シュートボクシング 11.14 後楽園ホール:海人、GLORYでの敗戦も糧に「また進化した新しい僕の姿を見てもらえる」|笠原弘希「他団体と違うOFGの戦いを見せたい」|VS世界、VS他競技、VS他団体…SBの魅力詰まった今大会の見所紹介
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SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary -(11月14日(火)後楽園ホール)のメインイベントでマサロ・グランダーと対戦する海人、セミファイナルで元ONEルンピニー3連勝のスーパーボールとOFGマッチで対戦する笠原弘希のインタビューが、SB協会から届いた。また、両選手だけでなく笠原友希、山田虎矢太&彪太朗、MISAKIら、SBの主力が多数勢ぞろいする今大会の見所を紹介した特別コラムもSB協会から届いている。平日の火曜の開催だが、SBをあまり知らない人でもSBの魅力を満喫できる大会となるだろう。なお、試合開始時刻が17:30から18:00に変更となっている。
【特別コラム】日本VS世界、そしてシュートボクシングVS他団体!40周年イヤーに向けた全試合メインイベントの豪華オールスター戦
2025年に創立40年を迎えるシュートボクシング。今大会は「Start towards 40th anniversary」の大会サブタイトルの通り、メモリアルイヤーに向けた本格的なスタートと言えるラインナップが揃った。
赤コーナーにはエース・海人を筆頭に、笠原弘希&友希、山田虎矢太&彪太朗、佐藤執斗、坂本優起、MISAKIが登場。8選手中7選手がシュートボクシングの現役王者であり、唯一タイトルを保持していない坂本も王座空位のヘビー級のトップランカーであることを考えれば、まさにシュートボクシングのオールスターが一堂に会する大会だ。
出場メンバーだけでなく対戦カードも全試合がメインイベント、後楽園ホールでは豪華すぎるカードが並んだ。8月にGLORYで王者ティジャニ・ベスタティに敗れた海人は、K-1でも活躍した名門Mike’s Gymのマサロ・グランダーとの再起戦に臨み、笠原弘希は元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者にしてONE Championshipでも活躍するスーパーボール・ティーデ99とOFGマッチで拳を交える。
笠原友希にはマサロと同じMike’s Gymのスナイ・ミフターを相手にキャリア初の欧米人選手との対戦が用意され、山田虎矢太&彪太朗は揃ってムエタイの強豪に挑む。
言うならばこの5試合は「日本VS世界」をテーマにした対抗戦で、シュートボクシングの精鋭が世界に立ち向かい、シュートボクシングを世界に発信する戦いだ。
そして日本人対決となった3試合も佐藤執斗がRISEスーパーフライ級の翼、坂本優起がRIZINで戦う関根シュレック秀樹、MISAKIが開国宣言したK-1からの刺客チャン・リーを迎え撃つ「シュートボクシングVS他団体」の図式となっている。
「日本VS世界」や「シュートボクシングVS他団体」など、これだけバラエティ豊かなカードを組めるのはシュートボクシングが“立ち技総合格闘技”として、どんなルールにも対応できる競技としての幅の広さがあるからこそ。今回の出場選手を見ても分かる通り、欧州キック、ムエタイ、MMA、RISE、K-1と異なるルールで戦う選手たちを一つの舞台で集めることができるのもシュートボクシングの真骨頂だ。
今後は海人・笠原兄弟・山田ツインズが他団体の選手と絡み、MISAKI・坂本・佐藤が世界の強豪に立ち向かうこともあるだろう。これからもシュートボクサーにしかできない、魅力的かつ刺激的な試合が次々と実現するはずだ。
この超豪華大会から始まる40周年への道。今のシュートボクシングには2017年からメインイベントを張り続ける海人や笠原兄弟など屋台骨を支える選手がいれば、山田ツインズのように短期間で急成長した選手たちもいる。それぞれの試合での結果はもちろん、ここからは誰がメモリアルイヤーの主役になるのかも大きなテーマになってくる。
団体として、競技として、誰が立ち技ナンバーワンかを決める舞台として、無限の可能性を持ったシュートボクシングの今と未来に注目せよ!
海人「今後の展開に繋げていくためにも圧勝圧倒」
第8試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
マサロ・グランダー(オランダ/マイクスジム/元King of Kings -65kg級王者)
海人は9月23日のSB後楽園大会でリングインし「(8月に)オランダでのGLORYのタイトルマッチで負けました。でもあきらめていないです。ファンの皆さんに力をもらって、負けてからも挑戦して欲しいと言ってもらえたのでリベンジしに行きます。GLORYのライト級の5位にランキングさせてもらったので、4位から1位を倒せばまたチャンピオン挑戦できると思います。11月14日、GLORYのランキングに入っている人と試合させてほしいです。GLORYでもRISEでも、どこのリングでも戦いに行きます。僕に期待して欲しいです」とアピールした。大会後にシーザー武志・SB協会会長は「ヨーロッパの相手がいい。海人には歯ごたえのある相手がいいでしょうね。体に大きい選手に勝てていないので」と話していた。
今回海人に用意されたグランダーはバダ・ハリやメルヴィン・マヌーフらを輩出したオランダの名門・マイクスジムに所属する29歳。15年にK-1で初来日すると、野杁正明を飛び膝で切り裂きTKO勝ちし番狂わせを起こし、同年11月には当時17歳の平本蓮に判定勝ちしたが、16年の野杁との再戦では判定負けし、木村ミノル、ゲーオには敗れた。18年6月のK-1での城戸康裕戦がホールディングを多発し反則負けに終わって以来、5年ぶりの来日となる。
グランダーは17~19年にGLORYにレギュラー参戦しGLORYでは4勝6敗。その後はキックボクシングの試合をしていないようで、昨年2試合は米国とオランダでMMAの試合をし、いずれも裸絞めとアームロックで一本負けしている。
――8月のティジャニ・ベスタティ選手とのGLORY世界ライト級タイトルマッチの試合映像は見られました?
海人 何度か見ました。感想としては試合中で感じたものと一緒で、上手いように相手に試合を作られたなと思いましたね。なかなか中に入れさせてくれなかったですし、なかなか来てもくれなかったので上手に作戦を立てられました。ベスタティ選手の技術で上手い部分はかなりあって、やりながらもこれをされたら嫌だなと思いながら試合していて、結局、最後まで距離感を掴めないまま負けてしまいました。改めて動画で見返すと、嫌なことはこうやったな、こうやったなと勉強できることが多かったですね。
――やられたら嫌だったものというのは明かせる範囲でどういうものがありました?
海人 技を先に出された部分ですね。どうしても相手に技を先に出されてしまうと、こっちは後出しになり、距離感を掴めなくなり、やりにくさはありました。僕が出そうとした攻撃を読まれていた部分もありましたし、僕の試合動画をかなり見て研究されていたと思います。
――ベスタティ選手はONEのシッティチャイ・シッソンピーノン選手、マラット・グリゴリアン選手には敗れていますが、間違いなく世界のトップクラスの選手です。世界との差はどう感じましたか?
海人 レベルの違いは正直、感じていないので、次やれば確実に勝てるという自信はあります。自分の試合運びができなかったミスがあったし、上手いこと相手に試合を作らせてしまったことも自分のミスだなと思っているので、世界と比べて自分とのレベルの差が離されているとは思わなかったです。
――ご自身の通用する部分や手応えを感じた部分はありますか。
海人 スピードやパワー自体も全然感じなかったですし、フィジカルトレーニングで自分の身体の軸も段々とできていると感じましたね。キレ、スピードに関しては自分の方が上回っていた部分もあったので、それが世界に通用するんだなと思いました。
――ベスタティ選手は試合後のインタビューでは、海人選手のカーフキックが効かされていたということも言われていましたが、それは試合中には感じていましたか?
海人 何回かカーフキックのいいのがバチバチ入った中で、当てた感触で効いているか、効かせていないのかが分かるので、いいのが入ってると思ったんですけど、ただそこから詰め切れられない自分の甘さを感じました。
――アウェーの地で戦うことで不利に感じた部分はありましたか?
海人 ただ単に自分が普通に負けたなと思っているので、あまりアウェー感は正直しなかったです。観客からブーイングはなく、日本の国旗を持ってくれていた人もいたみたいで、試合をやっている時は凄く盛り上がっていたのを感じましたし、僕自身が不利に感じることはなかったですね。僕は減量がほとんどないので、海外に行ってもそういうところは楽だった部分ではありますけど、オランダまで長いフライトの時間をかけて行ったことで、僕と今まで対戦してきた外国人選手もこうやって長い時間をかけて来日し、日本に着いても食べるものが違うので減量も大変だったんだろうなと思ったので、今まで来日して僕と戦ったくれた選手たちのありがたさをしみじみと感ることができました。
――海人選手ならではの素晴らしい気付きですね。2020年2月のピンペット・バンチャメーク戦で負けて以降18連勝し、約3年ぶりの敗北でしたことで気持ちを戻すのには時間はかかったのでしょうか。
海人 そうですね。ここで勝ってしっかり次に繋げようとしていたので落ち込みはしましたけど、僕を応援してくれている周りの人たちは負けた後も僕の復活を信じてくれていたので、自分自身も諦めていなかったですけど、周りの人はもっと諦めていなかったのを感じたので、このまま落ち込んでいる場合ではないなと思いましたね。
――いつぐらいに練習を再開したのでしょう?
海人 割とすぐでした。試合が終わって帰国したのが2日後で、そこからまた普通に走って練習しましたね。試合で肌で感じたものはすぐに動かないと自分の頭だけではすぐ忘れちゃうので、身体で覚えている範囲内のことを思い出しながら動いていました。
――海人選手は対戦してきた相手のテクニックをよく吸収していますが、今回も試合中にベスタティ選手とやって吸収したい部分もありましたか?
海人 そうですね、かなり勉強になったこともあったし、試合中に感じたことも、試合の動画を見直したことで、自分が今後世界で戦っていくことに使えるものはいっぱいあったので、自分のものにしています。明かせる範囲だと、やはり、自分の攻撃を出す前に先に攻撃を出されるというのがこんなに嫌なことのかと改めて思えたので、今後の対戦相手にも使える部分はあると思います。
――具体的に技術的なもので吸収したいものはありましたか?
海人 僕はこの階級では身長が高い方ですが、ベスタティ選手は遥かに背は高く距離感の制圧の仕方は上手かったので、自分もこの階級であれば相手よりも自分の方が高い時もあるので、そういうところは今後活かせるポイントなのかなと思いました。
――試合前は191㎝と長身の馬木樹里選手(岡山ジム)と対策もされていましたが、試合に活きたものはありました?
海人 馬木選手が協力してくれたことで身長差を含めた戦い方はイメージ通りでしたが、相手の戦い方は映像で見ていたものとはガラッと変わったことで戦い方に迷ってしまいましたね。
――今回の対戦相手のマサロ選手は元々知っていた選手でしたか?
海人 そうですね。K-1に出ていた時は見ていた選手で、いつの間にか出なくなったなとは思っていた選手でした。選手としての印象としては、バネのある選手だな。パンチとか蹴りも伸びてきますし、ヒザ蹴りも危険な技だと思います。でも、古い映像ばかりだったので、今回はあまり見てはいないです。古いのを今見ても自分のためにならないと思ったし、今重視していることは自分自身を変えることだと思っていたので、対戦相手を見るというよりは、自分がやらなければならないことを勉強して今回は作ってきました。
――どういう試合をイメージしていますか?
海人 もう圧勝圧倒しか考えてないです。正直言って僕はこの相手に手こずっているレベルではないと思っているので、どんな形でもしっかり倒して誰が見ても僕が勝っているという思われるような試合をしないといけません。僕もこのレベルだと自分で思いたくないし、今後の展開に繋げていくためにも、しっかり差は見せたいですね。
――試合を経て今までの環境と新しく導入した練習はありますか?
海人 8月終わってからはこの3カ月間は自分を作り直す期間だったと思うので、内容的なものは色々変えましたけど、新しい練習を取り入れたことはないです。内容的には細かいことになってくるので話せるものはないですけど、次の試合を見てもらったら変化を分かってもらえると思います。
――8月の試合とはまた違う海人選手の姿を見せられると。
海人 そうですね。日本で試合するのも久しぶりですし、見てもらっている人たちにまた新しい自分を見せて改めて世界に通じるのは海人だと思ってもらえるようにしないといけないので、そこは見せたいし、見せるつもりでいます。
――この前のSBシリーズ第四戦ではリング上でタイトル再挑戦を目標に掲げていましたが、そこに辿り着くためにどういったプランを考えていますか?
海人 今回のマサロ・グランダーにきっちり勝って、12月に開催されるRISEでGLORYの選手と組んでもらいたいと思っているので、そのためにも今回はしっかり勝ってアピールしたいなと。いま自分が一番獲らなければならないGLORYのベルトにむけて、自分より上にランキングされている選手たちをきっちり倒していって、1年後の来年の8月くらいにベスタティ選手にリベンジします。
――リベンジロードが楽しみですね。
海人 今回の試合内容によって12月に出られるかは全然変わってくるとは思うんですけど、どうであれ、GLORYの選手と一戦でも多く戦いたいので12月もしたいし、来年1月、2月とかにもやらせて欲しいなと思っています。先程、リベンジは8月と言いましたけど、僕的にはその前でも早ければ早いほど再戦はしたいです。GLORYランキングを見ると、僕は今4位で、上には3人いるので、簡単に言えば3人倒してしまえば、またベルトに挑戦できるので、1日でも早くそうできるようにします。僕はそこがゴールではなく、その先も見てるので、一つ一つ勝って次に繋げないといけないと思ってます。
――ちなみに試合後にGLORYの代表からご自身の評価は聞きました?
海人 試合後に挨拶をさせてもらって少し話をした時に「また出てほしい」と言ってもらえて、現地まで駆けつけてくれていたSBの緒形(健一)代表やRISE・伊藤(隆)代表にも「また海人にはすぐにリベンジさせるような道を作って進めていく」と言っていただけたので、それが実現できるかは自分の行動と、試合の内容にかかってくると思います。しっかり今ある環境に感謝してリベンジロードを作っていきます。
――復活を楽しみにしてるファンにメッセージをお願いします。
海人 今回は僕のホームグラウンドであるSBのリングでしっかり復帰戦をKO勝利で飾って、自分の強さを改めて見てもらう機会だと思っていますし、ファンの皆さんにまた進化した新しい僕の姿を見てもらえると思います。期待してください。
笠原弘希「他の団体とは違うOFGの戦いを見せたい」
第7試合 オープンフィンガーグローブマッチ 64kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
スーパーボール・ティーデ99[Superball Tded99](タイ/元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者)
シュートボクシングは通常のキックボクシングに、立った状態でのサブミッション・投げ技も加えたルールだが、4月の後楽園大会から、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用の試合もスタートした。
笠原三兄弟の長男・弘希は4月大会でOFGマッチに初挑戦し、ランボー・モーラッタナバンディット(タイ)に判定勝ち。9月大会でもOFGマッチに臨み、ネイサン・ドライデン(英国)をパンチと膝蹴りで追い詰めつつ、SBルールで認められるフロントチョークを極めてタップアウト勝ちした。
9月の試合前には「最近できたRISEのOFGのベルト(=王者はYA-MAN)を獲りいにいってもいい」と話し、勝利後には「62.5に相手がいなんで65に上げます。来年にでも日本最強トーナメントやりませんか」とアピールしていたが、今回はSB OFGマッチスタート以降、最強の選手がタイから招へいされた。
スーパーボールは26歳。14年にタイ国プロムエタイ協会スーパーバンタム級王座を獲得し、ラジャダムナンスタジアムの主力選手として活躍。ONEで内藤大樹を圧倒したスーパーレックとは19年のラジャダムナンの周年大会と昨年4月のTrue4Uタイトルマッチの2度対戦しいずれも判定負けした。今年から始まったルンピニーでのONEフライデーファイツでは63kg近辺で戦い、3試合ともメインイベントで勝利。2月と3月にコンクライに連勝し、2月の試合では350万バーツ(約140万円)のボーナスを獲得した。10月6日の試合ではオームノーイスタジアム王者のジュリオ・ロボ(ブラジル)に判定勝ちしたばかりだ。今回のSBでは肘無しだが、得意の首相撲からの膝蹴りが制限無く駆使できるルールで、OFGだと首相撲もやりやすい。不安定な体勢でも自在に打てる左右のハイキックも、弘希にとって脅威となりそうだ。
――試合に向けての調整はいかがでしょうか。
弘希 調整は順調に来てまして、あとはもう減量だけです。
――練習ではどういったところを強化されてますか?
弘希 相手がサウスポーで、今回は右のパンチで倒したくて右の攻撃を全体的にパワーアップしようと思って強化してます。手応えはもうバッチリなのでしっかり倒せると思います。
――今回でオープンフィンガーグローブ(以下OFG)は3戦目になりますが、そこに関しては慣れもでてきましたか?
弘希 そうですね。普段の練習からOFGをはめていて段々と馴染み、前回9月の試合でも全然違和感はなかったので、問題ないと思います。
――4月のOFG初戦のランボー・モー・ラッタナバンディット戦ではスープレックスを見せ、9月の2戦目のネイサン・ドライデン戦ではフロントチョークでKO勝ちしたりと、打撃ではなくSBならではの技を毎回見せてますけど、今回も狙っているものはありますか?
弘希 そうですね。もちろん、パンチ、蹴りでのKOは狙ってるんですけど、チャンスがあればどんな技でも決めたいと思っています。
――前回のフロントチョークは練習していたものだったんですか?
弘希 たまにスパーの流れの中でやっていたものでしたが、試合中に組んだ時に相手が頭を下げるなと思ったのですぐにフロントチョークをやろうと決めました。フロントチョークをもうちょっと極めれば、僕の得意技にしてもいいかなと思います。
――今回の相手、スーパーボール・ティーデ99選手はどういった印象がありますか? これまでにプロムエタイ協会スーパーバンタム級のタイトルを獲得し、ONEでは現在3連勝中です。
弘希 サウスポーでとてもアグレッシブという印象があります。ハイキックが凄く速いので、そこだけは気を付けたいなと。タイ人トレーナーのダムさんからは「お互いに前に出るスタイルなので気持ちで負けるな」とだけ言われてます。ONEで戦績もよく、評価も高い選手なので、ここで勝てば世界的にも僕の強さ、SBのことをアピールするチャンスなので落とせない試合だと思っています。あと、OFGの試合がRISE、KNOCK OUTのリングなどで増えてきてますけど、SBでは投げ技や絞め技まであるんで、他の団体とは違うOFGの戦いを見せたいと思っています。
――弟の友希選手が年末で梅野源治選手との対戦をアピールしてましたが、弘希選手も大晦日での試合を狙っていたりもしますか?
弘希 オファーがあればやりますけど、別にどっちでもいいかなと(笑)。僕にとっては大晦日が全てじゃないと思っていて、僕にってはSBのリングで戦うことの方が重要なので、他のリングに関しては出れらればいいなぐらいにしか思っていないです。
――来年に見据えている目標はありますか?
弘希 笠原三兄弟でより大きくなるように、どんどんアクションを起こせして前に進んでいきたいなと思っているので、今年最後に僕が落とさないように頑張ります!
対戦カード
第8試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
マサロ・グランダー(オランダ/マイクスジム/元King of Kings -65kg級王者)
第7試合 オープンフィンガーグローブマッチ 64kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
スーパーボール・ティーデ99[Superball Tded99](タイ/元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者)
第6試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元フェザー級(57.5kg)王者)
スナイ・ミフター(マケドニア/マイクスジム/MKFライト級王者)
第5試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太[こやた](シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/新興ムエタイジム/元タイBBTVスーパーフェザー級王者)
第4試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗[こたろう](シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
ヨードタノン・オーサンスック(タイ/MAXムエタイ・フェザー級トーナメント優勝)
第3試合 オープンフィンガーグローブマッチ 53kg契約 3分3R(無制限延長R)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋/SB日本バンタム級(52.5kg)王者)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級2位、元同スーパーウェルター級(70kg)王者)
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
第1試合 女子46.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary –
日時 2023年11月14日(火)開場・17:00 開始・18:00(※17:30から変更)
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 小中学生シート2,000円(当日販売のみ/要身分証明書) ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 後楽園ホール シュートボクシング協会 SB公式ネットショップ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/