KNOCK OUT 6.23 代々木第二体育館:山田彪太朗欠場。龍聖は久井大夢とBLACKスーパーフェザー級王座決定戦。龍聖「給食当番より全然燃える」×久井「いつでも出られるように身体を作っていた」
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KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”(6月23日(日) 代々木競技場第二体育館)に出場予定だった山田彪太朗(シーザージム/シュートボクシング日本フェザー級王者)が、学校の給食作りの仕事の際に左手の指を怪我し全治1か月と診断されたため欠場する。代わって久井大夢(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者)が出場し、龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者)とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)王座決定戦を急きょ行うことになった。
第14試合 セミファイナル KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者・元REDスーパーフェザー級(60kg)王者)
龍聖は17戦17勝(11KO)の23歳。昨年3月のKNOCK OUT代々木大会ではラジャダムナン王者のペットセーンセーブに延長判定勝ち。6月の後楽園大会では中国のチュームーシーフーと対戦し、キャリア初のダウンを喫したが、延長に持ち込み辛うじて判定勝ちした。9月大会は怪我の影響で欠場。その後クロスポイント吉祥寺とKNOCK OUTジム高幡不動に練習拠点を移し、心機一転臨んだ11月大会では、K-1王者・軍司泰斗とも戦い判定負けしたことのあるファク・スアレスを3R左膝蹴りでKOした。
外国勢との試合の続いた龍聖だが、それ以前から軍司やRISEの門口佳佑ら同階級の王者たちとX上で挑発合戦を繰り広げ、日本フェザー級最強を証明したい思いを示していた。4月のKNOCK OUTでSB日本フェザー級1位の川上叶に判定勝ちすると、観戦していたSB同級王者の彪太朗が「SBの一番は自分なんで、本当のSB対KNOCK OUT、やりましょう」と龍聖に呼びかけ、両者の対戦が今回の代々木大会で決定していた。龍聖は5月16日の会見でこのカードが発表された際、彪太朗の実績や姿勢に不満を述べ、試合を拒否し会見を途中退席し、結局試合は承諾したものの、まさかの彪太朗の仕事中の怪我で中止となる。
代役出場する久井は大阪在住、10戦8勝(3KO)2敗の18歳。デビュー時からKNOCK OUTで頭角を現し、昨年7月のK-1で龍斗に判定勝ち。9月のKNOCK OUTでは大谷翔司とのBLACKライト級王座決定戦で判定勝ちし、2階級制覇を達成した。その後は海外勢との試合が続き、12月大会ではタイ人のトンミーチャイに判定勝ち。1月にカンボジアでラタナック・ソーティーから2度のダウンを奪い判定勝ち。今年2月大会では中国のチュームーシーフーに判定負けしたが、真っ向からの打合いで観客を沸かせた(上動画)。4月には再びカンボジアに乗り込んだがピット・サムバスに判定負け。6月2日のNJKFではタイ人のテーパプットに4R判定勝ちした。8月4日のKNOCK OUTでのカンボジアの選手との試合が6月3日の記者会見で発表済だったが、急きょKNOCK OUTの主力・龍聖との大一番のオファーが舞い込んできた。
KNOCK OUTプロモーションから、18日の緊急記者会見のレポートが届いている。
龍聖「給食当番より全然燃えます」×久井「この大会にいつでも出られるように身体を作っていた」
2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』の緊急記者会見が行われ、セミファイナルで龍聖と対戦することが決定していた山田彪太朗(シーザージム)が欠場、代替選手による追加対戦カードが発表された。
会見に同席したKNOCK OUT・山口元気代表によると、山田は6月14日に学校給食を作る仕事中に左示指・中指不全切断で全治1カ月と診断されたため欠場に。主催のDef Fellowとして協議、調整した結果、代替選手としてKNOCK OUT-BLACKライト級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)が出場、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)とKNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦で対戦することが決定した。
山口代表は「セミファイナルの龍聖選手が欠場というわけにはいかないなと。久井選手が6月2日にNJKFのリングで試合をした後に(テーパプット・シンコウムエタイジムに延長判定勝ち)、今大会に出たいというアピールがあったことを思い出しました。久井選手のお父さんに電話したら、『大夢はいつでも行けるように体重調整をして練習をしています。前日計量で誰かがオーバーしたら行かせようと思っていました』と言われ、お願いしました。龍聖の方のトレーナーにも伝えたら『龍聖は(久井と)やりたいと言ってます』と。KNOCK OUTにとっては意味のある試合になると思います。REBELSとKNOCK OUTで育ってきた二人が代々木大会のセミファイナルでタイトルマッチをやることが決まり、意義深い試合になりました」とカード決定に至った経緯を説明した。
急遽参戦が決定した久井は「今回タイトルマッチで、龍聖選手が相手なのでめちゃくちゃ気合いが入ってます。必ず勝ちます」といえば、龍聖は「試合1週間切った中で、試合を受けてくれた久井君には感謝しています。今までにない試合感情があり、対戦相手は好きじゃないんですけど、久井君のことは嫌いじゃないし、お互いに凄いパワーのある試合を見せられるんじゃないかなと思います。給食当番(=山田)より全然燃えます。認めている選手の一人ですし、ワクワクします」と試合が待ち遠しい様子。
1階級上のタイトル挑戦となる龍聖は「57.5kgは前回の試合で減量がきつく、今回は減量が無理ないし、いい感じではあります」とベストな階級だという。
急遽決まったことで準備期間が短いことに関して、久井は「最近減量失敗の選手が多く、この大会に出たかったので、僕はいつでも出られるように身体を作っていました。今回のオファーは特に驚いたこともなかったです。いつか龍聖選手とは対戦したいと思っていたので、今回の急なオファーでも、ずっとイメージしていました」と問題ない様子。龍聖は「僕も常に練習しているので、身体の問題はないのかなと。お祭りの大会ですし、そんなの関係なく久井君をぶっ飛ばしたい」と自信を見せる。
KNOCK OUTを主戦場にしている両者だが、交流はあったかの聞かれると、龍聖は「一緒に練習したり、飯に行ったりはなかったのですが、久井君がK-1に出た時は応援してましたし、個人的にもファイトスタイルや目つき、生意気な感じが昔の自分と被るものがありました」という。
お互いの印象については、久井は「強いと思っています。自分がデビューして2年、ずっと上にいた存在だったので、今回乗り越えたいと思います」といえば、龍聖は「一番の印象はサウスポー。現代スタイルというか、ムエタイ、空手、ボクシングなどいろいろないいところを取った、今どきの旬の戦い方をしているなと。あと、自分より身体がデカいと思うので長い攻撃の左ストレート、サウスポーらしい攻撃に気を付けたい」と警戒するコメント。
ビッグマッチのセミファイナルでどういう試合をしたいかとの問いに、久井は「勝ちに徹したい」というと、龍聖は「僕は勝ちに徹しないし、(久井が)徹するなら俺を倒せない。僕たちはKNOCK OUTの生え抜きの選手なので、今回はいろいろなカードがあるけど、とてつもないパワーのある試合をしたい」と好勝負を期待させるコメント。
龍聖との戦いを意識していたという久井だけに、現段階で勝てる自信もあったのかと聞かれると「勝てると思っています。(龍聖の活躍を見て)自分もそうなっていかなあかんし、憧れているだけではあかんというのがあるので今回勝って超えようと思います」と龍聖超えを宣言。
これを受けて龍聖は「感慨深いですね。僕は17でデビューして今23歳です。気持ちは19歳で止まっているのですが、今までは自分がそういう立場だったので、そうなったんだなと思ってビックリしました。(久井の想いを受けて)真正面からぶつかりたい。(久井は)これからのKNOCK OUTはもちろん、日本のキックボクシング界、格闘技界を担っていく選手だと思うし、僕も負けじとそうなっていくつもり。今回だけではなく、もう1回対戦があるかもしれないし、まだ早いぞというのは見せたい」と下の世代にはまだ負けられないと気合い十分。
今回龍聖が勝てば二階級制覇、久井はKNOCK OUTスーパーフェザー級のREDとBLACKの両ルールを統一することとなり、ベルトへの想いを聞かれると、久井は「ベルトはその階級のトップの証明になるし、龍聖選手は現時点で日本のトップやと思っているので、そこに勝って僕がトップになろうと思います」といえば、龍聖は「特に今回はベルトにはそんなに想いはなく、ラッキー、おまけぐらいにしか思っていない」とコメントした。
最後に山口代表は「お客さん、ファン、選手の皆さんに“これがKNOCK OUTだ”と言えるマッチメイクになったと思います。純粋なキックボクシングのメインだと思っています。デビューからREBELS、KNOCK OUTでやっている生え抜きの2人がビッグマッチでタイトルマッチで対戦するので、何かいいものを見せてくれる予感がします」と期待を込めた。
なお、この試合が「AMON Jewelry Presents」となったことも併せて発表された。
対戦カード
※BLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールは肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
第15試合 メインイベント KNOCK OUT特別ルール(パンチのみ) 73kg契約 3分3R(延長1R)
五味隆典(東林間ラスカルジム/元PRIDEライト級(73kg)王者、元修斗ライト級(70kg)王者)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者、RIZINフェザー級(66kg)王者)
第14試合 セミファイナル KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者・元REDスーパーフェザー級(60kg)王者)
第13試合 OFG-RED 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王者・元同スーパーバンタム級(55kg)王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
デーングリアングライ・シンマーウィン(デンクリアンクライ・シンハーマウィン)[Denkriangkrai Singha Mawynn](タイ/シンハーマウィンジム/元タイ・ラット・ミニフライ級王者)
第12試合 RED 61kg契約 3分3R(延長1R)
重森陽太(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)
レンタ・ウォーワンチャイ[松井蓮汰](ウォーワンチャイプロモーション/WMCインターコンチネンタル・WPMFインターナショナル・BOMライト級王者、Road to ONE JAPANムエタイ日本トーナメント2023同級優勝)
第11試合 UNLIMITED 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和ムエタイ・フェザー級王者)
中村優作(TEAM FAUST/元WSOF-GCフライ級(56.7kg)王者)
第10試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)
チョークディー・PKセンチャイジム[Chokdee PK.Saenchai muaythai gym](タイ/PKセンチャイジム/WMC世界スーパーフライ級王者)
第9試合 BLACK 56kg契約 3分3R(延長1R)
古木誠也(G1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)
福田拓海(クロスポイント大泉)
第8試合 BLACK スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-REDスーパーライト級(65kg)王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、元WMAF&MA日本スーパーライト級王者)
中島 玲(フリー/元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)
第7試合 BLACK 女子53kg契約 3分3R(延長1R)
ルシア・アプデルガリム[lucia apdelgallim](アルゼンチン)
NA☆NA(エスジム/ミネルヴァ・スーパーフライ級1位・元王者)
第6試合 BLACK 女子48kg契約 3分3R(延長1R)
ぱんちゃん璃奈(フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者)
アイリン・ゴンザレス[Ayelen Gonzalez](アルゼンチン/ISKAムエタイ・アルゼンチン女子ストロー級(50.5kg)王者、WAKOアルゼンチン女子48kg級王者)
第5試合 BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/TENKAICHI&BEASTウェルター級王者
エミール・アラゾフ[Emil Allazov](ベラルーシ)
第4試合 BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
小川悠太(誠真会館所沢道場/MA日本&KROSS×OVERウェルター級王者)
第3試合 BLACK 63kg契約 3分3R(延長1R)
大谷翔司(スクランブル渋谷/元INNOVATIONライト級王者)
セーンダオレック・Y’ZD(タイ/Y’ZDジム/元タイ国イサーン地方王者)
第2試合 RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
杉原新也(ワイルドシーサー前橋)
第1試合 BLACK 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/元GLADIATOR武士道キック・フェザー級王者)
小森玲哉(ONE’S GOAL)
プレリミナリーファイト第4試合 BLACK 51.5kg契約 3分3R
柿﨑 瑠[るい](クロスポイント大泉)
愁斗[しゅうと](Bombo Freely)
プレリミナリーファイト第3試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
羽黒慈夢[じむ](クロスポイント大泉)
雅治[まさじ](レンジャージム)
プレリミナリーファイト第2試合 RED バンタム級(53.5kg) 3分3R
蒔[まくと]・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
田中頌大[しょうだい](ONE`S GOAL)
プレリミナリーファイト第1試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
横山太一朗(クロスポイント大泉)
山崎滉太(誠真会館所沢道場)
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”
日時 2024年6月23日(日) 開場・12:00 プレリミナリーファイト開始・13:00 本戦開始・14:00
会場 東京・国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VVIP席 300,000円 VIP席 200,000円 SRS席 50,000円 RS席 20,000円 アリーナS席 10,000円 スタンドS席 10,000円 A席 6,000円 ※当日券500円アップ ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/