K-1 3.20 代々木第一体育館:玖村将史、金子晃大戦敗北からの逆襲「今までのK-1MAXは魔裟斗さん、これからは玖村将史の時代にしたい」
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K-1 3月20日(水/祝) 国立代々木競技場第一体育館大会でルカ・チェケッティと対戦する玖村将史のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
56kg契約 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級王者)
ルカ・チェケッティ[Luca Cecchetti](イタリア/キック&パンチ・ミラノ/WAKO世界バンタム級&フェザー級王者)
玖村は22年6月のTHE MATCHで、後にRISE世界バンタム級王者となる志朗に判定勝ち。昨年3月のK-1では、K-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に勝っている鈴木真彦に判定勝ちし、RISEの同階級ツートップを下した。だが9月のK-1 ReBIRTHでの金子との1年7か月ぶり・3度目の対戦では延長判定負けし、対金子の戦績が1勝2敗となってしまい、王座奪取も果たせなかった。
チェケッティは戦績49戦44勝(10KO)5敗の33歳。構えはサウスポー。昨年9月のONE Friday Fightsでは中国のフオ・シャオロンに判定勝ちしている。
―― 3回目の金子戦が終わり、どんな気持ちでここまで過ごしてきたのでしょうか。
玖村「あの試合から半年くらい空いたんですが、最強になることは変わらずに、今まで以上に強くなるためにやってきました」
―― 敗戦ショックからの気持ちの切り替えはいかがでしょうか。
玖村「悔しい気持ちは今でも残っているし、それは今年に入っても、何をしてもどこかに引っかかっています。でも、10年後に誰が一番強かったのかとなった時に、玖村将史の名前が挙がることを目標にしています。今回は負けてしまったんですけど、10年後や先を見据えた時に、今回の負けが格闘技人生にプラスになっていけるようにしたいと考えています」
―― 足りないものは、何か見つかりましたか?
玖村「足りないというか、なくなっていたことがありました。試合に入り込み過ぎて、自分に元々持っていたことを見失っていたことに気づきました。これからは、自分らしさをもっと出せると思います」
―― 次戦へ向けては、どんな思いがありますか。
玖村「今回、3月20日に代々木第一体育館でRISEとの対抗戦がありますし、その前の3月17日にもRISEで対抗戦があります。その中でも、玖村将史の試合が一番面白かったと言われるようにしたいです。対抗戦に負けないようにしたいです」
―― 大会名は今年から「K-1 WORLD MAX」に変わりました。
玖村「昨年からReBIRTH(リバース)になって僕も参戦しましたが、今回が本当のスタートだと思っています。今までのK-1MAXは、魔裟斗さんの時代だったと思いますが、これからのK-1MAXは玖村将史の時代にしたいです」
―― 今回の相手はルカ選手というONEでも戦っていた選手になりました。あらためて、どんな印象がありますか?
玖村「身長はあまり大きくないんですけど、身体とか試合を見てもパワーがあるなと思います。戦績もいいので(49戦44勝10KO 5敗)、強い外国人の印象があります。まだ対策は立てていないんですけど、今は感性を高めることに集中しています。これから対策はトレーナーと考えていきます(※インタビューは2月5日)」
―― 強化してきた点はありますか?
玖村「技を磨くとかはないんですけど、距離感だったり、あとは入り込み過ぎないように上げていきました」
―― 試合に入り込み過ぎてしまうのでしょうか?
玖村「いえ、元々は俯瞰で見えるように戦ってきたんですけど、強くなろうと思い過ぎて、ここ何年かは入り込み過ぎましたね。その穴が、前回の試合で見えたので修正しています」
―― 具体的に入り込み過ぎるというのは、どんな状況なのでしょうか。
玖村「戦いの感性が真面目になり過ぎるというか。例えば、減量中に友達と食事をする時は、カロリー制限があるから楽しくないわけです。でも、気持ちの持ち方ひとつで楽しむこともできる。戦いも、楽しいのか勝ちたいのかで、全然スタイルが変わってくる。前回は、楽しいもあったんですけど、勝ちに執着し過ぎて、一番になりたいと思い過ぎてしまっていました。それは最近、練習していて気づきました」
―― それは、ファイトスタイルに影響があるのでしょうか。
玖村「あります。攻撃の質もそうですが、距離感とかも変わってきます。この何年間かは、穴をなくすことに意識し過ぎて、自分にとって良くないところで戦い過ぎました。良いところを伸ばすことをしてこなかったんです。おそらく今回は、みなさんが新しいファイトスタイルを感じると思います」
―― どんなフィニッシュをしたいですか。
玖村「今回の選手はONEにも出ていたということで、対世界へ向けていい相手だなと思います。そんな相手に何をさせずに圧倒的に勝てたら、日本人の強さを証明することができる。今後は対世界を中心に戦えるような結果を残したいです」
―― 完封ですか。
玖村「完封します。何をさせずに倒す」
―― 今後のプランはありますか?
玖村「まずはK-1の55kgのベルトを手に入れたいということと、もっとK-1を世界一にしたいという思いがあります。その中で、玖村将史が世界一になりたいです」
―― 金子晃大選手のことは、どこかで意識していますか。
玖村「それは、どこかではなく胸の真ん中にあります。絶対に4回目やるために、世界の強豪を倒していって世界一を証明したいです」
―― 日本の55kgの階級は、世界と比較してどう感じていますか?
玖村「この階級の日本は選手が揃っていますし、平均的にレベルが高いと思っています。でも、海外のトップは実力が抜きん出ている選手がいると思いますので、ホンマに強い選手を倒していきたいです」
―― 最後に、金子選手が鈴木真彦選手と対抗戦で戦いますが、どう予想していますか?
玖村「金子選手が勝つと思います。鈴木選手は流れ的にも良くないと思いますし(王座陥落)、穴が見えてきているように感じています。対策するのは、そんなに難しいことではないように思います」
―― タイトル挑戦をするためにも、金子選手に勝ってほしいと。
玖村「勝ってもらわないと、また(トップ戦線が)ぐちゃぐちゃになってしますので。僕は一番を決めるのは、K-1だと思っています」
対戦カード
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/王者) ※2度目の防衛戦
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/挑戦者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)
K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
アントニア・プリフティ(ギリシャ/ファイトクラブ・ガラツィ/セオファヌス・エリートチーム/王者)※初防衛戦
☆SAHO☆(闘神塾/挑戦者、S1女子世界&日本バンタム級王者、WMC日本女子&元ミネルヴァ・スーパーバンタム級王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1フェザー級(57.5kg)王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級(57.5kg)王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 女子45.5kg契約 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1女子アトム級(45kg)王者、元Krush同級王者)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/元K-1&Krushフェザー級(57.5kg)王者)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/元WLF武林風-60kg世界王者、K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント2022準優勝)
レミー・パラ[Remi Parra](フランス/カルカリアス/WAKO PRO K-1ルール世界スーパーライト級(62.2kg)王者、元IKBOムエタイ世界62kg級王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級王者)
ルカ・チェケッティ[Luca Cecchetti](イタリア/キック&パンチ・ミラノ/WAKO世界バンタム級&フェザー級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
卜部功也(ALONZA ABLAZE/元K-1ライト級&スーパー・フェザー級王者、K-1スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント2016優勝、元ISKA世界ライト級王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/元Krushバンタム級王者)
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
K-1 vs. RISE対抗戦 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/MA日本スーパーバンタム級王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)
女子47.5kg契約 3分3R(延長1R)
ぱんちゃん璃奈(フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者)
平岡 琴(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)2位)
ウェルター級 3分3R(延長1R)
宇佐美秀メイソン(カナダ/Battle Box/ISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王者)
白須康仁(PROTAGONIST/元WMAF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ウェルター級王者)
プレリミナリーファイト 95kg契約 3分3R
木村太地(TEAM RHAPSODY/Bigbangヘビー級王者)
藤倉 悠(ポゴナ・クラブジム)
プレリミナリーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R
龍之介(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST/RKSフェザー級王者)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)※K-1ジム大宮チームレオンから所属変更
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
村田健悟(ALONZA ABLAZE)
嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界トーナメント 開幕戦 参加選手
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級王者)
和島大海(月心会チーム侍/元K-1スーパー・ウェルター級王者)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級王者)
タナンチャイ・シッソンピーノン[Thananchai Sitsongpeenong](タイ/シッソンピーノンジム/RWSスーパーウェルター級トーナメント2023優勝、WBCムエタイ世界同級王者、元WMC世界・オムノーイ・プロムエタイ協会ウェルター級王者)
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/GLORYライト級(70kg)2位)
ダビッド・キリア(ジョージア/Team Kiria)
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
パスカル・シュロス(ドイツ/Martial Arts Academy)
デング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil)
タラス・ナチュック(ウクライナ/Lottatori Milano)
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)
ヴァシリ・セメノフ(ロシア/Archangel Michael)
ウマール・セマタ(ウガンダ/Tiger Muay Thai)
中島 玲(フリー/元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)
※一回戦8試合を今大会で実施。残り2名は後日発表。
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年3月20日(水/祝) 開場・11:30(予定) プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・13:00
会場 国立代々木競技場第一体育館 [HP]
中継 ABEMA(生放送|無料)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)、GAORA(生放送17:00~/3月25日 (月) 19:00~27:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/