K-1 7.7 代々木第二体育館:-55kgトーナメントカード発表。金子晃大、カンボジア王者と“感謝”の一回戦。玖村将史、1階級上のWBCムエタイ世界王者オルデンと初戦。璃明武は玖村と戦ったチェケッティと。大久保琉唯は中国CFP推薦の新鋭と19歳対決
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K-1 WORLD MAX 2024(7月7日(日)国立代々木競技場第二体育館)で行われる「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦」の外国勢4選手と、一回戦の組み合わせが、5月29日の東京での記者会見で発表された。
一回戦(1) 金子晃大 vs. カン・メンホン(カンボジア)
一回戦(2) 璃明武 vs. ルカ・チェケッティ(イタリア)
一回戦(3) 玖村将史 vs. アントニオ・オルデン(スペイン)
一回戦(4) 大久保琉唯 vs. ジャオ・ジェンドン(中国)
準決勝(1) 一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
準決勝(2) 一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
決勝 準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
※9月29日の代々木第二大会で準決勝と決勝を実施
「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」は8選手参加で行われ、4月末の会見で赤コーナー側に立つ日本勢4選手(金子晃大、璃明武、玖村将史、大久保琉唯)の顔ぶれが発表済で、今回の会見では対戦相手となる青コーナーの外国勢が発表された。
カンボジア、イタリア、スペイン、中国から1選手ずつ選ばれており、強豪国のタイの選手がいないことについて、Krushの宮田充プロデューサーは「ムエタイの選手も候補に入っていたんですけど、カンボジアのトップ中のトップ選手がスタンバイしてくれたので、アジアは中国とカンボジアからになりました」と説明している。
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)※K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフから所属変更
カン・メンホン[Kan Meng Hong](カンボジア/クン・クメール・インターナショナル・ファイトジム/IPCCクンクメール54kg王者)
金子は27歳。22年6月のTHE MATCHで当時RISEバンタム級王者だった鈴木真彦に判定負け。以降、金子は鈴木とのリベンジマッチを熱望し続け、昨年9月のK-1横浜アリーナ大会では、1勝1敗のライバル・玖村将史を相手にK-1スーパー・バンタム級王座の防衛戦を行い、延長の末に判定勝ちし、改めてK-1 55kg最強を示した。12月のK-1でラン・シャンテンに勝利し、3月にはRISEに乗り込むと鈴木から2ダウンを奪い判定勝ちしリベンジを果たした。
カンは22歳(試合時)。ムエタイと似たルールで戦うカンボジアの格闘技・クンクメールの王者で戦績111戦82勝(30KO)17敗12分。構えはオーソドックス。
金子は会見冒頭に「一言で言うなら感謝ですね」と意気込みを語ると、その後も相手の印象について聞かれれば「一言で言えば感謝ですね」と話し、どういう勝ち方を見せたいと聞かれても「このトーナメントが開催されることも含めて感謝したいです」と答え、会見中は「感謝」というフレーズで全てをまとめようとし続けた。玖村からの決勝での4度目の対戦要求に対しても「ただただ感謝しかないですね」とだけ回答。シルバーウルフの後輩の菅原美優がパンクラス王者の伊藤盛一郎との結婚を今日発表した件について聞かれても「結婚というものがわからないですけど、感謝ですね」と答え、周囲を笑わせていた。
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
ルカ・チェケッティ[Luca Cecchetti](イタリア/キック&パンチ・ミラノ/WAKO世界バンタム級&フェザー級王者)
璃明武は23歳。22年2月のK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で優勝者の金子晃大にKO負けし、6月のTHE MATCHでは江幡睦に延長判定負け。その後、拳の怪我により療養し、昨年7月のKrush王座初防衛戦で永坂吏羅に判定勝ち。今年3月には倉田永輝を1R KOし、2度目の王座防衛を果たすと「K-1に乗り込んでK-1チャンピオン目指します」とアピールしていた。
チェケッティは戦績50戦44勝(10KO)6敗の33歳。構えはサウスポー。昨年9月のONE Friday Fightsでは中国のフオ・シャオロンに判定勝ち。今年3月のK-1で初来日し、玖村将史に判定負けしている。(下動画)
璃明武はチェケッティ戦について「前回のK-1にも参戦した強豪との試合なので楽しみです。わかりやすい内容でいい勝ち方ができるようしっかり準備したいです」と語り「相手は上の階級でベルトを取っててパワーがある」と警戒しつつ「KOが理想ですけど判定になったとしても圧勝したいです」と話した。金子 vs. 玖村の決勝を本命視する声や、璃明武の起用を疑問視する声に対抗心を示し「ファンから色々言われていると聞いているので、大久保選手と決勝で戦いたいです」と話した。
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
アントニオ・オルデン[Antonio Orden](スペイン/El Origen Thaimartin/オルデンチーム/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
玖村は25歳。22年6月のTHE MATCHで、後にRISE世界バンタム級王者となる志朗に判定勝ち。昨年3月のK-1では、K-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に勝っている鈴木真彦に判定勝ちし、RISEの同階級ツートップを下した。だが9月のK-1での金子との1年7か月ぶり・3度目の対戦では延長判定負けし、対金子の戦績が1勝2敗となってしまい、王座奪取も果たせなかった。3月のK-1では、今回のトーナメントにも参戦するルカ・チェケッティに判定勝ちしている。
オルデンは48戦43勝(7KO)4敗1分の32歳。構えはサウスポー。17年4月のK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント一回戦で武居由樹にKO負け。その後も20戦近く戦い、WKA欧州、ISKAインターコンチネンタル等のベルトを獲得し、23年2月にWBCムエタイ世界フェザー級王座を獲得し、今年3月に防衛している。昨年10月のONEフライデーファイツではタイ人選手のポンシリに判定勝ちし、この試合では56.7kgのストロー級だったため、水抜きが制限されないK-1なら55kgにも落とせそうだ。
玖村は「正直、外国人4人、日本人2人には興味がなくて 決勝で金子選手にリベンジするためのトーナメントだと思っているんので、金子選手に勝って優勝します」と抱負。オルデンの印象について聞かれると「サウスポーで身長がデカくてムエタイスタイルのいい選手ですけど、相手どうこうじゃなく、しっかりKOを見せたいです」と話した。
金子は上記の通り、今日の会見では何を聞かれても「感謝」一点張りで、玖村の対戦要求についても「ただただ感謝しかないです」と答え、冗談半分のようなやりとりとなっていた。玖村は金子の「感謝」発言に対し「感謝で返したいです。55kgが盛り上がったのは金子選手のおかげで、金子選手がいたから僕も強くなったと思うので、しっかり感謝してリベンジします」と、ちゃんとした理由も盛り込んで「感謝」の気持ちを返した。
タレントのゆうちゃみさんとの破局が先日報じられた件について聞かれると、玖村は「相手がいることなんで詳しくは言えないですけど、優勝するためにやっていて、次の試合を見てくれたら成長がわかると思うので、楽しみにしてほしいです」とだけ答え、「元彼女に言いたいことは?」と聞かれると「感謝です」と金子の真似をして答え、周囲を笑わせる余裕も見せた。
出場メンバーや組み合わせを見た感想について、玖村は「ここで優勝しても世界一と言われない。ここで優勝してその先に進みたいです」と話し、「今後、世界で戦いたい相手や団体は?」という質問に「ONEとやりたいです」と明言した。1月のONE日本大会の前にはONE側がK-1に選手派遣を打診し、K-1側は玖村を提示したが、結局流れた経緯があるため、その出来事も意識していたのかもしれない。
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
ジャオ・ジェンドン[Zhao Zhendong](中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)
大久保は19歳。22年9月の初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し王者に。昨年6月のK-1からバンタム級に階級を上げ、齊藤龍之介に判定負けしたが、10月の黒川瑛斗戦、壬生狼一輝と判定勝ちで2連勝していた。バンタム級王座を狙う路線かと思いきや、今回、さらに1階級上のスーパー・バンタム級でのトーナメントに抜てきされた。
ジェンドンは26戦25勝(3KO)1敗の19歳。ベトナムと国境を接する中国南部の広西チワン族自治区出身。22年に中国での16人参加の52kgトーナメントで優勝し、昨年は32人参加の55kgトーナメントで準優勝し、これが唯一の黒星のようだ。宮田充Krushプロデューサーは「武尊選手とやったワン・ジュングァンも候補選手にいたのですが、若くていい選手だと推薦されました」とのことで、重量級のリュウ・ツァー、中量級のオウヤン・フェンのように、軽量級でも中国勢が旋風を巻き起こすか注目される。
大久保は「相手はパンチャーな印象ですけど、スピードで圧倒します」「下馬評では勝てないと思われているので、7月にいい勝ち方をして、大久保行けるんじゃないかというのを示したいです」と抱負。
トーナメントに選ばれたことに対する批判的な意見に対しては「言ってる人は黙ってろって感じです。正直、SNSで言われる方で、SNSで発信しているからだと思いますけど、あまり気にしないです」と強気にコメント。決勝については「逆ブロックで璃明武選手に下馬評を覆してもらって決勝で戦いたい」と、璃明武同様に語った。
Xアカウントには「甘いは正義」と書き添えつつスイーツを食べる動画を頻繁にアップしているが、「前までは毎日甘いものを食べていましたけど、今はタンパク質を気にするようにしています」と55kgに合わせた体作りについてコメントしている。
対戦カード
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(1) 3分3R(延長1R)
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級王者)
未定
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(2) 3分3R(延長1R)
デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)
ダリル・フェルドンク(オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(3) 3分3R(延長1R)
ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者)
ロマーノ・バクボード(スリナム/ARJトレーニンゲン/GLOBAL FIGHTS -70kg級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(4) 3分3R(延長1R)
カスペル・ムジンスキー(ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者)24戦22勝(10KO)1敗1分/26歳
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
準々決勝(1)勝者
準々決勝(2)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
準々決勝(3)勝者
準々決勝(4)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)※K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフから所属変更
カン・メンホン[Kan Meng Hong](カンボジア/クン・クメール・インターナショナル・ファイトジム/IPCCクンクメール54kg王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
ルカ・チェケッティ[Luca Cecchetti](イタリア/キック&パンチ・ミラノ/WAKO世界バンタム級&フェザー級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
アントニオ・オルデン[Antonio Orden](スペイン/El Origen Thaimartin/オルデンチーム/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
ジャオ・ジェンドン[Zhao Zhendong](中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)
63.5kg契約 3分3R(延長1R)
与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝)
寺田 匠(team VASILEUS/ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
チョン・ユジョン[Jung Yujung](韓国/ペバン・カンスンジム/Refresh女子-50kg級王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス)
松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)※TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOから所属変更
プレリミナリーファイト ライト級(60kg) 3分3R
川北“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
内垣内[うえがいと]一成(月心会ラスカルジム)
上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
プレリミナリーファイト クルーザー級(90kg) 3分3R
藤倉 悠(ポゴナ・クラブジム)
肉弾子[にくだんご](米子ジム)
出場予定選手
松倉信太郎(team VASILEUS/K-1ミドル級(75kg)王者、WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg優勝、K-1甲子園2009 -70kg優勝)
横山朋哉(リーブルロア/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年7月7日(日) 開場・11:00(予定) プレリミナリーファイト開始・11:30(予定) 本戦開始・13:00(予定)
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 ABEMA(生放送|無料)、GAORA
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/