聖哉を撃破し優勝。昨年9月の無差別級トーナメントでは一回戦で体格で勝るクラウディオ・イストラテに1R KO負け。試合はそれ以来1年ぶりとなる。
――3月はリュウ選手に対戦表明しました。
「私は2年前ミドル級の選手でしたが、でも日本へ来てクルーザー級で頑張りました。ところがクルーザー級のタイトルマッチを組んでくれなくて。だからリングへ上がって、試合をしてほしいと伝えました」
――今の本来の階級は?
「クルーザー級ですね。無差別級も出ましたが、本当に大変です。みんな計量だと体重が1、2kgオーバーだからダメとかになりますけど、無差別級だと20kg違うとかそんな世界だから、パワーが違います」
――これまでK-1やKrushで、ずっと勝ってきて、22年12月にステファン・ラテスク戦、23年9月にはクラウディオ・イストラテ戦でともにKO負けを喫しました。何が変わりましたか?
「いろいろと変わりました。勝っている時は、周りにみんないるし、スター扱いしてくれました。でも負けてからは、みんな離れていきました。その時はショックで、何をしたらいいのか分からない感じでしたね。何をすればいいのかと……」
――それは辛いですね。
「私は今、日本に住んで4年目になりますが、まだ日本の文化が良く分かりません。日本の人たちに何を話せばいいのか分からない。いろんなチャレンジもあって、日本語も勉強しなければならない。私の息子は1歳10ヶ月で、生活も大変です。それで試合に負けてしまって」
――救ってくれたのは誰ですか?
「家族です。私の周りにいるのは、家族だけです。私の妻には、『人生いつも勝てるわけない。負けることもある。でも、1回2回負けたとしても、この子のヒーローになって!』と言われ、頑張ろうと思いました。ファイターを辞めようかと思うこともありましたが、何をしたらいいのか分からなかった」
――今、大切なのは誰ですか?
「1番は家族、2番は家族、3番は家族、全部家族です。家族のためにも、強いところを見せたいです」
――前回の試合の敗因が分かっていれば教えてください。
「もちろん体重差はありました。向こうは30kg近く重かったので。でも、それだけではなく、いろいろな理由があります。コーチはいないし、練習パートナーもいません。チームもありません。あと人生も、なかなかうまく行かなくて何をしたらいいのか分からなかったことが敗因です。あの時のサッタリは、サッタリではなかったです」
――本当の自分がいなかったということですね。
「でも、今は違います。何のために試合をして、何のために練習して、どこに向かっているのかよく考えました。自分の周りは、今、いい人ばかりしかいません」
――勝っている時は、天狗になっていたことがあったのでしょうか。
「それはありません。そうなってはいけないということは学んでいたので、例えチャンピオンになっても、いつものサッタリです」
――リュウ選手については?
「強い選手です。トーナメントで優勝して、その後も勝って。本当にスピードもあって、いい選手だなと思います。今回のタイトルマッチは、いい試合になると思っています」
――自分とリュウ選手と似ている部分はありますか。
「リュウはスピードありますけど、私はもっとスピードあります。そこは負けていません。あとは、体重を増やしてパワーをつけるようにしています。大変でしたが、今は92、93kgまで増やすことができました」
――メンタルが整い、体重が上がりパワーもついた。準備万端ですね。
「少しボクシングに偏ってしまっていたので、そこも修正しました。基本のスタイルは変わりませんが、新しいサッタリが見られると思います」
――最後にベルト獲得への自信は。
「ベルトについては、拘っていません。今は目の前の勝利しか考えていません。リュウに勝つこと。それしか考えていない。次の試合は“ファイヤー”、すごい戦いになりますよ」
対戦カード
第18試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第17試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第16試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/王者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)※初防衛戦
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/挑戦者、Krushクルーザー級王者、K-1無差別級トーナメント2022優勝)
第15試合 K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)※2度目の防衛戦
寺田 匠(team VASILEUS/挑戦者、ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
第14試合 63kg契約 3分3R(延長1R)
与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
ペッダム・ペッティンディーアカデミー[Petchdam Petchyindee Academy](タイ/ペッティンディーアカデミー/元ONEキック・フライ級(61kg)王者、元True4Uライト級王者、元WBCムエタイ世界フェザー級王者、元ルンピニー認定バンタム級王者)
~休憩~
~卜部功也 引退セレモニー~
第13試合 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1フェザー級(57.5kg)王者、RISEバンタム級(55kg)王者)
中島千博(POWER OF DREAM/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、極真会館2017全日本ウェイト制軽重量級(90kg)優勝)
第12試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者
第11試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
第10試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
第9試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
第8試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第7試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
岩尾 力(POWER OF DREAM/元WINDYムエタイ・バンタム級王者)
鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
~休憩~
第6試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
メン・ガオフォン[Meng Gaofeng](中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/武林風(WLF)-65kg級世界王者)
トーマス・アギーレ[Tomas Aguirre](アルゼンチン/ドージョー・セルピエンテ/WGPキックボクシング・スーパーライト級(64.5kg)王者)
第5試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
レニー・ブラジ[Lenny Blasi](イタリア/チーム・カルツォラーリ/ISKAムエタイ欧州ライトウェルター級(65kg)王者)
稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン/Krushスーパー・ライト級王者)
第4試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
ヨードクンポン・ウィラサクレック[Yodkhunpon Weerasakreck](タイ/トップキング&MXムエエクストリーム-70kg級王者)
カン・ピナール[Can Pinar](トルコ/マイクスジム/FFCトルコ-66kg級王者)
第3試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
イオヌット・ポパ[Ionut Popa](ルーマニア/チーム・スーパープロ・アリン・バラサ・シビウ/ISKAインターコンチネルタル・ライトウェルター級(65kg)王者)
第2試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・第1リザーブファイト 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・ライト級王者&ライト級王者)
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
第1試合 第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・第2リザーブファイト 3分3R(延長1R)
瑠久[るーく](RAUSU GYM)※ARROWS GYMから所属変更
寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB)
~オープニング~
プレリミナリーファイト第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
川島康佑(HALEO TOP TEAM)
坂本優輝(ARROWS GYM)
プレリミナリーファイト第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
武蔵(デビルジム)
プレリミナリーファイト第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
関口功誠[こうせい](ALONZA ABLAZE)
石川 慶(team NOVA)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
瑠唯[るい](リーブルロア)
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
瀧山悠斗(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
雨宮 空(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年9月29日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 ABEMAプレミアム(960円/月)、 GAORA(9月30日(月)16:00~25:00|1,320円/月)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/