パンクラス 12.24 横浜武道館:伊藤盛一郎×有川直毅でフライ級暫定王者決定戦。ウェルター級王者林源平、住村竜市朗と初防衛戦。中島太一返上のバンタム級王座懸けNEXUS王者河村泰博と前フェザー級王者透暉鷹が激突。近藤有己×美木航のベテラン対決も
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PANCRASE 340 ~PANCRASE 30周年記念大会 Vol.2~(12月24日(日)横浜武道館)の追加カード8試合が発表された。うち3試合がチャンピオンシップに。ベテランの近藤有己も30周年大会に出場する。
パンクラス・ウェルター級チャンピオンシップ 5分5R
林 源平(和術慧舟會IggyHandsGym/王者)※初防衛戦
住村竜市朗(TEAM ONE/2位、元DEEP王者)
林は34歳。13年のデビュー時からパンクラスに上がり続け、20年のライト級暫定王者決定戦では雑賀 ヤン坊 達也に1R KO負け。以降も葛西和希と金田一孝介に連敗したが、昨年9月からウェルター級に戻し、中村勇太、押忍マン洸太に連勝。菊入正行がベラトールに継続参戦するために返上したウェルター級のベルトを懸け、今年6月に王者決定戦が行われ、林は村山暁洋から5Rともポイントを取り判定勝ち。ベルトを巻くと「このベルトを目指して10年続けたので滅茶苦茶うれしいです」と喜んでいた。
初防衛戦の相手となる住村は37歳。09年に修斗でプロデビューし、12年からDEEPに主戦場を移し、17年にDEEPウェルター級王者に。佐藤洋一郎、渡辺悠太相手に防衛し、並行してRIZINにも出場した。昨年5月に怪我のため王座を返上し、8月の再起戦では鈴木槙吾に1R TKO負け。今年2月には嶋田伊吹に判定勝ちした。7月に久々にパンクラスに出場すると草・MAXに判定勝ち。9月には新鋭・藤田大の寝技地獄を切り抜け、2R終了間際にパウンドアウト。マイクでは12月大会での王座挑戦を希望していた。
パンクラス第5代バンタム級王者決定戦 5分5R
河村泰博(和術慧舟會AKZA/1位、Fighting NEXUS王者)
透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/2位、元パンクラス・フェザー級王者)
バンタム級では4月に王者の中島太一が暫定王者の田嶋椋に判定勝ちし初防衛を果たしたが、中島が王座を返上し、王者決定戦が行われる。
河村は32歳。15年にパンクラスでプロデビューし、20年まで15戦近く出場した後、21年以降はNexusを主戦場とし王座を獲得。須藤拓真と森永ユキトにいずれもダースチョークで一本勝ちし2度防衛した。昨年11月のRIZIN LANDMARKではアラン・ヒロ・ヤマニハに判定負け。9月大会で3年ぶりにパンクラスに上がると、バンタム級1位の井村塁をわずか56秒、ダースチョークで仕留め、「僕を大将にして、Nexusとパンクラス、対抗戦やりません?俺、1位倒しちゃってるし、悔しくないの?パンクラスの選手たち。俺らと対抗戦やろうぜ」とアピールしていた。
透暉鷹は27歳。昨年7月、フェザー級暫定王者決定戦で亀井晨佑に4R裸絞めで一本勝ち。昨年12月のノンタイトル戦ではパン・ジェヒョク相手に苦戦も判定2-1で勝利した。今年に入り両肘の手術をし、ISAOの返上で正規王者となっていたが、バンタム級に転向するため8月に王座を返上。バンタム級初戦で王者決定戦が用意された。なお、バンタム級上位ランキングは1位・河村、2位・透暉鷹、3位・井村、4位・田中路教、5位・田嶋椋、6位・笹晋久となっている。
パンクラス・フライ級暫定王者決定戦 5分5R
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/1位、元ZSTフライ級王者)
有川直毅(K-PLACE/3位)
フライ級では昨年12月大会で鶴屋怜が猿飛流に勝利し王者となった。鶴屋はRoad To UFCトーナメントに参戦中で、防衛の目途が立たないことから、暫定王者決定戦が組まれた。
伊藤は30歳(試合時)。長年ZSTの主力選手として活躍し、RIZINにも並行して参戦。20年8月のRIZINでは神龍誠に敗れたが、21年10月のRIZINで橋本薫汰に2R裸絞めで勝利した。昨年12月にパンクラスに初参戦すると、フライ級2位の上田将竜に2R裸絞めで一本勝ち。今年6月大会では4位の秋葉太樹も1R裸絞めで仕留め「僕は今年中にベルトにチャレンジできるように頑張ります」と話していた。
フライ級ランキングは1位の伊藤に続く猿飛流が2位。3位の有川は30歳。昨年4月に上田将年(将竜)に判定負けし、9月のGLADIATORではNavEに判定負け。今年4月のパンクラスではコルトン・キエルバサと対戦し、2R TKO勝ちしている。
バンタム級 5分3R
田嶋 椋(OOTA DOJO/5位・元暫定王者、ネオブラッド・トーナメント2022同級優勝&MVP)
笹 晋久(パラエストラ柏/6位、修斗2017同級新人王)
田嶋は24歳。21年のネオブラッドトーナメントでプロデビューし準決勝で風間敏臣に1R一本負け。以降は5連勝し、昨年12月の横浜大会ではTSUNEに4R TKO勝ちしバンタム級暫定王者となったが、今年4月の正規王者・中島太一との王座統一戦では5Rともポイントを取られ判定負けした。試合はそれ以来。今大会では中島が返上した王座を懸け河村泰博と透暉鷹が王者決定戦を行うため、ここで存在感を示したい。
笹は33歳。17~18年は修斗を主戦場とし、1年半のブランク後はDEEPで4戦し3勝1敗。昨年からのHEAT、GLADIATORでの試合を経て、今年4月にパンクラスに初参戦したが、田中路教に判定負け。9月大会ではバンタム級4位の矢澤諒を組み主体の展開で圧倒し判定勝ちしランクインした。
フライ級 5分3R
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン/カトランジム/5位、IMMAF 2022 世界選手権フライ級優勝)
松井斗輝(パラエストラ柏/8位)
サロハイディノフはパンクラスも協力しているIMMAFアマチュアMMA世界大会で優勝経験もある22歳。中央アジアのタジキスタン出身で、レスリング能力と豊富なスタミナが強み。9月のパンクラスがプロデビュー戦だったが、フライ級5位の秋葉太樹を圧倒して2R TKO勝ちし、素質の高さを印象づけた。
松井は24歳。兵庫出身で子供の時にグローブ空手を始め、中学からはボクシングを習い、国体で3位入賞。大学時代に見たRIZINでの朝倉兄弟の活躍に影響を受けMMA転向を決意し、大学を中退してパラエストラ千葉ネットワーク(CNW)に加入。21年にプロデビューしGRACHANで4連勝後、今年からパンクラスに上がり、3月に佐々木亮太を、7月に大塚智貴に勝利し、プロ6連勝中だ。寝技の名手揃いのパラエストラCNWで鍛えられた技術が、サロハイディノフにどこまで通用するか。
ウェルター級 5分3R
川中孝浩(BRAVE/元GRAND王者)
佐藤生虎[しょうご](UNITED GYM TOKYO)
川中は33歳。10年度のDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝し、11年にDEEPでデビューし、14年以降はGRACHANを主戦場にする。21年11月のRIZIN TRIGGERではストラッサー起一に一本負け。昨年は5月のGRACHANで長岡弘樹に判定勝ちしGRANDウェルター級王座を獲得。12月には過去DEEPで敗れている渡辺良知に膝十字固めで一本勝ちしリベンジした。現役キャリアの後期にさしかかり、新たなチャレンジを求めてGRAND王座を返上。9月大会でパンクラスに初参戦したが、押忍マン洸太の右ハイで1R KO負けしていた。
佐藤は30歳。柔道をベースとし、中村K太郎率いるUNITED GYM TOKYOに所属する。7月のデビュー戦で伊藤丈皓に61秒TKO勝ちすると、9月大会のプレリミナリーでは渡邉ショーンを左ストレートからのパウンドでわずか35秒で粉砕し、3戦目で経験豊富な川中の相手に抜てきされた。
71.5kg契約 5分3R
近藤有己(パンクラスイズム横浜/元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者)
美木 航(NATURAL9)
近藤は48歳。93年のパンクラス旗揚げ直後にパンクラスに入門し96年にデビュー。その年から鈴木みのる、セーム・シュルト、フランク・シャムロックに勝利し、ゼロ年代には菊田早苗らGRABAKA勢やジョシュ・バーネットらと好勝負を繰り広げ、PRIDEではヴァンダレイ・シウバやダン・ヘンダーソンとも戦った。パンクラスでは10までに3階級で王座を獲得。その後はウェルター級での戦いが中心となり、19年以降は年1~2試合ペースながらも戦い続けてきた。最近のパンクラスでは昨年4月に鈴木一史に判定勝ち。今年7月のニューピア大会では佐藤豪則相手に3Rに挽回するも判定負けしている。今回はライト級に近い71.5kg契約で出場する。
美木は43歳。宇野薫、岡見勇信らを輩出した和術慧舟會東京本部出身。04年にデビューし、修斗や慧舟會主催大会に出場。12年11月の矢地祐介との修斗環太平洋フェザー級王者決定戦では判定負け。16年4月の修斗での青井人戦で引き分けて以降は試合をしてなかった。修斗での復帰目指し、2年前から練習を再開していた中、パンクラスから近藤戦のオファーを受け、プロ修斗を主催するサステインも了承し、パンクラスに初参戦する。
プレリミナリーファイト フライ級 5分3R
眞藤源太(KINGCRAFT)
梅原規祥[みさき](リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
既報対戦カード
パンクラス・ライト級王者挑戦者決定戦 5分3R
粕谷優介(CROWN/1位)
雑賀 ヤン坊 達也(DOBUITA/3位)
フェザー級 5分3R
亀井晨佑[しんすけ](パラエストラ八王子/2位、ネオブラッドトーナメント2018同級優勝)
平田直樹(トライフォース柔術アカデミー/5位)※フリーから所属変更
フェザー級 5分3R
Ryo(グランドスラム/RINGS/6位、元THE OUTSIDER 70-75kg級王者)
栁川唯人(K-PLACE/11位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
パンクラス初代女子アトム級(47.6kg)王者決定トーナメント一回戦 5分3R
沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム/2位)
V.V Mei[ヴィーヴィーメイ](フリー/元DEEP JEWELSアトム級王者、元VALKYRIEフェザー級(52kg)王者)
パンクラス初代女子アトム級(47.6kg)王者決定トーナメント一回戦 5分3R
ジェニー・ファン(台湾/AACC/1位)
SARAMI(パンクラスイズム横浜/修斗女子スーパーアトム級(50kg)世界4位・元王者)
概要
大会名 PANCRASE 340 ~PANCRASE 30周年記念大会 Vol.2~
日時 2023年12月24日(日) 開場・13:00(予定) 開始・13:30(予定)
会場 横浜武道館 [HP]
中継 PANCRASE YouTubeチャンネル(1,790円/月)、U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP 50,000円 アリーナSS 30,000円 アリーナひな壇 12,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 9,500円 スタンドB 8,500円 車いす(スタンド) 3,000円 小学生(スタンド予定:当日券のみ) 3,500円 ※未就学児は膝上観戦に限り無料 ※11月18日(土)発売
チケット販売 パンクラス ストア イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ FEN(フェン)パンクラス事業部 03-5339-9198 https://pancrase.co.jp/