RIZIN 3.23 神戸ワールド記念ホール:朝倉海が王座奪還したバンタム級で井上直樹×佐藤将光。武田光司、フェザー級初戦は萩原京平と。RENA、元韓国ROAD FC王者のシン・ユリと対戦
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RIZIN.46(3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール)の第1弾決定カード3試合、バンタム級・井上直樹 vs. 佐藤将光、フェザー級・武田光司 vs. 萩原京平、女子スーパーアトム級・RENA vs. シン・ユリが、23年大晦日のRIZIN.45 さいたまスーパーアリーナ大会の中で発表された。6選手がリング上で意気込みを語った。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
佐藤将光[しょうこう](坂口道場一族/FightBase都立大/元修斗バンタム級世界王者)
井上は21年のRIZINバンタム級日本GPで石渡伸太郎、金太郎に勝利し、大晦日の準決勝では優勝者の扇久保博正に判定負け。22年7月の埼玉大会での瀧澤謙太戦は左膝の半月板損傷により欠場したが、大晦日に改めて組まれた瀧澤戦で2Rアームロックで一本勝ちした。昨年5月の有明大会ではフアン・アーチュレッタと対戦し判定負けを喫し、バンタム級王座戦線で一歩後退した。10月の名古屋大会では、倉本一真・瀧澤を1Rで粉砕し勢いに乗る太田忍との試合が組まれたが、井上は「右顎下腺唾石症(みぎがくかせん だせきしょう)」という、あごに結石ができる病気で欠場した。
井上の欠場で急きょ太田と戦、勝利したのRIZIN初参戦の36歳のベテラン・佐藤だった。佐藤は09年から14年にパンクラスで経験を積み、15年に修斗に主戦場を移してから頭角を現し、17年に石橋佳大に勝利し修斗バンタム級世界王者となる。19年からONEに参戦し、同年10月の両国大会ではパンクラス同級王者のハファエル・シウバにTKO勝ちした。昨年1月にキム・ジェウォンに判定勝ちしたのを最後にONEを離れ、RIZINと契約し、11月のアゼルバイジャン大会か大晦日大会での初戦が計画されていたが、急きょ出場した10月の名古屋大会で、太田に判定勝ちした。その直後、RIZINの榊原信行CEOも「(大晦日の)アーチュレッタと朝倉海がやった先のチャレンジャーに絡んで来れるポテンシャルは十分にある」と話しており、今回の井上×佐藤の勝者が、バンタム級王座を奪還した海の初防衛戦の有力候補となりそうだ。
◆井上直樹「2023年最後にいい報告ができて良かったと思います。10月の大会で(佐藤が)代理で出ていて、本当に感謝してますが、これとそれとは別なんで、しっかり倒して、美味しいもの食べて帰ります」
◆佐藤将光「名前も覚えてもらえたでしょうか?(場内拍手)ありがとうございます。佐藤将光です。もっと歓声を浴びられるように、来年1年しっかりRIZIN盛り上げていきます。最高の相手を用意してもらえたんで、最高の試合して、しっかりインパクトのある試合をして、RIZINのバンタム級をかき回します」
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
武田光司(BRAVE/元DEEPライト級王者)
萩原京平(SMOKER GYM)
武田は22年7月・10月とジョニー・ケース、ザック・ゼインに連勝したが、大晦日にガジ・ラバダノフに判定負けし、今年4月にはルイス・グスタボに判定負け。11月にはアゼルバイジャン大会でトフィック・ムサエフに3R TKO負け。ライト級で海外の実力者相手に3連敗を喫すると、1階級下のフェザー級への転向を表明していた。
萩原は2連勝後、22年3月から9月まで、弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕に3連続一本負け。だが約半年を経ての昨年4月の大阪大会では、カイル・アグオンに判定勝ちした。9月の埼玉大会では元RIZIN&DEEPフェザー級王者の牛久絢太郎の寝技に手を焼き判定負けしている。アグオン戦では、近畿大学レスリング部での練習の成果を発揮しており、レスリングの強い武田にどう対応するか見ものだ。
◆武田光司「試合決まってるの知らなくて(苦笑)。さっき知ったんですよ。いきなりすぎる展開でびっくりしてるんですけど。萩原君に対してはリスペクトがあるからこそ(対戦を)要求していたんで。似ているところはあると思うんで。僕もフェザー級で一発目、いろんな思いがありますけど、来年は突っ走ってやろうと思ってるんで。萩原君はその踏み台になってもらおうともらったんで、応援よろしくお願いします」
◆萩原京平「自分は武田選手を選手としてリスペクトしてるんで、そういう選手と試合できて、楽しみに思っています。でもここはそんなに甘いとこじゃないんで、フェザー級に来たことを後悔させようと思っています。いい試合しよう」
MMA 女子スーパーアトム級(49kg) 5分3R
RENA(シーザージム/シュートボクシング女子世界フライ級(51kg)王者)
シン・ユリ[Shim Yuri](韓国/チーム・ジーニアス/元ROAD FC女子アトム級王者)
RENAは富松恵美、山本美憂ら相手に4連勝後、21年大晦日にパク・シウに判定負け。22年7月の埼玉大会でのスーパーアトム級GP一回戦ではアナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちしたが、試合中に左目を負傷し、左眼窩内側壁骨折全治2ヶ月と診断され、大晦日の準決勝は辞退した。昨年4月の代々木大会で9か月ぶりに復帰し、クレア・ロペス相手に打撃で主導権を握っていたが、試合終盤の膝十字固めで一本負けしていた。
ユリは29歳。MMA戦績9戦6勝(2KO/1一本)3敗。17年にMMAデビューし、同年12月と18年1月に日本のGRACHAN・WARDOGに参戦し1勝1敗。その後、韓国のROAD FCで試合を重ね、21年9月にパク・ジョンウンに判定勝ちし、ROAD FC女子アトム級王座を獲得した。昨年末に王座を返上し、同王座戦以来1年半ぶりの試合でRIZINに初登場する。
◆RENA「(引退試合を直前に行った山本)美憂さんとは2試合と戦わせていただいて、私の格闘技人生において濃い2試合でした。美憂さんがいたから、私はここまで来れたと思ってます。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。私はまだまだ歩みを止めません。まだまだ突き進んで行こうと思っていますので、この戦い、絶対負けるわけにはいかないと思っています。激しい試合になると思ってます。是非応援よろしくお願いします」
◆シン・ユリ「(日本語で)RIZINの皆さんはじめまして。私は韓国から来たシン・ユリです。(韓国語で)RIZINに出られて光栄です。元々RENA選手のことは尊敬しておりました。ただ、RENA選手の時代は終わりました。私がRENA選手を倒して私の時代にしていきたいと思います。(日本語で)よろしくお願いします」
※チケット・中継概要等は後日発表