PFL 6.13 コネチカット:渡辺華奈、ベラトール王者・リズ・カモーシェと3年越しリベンジ戦。打撃対応が鍵に。U-NEXTで日本時間14日朝生中継
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PFL 6月13日(木/現地時間)米国コネチカット州アンカスビル:モヒガン・サン・アリーナ大会で、渡辺華奈がベラトール王者・リズ・カモーシェとの女子フライ級リーグ2戦目に臨む。渡辺は21年6月にカモーシェにわずか35秒でTKO負けしている。両選手とも12日(現地時間)の公式計量をクリアした。大会の模様はU-NEXTで生中継される。渡辺の試合は日本時間14日(金)午前10時頃から放送される模様だ。
PFL(Professional Fighters League/プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)はMMAの階級別のリーグ戦が主体のイベント。4~7月の予選(PFLでは「レギュラーシーズン」と呼ばれる)の2試合を戦い、参加10選手のうち勝ち点上位の4選手が夏の4人トーナメントの準決勝(プレーオフ)に進み、秋の決勝(チャンピオンシップ)で勝利すれば100万ドル(約1億5千万円)の優勝賞金を獲得する。
レギュラーシーズンは短いラウンドで勝利するほど高い勝ち点を獲得できる(1R勝ち6点、2R勝ち5点、3R勝ち4点、判定勝ち・反則勝ち・不戦勝3点、引き分け1点)。試合場はケージ。通常のMMAルールと異なり肘無しとなっている。
PFLは18年からリーグ戦を行い、昨年のリーグ戦には、男子のフェザー級に工藤諒司、ライト級に西川大和、女子のフェザー級に東よう子が参戦したが、3人とも2連敗し予選で敗退した。
PFLはサウジアラビアからのバックアップを受け、昨年11月にベラトールを買収した。今年は男子のヘビー級、ライトヘビー級、ウェルター級、ライト級、フェザー級、女子のフライ級の6階級でリーグ戦が行われている。女子フライ級にはベラトールの同級王者のリズ・カモーシェ、1位のジュリアナ・ベラスケス、2位の渡辺華奈、5位のデニス・キールホルツが参戦し、他の階級でもベラトールの選手が多数参加しているのが今年の特徴だ。

2024 PFL 4: Mohegan Sun Ceremonial Weigh-Ins at Mohegan Sun Arena in Uncasville, Connecticut, Wednesday, June 12, 2024. (Cooper Neill / PFL)
女子フライ級リーグ 5分3R
リズ・カモーシェ(米国/ベラトール同級王者/勝ち点3)
渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW/ベラトール同級2位/勝ち点3)
渡辺は35歳。柔道をベースとし、17年にMMAデビュー後、DEEP JEWELSとRIZINで活躍。21年からRIZINの派遣でベラトールにレギュラー参戦している。昨年は4月にイリマ・レイ・マクファーレンに判定負けしたが、7月のBELLATOR JAPAN(超RIZIN.2)ではヴィタ・アルテイガに判定勝ちした。4月のPFL女子フライ級リーグ初戦では、シャナ・ヤングを寝技主体で3Rとも攻め続け判定勝ちし、勝ち点3を獲得した。
カモーシェは40歳。2010年にMMAデビュー。ストライクフォース、インヴィクタに参戦後、13年2月のUFC初戦ではロンダ・ラウジーの女子バンタム級王座防衛戦の相手に抜擢され1R腕十字で一本負け。その後はジェシカ・アンドラージ、ローレン・マーフィー、ジェニファー・マイアらに勝利。19年8月のヴァレンティーナ・シェフチェンコとのフライ級王座戦で判定負けしたのを最後に、20年からベラトールに移籍。2連勝後、21年6月の3戦目で渡辺にスタンドパンチ連打でわずか35秒TKO勝ちしている。続く22年4月のジュリアナ・ヴェラスケス戦で勝利し女子フライ級王者になると、ヴェラスケス、ディアナ・ベネット、マクファーレン相手に3度防衛。4月のPFLリーグ初戦ではヴェラスケスに判定勝ちし8連勝中だ。

2024 PFL 4: Mohegan Sun Ceremonial Weigh-Ins at Mohegan Sun Arena in Uncasville, Connecticut, Wednesday, June 12, 2024. (Cooper Neill / PFL)
リーグ初戦では下記の通り3選手が1R勝利し勝ち点6を獲得しリードしている。リーグ2戦を終えて上位4人が準決勝に進めるため、カモーシェも渡辺もなるべく高い勝ち点を獲得するために短時間決着を狙うだろう。前回カモーシェに35秒でKOされた渡辺は、久保優太や木村ミノルを指導していたことでも知られる矢口哲雄・ARROWS GYM代表から打撃を習っており、カモーシェの打撃への対応力がどこまで高まったかが今回の勝敗の鍵となりそうだ。
第1戦終了時の女子フライ級リーグの順位
1位・6点 ダコタ・ディッチェバ 1R 3’54”
2位・6点 タイラ・サントス 1R 3’57”
3位・6点 ジェナ・ビショップ 1R 4’15”
4位・3点 リズ・カモーシェ 判定勝ち
5位・3点 渡辺華奈 判定勝ち
6位・0点 ジュリアナ・ベラスケス
7位・0点 チェルシー・ハケット
8位・0点 イララ・ジョアニ
9位・0点 リサ・モールディン
10位・-1点 シェイナ・ヤング 計量オーバーのペナルティ
※勝ち点6=フィニッシュしたタイムが早い順、勝ち点0=フィニッシュされたタイムが遅い順、タイブレーカー規定:直接対決の勝者が上位となる