RISE 6.17 幕張メッセ：那須川天心、8千人収容会場大会で世界王座戦。妹の那須川梨々がプロデビュー戦

　RISEクリエーションは6月17日(日) 千葉・幕張メッセ イベントホール大会「Cygames presents RISE 125」の開催を発表した。2003年のRISEスタート以来最大規模の会場で8千人を収容する。RISEバンタム級（-55kg）王者の那須川天心が出場し、RISEの新設する世界王座戦を予定。妹の那須川梨々がこの春高校に進学するのを機にプロデビューする。

昨年7月のシュートボクシングのセミプロマッチに出場した際の那須川梨々（中央）。左が天心、右が父の弘幸氏

　RISE世界王座設立は天心の提案によるもの。3月16日、東京・お茶の水ホテル・ジュラクでの会見で、天心は「RISEのベルトの価値が相当上がっていると思うので、世界に轟かせたいです。世界一にふさわしいのは自分だと示したいです」とコメントした。天心は昨年11月のTDCホール大会の前の会見でも「RISEのベルトは最初に取ったベルトなので思い入れがあります」「（BLADEとISKAと合わせて）3つベルトを持っていますけど、RISEのベルトだけでいいぐらいです」「もっとRISEとベルトの価値を上げたいです」と、RISEと王座への強い思いれを語っている。RIZIN、KNOCK OUTで新しく獲得したファンや世界的な反響をホームリングに巻き込み、RISE過去最大のイベントの成功につなげたい考えだ。

　新設の世界王座はワンマッチで争う予定で、伊藤隆・RISEクリエーション代表は「天心の相手はGLORY、クンルンファイト、ISKA等の世界の大会に呼び掛けています。天心だと無理だという選手が多く、相手を探すのは苦戦していますが、5人ぐらいに絞れています。アジアも含め今後検討したいです」と話した。天心は5月6日のRIZIN福岡大会での試合も控えており、1か月半の間隔での試合となる。

　那須川天心の妹・梨々はアマ33戦30勝3敗で、RISEアマ大会のKAMINARIMON、シュートボクシングのアマ全日本でも優勝経験があり、Bigbangのアマでも王者になっている。中学校の制服姿で登場した梨々は「プロデビュー戦はどんな相手でもいいです。兄よりインパクトを残したKOで勝ちたいです」と強気にコメント。天心も「運動神経がよくて、教えなくてもできる。強豪ですね」と素質を評価した。

　今のところ他に出場が発表されているのは清水賢吾（極真会館／RISE＆SB日本ヘビー級王者）のみで、清水は3.24後楽園大会でのデビッド・トラレッロ（スペイン）戦を控えている。同大会で第3代RISEフェザー級（-57.5kg）王座決定トーナメント準決勝が行われ、決勝は6.17幕張大会で行われる。友好団体であるシュートボクシング、RIZIN等からも選手が派遣される方向。1DAYトーナメントを行うかは今後検討するという。昨年11月23日のTDCホール大会に続き、ビッグイベントが2回ともライバル大会のK-1 WORLD GP JAPANと同日となるため、今回も重なるファン層にアピールするカードや企画が必要になりそうだ。

　なお、この日の会見の後には、RISEが場を提供する形で、K-1 JAPAN GROUPと袂を分かったTRY HARD GYMのHIROYA代表代行が会見し「RISEさんにも参戦したい」とコメントした。TRY HARD GYMはHIROYA・大雅の兄弟をはじめ、松倉信太郎、堀尾竜司、瑠輝也、安保璃紅ら実力者揃いで、彼らがRISEのトップ勢と絡めば大きな話題となるだろう。

後列左から工藤政英、秀樹、森田崇文、ベイノア、北井智大、篠塚辰樹。前列左から那須川梨々、那須川天心、伊藤隆RISE代表、清水賢吾、不可思

　会見には今回出場しない選手も含め、RISEに参戦している選手も集まり、次戦や今後に向けての意気込みを語っている。

◆清水賢吾（極真会館／RISE＆SB日本ヘビー級王者）
　来週の試合で勝って、6月の幕張では大物と対戦できるかもしれないと言われていますので、気合を入れて頑張ります。

◆不可思（クロスポイント吉祥寺 REBELS／RISEライト級（-63kg）王者）
　KNOCK OUTのスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝（6月8日の後楽園ホール大会）があるのので、6月17日のRISEは出られないですけど、RISEのチャンピオンとして、これからもRISEを盛り上げられるよう頑張ります。

◆森田崇文（フリー／元RISEミドル級（-70kg）王者）
　RISEがみんなが出たいと思ってもらえる大会になるよう僕も尽力したいです。

◆秀樹（新宿レフティージム／RISEライト級（-63kg）2位、K-1 ULTIMATE VICTOR -65kgトーナメント’17優勝）
　KNOCK OUTでベルトを取ってRISEに戻って来たいです。

◆“ブラックパンサー”ベイノア（極真会館／J-NETWORKウェルター級王者）
　映画「ブラックパンサー」が全米・日本全国を熱狂の渦に巻き込んでおります。その波に乗り、僕も3月24日のRISE 123の憂也戦、4月21日と22日の（極真会館の）全日本ウェイト制大会で結果を残し、6月17日の幕張のRISEのリングに戻りたいです。（※英語は話せないベイノアだが、なぜか「RISE 123」の箇所だけ、FMラジオのDJ風の流暢な発音で話していた）
　
◆北井智大（チームドラゴン／RISEライト級（-63kg）3位）
　去年からRISEでチャンスをいただき、伊藤プロデューサーのおかげで成長できました。5月6日のRIZIN福岡大会でも勝って、RISEに戻って来られるよう頑張ります。

◆工藤政英（新宿レフティージム／RISEライト級（-63kg）2位）
　3月24日のフェザー級王座決定トーナメント準決勝（篠塚辰樹戦）で勝って、6月の幕張でチャンピオンになってベルトを巻きたいです。

◆篠塚辰樹（TEAM TEPPEN）
　RISEのベルトを巻けるよう頑張ります。

出場予定選手

那須川天心（TARGET/Cygames／RISE＆ISKAオリエンタルルール世界バンタム級（-55kg）王者）
那須川梨々（TEAM TEPPEN）
清水賢吾（極真会館／RISE＆SB日本ヘビー級王者）

対戦カード

第3代RISEフェザー級（-57.5kg）王座決定トーナメント決勝　3分5R（無制限延長R）
3.24 後楽園 工藤政英（新宿レフティージム／RISE 2位）vs. 篠塚辰樹（TEAM TEPPEN）
3.24 後楽園 森本“狂犬”義久（BRING IT ONパラエストラAKK／RISE 1位）vs. 宮崎就斗（TARGET／RISE 6位）

概要

大会名　Cygames presents RISE 125
日時　2018年6月17日(日) 開場・13:00　オープニングファイト開始・未定　本戦開始・15:00
放送　調整中
チケット料金　VIP席 50,000円　SRS席 30,000円　RS席 10,000円　S席 8,000円　2Fスタンド席 6,000円　3Fスタンド席 5,000円　※当日券は各500円アップ　※未就学児は保護者膝上に限り無料　※3月下旬～4月上旬に発売開始
チケット販売　チケットぴあ　ローソンチケット　イープラス　RISEクリエーション
お問い合わせ　RISEクリエーション　03-5319-1860　http://www.rise-rc.com/ 　 http://www.facebook.com/rise2003/