ONE 3.1 カタール:山北渓人、有明大会から1か月で再起戦。上位勢と対戦経験豊富なストライカー、ミアドと。鈴木真治、ONE 2戦目はハン・ズーハオと
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「ONE 166: Qatar」(3月1日(金)カタール・ルサイル・スポーツアリーナ)に、日本から山北渓人と鈴木真治が参戦することになった。
ONEは昨年1年間、ナンバーシリーズを封印していたが、今年に入って「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日 東京・有明アリーナ)からナンバーシリーズを再開し、カタール大会がその復活第2弾となる。中東でのONEの開催は今回が初。UAEでのUFC同様、観光誘致が目的の大会となっている。
3月のONEカタール大会では既にMMAミドル級王者・ライニアー・デ・リダー、MMA女子アトム級王者・スタンプ・フェアテックスの防衛戦など、5階級のタイトルマッチが組まれている。MMAストロー級王者のジャレッド・ブルックスは1位のジョシュア・パシオを相手に防衛戦を行うが、同じストロー級の山北渓人の出場が決まった。
MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
ジェレミー・ミアド(フィリピン)
山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/元パンクラス・ストロー級王者)
山北はレスリングで専修大学時代の2017年に国体で準優勝。20年2月にMMAプロデビューし同年のパンクラス・ネオブラット・トーナメント・ストロー級で優勝。22年7月、北方大地に判定勝ちし、パンクラス・ストロー級王者となる。23年3月にONEに初参戦すると、元ONEストロー級王者・アレックス・シウバとの寝技勝負を制して判定勝ちし、プロデビュー以来の連勝を8とした。5月にはONEに専念するためパンクラスの王座を返上。1月28日の有明大会でONE 2位のボカン・マスンヤネと寝技勝負を展開したが、3Rに裸絞めで追い詰められ判定負けした。ダメージはほとんど無かった様子で、それから約1か月間隔で、早速再起戦が用意された。
ミアドは31歳。17年からONEにレギュラー参戦し、22年はリト・アディワン、ダニエル・ウィリアムス(上動画)にTKO勝ちしたが、昨年は6月にマンスール・マラチエフに一本負け(下動画)、11月にアディワンに判定負けし2連敗中だ。ミアドはランカーではないが、ONEストロー級のベスト10内に入る選手と言って良く、山北が勝てば今後の上位進出につながる一戦だ。ミアドのシャープな打撃に対処し、山北が寝技に持ち込んで、どこまで追い詰められるかが勝敗の鍵となるだろう
ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
ハン・ズーハオ(中国)
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/ROAD TO ONE JAPANスーパーライト級(63.5kg)ムエタイ日本トーナメント2023優勝、スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元J-NETWORK同級王者)
鈴木は全日本キックボクシング連盟、M-1、J-NETWORK、REBELS等に参戦し、近年はムエタイ大会のスック・ワンキントーンで王座を獲得。昨年12月と今年4月にかけて行われたBOM主催のROAD TO ONE JAPANスーパーライト級ムエタイ日本トーナメントでは八尋開人、KJヒロシをKOし優勝した。9月のタイ・ルンピニースタジアムでのONE FRIDAY FIGHTSで初めてONEに出場し、スーブラックに2R KO負けしたが、今回ONE本戦シリーズでの試合が組まれた。
ハンは28歳。ONEの立ち技部門草創期の18年からONEに参戦している選手。19年のノンオーとのONEムエタイ・バンタム級初代王者決定戦で判定負け。20~21年は3連勝していたが、22年9月のフェラーリ戦、昨年4月のエイサー・テン・パウ戦と2連敗中だ。