K-1 AWARDS 2023 MVPは金子晃大。玖村将史、2年連続最高試合賞をRISE鈴木真彦戦で獲得
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K-1 GROUPの「K-1 AWARDS (アウォーズ) 2023」の表彰式が24年2月7日、東京で行われた。最優秀選手賞(MVP)にはK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大、最高試合(ベストバウト)賞は玖村将史 vs. 鈴木真彦(K-1 23年3月12日 代々木競技場第一体育館大会)が選ばれた。
K-1 AWARDSは今年で7年目の開催となり、2017年は武居由樹、2018年は武尊、2019年は江川優生、2020年は木村“フィリップ”ミノル、2021年は野杁正明、2022年は軍司泰斗がMVPに選ばれている。
K-1 AWARDS 2023 MVPは金子晃大
金子は昨年23年3月にコンペット・シットサラワットスアに判定勝ち、6月にエムレ・カラジャにKO勝ち。9月の横浜アリーナ大会では、1勝1敗のライバル・玖村将史を相手にK-1スーパー・バンタム級王座の2度目の防衛戦を行い、延長の末に判定勝ちした。12月のK-1でラン・シャンテンに判定勝ちし、2023年は4戦全勝だった。金子はRISE 3月17日 東京体育館大会での元RISEバンタム級王者・鈴木真彦との、THE MATCH 2022以来となるリベンジマッチを控えている。
プレゼンターを務めたカルロス菊田K-1プロデューサーは「(金子の受賞は)明々白々だと思っています。タイトルマッチが素晴らしかったです。本部席で見ていましたが、ラウンドが進むごとにスローモーションのように見えるほど没頭しました。おめでとうございます」と称えた。
MVPを獲得した金子は「受賞できたのは応援してくれて支えてくれた皆さんのおかげです。今年も覚悟を持ってやっていきたいです。3月に対抗戦があります。THE MATCHの時から一緒にやってきた仲間を信じて戦いたいので、応援お願いします」と話した。
玖村将史、2年連続最高試合賞をRISE鈴木真彦戦で獲得
K-1 3月12日 代々木競技場第一体育館大会
第13試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級王者)
×鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者)
判定3-0 (水谷30-28/箱崎30-28/梅木30-27)
玖村は22年2月のK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝・金子晃大戦でK-1 AWARDS 2022の最高試合賞を獲得し、2年連続での受賞となった。玖村は9月の横浜アリーナの金子戦でもノミネートしており、2年連続同一カードでの受賞の可能性もあった。他にも3月の代々木の朝久泰央×与座優貴がノミネートしていた。
鈴木はRISEの選手初のK-1 AWARDS受賞者となり、昨年夏からのK-1の“開国”路線を象徴するような出来事に。金子のMVPの記事でも触れたとおり、鈴木は3月17日のRISEでの金子とのリマッチを控える。
鈴木は「RISEファイターの鈴木真彦です。今回こんな素晴らしい賞をいただいたのも、玖村選手がいたからこそです。負けたのは悔しいですけど、うれしいです。3月のRISEで、K-1王者の金子選手との試合が決まっていますけど、RISEが強いとかK-1が強いとかじゃなく、格闘技全体を盛り上げたいので、K-1ファイターの皆さん、盛り上げましょう」と話し、場内は拍手に包まれた。
玖村は「年間最高試合を2年連続でいただけたことを誇りに思っています。今年2試合、金子選手と鈴木選手と戦えたのも誇りに思っています。2人がおったからこその試合やと思うし、次、2人の試合があって、間違いなく面白い試合になるので、注目して欲しいです。金子選手との4回目、是非やりたいです。金子選手に勝ってもらいたいです。K-1が強いとずっと思っています。2024年ももっと活躍できるよう頑張ります」と話した。玖村は3月20日のK-1でルカ・チェケッティと対戦する。
菅原美優が敢闘賞。技能賞・ベストKO賞を中国勢が獲得
※以下の情報提供・K-1 GROUP
◆技能賞
リュウ・ツァー(唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)
チャイニーズ・ファイティング・プロモーションの岩熊宏幸代表(代役)
「25年前、中国の選手がK-1に来ました。Krushに来ましたが、勝てない時期が長くありました。それでも、継続することに意義があると思ってやってきました。こうして結果を残すことができたのは、応援していただいたファンのおかげだと思っています」
※リュウのVTRでの談話も上映された。
ノミネート:玖村将史、野杁正明、リュウ・ツァー、和島大海
◆敢闘賞
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
「このような素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうございます。昨年は、4試合させていただいて、終わったと思ったらすぐにオファーがくる感じでした。今年は、もっと試合をするつもりでいますので、オファーください。あと、3月の試合は勝ちます!」
ノミネート:黒田斗真、軍司泰斗、菅原美優、横山朋哉
◆殊勲賞
松倉信太郎(team VASILEUS)「今回は殊勲賞に選出していただき、K-1関係者そしてファンの皆さま本当にありがとうございます。昨年6月に決勝で負けて、12月にリベンジできました。正直、ここまで何回も負けてきました。でも、負けても恐れずにやれば結果が出ることを知りました。器用な試合とか、掴みかかったりとかできないですけど、1試合、1試合、最後まで気合いを入れていくので、これからも応援をお願いします」
ノミネート:アントニア・プリフティ、オウヤン・フェン、松倉信太郎、レミー・パラ
◆ベストKO賞
オウヤン・フェン (12.9 K-1 vs 和島大海 戦)
※オウヤン・フェンのVTRでの談話が上映された。
ノミネート:野杁正明 (3.12 K-1 vs ジャバル・アスケロフ 戦)、岩尾力 (7.17 K-1 vs 晃貴 戦)、上田幹雄 (9.10 K-1 vs K-Jee 戦)、クラウディオ・イストラテ (9.10 K-1 vs マハムード・サッタリ 戦)、オウヤン・フェン (12.9 K-1 vs 和島大海 戦)
◆Krush最優秀選手賞(MVP)
稲垣柊(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)「2024年はこの賞を超える試合を示していきたい。格闘家は強さが正義。Krush王者の力を示していきたいと思います。2024年は稲垣柊の力を見せたいと思います」
ノミネート:稲垣柊、松谷綺、悠斗
◆Krush最高試合賞(ベストバウト)
森坂陸vs.篠塚辰樹 (10.21 Krush.154)
森坂陸「久しぶりです。昨年10月にベルトを獲って次はK-1だと思っていたんですけど、叶いませんでした。Krushのベルトを失ったら潮時だなと思っていましたが、打ち合いはできたと思います。自分を出し切って負けたので、後悔はないです。17歳からムエタイでデビュー、19歳でプロデビューして一番の目標だったベルトを手にすることができました。引退試合は最後1試合、勝ち負けに関係なくやりたいと思います。今後は、お店を始めます。注目していただけたら嬉しいです」
※勝者の篠塚辰樹はジャマイカにいるため欠席
ノミネート:新美貴士vs.寺田匠 (6.16 Krush.150)、弘輝vs. REITO (9.29 Krush.153)、新美貴士vs.稲垣澪 (10.21 Krush.154)、森坂陸vs.篠塚辰樹 (10.21 Krush.154)、壬生狼一輝vs.心直 (11.25 Krush.155)
◆新人賞
村田健悟(ALONZA ABLAZE)「来年も違う賞をもらえるように、今年も気合いを入れていきます」
ノミネート:上野空大、橋本雷汰、松本海翔、村田健悟
◆アマチュア最優秀選手賞
上野秦貴(K-1ジム大宮)「北海道からきました上野です。自分は昨年4月からキックを始めて、結果を出すことができました。1年前に兄が受賞して、こうして同じ賞をいただけることに感謝しています。北海道初の世界チャンピオンになれるように兄とがんばっていきます」
林美菜(K-1ジム心斎橋)「元々、やっていたスポーツの引退を機にキックボクシングを始めて約2年となります。みなさまのサポートがあり、結果を出すことができました。これからは、プロ選手としてがんばっていきたいと思います」
◆ベストアマチュアGYM賞
K-1ジム大宮
姜宗憲代表「たまにプロになりたいという若者が入ってきます。アドバイスもするんですが、彼女ができた、忙しい、そう言って辞めていく選手がいると、もうジムを辞めようかなと思う時もあります。でも、アマチュアからやってきた稲垣柊が昨年4勝でチャンピオンになりました。みなさん同じ悩みを抱えていると思いますが、いい選手を育てていきましょう」
◆功労賞
島野浩太朗「2011年にデビューし、44戦挑戦させていただきました。頂点に立つためにやってきましたがそれが叶わずに、あの選手が強かった、どうだったと聞かれるのが悔しかったです。いただいた功労賞は最後の自分へのご褒美だと思っております。これからもご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」
壽美「さっき、ご飯をおいしいと食べていたら呼ばれてびっくりしています。K-1で試合ができたことはいい思い出になりました。今、強い選手が出てきているので、K-1が一番と思われるように頑張ってください」
愛鷹亮「愛鷹亮あらため愛鷹力といいます。K-1からプロレスに転向させていただきました。シナさんは強くて、K-1ではタイトルを獲れなかったので、プロレスではがんばってタイトルを獲ろうと思います」
萩原秀斗 ※欠席
◆K-1 ReBIRTH(リバース)賞
武林風
※武林風ユー・レイ代表不在のためチャイニーズ・ファイティング・プロモーションの岩熊宏幸代表が代役。VTRでメッセ―が送られた。
◆ベストおさわがせ賞(ファンが選ぶ賞)
カルロス菊田「初年度でこんな賞をもらえるとは思ってもいませんでした。プロデューサーの仕事をしながら、お騒がせをしたのは、K-1ガールとの打ち合わせ、Xでは220万インプレッションをいただきました。また、フライデー砲、そしてONEさんとのずんどこ劇場を広げております。規格外のプロデューサーを目指してがんばります」
◆ベストガールズ賞
うらら「K-1副キャプテンのうららです。私は2年前にラウンドガールをやらせていただきましたが、それまでは格闘技とは無縁で、人と人が殴り合う、血が出る姿に驚いてしまいました。それから見にいかせてもらっていて、3分3ラウンドの選手の背景を想像して、私も頑張ろうと思えています。私は、絵本作家になることが夢です。大学に通いながらタレント活動をしています。将来、K-1の力になれたらいいなと思っています」
◆K-1グループ鉄人賞(※乱闘を止めてきた鉄人)
豊田茂(K-1スタッフ)「小澤海斗の乱闘を3回止めた豊田です。K-1アウォーズのプロジェクトを仕切っていたのに、まさかこんな賞をもらえるとは思ってもいませんでした。新生K-1第二章、尽力していきます」
◆ベストレフェリー賞
梅木良則「普段、公の場で話をする機会がないため、ひとつお話したいことがあります。審判部、若くてヤル気のある方を常に募集しています。僕はレフェリーを始めて、28年目になります。今、K-1の審判部の高齢化が進んでいます。若いレフェリーは育ってきていますが、審判候補生のみなさん、ぜひご応募をお待ちしております。K-1は私たちレフェリーにも賞をいただけるありがたい団体です。主役の選手たちを支えられるように、みなさんと頑張っていきたいと思っています」