KNOCK OUT 9.23 後楽園ホール:REDフェザー級王座決定戦・小笠原瑛作「KNOCK OUTで実力もスター性も両方あるのは自分しかいない」×TAKERU「王者になったら僕がKNOCK OUTを名古屋に持っていきたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
KNOCK OUT 2022 vol.5(9月23日(金/祝) 後楽園ホール)では第2代KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王座決定戦・小笠原瑛作 vs. TAKERUが行われる。
小笠原は所持していたREDスーパーバンタム級のベルトを返上してフェザー級に階級アップし、比較的早い段階で王座のチャンスが巡ってきた。いち早くビッグマッチ開催を提唱するなど「KNOCK OUTの生徒会長」的立場でもある彼にとっては、ベルトは持っていて当たり前だという。その自信が王座決定戦でも現実のものとなるのか?
TAKERUは昨年3月、初参戦となった龍聖戦で肩を脱臼し、長期欠場。今年3月に復帰し、3戦目となった7月の後楽園大会で栗秋祥梧に勝利し、タイトルのチャンスを掴んだ形だ。この絶好の機会に、TAKERUが抱く思いとは?(記事提供:KNOCK OUT)
第7試合 ダブルメインイベント1 第2代KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、WPMF世界同級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
小笠原瑛作「KNOCK OUTをもっと押し上げるためにも、ベルトはあって当たり前。3ラウンドで倒します!」
――フェザー級に上げて、思ったよりも早くタイトルのチャンスが来たという感じなのでは?
小笠原 そうですね。確かに、もう何戦か挟んでからかと思っていたので、早かったかもしれないですね。スーパーバンタム級のベルトを会見の席で返上して、他の選手たちに譲ってあげてくださいという感じになった時に、「あ、ベルトなくなっちゃったな」と思ったんですよね。いつも手元にあったベルトがなくなって寂しかったタイミングでこのチャンスが巡ってきて、よかったなと思います。
――タイトルへの心構えみたいなところはどうですか?
小笠原 タイトルはあって当たり前のものだと思ってたし、言ってもそんなに長いこと時間をかけてたどり着くものとも思ってなかったんですよね。スーパーバンタム級にいた頃から「上の階級のヤツらを倒せるな」と思って上げたわけなので、そういう意味では心構えはできてました。
――王座決定戦の相手はTAKERU選手になりました。改めて印象は?
小笠原 すごく打たれ強くて、気合いの入った選手だなと思います。ただ、正直なところを言うと、自分とはレベルが違うと思いますね。
――自分が上回っていると思うところは?
小笠原 うーん……全部かなあ。そうですね、あらゆる面で上回っていると思います。
――では、警戒すべき点は?
小笠原 粘り強さと……テクニックもあると思います。器用な選手だと思うので、そういう一発には気をつけたいです。あとは気持ちですよね。龍聖選手との試合で、肩をケガしても最後まで立っていたところとか、そういうメンタル的な部分は気をつけない
といけないなと思います。
――前回、TAKERU選手が勝った栗秋祥梧戦はどう見ましたか?
小笠原 僕は祥梧のセコンドについていたんですけど、祥梧がプレッシャーをかけるところをTAKERU選手がうまくいなして、テクニックを使ってコツコツ当ててきましたよね。祥梧がそれを最後まで打破できなかったという感じだったと思います。
――目の前で同門の仲間がやられたわけですよね。その相手と今回対戦するという。
小笠原 そうなんですよね。チームなので、祥梧が負けた借りを返すというか、クロスポイント吉祥寺がナメられてちゃしょうがないので、僕がしっかり決着をつけたいと思ってます。
――記者会見でも決めるラウンド数の話が出ていましたが、短期決戦もある?
小笠原 はい。僕も当たれば倒せる武器はありますし、1ラウンドから攻めていくつもりなので、まず5ラウンドまではかからないと思うし、早い段階で終わる可能性も大いにあるんじゃないかと思いますね。
――逆に、5ラウンドあるということについては?
小笠原 タイトルマッチなので5ラウンドありますけど、正直、今回はそこまでいく前に仕留めます。
――そこにはやはり、KNOCK OUTの中心選手の1人として、チャンピオンでなければならないという思いが強いですか?
小笠原 それは強いですね。TOKYO MXでレギュラー番組も始まるところで、実力もスター性も両方あるのは自分しかいないと思ってるので。このKNOCK OUTを引っ張っていくのは俺しかいないんで、そういった意味でも魅せる試合をするというのが今回の僕の仕事かなと思います。
――レギュラー番組については、先日の会見でもいろんな選手がアピールをしていました。小笠原選手が、自身の「一番」というポイントをアピールするとしたら?
小笠原 先ほども言った通り、スター性と実力、両方あるというところがデカいんじゃないかと思ってます。自分には今まで積み上げてきたものがあると思ってますし、技術やメンタル、フィジカル……それがこのキャリアで合致してきている部分もありますから。スター性があっても、負けてたらしょうがないし、絶対に勝つっていう実力は他の選手に負けてないと思うし。その両方が揃ってるという点で、みんなに負けないと思ってます。
――来年3月の代々木第二体育館大会を見据えても、ここでタイトルを獲らないといけないですよね。
小笠原 そうですね。本来なら今年6月にやるはずだった代々木大会は延びてしまいましたけど、でも全ていい方向にしか流れてないし、来るべき時は来ると思っているので、今回MXの番組も始まって、盛り上がってきた中で来年の3月に代々木大会があるということは、KNOCK OUTも自分自身もいい流れの中にあると思いますね。
――もう一つ、この大会ではお兄さんの小笠原裕典選手と一緒に出場されます。久しぶりですよね。
小笠原 お兄ちゃんも家族がいたり、いろいろあって試合できない期間が続いていたので、兄弟での出場は本当に久々ですね。
――兄弟で出る時は、気持ちが違いますか?
小笠原 実は僕は、あんまり好きじゃないんですよ。
――そうなんですか?
小笠原 血のつながった兄弟が出ていると、そっちの心配要素もあって、自分だけに集中できない感じがあって。でも今回に関しては、お兄ちゃんと一緒に練習していて仕上がりも見ているし、ここ1年ぐらいで積み重ねてきたものを考えると、弟の僕から見ても『今回、お兄ちゃんは変わるんじゃないかな』という期待があるんですよ。だから今回は、兄弟で出て一緒に勝つというのが楽しみです。
――それから、主演映画『阿彦哲郎物語・第二の太陽』もそろそろ日本公開されるという話も……。
小笠原 そうですね。やっと今、カザフスタンで上映が始まったところなんですよ。その後に日本でもという感じなので、もう少しで日本の皆さんにも見ていただけるんじゃないかと思います。やっぱり公開される時にはベルトを持っていないと、小笠原瑛作じゃない感じがするんで、どうしてもここで獲っておかないといけないですね。
――やっぱりベルトはあって当たり前、という感覚ですか?
小笠原 ですね。やっていかなくちゃいけないのは、このKNOCK OUTをもっと大きい舞台に押し上げるということなので。そのためにはベルトが腰に巻かれてるのは当たり前で、それを背負ってどこにケンカを売っていくのか、というところだと思ってますから。
――では本当に、今回はベルトを獲るのが前提という感じですね。
小笠原 そう思ってます。ただ、相手選手も気持ちが強いですし、油断はできないので、試合までの期間でしっかり仕上げたいと思っています。
――最後に、今回一番注目してほしいポイントは?
小笠原 今回は……3ラウンドまでに倒します。それを見に来てください!
TAKERU「ずっと獲りたかったタイトル。勝ってKNOCK OUT名古屋大会を実現させます!」
――まずは前戦、7月大会の栗秋祥梧戦を振り返ると?
TAKERU 自分にとっては初のREDルールだったんですけど、栗秋選手は名のある選手で、KNOCK OUTの舞台でそういう選手に勝てたというのがすごくよかったですね。倒せなかったんですけど、ずっと練習していた技が試合で出せて、相手の動きを狂わせて自分の動きでしっかり戦えて勝てたと思います。
――REDルールはいかがでしたか?
TAKERU KNOCK OUTでは初でしたけど、今までもヒジありルールの試合はやっていますし、今年4月にはジャオスアヤイ選手とも戦っているので、問題はありませんでした。でもKNOCK OUTという舞台で初めてREDルールでやったにもかかわらず勝てたということはうれしかったです。
――栗秋選手への勝利という点も評価されて、今回王座決定戦に選ばれました。
TAKERU ジムの会長から連絡が来た時、仕事の休憩時間だったんですよ。メチャクチャビックリしましたけど、同時にうれしかったですね。早くてもあと2~3戦はかかるのかなと思ってたので、まさかこんなすぐにタイトル戦が巡ってくるとはという感じで、このチャンスは逃せないなと思いました。
――その相手に決まったのが、小笠原瑛作選手です。もともとは階級も違いましたが、対戦を意識したことはありましたか?
TAKERU 上がってきたらやるだろうなとは、ずっと思ってました。
――小笠原選手の印象は?
TAKERU 動きとか速いですけど、まあ僕の動きよりは遅いだろうと。対策とか全然されてもいいんですけど、僕は僕のやり方で、いつも通りで倒したいと思います。
――小笠原選手は「スピード・アクター」というニックネームもある通り、スピードが特徴の選手ですが。
TAKERU 問題ないです。僕のボディとローで、そのスピードも止めるので。
――どういう試合をして、どう勝ちたいですか?
TAKERU 会場が沸くような面白い試合をして、自分のテクニックを見せつけて、最後は絶対倒したいです。
――小笠原選手はスーパーバンタム級のチャンピオンでもあっただけでなく、KNOCK OUTを引っ張っている選手の1人だと思います。そこについては?
TAKERU そこも僕が獲ってやろうと思っています。いつまでもそこにいさせないよ、という感じですね。同じ階級に上がってきたからには、俺がやってやるよと。
――これまでにもタイトル経験はありますが、勝てばチャンピオンです。
TAKERU メジャー団体のタイトルは初なんですよね。今回は本当に大チャンスだと思ってるし、こんなチャンスはそうそう巡ってこないと思ってます。ずっと獲りたかったKNOCK OUTのタイトルなので、ここは絶対落とさず、必ず勝ちたいと思います。
――タイトルを獲って小笠原選手のいる位置を奪うとなると、かなり大きな躍進ですよね。その準備はできている?
TAKERU その覚悟がないとここに出てくることはないですから。しっかりベルトを獲って、KNOCK OUT-REDのフェザー級を支えていきたいと思います。
――KNOCK OUTが新体制になってからは、名古屋で初のチャンピオンということにもなります。
TAKERU そうですよね。チャンピオンになったら、僕がKNOCK OUTを名古屋に持っていきたいです。名古屋国際会議場だと、ジムから近いので一番いいですね(笑)。そういうことを考えられるという意味でも、今回の試合は楽しみです。
――昨年3月に大きなケガをして、今年やっと復帰できたことを考えると、ここでタイトルというのは急展開ですね。
TAKERU 本当にそう思います。まさかこんな展開になるとは、自分でも思ってなくて。復帰戦も名前のある選手だったし、3戦目で栗秋選手にも勝てて、その勝利がしっかりつながったのかなと思いますね。この流れに乗って、次もしっかり勝ちたいと思います。ケガして試合ができなかった分も、今流れに乗れてるのかなと思うので。
――では最後に、今回ここに注目してほしいというポイントは?
TAKERU 僕の戦い方ですね。テクニックで小笠原選手を倒してベルトを獲るので、ベルトを巻く姿をみんなに見に来てもらいたいなと思います。
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
第8試合 ダブルメインイベント2 【G-BALLER Presents】初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元REBELS-REDライト級王者)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
第7試合 ダブルメインイベント1 第2代KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、WPMF世界同級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
第6試合 セミファイナル BLACK フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
龍聖(フリー/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)※TRY HARD GYMから所属変更
小笠原裕典[ゆきのり](クロスポイント吉祥寺/元WBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
・松崎公則(STRUGGLE/元REBELS-MUAYTHAIフライ級&スーパーフライ級王者、元WPMF日本&J-NETWORKスーパーフライ級王者)引退記念セレモニー
第5試合 第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)
大野貴志(士道館新座ジム/元WMC日本&Bigbangスーパーバンタム級王者、元MA日本バンタム級王者)
第4試合 第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
第3試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)
第2試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
向井貫太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU)
第1試合 BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R
前田翔太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)
概要
大会名 KNOCK OUT 2022 vol.5
日時 2022年9月23日(金/祝) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000 ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/