Krush 3.30 後楽園ホール:璃明武への挑戦者が倉田永輝に変更、璃明武「上のステージに行けるような試合をしたい」×倉田「何も失う物無い」
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Krush.159(3月30日(土)後楽園ホール)の対戦カード発表記者会見が2月27日に東京で行われた。
璃明武への挑戦者が倉田永輝に変更、璃明武「上のステージに行けるような試合をしたい」×倉田「何も失う物無い」
Krushスーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/王者)※2度目の防衛戦
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
璃明武は21年8~10月に行われたスーパー・バンタム級王者決定トーナメントで吉岡ビギン、黒田勇斗、鬼山桃太朗を下して優勝しベルトを獲得。22年2月のK-1同級王座決定トーナメント準決勝で優勝者の金子晃大にKO負けし、6月のTHE MATCHでは江幡睦に延長判定負けした。その後、拳の怪我により療養し、昨年7月の王座初防衛戦が1年ぶりの試合となり、永坂吏羅に判定勝ちした。
今回、璃明武への挑戦者として岩尾力が1月29日の会見で発表済だったが、岩尾が左足関節外側靭帯損傷により手術が必要になり、倉田が代役として抜擢された。
3月30日の大会約1か月前の2月27日の会見で、宮田充プロデューサーは倉田に決まった経緯について「現在の勢いですね。2連勝をKrushのリングで飾り、ここ2年間で6試合を行って5勝3KO1敗と非常に勢いのあるファイターです。倉田選手よりキャリアのあるファイターも候補に上がったんですけども、あえてタイトルマッチの経験がない若い22歳の倉田選手をここで抜擢するのが、Krushらしいのではないかと考え、璃明武選手サイド、そして倉田選手の主属しているKRESTさんと協議を重ねて決定をいたしました」と説明し、「璃明武選手は(21年10月の)トーナメントの決勝で鬼山選手に勝ってベルトを取って、去年7月に永坂選手に勝って初防衛して、いずれもKRESTなんですよね。KRESTからしたら璃明武選手に3タテ食らうわけにはいかないと思う」と、このカードのサイドストーリーについても語った。
急きょ王座挑戦権を獲得した倉田は「タイトルマッチ決まって、めちゃくちゃ持ってるな、ラッキーだなと思いました。何も失う物無いんで思いっきり行って、ベルト奪ってやろうと思ってます」と抱負を述べた。璃明武についても「チャンピオンなんでもちろん技術はあるし、上手いと思うんですけど、全然負ける気はしないですね」と倉田は豪語し、自分が勝っていると思う部分は?という質問にも「気持ちですね、璃明武選手、上手いと思うんですけど、前回、最後、逃げる場面もありましたし、自分は最後の1秒もあきらめずに戦いたいと思ってますので、絶対勝ちます」と気合十分に語った。
王者の璃明武は「試合の1ヶ月半前ぐらいに岩尾選手が怪我したという話を聞いて、自分も岩尾戦に向けて毎日練習生活をしていたので、最初はすごいショックだったというか、びっくりしたんですけど、相手も聞いて、ワンマッチかタイトルマッチかみたいな話も出たんですけど、ワンマッチでこの試合やっても盛り上がらないかな、というのは正直思ったんで、しっかり自分がリスクを背負ってベルトをかけて、ここでしっかり試合で見せて、防衛したら自分も成長するのかなと思うので、しっかりここはチャンピオンとして仕事をしたいなと思います」とコメントした。
倉田の印象について璃明武は「正直やると思ってなかったんで今までそんなに意識はしてこなかったんですけど、決まった以上は、相手も言ったように失うものがないんで、仕掛けてくると思うんで、しっかり油断はしないで試合したいと思います」と話した。モチベーションの低下はなかったか?という質問に、璃明武は「上のステージに行けるような試合をしたいので、モチベーションが落ちたっていうのは無いです」と答えた。璃明武が2度目のKrush王座防衛の先に見据えるのは22年2月にK-1同級王者・金子晃大にKO負けして以来2年以上遠ざかっているK-1のリング。今後の岩尾との防衛戦についても「岩尾選手がいつ復帰するかまだ聞いてないですし、自分がチャンピオンなんで自分がずっと待ってるのもおかしいと思います。タイミングが合えば。岩尾選手とのカードは見たい人も多いと思う」と璃明武は語り、Krushでの対戦にはこだわらない様子だった。
同じスーパー・バンタム級では晃貴×健介も決定
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級王者)
健介(Jay’s Box)
晃貴は昨年3月に一航にKO勝ちしたが、7月に岩尾力にKO負けし、それから8か月ぶりの試合。健介は昨年2月に水津空良に判定勝ちしたが、8月に竹内将生に判定負けし、12月のK-1大阪大会で椿原龍矢に判定負けし2連敗し、今回はフェザー級からスーパー・バンタム級に階級を下げて戦う。
晃貴は「相手は身長も高くてリーチもあってサウスポーだし、やりづらい選手だと思うんですけど、全然負ける気はない」「タイトルマッチは自分の後輩の永輝がやるんですけど、自分はしたかったなっていうのは正直な気持ちです。健介選手との試合をタイトルマッチより盛り上げて、自分がKOで勝つんで注目しててください」とコメント。健介は「今2連敗してて次階級変えて一発目ってことで、絶対負けられないんで、覚悟を決めて勝ちに行きます」と話した。
心直、NARIAGARI矢島直弥戦は「K-1としてナメられちゃいけない」
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
心直(REON Fighting Sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
矢島直弥(TSK japan/元WPMF日本&蹴拳ムエタイ・フライ級王者)
心直はKNOCK OUTを主戦場にし、昨年9月のK-1でK-1 GROUPに初参戦したが、Krushバンタム級王者の池田幸司に2R KO負け。11月のKrushでも元Krushバンタム級王者の壬生狼一輝に2R KO負けしている。
矢島は33歳。ムエタイで2つの日本王座を獲得し、17年に一度引退したが、22年4月に復帰。KROSS×OVERやBigibangで公式戦を重ねる傍ら、皇治プロデュースのNARIAGARIでの1R制の試合にレギュラー出場している。心直とX上で舌戦を繰り広げたことから、宮田&皇治の両プロデューサーが話し合い、両者の試合がKrushのリング上で組まれた。
矢島はインフルエンザに感染し会見を欠席したため、コメントのみ発表された。はまっこムエタイジム時代の先輩の水落洋祐や高橋幸光が草創期のKrushで活躍していたことから、矢島のKrushへの思い入れは強く「俺はKrushにずっと魅力を感じてたけど、今はどうなんだ。お子ちゃまの格闘技優等生ばっか。スポンサースポンサー言って何の恩返しもできず、どうせいつまでたってもパパ・ママにケツ拭いてもらってる選手ばっかだろ。俺は20代で3000万以上の借金背負って起業して、本気で格闘技と向き合える環境を作った。3月30日は男としての強さを見せる」と強気にコメントした。
心直は、昨年のKNOCK OUTでのおかゆ会見、Krushの壬生狼との熱々おでん会見や、数々の暴言を挙げ「そういう目立った発言が主になってしまって、今年はちょっと気持ちを入れ替えて格闘技に真摯に打ち込もうと思っています」「矢島選手がディファ有明で隼也ウィラサクレック選手とWPMFのベルトを懸けて3分5R凄い熱い試合をしたのを、中坊だった時に見たので、こういう試合が組まれてうれしい」と真面目に話していたが、「プロから逃げてNARIAGARIとかっていうよくわかんない地下格闘技団体でやってるようでは俺には勝てないぞっていうのを見せてやる」「K-1としてナメられちゃいけない」「次は(BreakingDownの)鵜澤(悠也)」「K-1ルール(への対応)がまだわからないので、ジムの会長さんとかで心直練習しに来いという方を募集しています。K-1 GROUP総力を上げてこいつを潰しましょう」と、またも物議を醸しそうな発言を連発。さらに心直が「こいつK-1代々木しか見てねえとか言ってたくせに、Krushの試合受けんなバーカ」と話すと、宮田氏は「結局今年代わってないじゃん」とツッコまれていた。
他にも以下のカードが発表されている。
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
山浦力也(北斗会館/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
蘭丸(team AKATSUKI)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
哲志(K‐1ジム五反田チームキングス)
大利賢佑(team ALL-WIN)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
太田 黎[れい](真闘会/K-1カレッジ2022 -55kg優勝)
プレリミナリーファイト フライ級(51kg) 3分3R
菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
加藤一虎[かずとら](POWER OF DREAM)
対戦カード
Krushスーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/王者)※2度目の防衛戦
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
初代Krushミドル級(75kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
YOHAN(韓国/T.K.F/元KROSS×OVERクルーザー級王者)※ZEEK GYMから所属変更
初代Krushミドル級(75kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
ブハリ亜輝留[アキル](ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級王者)
健介(Jay’s Box)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
心直(REON Fighting Sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
矢島直弥(TSK japan/元WPMF日本&蹴拳ムエタイ・フライ級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
山浦力也(北斗会館/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
蘭丸(team AKATSUKI)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
哲志(K‐1ジム五反田チームキングス)
大利賢佑(team ALL-WIN)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
太田 黎[れい](真闘会/K-1カレッジ2022 -55kg優勝)
プレリミナリーファイト フライ級(51kg) 3分3R
菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
加藤一虎[かずとら](POWER OF DREAM)
概要
大会名 Krush.159
日時 2024年3月30日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/