DEEP☆KICK 9.8 テクスピア大阪:啓斗×佑典、K-1勢同士で-57.5kg王座決定戦。真琴、中嶋愛樹斗を相手に-55kg正規王座目指す一戦。KING剛、上村雄音を相手に-53kg初防衛戦&リベンジ戦。-51kg王座決定戦・KING陸斗×一樹も再戦
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【DEEP☆KICK実行委員会からのプレスリリース】
9月8日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 71』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-51kg/53kg/55kg/57.5kgの4階級にて2つの王座決定戦に2つのタイトルマッチと計4つのベルトを懸けた豪華4カードが発表された。
まずはDEEP☆KICK-57.5kg、6月より行われている第4代王者決定トーナメントの決勝戦が開催。出場するは準決勝を共に逆転KO勝利で勝ち上がってきた啓斗(ALL-WIN GYM) vs 佑典(月心会チーム侍)、両選手はKrushを主戦場に戦っており、この王座決定戦はK-1ファイター同士でDEEP☆KICKベルトを競う事となる。
まずは啓斗、プロ戦績は7戦4勝3敗4KOと勝利は全てKO勝利で奪っているインファイトを好む剛腕ファイター。2020年8月「Krush-EX 2020 vol.1」にてプロデビューを果たすと、持ち前の剛腕を武器に確かな存在感をアピールしていく。DEEP☆KICKには4月に初出場を果たすと岩KING(NJKF心将塾)を相手に1RTKO勝利で確かなインパクトを残し今トーナメントへの出場権を獲得する。6月の準決勝では松山瞬(TEAM TEPPEN)と対戦、1Rにダウンを奪われるも2Rには得意のインファイトに持ち込んでいくと強力な左フックで一撃、逆転2RTKO勝利を飾りトーナメント決勝進出を決めた。決勝戦に向けて啓斗は「僕の方がチャンピオンベルト似合うと思うんで、いつも通り倒して僕がチャンピオンなります」と強気のコメントを残している。自身初のベルトを剛腕で奪い取ることが出来るのか。
対するは佑典、プロ戦績は28戦18勝10敗8KOを誇り”月心会のアウトサイダー”の異名の通り、倒し倒されの激闘を常に魅せてきた歴戦の猛者。格闘技人生の始まりは地下格闘技、そこで20戦以上のキャリアを積むとKrushへと殴り込み、幾度にもわたる激闘を繰り広げてきた。DEEP☆KICKには今トーナメントにて2020年12月以来、久方ぶりの出場を果たすと6月の準決勝では山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)とのRISEvsK-1戦ともいえる試合に、2Rには2度ダウンを奪われ後がなくなるも3Rに猛攻を仕掛けていき、バックハンドブローをクリーンヒットさせこちらも一撃KO勝利、逆転KOを決めた佑典はリング上で感情を爆発させた。決勝戦に向けて佑典は「なんの情もなくシバきます」とシンプルながらも覚悟が伝わるコメントを残している。来る決勝戦、変わらぬ激闘の先で佑典が初戴冠を飾ることが出来るか。
2人は6月のリングマイクにて互いに大阪出身のK-1ファイターということもあり親交があることを明かした。しかしその場でも佑典が「俺がベルトを獲るから。」と話すと啓斗は「先輩だけど、いっちゃいます」と返す通り、試合ではバチバチの打ち合いを見せてくれるだろう。両者共に倒し倒されな選手なだけにこの試合はKO決着必須、KO勝利でベルトを片手に勝ち名乗りをあげているのは果たしてどちらだ?!
続くはDEEP☆KICK-53kg、3月にDEEP☆KICK-53kg第5代王者に輝いたKING剛(ROYAL KINGS)の初防衛戦、上村雄音(BKジム)を挑戦者に迎え入れてのタイトルマッチの開催が決定した。両者は昨年3月、当時王者であった長谷川海翔(誠剛館)への挑戦権を懸けたトーナメント決勝で対戦経験あり、その際の判定は割れるも2-1で上村が勝利を収め、王者・剛としては初防衛戦、そしてリベンジ戦となる
剛はDEEP☆KICK-53kg第5代王者に加え元KOSスーパーバンダム級王者・元MAバンダム級王者とプロ3冠を達成しておりプロ戦績は36戦21勝13敗2分、決して退かずに前に前にと圧をかけ続けるハイプレッシャーマン。過去には2度、DEEP☆KICKトーナメントに出場を果たすも長谷川海翔に今回対戦する上村にと、その都度トーナメントを制する者たちに敗れてきた。しかし3回目の出場となったトーナメント、昨年12月の準決勝ではK-1ファイターの松本陸(TAD)と対戦すると試合は延長戦にもつれ込む激闘に。延長判定も割れるほどの接戦だったが2-1で剛が勝利し決勝に駒を進めると、決勝では中田史斗(究道会館)を相手に1R終盤に2度ダウンを奪い1RTKO勝利、3度目の正直を見事遂行し第5代王座の椅子に座った。今回が初防衛戦になる剛は「前回負けた上村君に2度も負けれないので、ロイキン魂を見せてリベンジを果たして、ベルトをもう1度持って帰ります」とリベンジを誓った。初防衛戦にリベンジ戦と今試合に懸ける思いは強いだろう、ここで勝利し-53kg最強は俺だと再び名乗り上げれるか。
対するは上村、プロ戦績は10戦7勝2敗1NC1KOを誇りサウスポースタイルから独特なリズムでヒットを稼いでいく実力者。前述の挑戦者決定トーナメントでは今回対戦する剛を下し、当時王者の長谷川へのタイトルマッチ挑戦権を獲得し、昨年6月タイトルマッチに挑むと1Rにダウンを奪取するも結果2RTKO負けを喫してしまう。その後、昨年12月より始まった王者決定トーナメントに出場、準決勝を中田と争うも1RTKO負けとなるが、大会終了後のビデオ判定の結果、ファーストダウンの際に中田のストップ後の攻撃及びダウンが確認されたため試合はノーコンテストに、そして今大会での挑戦権を与えられたという経緯がある。3月には「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」に出場すると野田蒼(月心会チーム侍)を相手に2RTKO勝利と流れは上々。今回の挑戦について上村は「ベルトが僕の腰に巻かれることは決まっているので。前回対戦の時も言いましたがもう1度言います、バチコーン倒して引退させてあげようかなと思います」と勝つのは当たり前とコメントした。自身2度目の挑戦者としてのタイトルマッチ、次こそはベルト奪取となるか。
前節の試合では挑戦者決定トーナメントだったが今回はタイトルマッチ、正にベルトを獲り合う試合になる。その際、敗れた剛はその後の奮闘で王者に、勝利した上村は挑戦者と試合から1年半経った両者、今回の試合にも様々な思いがあるだろう。果たして、剛がリベンジと初防衛を共に達成するか、上村が再びの勝利と共にベルトを奪うのか。1年半越しとなる再びの激戦を楽しみにしてほしい。
続くはDEEP☆KICK-55kg、昨年9月にDEEP☆KICK-55kg第7代暫定王者に輝いた真琴(NJKF誠輪ジム)の正規王者を狙うタイトルマッチ、挑戦者決定トーナメントを破竹の勢いで勝ち上がってきた中嶋愛樹斗(誠剛館)が激突する。
真琴はプロ戦績は13戦10勝2敗1分1KOを誇り、DEEP☆KICK-55kg第7代暫定王者に加えNJKFスーパーバンタム級王者と2団体の現役王者で、長身からの威力ある蹴り技を武器に異なるルールの2団体で王座に就いている猛者。DEEP☆KICKでもその実力をいかんなく発揮すると昨年9月、当時王者であった翔磨(TEAM-ANOTHER)の怪我による辞退にて急遽決定した暫定王者決定戦に選出。当時ランキング1位の鷹介(魁塾)とその座を競うと、判定は割れるも2-1で真琴が判定勝利を収め第7代暫定王者を戴冠した。続く2月には「NJKF CHALLENGER 東西対決」にてNJKFスーパーバンタム級王座決定戦に選出、これまたNJKF同級1位の一航(新興ムエタイジム)と対戦すると4Rにダウンを奪い見事判定勝利、2戦連続でベルトを腰に巻いた。今回の防衛戦に向けて真琴は「強いやつはどんなルールでも強いことを証明して、俺の強さみせます。今の時代を作れるのは今生きている人間だけだ」と先日20歳を迎えたばかりの王者はコメントした。まだまだ若い真琴、防衛戦を見事制し正規王者となることは出来るのか。
対するは中嶋、ACCEL第5代日本バンタム級王者を戴冠しておりプロ戦績は9戦9勝8KOと現在負けなし。何よりは圧倒的なKO率で次々と強者を倒し挑戦権獲得まで至った誠剛館が誇る驚異のニュースター。今年4月より始まった挑戦者決定トーナメントに出場を果たすと準決勝では井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)を相手に2Rにダウンを奪い判定勝利。しかしプロ人生初のKOではない判定での勝利となった中嶋は納得のいかない表情を浮かべていた。そして7月の決勝戦ではK-1ファイターの保井広輝(WARRIOR OSAKA)と対戦、接戦が予想されていたが1R中盤に2度のダウンを奪い1R1分52秒、8度目のKO勝利で今タイトルマッチに辿り着いた。自身2本目のベルト挑戦となる試合に向けて中嶋は「圧倒的な強さを誇る真琴選手ですが、しっかり倒してベルトを獲ります」と初々しくも力強く語った。次が10戦目となる中嶋、無敗神話そのままにDEEP☆KICK王者に輝くことは出来るのか。
真琴・中嶋共に身長は175cmとこの階級の中では長身と言える両者。その中で素早い動きと超ハイレベルな蹴り技で圧倒する真琴と、速い踏み込みとパンチ連打で次々とKOを量産している中嶋とタイプは似ているようでまったく違う両者。真琴がしっかりと試合を制圧し正規王者に君臨するのか、中嶋が同門である拳剛(誠剛館)・長谷川海翔に続き誠剛館3人目のDEEP☆KICK王者に無敗で辿り着くのか、互いに若くも実力は十二分、熱いぶつかり合いに期待してほしい。
最後はDEEP☆KICK-51kg、2022年に新設され今回が第4代王者を決める戦いとなる王座決定トーナメントの決勝戦でKING陸斗(ROYAL KINGS)と一樹(Reborn kickboxing gym)が王座の椅子を競う。両者は4月に対戦経験があり、その際は陸斗が判定勝利を収めている。
陸斗は現在プロ戦績は8戦7勝1敗2KOを誇り、素早いステップワークにハイレベルなディフェンス・カウンターで次々と勝利を手にしているテクニシャン。昨年4月にプロデビューを果たしてからトントン拍子で勝利を重ねていき前王者決定トーナメントに出場を果たし決勝戦に辿り着くも、決勝で安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)に無念の2RTKO負け、ベルト目前で初敗北を喫してしまう。しかし前述の通り4月に一樹に勝利すると、6月「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」には伊藤琉之助(EX ARES)、そして7月の今トーナメント準決勝では龍太郎(VALIENTE)を相手に2試合連続1RTKO勝利と再びの3連勝、そして連続KO勝利と倒す力も明確につけてきた。2度目の王座決定戦に向けて陸斗は「次の決勝戦、確実に僕が倒してチャンピオンになるので、僕に注目していてください」と次こそはという覚悟が見えるコメントを残した。果たして、昨年12月に手に入らなかったベルトを次こそは腰に巻くことが出来るのか。
対するは一樹、プロ戦績23戦8勝15敗5KOを誇り過去には元MA日本スーパーフライ級王者戴冠歴もある関西軽量級を長くけん引してきた実力者。2022年より始まった前々王者決定トーナメントに出場を果たし決勝に駒を進めるも、決勝では親友であるKING TSUBASA(ROYAL KINGS)に敗北を喫してしまいこちらもベルト目前で涙を飲む。そして今トーナメントに選出されると、準決勝ではプロ2戦目ながらも異例の抜擢となった松本愛斗(月心会チーム侍)と対戦、試合は延長にもつれ込む激闘となるも延長ラウンドにダウンを奪われてしまい判定負けを喫する。しかし後日、松本が試合による怪我で決勝進出を辞退したため、一樹の決勝戦への進出が決定した経緯となる。突如巡ってきたチャンスに一樹は「準決勝は負けてしまいましたがチャンスが巡ってきたからには、3度目の正直でしっかり勝たしてもらってベルトを巻かせて貰います」と次こそはチャンスをモノにするとコメントした。現在35歳、ベテランの一樹が陸斗へのリベンジと王座戴冠を狙う。
両者共に1度は王座決定戦まで辿り着くも涙を飲むことになった者同士の対戦、そして早くも再戦となる両者。陸斗が前回同様に勝利を収めベルトを巻くのか、一樹がどんでん返しからのリベンジ達成でベルト戴冠を達成するのか。必ずどちからは2度目の挑戦に成功し、どちらかは2度目のベルト目前での涙を飲むこととなる。果たして次こそはとベルトを奪取するのはどちらだ、最軽量級のハイスピードかつ気持ちのぶつかり合いとなるこの1戦に注目してほしい。
以上、全4つのベルトを懸けた戦いとなる『DEEP☆KICK 71』。K-1ファイター同士の-57.5kg王座決定戦に、再戦となる-51kg王座決定戦と-53kgタイトルマッチ、そして正規王者か王座奪取かとなる-55kgタイトルマッチとすべてが注目すべき点満載となる4カードだ。果たして、9月のリングでベルトを腰に巻き勝ち名乗りを上げている4名は誰だ。今大会にも是非注目してほしい。
対戦カード
DEEP☆KICK -57.5kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
啓斗(ALL-WIN GYM)
佑典(月心会チーム侍)
DEEP☆KICK -53kgタイトルマッチ 3分3R
KING剛(ROYAL KINGS/王者)
上村雄音(BKジム/挑戦者)
DEEP☆KICK -55kgタイトルマッチ 3分3R
真琴(誠輪ジム/暫定王者)※初防衛戦。勝てば正規王者認定
中嶋愛樹斗(誠剛館/挑戦者)
DEEP☆KICK -51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
KING陸斗(ROYAL KINGS)
一樹(Reborn kickboxing gym)
概要
大会名 DEEP☆KICK 71
日時 2024年9月8日(日)OPEN 12:30 / START 13:00
会場 テクスピア大阪(大阪府泉大津市旭町22-45)
チケット料金 VIP席¥15,000 S席¥8,000 1階A席¥7,000 2階A席¥6,000 スタンディング¥5,000 ※当日券は¥1,000UP
チケット販売 DEEP☆KICK実行委員会 出場選手および所属ジム
お問い合わせ DEEP☆KICK実行委員会 06-6754-8588 https://www.deep-kick.com