KNOCK OUT 7.23 後楽園ホール:中島弘貴「怪我も無く年齢を重ねている感じもしない」|壱・センチャイジム「梅野さんも戻ってくるので、僕もムエタイを魅せる」|ツイキャス生中継解説にぱんちゃん璃奈
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KNOCK OUT 2022 vol.4(7月23日(土)後楽園ホール)の栗秋祥梧 vs. TAKERU、白幡裕星 vs. 鈴木貫太の4選手のインタビューが、KNOCK OUTから届いた。また、ツイキャスでの生中継のゲスト解説を、ぱんちゃん璃奈が務めることも発表されている。
中島弘貴「KOするのが仕事。一度見たら忘れられないKOシーンをお見せします!」
中島の話は試合のことだけでなく、対戦が噂されていた日菜太の病気発覚→欠場の件から、自身のコンディションのことにも及んだ。そこで分かった、中島の衝撃的事実とは?
――今回の対戦相手は沖縄の漁鬼選手に決定しました。
中島 試合映像を何試合か見たんですけど、パンチで前に出てくるファイタータイプの選手だなと思いました。パンチは持っているので、そこは警戒したいと思います。
――その相手に対して、どういうテーマで臨もうと思っていますか?
中島 圧倒したいですね。一方的に、何もさせないで終わらせたいです。練習も、そのために一つひとつやる意味を見出しながら考えてやっているので、いい感じでいけると思います。次の試合についてはそれぐらいですかね。あとはいつもの試合と同じで、KO目指して戦うだけですね。
――さて、6月に予定されていた代々木大会の時点から、日菜太選手とお互いに「やろう」という流れになっていました。が、代々木大会が延期になり、日菜太選手は頸椎の病気ということが発覚しました。そのことについて思うことは?
中島 長いこと同じ階級でやっていて、K-1 MAXのトーナメントにも同じ時に出ていたので、残念だなと思います。試合ができなかったことは仕方ないですが、残念ですね。早く回復してほしいです。
――長く選手生活を続けていると、もちろんダメージが溜まるということもあるでしょうし、ケガや病気もつきものですよね。
中島 何より試合をしたいのにできないというのが一番つらいですよね。長くやっていると、ある程度仕方ない部分もありますけど。
――中島選手は、年齢的な衰えやダメージ、古傷なんかもないというお話でしたよね?(※現在34歳)
中島 そうですね。僕は何もなくて、メチャメチャ元気です。なので、できる限りやるしかないと思ってます。
――これまでのキャリアでは、けっこうな激闘もあったじゃないですか。しかも長年戦っていて何もないというのは、何か秘訣があるんですか?
中島 いやー……何かあるんですかね? 自分では全然分からないんですけど(笑)。
――そうですか(笑)。
中島 ただ最近は、以前よりは自分のコンディションとかを確認しながら練習するようにはなりました。みんなやってることかもしれないですけどね(笑)。20代前半の頃よりは疲れが溜まりやすくなってるかなーというのはあるので、ちょっとコンディションを意識しながらやるようにはなりましたね。あと、量より質を心がけるようにはなりました。
――ベテラン選手だと、公表はしていなくてもあちこちにケガや不調を抱えていて、騙し騙しやっているということもよく聞いたりします。
中島 そういうの、ありますよね。でも僕は本当に何にもないんですよ(笑)。別に隠してるとかでもなく、本当になくて。
――それはそれですごいですよね(笑)。
中島 丈夫でよかったと思ってます(笑)。
――50戦近くやってて故障が何もないということは、これから先も……
中島 はい、まだまだやれます。ケガもないので、いけるところまでいくしかないですよね。
――気持ちの面ではどうですか? 波があったりはしない?
中島 あー、そういうのも全然ないですね。KNOCK OUTに出る前は少し休んでたんですけど、そこから考えてやるようになって、むしろメンタルのコンディションも上がってきてる気がします。
――練習に向かうのにモチベーションを奮い立たせる必要があったりもしないですか。
中島 そういうのはないですね。練習はむしろ、さっきも言ったように質を重視するようになって、以前よりも集中してやるようになりました。練習の時間になったら誰ともしゃべらないでやってますね。練習の時点から自分との勝負ができているかというのを意識していて。それができているかどうかというのは、お客さんにも必ず伝わると思うので。そういうところから意識してやっています。
――では、今は自分との勝負が毎日しっかりできていると。
中島 はい。毎日確認しながらやってます。
――先日の7月5日に誕生日を迎えられましたよね。一つ年を重ねて、何か意識することってありましたか?
中島 全然ないっす(笑)。すみません(笑)。
――いえいえ(笑)。
中島 自分でも、あんまり年齢を重ねているって感じもしないですね。その意味でも変わらないかもしれないです。
――それはいいことだと思いますよ。老け込むよりは全然。ケガや病気を気持ちでカバーしないといけないとかでもないですもんね。
中島 そういうのもないですからね。元気です(笑)。
――子供の頃から健康優良児だったんですか?
中島 そうですね……中耳炎とかはかかったことありますけど。そのぐらいですね。格闘技をやる前は野球をやってましたけど、ケガとかもなくて。
――中耳炎だけ! ホントに健康優良児が34歳になったということですか(笑)。
中島 そうなっちゃったっぽいですね(笑)。子供の頃からスポーツも得意だったし、病気もほとんどしてないし、そのまま来ちゃいました(笑)。
――その丈夫な体から生まれた強さを、次の試合にもぶつけるということですね。その試合では、どこに注目してもらいたいですか?
中島 KOがマストというか、KOすることが仕事だと思っているので、一度見たら忘れられないようなKOシーンを見せようかなと思ってます。そこに注目してほしいですね。
漁鬼「ナメてくるだろう中島選手をKOします。2冠王の強さを見せる!」
沖縄在住でKNOCK OUTには初参戦となる漁鬼は、中島のキャリアと実績を恐れてはいないという。広島のBEASTと沖縄のTENKAICHI、2つのイベントのベルトを持つ彼の自信は、後楽園のリング上でも発揮されるか?
――KNOCK OUT初参戦で中島弘貴選手との対戦となりました。オファーを聞いた時はどう思いましたか?
漁鬼 相手がどうこうじゃなくて、地方の選手が後楽園ホールとかで試合が組まれるのはけっこう珍しいので、後楽園ホールで試合ができるのがうれしかったですね。それと、せっかく組んでもらえたので、あとは結果を残すだけだなと思いました。チャンスはもらったので、あとは結果だけだという感じで。
――これまで10戦されてますが、沖縄が多いんですよね?
漁鬼 沖縄では5戦して4勝1分で、負けてないんですよ。それ以外は広島で2勝1敗。あと中国と香港で1試合ずつやって2敗ですね。全部で6勝3敗1分です。広島は最初の試合は負けて、その後にBEASTというイベントの王座決定トーナメントで2勝して優勝し、チャンピオンになりました。
――海外での経験もあるんですね。後楽園ホールにはずっと出たかった?
漁鬼 そうですね。地方の選手だと、なかなかその存在を関東の人に知ってもらうのが難しいので、決まった時はうれしかったです。
――ただKNOCK OUT、それからその前身の『REBELS』の頃から、中村広輝選手が活躍していたりと、沖縄の選手は縁があります。
漁鬼 でも沖縄の選手はもっと数が多いんですよ。中村選手など東京で試合をした選手は、チャンスをもらって結果を出したわけですよね。でももっともっと、知られてない選手もいるんです。やっと自分にもそのチャンスが巡ってきたから、結果を残すだけだなと。中島選手の名前も聞いたことはあったので、後楽園ホールという上に中島選手が相手ということで、モチベーションは上がりますね。
――中島選手はK-1 MAXなどでも活躍していた、キャリア豊富な選手ですが、それほど意識はしていなかった?
漁鬼 1回、僕が香港で試合した時に、同じイベントに出たことがあるんですよ。その時に、見たことあったので「どういう選手なのかな」と調べたことがあるぐらいですね。だからしっかり注目して見たことはないです。
――では試合が決まって、改めての印象はいかがですか?
漁鬼 テクニックもパワーもあってKO勝ちも多い選手ですけど、絶対勝てない相手ではないかなと思ってますね。キャリアもあるし、会場のお客さんは中島選手が勝つと思ってる人が多いと思うんですけど、自分が勝てると思ってるので。
――勝てると思うのはどういう部分でしょう?
漁鬼 今まではスピードのある選手がけっこう苦手だったんですけど、中島選手はどちらかというとパワーとテクニックで、スピードはそんなにないかなあと。だからうまく噛み合うかなと思ってます。相性がいいのかなと。
――自分はどう攻めたいですか?
漁鬼 せっかく試合を組んでもらってるし、地方の選手だから東京でまた試合が組まれるために、アグレッシブで盛り上がる試合をして、勝つだけじゃなくてKO勝ちをしたいと思います。判定までいかない、どっちかが倒れる試合をしたいです。
――会場のお客さんは漁鬼選手のことを初めて見る人も多いと思います。そんな人たちには、どういうタイプと説明しますか?
漁鬼 沖縄や広島で試合をした時は、手数が多くて打ち合いになって、「面白かった」と言われることが多いです。アグレッシブさには注目してほしいですね。得意なのはカウンターです。中島選手はパワーがあると思うので、そのパワーを生かしてカウンターを狙いたいです。
――その自信の中には、2冠王のプライドもありますか?
漁鬼 そうですね。コロナでなかなか試合が組まれない中で、広島のBEASTという大会からオファーをいただいて、そこでチャンピオンになったので、沖縄のTENKAICHIと合わせて2本のベルトを持っています。僕が負けたらそのイベントの価値も下がってしまうし、ここで中島選手に勝てばBEASTにもTENKAICHIにも恩返しができると思ってます。
――一方、中島選手は海人選手が持つKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級のベルトを目指しています。その中島選手に勝つと、いろいろひっくり返ることになると思います。
漁鬼 それは楽しみですね。モチベーションが上がります。ただ、僕はもともとウェルター級でやっていて、2本のベルトもウェルター級なんです。だから、同じ日に渡部太基選手と良太郎選手の試合もあるし、今回勝てたらその試合で勝った方とやらせてもらいたいです。
――渡部選手もウェルター級のベルトを欲しがってますから、そこに入っていくことも可能かもしれません。そのためにもここで勝って名前を上げないとですね。
漁鬼 ウェルター級で他にどんな選手が上がっているのかとかも正直分からないので、まず本当に中島選手に勝つしかないですね。その後にウェルター級で王座決定トーナメントが開催される時には、そこに入れるように。
――ところでリングネームなんですが、これはどういう由来なんですか?
漁鬼 本名が違う字で「りょうき」と読むので、それに当て字をしただけなんですけど、プロデビューする時に廣虎さん(ワイルドシーサー那覇支部長)がつけてくれたものなんですよ。その時は長くプロでやる気もなかったんですけど、思ったより長くプロでやり続けてて、変えるタイミングを失って(笑)。
――あ、そういうことでしたか。別に本業が漁師さんというわけではないんですね(笑)。
漁鬼 廣虎さんは世界チャンピオンだったので、言うこと聞かないといけないと思って(笑)。
――では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
漁鬼 たぶん中島選手は僕のことをナメて弱いと思って倒しにくるでしょうから、逆に返り討ちにしてKOしようと思ってます。そのKOを見てほしいです。
壱・センチャイジム「この試合で一番の注目ポイント? 僕の『顔』ですよ!」
1月の横野洋戦以来のKNOCK OUT参戦となる壱の今回の相手は、NKBバンタム級の現役王者。その相手に対してテーマに掲げているのは「ムエタイを魅せて勝つ」ことだという。しかし本人がそれ以上に自信を深めている部分があるということだが……?
――最初にズバリお聞きします。今回の試合のテーマは?
壱 「魅せる」ですね。瑛ちゃん(小笠原瑛作)戦を終えて、彼も階級を上げるじゃないですか。彼がいなくなったスーパーバンタム級を引っ張っていく上で、ただ勝つだけだったら彼の代わりにはなれないと思うんですよ。しかもREDルールで、僕の所属はムエタイのジムということもありますし、今回は梅野源治さんも戻ってくるので、ヒジあり・首相撲の面白さを全面に伝える試合をしたいなと思っています。だから「ムエタイを魅せる」がテーマですね。
――今は、ずっと掲げていた小笠原戦が当面の目標ではなくなった状態ですね。
壱 そうですね。2回も負けているし、ここで目標として名前を出すのも男としてどうかなというのもありますし。そのタイミングで瑛ちゃんが階級を上げたということもあって、ここで僕がスーパーバンタム級を引っ張って、タイトルを獲って防衛も重ねて、なおかつ魅せる戦い方をすれば、また周りから声が上がると思うんですよね。そしたらまた階級を上げるなり、僕の中でもちょっとしたプランを考えていて。なので今、瑛ちゃんの名前を出すのは男じゃないかなと。
――そういうテーマの上で見た今回の対戦相手、海老原竜二選手というのは?
壱 名前は知っていたんですけど、試合は見たことなくて。今回試合が決まって見てみたら、最後まで諦めずにメッチャ手数を出してくる選手、気持ちが強い選手だなと思いました。ムエタイって、足を使う選手があまりいないんですよね。それはタイでのギャンブルの関係とかもあるんですけど。海老原選手はあまり足を使わず向かい合ってくれてムエタイの技を発揮しやすそうなので、相性的には噛み合うと思います。
――パンチでガンガン出てくる選手ですよね。
壱 僕はパンチの選手はけっこう得意なんですよ。そういう選手にパンチで勝負しちゃうとダメなんですけど、ヒジなりヒザなり、違うことで勝負して、ムエタイらしさを見せていけたらなと思っています。この前の横野洋戦も、ローで削って最終ラウンドにヒジかヒザでKOしようとしていたら、その前のパンチで倒れちゃったんですよ。そういう、狙ってないパターンで倒れることの方が多いので、プラン通りにいくかは分からないんですけど、皆さんにはムエタイを楽しんでもらいたいです。
――では、最後のフィニッシュは想定している?
壱 最初から決めてますね。「これで決めたい」という技があって、それはムエタイらしい技です。でも、相手も分かってると思うんですよ。僕がダウンを取る技は毎回これだから、その対策はしてくると思うので。それを当てるためにいろいろ散らしていくので、その中で倒せる可能性もありますね。そのためにいろいろな技を練習してます。
――なるほど。
壱 最近はサウスポーとばかり試合をしていて、瑛ちゃん、横野選手、そして今回の海老原選手もサウスポーなんですよ。前はサウスポーが苦手で、得意な左ミドルも蹴りづらいなあと思ってたんですけど、やっていくにつれてだんだんサウスポーに慣れてきて、苦手意識もなくなってきました。横野戦ではついにサウスポー対策のコツを掴んで、「サウスポーの相手はこう戦われるとイヤなんだろうな」という試行錯誤もハマり始めてきたので、いい試合になるんじゃないかなと思います。
――大会の中で目立つということも当然考えている?
壱 はい。6月に予定されていた代々木第二体育館大会が延期になったじゃないですか。その知らせを聞いて「あ、これは俺のために延期になったんだな」と思ったんです。
――というと?
壱 6月の時点で僕はチャンピオンじゃなかったんですよ。延期された日程は来年3月じゃないですか。これって、瑛ちゃんが返上したスーパーバンタム級王座を僕が獲るために必要な時間を設けてくれたんだなと。王者になれば3月の代々木への出場資格はあると思うので、そのための神の仕業だなと思ってます。
――全てが自分の方を向いていると。最近の練習量はどうですか? 小笠原戦の時はバイトも休んで、ものすごい時間やっていたというお話でしたが。
壱 練習時間は、あの頃と同じぐらいやってますね。今はいろんな方のサポートのおかげで、あまりバイトせずに練習に集中できるようになったので。
――そこもいい環境になったと。ところで、先日SNSで触れていましたが、プロボクサーの与那覇勇気選手はお兄さんにあたるんですか?
壱 あの時は僕の書き方が悪かったんですけど、正確には従兄弟なんです。親戚の中で男が8人いて、全員空手をやってるんですよ。その中で僕と上の従兄弟たちは沖縄の空手の大会で表彰されたりしていて、それぞれ学年が違うので、みんなで表彰台に上ったこともありました。だから当時、沖縄の空手界では「与那覇」の名は知られていたんじゃないかと思います。で、7つ上の従兄弟が具志堅用高さんの関係者にスカウトされてボクシングを始めて、その流れでみんなボクシングに行ったんです。その中で一番戦績がよかったのが勇気で、近いうちに日本タイトルマッチにまで行けるかもしれないんですよ。
――では、揃ってチャンピオンになれたら最高ですね。
壱 それは今、僕ら2人でも話していて、大きなモチベーションになっています。そこに早く近づけるように、今回いい勝ち方をしたいですね。
――では最後に、今回一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
壱 顔ですね。
――顔?
壱 僕って歩いててスカウトされることも多いんですけど、今年が一番多いんですよ。以前に占ってもらった時に「26歳が一番モテる」って言われてて、僕は来月で25歳なんですね。だから今、人生で一番イケメンなので、お客さんには顔面で楽しんでもらおうかと思って。格闘技のお客さんって、応援してる選手の試合だけを見たいという人がほとんどじゃないですか。でも僕以外の選手の応援で来るお客さんにも、「生で見るイケメン」を楽しんでほしいと思って。そういうところで興味を持たせてから、KNOCK OUTを盛り上げていきたいと思っています。
――なるほど(笑)。ありがとうございました!
海老原竜二「本能で戦うだけ。ガンガンいって熱い試合してKOすることしか考えてないです」
NKBバンタム級王者としてKNOCK OUTに初参戦する海老原は、本人も言うようにパンチでガンガン前に出て会場を沸かせるファイター。その彼が「以前から出たかった」というKNOCK OUTのリングで見せようとしているものとは?
――今回、KNOCK OUT初参戦となりました。
海老原 KNOCK OUTには前々から出たいと思っていて、昨年12月に自分がベルトを獲ってからSNSでアピールもしてたんですよね。そうしたらこういう形でオファーをいただいたんで、「来たか!」という感じでうれしかったです。
――その相手が壱・センチャイジムということについては?
海老原 やりたいなと思ってた選手でした。1階級上ですけど、そこは気にせず受けさせてもらいました。
――それが決まった背景には、4月のNKB後楽園大会のメイン、谷津晴之戦で激闘を制してTKO勝ちしたことが大きかったと思います。2度ダウンを奪われてからの、大逆転劇でしたね。
海老原 試合中はガムシャラ過ぎて記憶が飛び飛びだったんですけど、1ラウンドに先にダウンを取られて、焦りはなかったんですけど「うわ、やられた!」みたいな感じで。その後にもう1回取られて後がなくなって、これは前に出るしかねえなと思って。そこからガンガンいって勝てて、結果的にはよかったかなと思います。
――会場はものすごい盛り上がりでした。
海老原 よかったですね(笑)。最初にダウンを取られたので2ラウンド、3ラウンドあたりでスタミナがガクンと落ちて、ちょっとやべえなと思ったんですけど、勝ちたいという気持ちが勝ってそこからは気持ちと根性でやってました。
――それはすごく伝わってきました。今回はどういう試合をして、どう勝ちたいですか?
海老原 いやもう、単純にガンガンいって、気持ちを見せる試合をして会場を沸かせたいなと思ってます。テクニックの試合なんかいらないと思ってるんで。
――そういう意気込みの上で、相手が壱選手というのは?
海老原 何試合か見させてもらいましたけど、キレイなムエタイ・スタイルで、僕とは真逆なのかなという感じですよね。リングに上がってみないと分からないですけど、僕の土俵に持ち込んで、最終的には勝とうかなと。
――特に警戒する点というのは?
海老原 左のミドルだったり前蹴りだったり、あとはヒジとかですかね。まあでも、対策とかも普段練らないので。本能で戦うだけですね。
――前回の試合は5ラウンドでしたが、今回は3ラウンド。そこは問題ないですか?
海老原 どっちでもやることは変わらないんで。ただ、5ラウンド向きだと周りから言われるし、自分でもそうかなと思いますけど、特には気にならないです。3ラウンドでも5ラウンドでもガンガンいくのは一緒です。
――5月のカード発表会見では初めて対面しましたが、あの時も壱選手はキャラ全開でした。どう思いましたか?
海老原 まあ、イメージ通りというか、特に気にはならなかったですけど(笑)。盛り上げてくれたんで、よかったです。まあNKBにはいないタイプですよね(笑)。
――同日に壱選手のインタビューも公開されますが、試合で一番注目してほしいポイントは「顔」とのことです。
海老原 あ、そうですか(笑)。じゃあ自慢の顔が傷つかないように、しっかりガードしておいてください。試合なんで、こっちは気にしてらんないんで傷つけにいきますけど。ケガしちゃったら病院に行ってくださいという感じで。
――日本キック連盟、NKBから乗り込むという気持ちも強いですか?
海老原 そうですね。連盟からは高橋三兄弟だったり、sasoriさん、田村聖さんとかが出てますけど、僕も今回出させてもらう以上は看板背負ってるんで、熱い試合をしてKOすることしか考えてないです。ここで勝って今後も継続参戦できればいいなと思ってます。
――自分らしい試合をすれば、イコール連盟らしい試合になる?
海老原 そうですね。連盟、NKBを体現できる自信はあります。自分でもそこは思っていて、キレイな試合はできないので(笑)。でもお客さんがみたいのはそういうところだと思いますし。
――以前と比べると、今回のようにNKBと外の交流も増えました。そこはモチベーションにつながっていますか?
海老原 確かにそれで上がってる部分もあるし、他団体との交流はやっぱり盛り上がりますよね。ただ、僕はコロナ前とか、たぶんNKBの中で一番よその団体に出てるんですよ。またこうして外に出られるようになったので、盛り上がってきてうれしいですけどね。
――いずれはKNOCK OUTでもタイトルを狙いたい?
海老原 はい。でっかい団体だし有名選手も多いので、出るからには狙っていきたいですね。会見でも宮田プロデューサーから「メインを張れるような選手になってほしい」というお言葉もいただいたんで、いずれはタイトルも獲れるようにしていきたいです。
――その意味では壱選手との試合は、そこにグッと近づけるような一戦です。
海老原 まあスーパーバンタム級でもバンタム級でもいいんですけど、ここで勝ったらオイシイことは確かですね。狙っていきます。
――では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントは?
海老原 やっぱり、気持ちと根性ですね。それだけです。まあ特に注目とかじゃなくても、試合を見ていてくれれば分かるとは思いますけどね。
――確かにそうですね(笑)。ありがとうございました!
KNOCK OUT 2022 vol.4「ツイキャス・プレミア配信」が決定!
BLACK女子ミニマム級王者のぱんちゃん璃奈がゲスト解説に登場!
来る7月23日(土)後楽園ホールにて開催します『KNOCK OUT 2022 vol.4』の模様が、毎回多くのファンの方々にご視聴いただいております「ツイキャス」プレミア配信されることが決定しました。今大会も、通常の【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット:6,600円(税込)】の2種類をご用意しています。
今大会、会場へお越しいただけないファンの方は、ぜひ「ツイキャス」でKNOCK OUTの闘いをお楽しみください!
◇この生中継の【ゲスト解説者】が、KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者のぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)に決まりました。以下の「大会の見どころ」コメントも届きましたので公開いたします。
ぱんちゃん璃奈選手・コメント「久しぶりのKNOCK OUT嬉しいです。ベテラン選手、新しく見る顔の選手もいて、刺激が足りない日常を送っているので、是非熱い試合を見せてもらえるのを楽しみにしてます!梅野源治さんが久しぶりのムエタイルールなので、爆肘の撃ち合いに期待してます」
◇実況メンバー
ゲスト解説:ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)
解説:高崎計三(たかさき・けいぞう/フリーライター)
実況:四家秀治(よつや・ひではる/ボイスオン)
◇「ツイキャス」プレミア配信について
通常の【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット:6,600円(税込)】の2種類をご用意しました。【ファイター応援チケット】は、今大会に出場する18名のファイターと、ゲスト解説を務めるぱんちゃん璃奈選手の中から1選手をお選びいただきます。売上の一部は、お選びいただいたファイターに還元させていただきます。
◇放送概要
当日17:30開始の第1試合からメインイベント(第9試合)までの全試合のPPV有料生配信となります。下記ページよりご購入いただけます。
https://ssl.twitcasting.tv/kb_knockout/shopcart/161632
※視聴期限:2022年8月6日(土) 23:59まで、何度でもご視聴いただけます。
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
第9試合 メインイベント RED 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元M-1フェザー級王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
第8試合 セミファイナル BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元REBELS-REDライト級王者)
第7試合 BLACK スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
中島弘貴(LALA TOKYO/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/TENKAICHI&BEASTウェルター級王者)
第6試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
第5試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)
海老原竜二(神武館/NKBバンタム級王者)
第4試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
白幡裕星(Battle-Box/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
第3試合 RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
vic.YOSHI(OGUNI-GYM/NJKFスーパーウェルター級王者)
第2試合 RED 68.5kg契約 3分3R(延長1R)
峯山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元J-NETWORKウェルター級王者)
杉原新也(ワイルドシーサー前橋)
第1試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
概要
大会名 KNOCK OUT 2022 vol.4
日時 2022年7月23日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ツイキャス(生中継/3,300円~) サムライTV(8月4日(木)23:00~・再放送あり)
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000 ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/