RISE 3.17 東京体育館:世界バンタム級王座初防衛戦・志朗「勢いのままベルトは取れない。試合全てコントロールしたい」×-54kgトーナメント優勝・田丸辰「志朗選手の時代を終わらせる」|大﨑一貴「またBest KO賞を獲りにいく」
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RISE ELDORADO 2024(3月17日(日)東京体育館)のメインイベント、RISE世界バンタム級タイトルマッチで対戦する志朗(王者)と田丸辰(挑戦者)、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座防衛戦を行う大﨑一貴の3選手のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
第15試合 メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/挑戦者、RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元同級&フライ級(51.5kg)王者、RISE -54kgトーナメント2023優勝)
長らくRISEバンタム級の主力として活躍してきた志朗と、昨年の54kgトーナメント優勝者の田丸の初対決が実現する。
志朗は22年6月のTHE MATCHではK-1の玖村将史に判定負けしたが、年の後半は大﨑孔稀、鈴木真彦に連勝。昨年は3月にディーゼルレックに5R右ハイでKO勝ちし初代RISE世界バンタム級王者になる。7月の-54kgトーナメント一回戦ではルペン・セオアネに判定勝ちしたが、8月の準決勝でクマンドーイに判定負けした。12月の両国大会ではクマンドーイと同門のブンロンに1R KO勝ちした。
挑戦者の田丸は昨年3月の-54kgトーナメント予選で風音に判定勝ち。7月の一回戦ではクマンドーイに勝った実績のあるペッシラーを1R KO。8月の準決勝では大﨑一貴に判定勝ち。12月の両国大会での決勝ではクマンドーイに判定勝ちして優勝し、賞金1000万円を獲得した。予選枠から這い上がっての優勝が高く評価され、RISEの年間表彰「RISE’s PRIZE」の2023年のMVPにも選ばれた。
第12試合 ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)タイトルマッチ 3分5R
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、RISEスーパーフライ級(53kg)王者、元WMC日本&LPNJフライ級王者)※初防衛戦
ジラリー・キャルービー(フランス/Carcharias gym/挑戦者、IFMAアマチュアムエタイ世界大会3位)
※肘無し、つかんでからの攻撃の連打が可能
大﨑兄弟の兄・一貴は昨年4月、ニコラス・リヴァースに4R左後ろ上段廻し蹴りでKO勝ちし、ISKAオリエンタルルール世界王座を獲得し、今回が初防衛戦となる。その後、一貴は-54kg世界トーナメントに参戦し、7月の一回戦でアイマン・ラマーをKOし、19連勝、RISE 13連勝としたが、8月の準決勝では田丸辰に判定0-2で敗れ、決勝進出を逃した。12月の両国大会ではタイの名門・ペッティンディーアカデミー推薦の17歳・ジャルンスックに苦戦も延長判定勝ちした。
挑戦者のジラリーは去年戦ったリヴァースと同じくフランス出身で戦績13戦11勝(3KO)2敗の20歳。身長170cmで一貴よりも17cm大きい。2月の会見でRISEの伊藤隆代表は「アマチュアムエタイでも実績があり、アマチュアボクシングでも無敗の実績があります。K-1でレオナ・ペタスを破ったレミー・パラと同門で、手足が長くテクニシャンと聞いています」と紹介していた。
田丸辰『正直負ける気がしない、今後のRISEを自分が引っ張っていくという試合を見せる』
―― 昨年2023年は人生が大きく変わった1年だったと思いますがいかがでしたか?
田丸 評価や自分の人生が大きく変わった年でした。
―― 具体的にはどんな部分で変わったことを実感しますか?
田丸 周りの人やファンの方々の声を聞いて、一昨年とは全然違うと感じました。
―― 優勝賞金とRISE’s PRIZEでのMVPで1300万円をもらったのはキックボクサーとして破格ですよね。
田丸 夢があるなっていうのもありますし、格闘家という仕事として見た時に試合などでプロ意識を持って見せていきたいです。
―― 周りの選手は羨ましがっていますか?
田丸 まあ、調子に乗っているって思われてるんじゃないですか?(笑)
―― 去年は田丸選手が何かを心掛けていたからできたサクセスストーリーだと思いますが、1年を通して心掛けていたことはありますか?
田丸 去年は自分が思っている事が上手くいったんですけど、それまでは怪我だったり結果だったり環境のことで自分の思い通りにならない事が多かったです。悩んでいる時期だったので、それが自分の思い通りに行って結果につながってきて、しゃがみこんでいた時期の分を取り返してやろうっていう気持ちは常にありました。
―― それは所属しているTRY HARD GYMが移転して大きくなって、練習環境がより整ったという部分も大きいですか?
田丸 ジムの移転は確実に結果に繋がっていますし、リングもあってより実践的な練習ができるようになった事が大きいですね。
―― 絶好調の流れでRISE世界バンタム級王座に挑戦することになりましたが、今回世界タイトルマッチに挑むというシチュエーションはいかがですか?
田丸 一昨年だったら勝負論がない、志朗が勝つだろうと言われているカードだったと思うんですけど、去年の1年で自分はひっくり返したと思っているので、対志朗とかタイトルマッチだからっていうよりは今年の田丸辰がどれだけ突き抜けるのかっていうところを見せていきたいです。
―― 今の話を聞く限り、王座奪取に自信満々ですね。
田丸 正直負ける気がしないです。
―― 既に志朗選手の攻略方法を見出したということですか?
田丸 対策練習はずっとやっていますし、自身は試合が決まった時から元々あるので、それを今確信に変えていっています。
―― 去年優勝したトーナメントより、契約体重が1kg重たいですがいかがでしょうか?
田丸 実際試合でやってみないと分からないですけど、55kgが適正なのか53kgが適正なのかっていうのは今回の試合で分かるので、そこは自分自身が楽しみな部分ではあります。
―― 前回クマンドーイ選手からダウンを奪ったように、志朗選手からもストレートでダウンを奪う自信はありますか?
田丸 志朗選手は絶対ストレートに対して対策や警戒をしてくると思うので、ストレート以外の技でも倒せるように練習しています。今めっちゃ調子が良くて、スパーリングでもストレートで効かせたりする事が多いので、試合になったら倒れているんじゃないかな。
―― 55kgですが体作りはどういう風にやってきましたか?
田丸 体作りは毎週パーソナルでフィジカルを鍛えています。ちょうど1年前ぐらいから通い始めて、会う人たちに体が大きくなったと言われるので、フィジカルトレーニングの効果が出てきているのかなと思います。
―― まだ55kgまで落としたかはわからないですが、53kgと54kgに比べて動きに違いは出るものですか?
田丸 僕個人的には動きはそんなに変わらないですけど、相手が適正で良いコンディションでくると思うので、それについては変わってくると思います。
―― 志朗選手は頭を使って戦略を立ててくると思いますが、今回はどのような戦い方をしてくるか想定していますか?
田丸 色々なパターンを想定しています。5ラウンドがある中でローやハイキックが得意なので、ローを効かせてハイキックとかですかね。
―― 志朗選手は5ラウンドの経験が豊富ですが、5ラウンドの使い方についてはどう考えていますか?
田丸 僕も5ラウンドが今回で5回目だから、ある程度5ラウンドの戦い方っていうのは自分でも分かっているのでそこは問題ないです。
―― 万が一、志朗選手が守る戦いをしてきた時はそれを突破する自信はありますか?
田丸 全然楽勝です。
―― それは自分から攻めていって倒し切る自信があるということですね。
田丸 どういう展開になるかは実際にやってみないと分からないです。クマンドーイと戦った時に1ラウンド目が想像以上にやりづらかったので、実際にやってみないと分からないやりにくさや、逆に想像よりもやりやすいっていう時があるので、今回も1ラウンド目で分かるかなって感じです。
―― 54kgのトーナメントで優勝したことで、例えば53kgでRISEの世界タイトルを作ってくれという発言もあったと思いますが、ここで55kgに挑むのはなぜですか?
田丸 志朗選手はトーナメントで負けてはいますけど、実際にRISEを代表する選手ですし、実際に田丸と志朗が戦ったらどうなのっていう声もあると思うのでやろうと決めました。実際ワンマッチで何もない状態で志朗選手と戦うのは僕にとってはメリットがないので、だったらベルトをかけろよって感じですね。
―― ここで志朗選手を倒せばRISEの軽量級でトップになれるという事を考えているのでしょうか?
田丸 内容次第じゃないですか。勝ってももう1回やったら分からないっていうような試合をしたら、RISEを引っ張る選手にはなれないと思います。志朗選手はRISEを作ってきた選手の1人なので、ここで志朗選手の時代を終わらせてそれを若者が引き継いで行かなきゃいけないので、そういう意味を込めて良い勝ち方をします。
―― 最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
田丸 いつも応援ありがとうございます。今回55kgは初めて戦う階級ですが仕上がりもすごく良くて、今後のRISEを自分が引っ張っていくという試合を見せていくので今年の田丸辰にも期待してください。応援よろしくお願いします。
志朗『55kgで5ラウンドは自分にとって得意なルールと体重なので負けは許されない』
―― 4年連続でELDORADOへの出場になりましたけど、この大会に思い出はありますか?
志朗 4年連続って言われて初めて知ったんですけど、去年に続いてメインイベントっていうのは覚えていました。思い出というか、年に1回だけの大会に出れるっていうのは格闘家にとって光栄な事ですし、大きい大会でメインていうのは重要なところにいる選手だと思うので、そこは意識しながら練習しています。
―― 過去に那須川天心選手、江幡選手、ディーゼルレック選手とそうそうたる面々と戦っていますが、それぞれに思い出はありますか?
志朗 それぞれストーリーがあって、自分的にはすぐ思い出せるようなメンバーですし、それくらい大きい大会だということを改めて思いました。
―― ちょうど1年前のディーゼルレック戦はどうでしたか?
志朗 那須川天心に続いて2人目の世界チャンピオンにならなければいけないっていう思いがありましたし、沖縄合宿に行ったり、RISEで初めての5ラウンドだったので楽しみだったということを思い出しました。
―― フィニッシュは最高のハイキックが決まりましたが、あのシーンを思い出すことはありますか?
志朗 あの試合は5ラウンドを通して自分の戦術を使えたので、満足できた試合内容でした。
―― 今回は最も勢いに乗っている挑戦者を迎えることになりまたが、今の志朗選手にとって田丸選手はどういう風に映っていますか?
志朗 51.5kgと53kgの元チャンピオンで55kgまできたら3階級になるので、それくらい技術と勢いはありますけど、自分の方が歴も長いし55kgで5ラウンドは自分にとって得意なルールと体重なので負けは許されないですね。
―― 既に田丸選手の分析は済んでいますか?
志朗 癖とかこの技がくるとかこの攻撃が当たるんじゃないかっていうのは、早い段階で考え方や作戦とかも含めて固まりました。
―― 対戦カード発表記者会見の時に田丸選手と目を合わせた時は、どのような思いを抱きましたか?
志朗 階級が下から上がってきた選手なのでスピードと体格差、体が大きい小さいでメリットとデメリットがあるのでそこは意識しないといけないです。勢いのままベルトは取れないよっていうのを見せないとダメだなって対面した時に思いました。
―― 勢いだけでベルトは取れないよと発言がありましたが、勢いを食い止めるための何かがあるということでしょうか?
志朗 今回は5ラウンドあるので戦い方の指示もパターンが多いですし、試合自体を全てコントロールしたいです。
―― それは1ラウンドから試合終了までずっとということですか?
志朗 試合が何ラウンドで終わるかも分からないですけど、ハマれば大差がつくんじゃないかという感じの動きは固まっています。
―― クマンドーイに負けた志朗選手と勝った田丸選手では、田丸選手の方が有利なのではないかという声があったらどうしますか?
志朗 素人的な意見だなっていうのが感想です。(笑)クマンドーイに勝ったことはすごいですけど、相性もありますよね。格闘技では誰々に勝ったから誰々に勝つみたいなそんな上手くいかないって自分もずっといるので分かりますので、そういった声はあまり気にしないです。このルールは自分が1番得意なので、楽しみにしててくれっていう感じです。
―― 格闘技界はグーチョキパーがあるっていうことですね。
志朗 相性が重要なんじゃないですかね。
―― 今の志朗選手から見て、田丸選手は相性が良い相手ということですね。
志朗 今回で2回連続サウスポーですし、他の選手と比べてサウスポーに苦手意識はないので、そういった点も含めて対サウスポーは得意な方です。
―― チャンピオンとして追われる者のプレッシャーは感じていますか?
志朗 ベルトを守るとか防衛戦という意識よりも、3分5ラウンド田丸と戦うっていうだけです。深く考えすぎないで、田丸選手に対してどういった勝ち方をしようかなって考えていたので、そんなにベルトについては考えていないです。
―― 試合が決まってからの田丸選手の言動は気になりましたか?
志朗 若い子が何か言ってるなてくらいです。1000万取って勢いもあるので、言いたいことはいっぱいあるんだろうなって感じです。
―― その辺は年上として受け流すということですね。
志朗 なんか言ってるなぐらいで受け流します。
―― 志朗選手の時代を終わらせて若者の時代に引き継ぐと言っていましたが、それも受け流す感じだたんですね。
志朗 試合で見せればいいと思っているので、試合で白黒はっきりつくと思うので簡単にはいかないですよ。
―― 簡単にいかないと感じさせるのは何ラウンドくらいになりそうですか?もしくは何ラウンドからそうなると予想しますか?
志朗 1ラウンド目が終わって分かるんじゃないですかね?
―― 最近は試合前にジムではなく外に出てキャンプを張っていましたが、今回はどのような練習プログラムだったのでしょうか?
志朗 今回は一緒に練習しているメンバーにサウスポーが多いというのもあって、キャンプは行ってないです。
―― ニックさんが作っているメニューもいつも通りでしたか?
志朗 いつも通りプラス、今回は技術面や作戦面が多かったです。それくらい技術もある相手でスピードもあるからこれ危ないねとか、そういう話はいつもよりしました。
―― 1ラウンド目から細かい駆け引きが繰り広げられる試合になる可能性も高いわけですね。
志朗 試合前は基本的に相手のことを上に見ているので、それくらいできるんじゃないかなと今は思っています。
―― 今のRISEルールの中では最高にハイレベルな試合ができそうですか?
志朗 ハイレベルになると思いますしメインを任されているので、そういう点でRISEが1番上というかトップなんだっていうのを見せなければいけないですし、55kgの志朗は強いんだぞっていうのを思わせなければダメだと思っています。
―― セミファイナル以下も良いカードが並んでいますが気になるマッチメイクはありますか?
志朗 チャド選手の試合が気になりますね。外国人同士で盛り上がるって昔みたいですごいなって思うし、自分がONEの解説をやっていた時にこんな強い選手がいるんだと思って見ていた選手なので楽しみです。あとは加藤有吾vsジャルンスックの試合です。ジャルンスックはまだ17歳ですから強いですね。激闘になると思います。
―― 一緒に練習する機会の多い加藤選手にはどんなことを期待していますか?
志朗 期待というよりプレッシャーをかけています。俺ジャルンスック派だからって。(笑)
―― かなり意地悪ですね。
志朗 でも言ってるのは心が折れたら終わりだよって言ってます。アドバイスはこの攻撃がいいよとかちょいちょいしていますけど、加藤有吾はなんだかんだ本番に強いタイプなので、この前半の試合で興行自体が盛り上がるかの重要な一戦だと思っています。
―― 志朗選手も本番に強いタイプですよね。
志朗 自分では分からないですけど、30歳になって視野は広がりました。攻撃する時やディフェンス面などで自由な考えができるようになってきたと感じています。
―― ファンの中にはこれまで倒してきたハイキックを期待する声もあると思いますが、今回ハイキックは出ますでしょうか?
志朗 タイミングで当てれたら良いなとは思うんですけど、ハイキックのパターンもそれ以外のパターンも用意しているので楽しみにしていてください。
―― ハイキック以外のプランB、プランCがあるということですね。
志朗 これが当たったら倒れるんじゃないかなとか、今まで見せた事がない技は用意してあるので、それが出るかどうかという感じですね。
―― その新しい技はヒントで良いので教えてもらえますか?
志朗 駆け引きの中で出す技なのでヒントは難しいですけど、当たったら倒れるような技なのでそこは楽しみにしていてください。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
志朗 ELDORADOでメインは2年連続なんですけど、今回もメインイベンターとしてしっかり圧倒的に勝利をして、できたらKO勝ちで興行を締めくくりたいと思いますので、沢山の応援をお願いします。
大﨑一貴『豪快に倒してまたBest KO賞を獲りに行く』
―― 公開練習では首相撲を見せてくれましたが、首相撲の練習はいつもやってるんですか?
大﨑 結構やってます。
―― 主戦場にしているRISEでは首相撲のルールはありませんが、役立つ事もあるわけですね。
大﨑 体幹が強くなるということと、次の試合は首相撲がありのルールなので良い練習ができています。
―― ISKAのオリエンタルルールのタイトルマッチという事で首相撲を取り入れているんですね。
大﨑 元々ムエタイでやっていたのもありますし、今回は首相撲ありのルールなので使える技はなんでも使っていった方が良いと考えています。
―― 今回ISKAのタイトルマッチということで5ラウンドになりますが、その部分で意識することはありますか?
大﨑 いつもよりは多いラウンドですけど、いつも通り最初から楽しんでいきます。
―― その舞台はRISEのELDORADOです。2年連続ELDORADOに出場になりましたが、前回の思い出はありますか?
大﨑 これだけ大きな大会に呼んでもらえることは光栄な事です。そこでタイトルマッチをやらせてもらえるのはたくさんの人が見てくれると思うので、良いアピールができそうです。
―― ビッグイベントの会場で自分のタイトルマッチが組まれるというのは、モチベーションが変わってきますか?
大﨑 大きい会場だと演出とかもすごいですし、たくさんのお客さんが来てくれてすごい盛り上がる大会なので、そこで試合ができるのは光栄です。
―― 大﨑選手は、気づくと50戦を超えた戦績になりましたね。
大﨑 だいぶベテランの戦績になってきました。
―― 50戦を超えていても大きい会場やタイトルマッチになると、武者震いやプレッシャーがかかったりしますか?
大﨑 プレッシャーとかはないですけど、大きい会場でも小さい会場でも未だに緊張はします。
―― 今回挑戦者になるジラリー選手については研究されましたか?
大﨑 背が高いくサウスポーということで、対策して練習しています。
―― 挑戦者と同じような体型の練習パートナーを呼んだりしているんですか?
大﨑 呼んではいないです。だけどOISHI GYMには体重は違うけど身長が同じくらいの奥山雅仁や惺也がいるので、練習に付き合ってもらいながら対策をしています。
―― 対サウスポーという部分はいかがですか?
大﨑 今回含めて3試合連続サウスポーなので、慣れてきたというか今までやってきた対策練習も今回の試合に活かせるのでそういった部分では前回も前々回もサウスポーとやっている事が、アドバンテージになっています。
―― 志朗選手と田丸選手のタイトルマッチもありますが、そちらも気になりますか?
大﨑 結果は気になるけど自分の試合がその前にあるので、気にするのは試合に集中してからですね。今はもう全然考えていないです。
―― ちなみに志朗vs田丸はどんな試合になると予想しますか?
大﨑 どちらも技術はあるけど、田丸選手には勢いがあるのでどっちが勝つかなと悩むのが正直な感想です。
―― 大﨑選手は今回の対戦相手をどういう風に攻略して、どのように倒したいですか?
大﨑 早いラウンドで下から削っていきます。RISE’s PRIZEではBest KO賞を獲ったので、今回はそれを狙う技を用意してあるので最後はその技で決めます。
―― ジラリー選手の懐に入る自信も満々ですね。
大﨑 普段からそういう練習をしているので、そこの部分は大丈夫です。
―― 体調やコンディションなどご自身の体の状態はどのような感じですか?
大﨑 疲労はあるけど良い練習ができているので、試合までの時間で更に仕上げて、当日は強い僕を見てもらいたいです。
―― 大会前までは対戦相手の事とか色々ありましたが、今は完全にISKAの方に集中できていますか?
大﨑 今は対戦相手のことしか考えていないので、そこでどういう勝ち方をするかというところにしか意識がいってないので、今回の試合のために練習しています。
―― ELDORADOではK-1との対抗戦が5試合ありますが、それに比べて自分の試合はどういう風にしていきたいですか?
大﨑 対抗戦も含めて全試合の中で1番目立つKOをすれば、対抗戦に僕を出しても絶対RISEが勝てるという風に思ってもらえるし、またBest KO賞を獲りにいくので楽しみにして下さい。
―― 首相撲を弟の大﨑孔稀選手とやられると力関係はどうなりますか?
大﨑 公開練習を見てもらっていたと思うんですけど、本当にいい勝負ですね(笑)。僕が勝ったり負けたりするくらい良い練習になっていて、孔稀には勝つっていう気持ちで練習ができてるので、すごく良い練習パートナーでもあります。
―― 身近で1番強いライバル的な存在になっているのでしょうか?
大﨑 ちょっと手を抜いたらすぐやられてしまうので、毎回全力でやっています。
―― ちょっと前に聞いた話ですと、お兄さんとしての威厳も見せていきたいという話をされていましたが、その辺は大会に出場した時には気持ちの中にあることなのでしょうか?
大﨑 ただ勝つだけじゃなくて、勝ち方も大事だと思っています。そういったのは当日セコンドに付いてもらうので、良い勝ち方をして孔稀に見せつけるわけではないけど、それを見て気合を入れられると思います。お互いがそれを繰り返しているので良い関係です。
―― 田丸選手が昨年、RISE’s PRIZEでMVP賞とトーナメントの優勝で1,300万円を手にしたということだったのですが、その金額を見て大﨑選手はどうおもいましたか?
大﨑 悔しいですよね。僕が田丸選手に勝っていたら僕がもらっていたかもしれないので、悔しいけどここからの自分を見ていてほしいですし、次田丸選手と戦う事があれば必ず勝つので、ここは負けられないです。
―― 今年もトーナメントがあると良いですね。
大﨑 軽量級が盛り上がっているので、またトーナメントをやれば盛り上がると思います。
―― 今年はお金の面でも田丸選手のように狙いにいきますか?
大﨑 1番はやっぱり結果が大事なので、そこにお金が付いてくれば良いです。
―― 大﨑選手を見ていると求道者という感じがするのですが、お金というよりは自分の強さを証明したいという感じですか?
大﨑 お金はもらえたら嬉しいですけど、負けたくないという気持ちがあるので1番はそこですね。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
大﨑 3月17日はISKAの防衛戦になります。背が高くて戦いにくい相手になると思いますが、そういった相手を豪快に倒して勝つので楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします。
対戦カード
第15試合 メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/挑戦者、RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元同級&フライ級(51.5kg)王者、RISE -54kgトーナメント2023優勝)
第14試合 セミファイナル スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/RISE世界スーパーライト級(65kg)王者、WMC&WBCムエタイ世界同級王者)
ミゲール・トリンダーデ[Miguel Trindade](ポルトガル/マンバ・ファイトクラブ/ISKA欧州スーパーライト級王者、MFC -65kg級王者)
第13試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEミドル級(70kg)1位・元王者、元同ライト級(63kg)王者、RISE KOREAウェルター級(67.5kg)王者、KTK −70kg級王者)
第12試合 ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)タイトルマッチ 3分5R
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、RISEスーパーフライ級(53kg)王者、元WMC日本&LPNJフライ級王者)※初防衛戦
ジラリー・キャルービー(フランス/Carcharias gym/挑戦者、IFMAアマチュアムエタイ世界大会3位)
※肘無し、つかんでからの攻撃の連打が可能
第11試合 RISE vs. K-1対抗戦 ライト級(63kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg級王者)
与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
第10試合 RISE vs. K-1対抗戦 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(フリー/元RISEバンタム級(55kg)王者、WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
第9試合 RISE vs. K-1対抗戦 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級(53kg)王者)
第8試合 RISE vs. K-1対抗戦 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
陽勇[ひゅう](TEAM 3K/RISEライト級11位、Stand Up King of Rookie 2022 -65kg優勝)
龍華[りゅうか](ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019 2020 -65kg優勝)
第7試合 RISE vs. K-1対抗戦 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
田中佑樹(HAWK GYM/RISEライト級10位、Stand Up King of Rookie 2021 -63kg優勝)
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
山田虎矢太(シーザージム/8位、シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
大森隆之介(EX ARES/4位)
第5試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
松本天志(TARGET SHIBUYA/2位、RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント2023優勝)※HAWK GYMから所属変更
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN/4位)
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/3位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム/True4uバンタム級王者)
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
KENTA(HAYATO GYM/8位、元DEEP☆KICK -63kg王者)
YURA[ゆうら](ダイアタイガージム/ミドル級(70kg)15位、元RKS&ジャパンカップキック・ウェルター級王者)
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/10位)
伊東龍也(HAYATO GYM/13位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山科直史(極真会館/11位)
横山典雄(不死鳥道場/元聖域統一ライト級王者)
オープニングファイト第3試合 ライト級(63kg) 3分3R
TAKU(TARGET/Stand up King of Rookie 2023 -63kg優勝)
武 裕太(誠真会館所沢道場)
オープニングファイト第2試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
登島優音[としま ゆん](NEXT LEVEL渋谷)
紗彩[さあや](ドージョー☆シャカリキ)
オープニングファイト第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
所 風雅(Refre’K)
奥村将真(TEAM TEPPEN/東アジアユース競技大会2023ボクシング男子60kg級優勝)
概要
大会名 ABEMA presents RISE ELDORADO 2024
日時 2024年3月17日(日)開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:30
会場 東京体育館 [HP]
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席80,000円 SRS席30,000円 RS席15,000円 S席9,000円 2階席9,000円 3階席6,000円 小中高生シート1,000円(当日のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/