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RENA、RIZINで戦ったヴァレンティーノに判定勝ち:7.7 TDCホール

SHOOT BOXING Girls S-cup 2017
2017年7月7日(金) TOKYO DOME CITYホール
 RENAは15年大晦日のRIZINでのMMAデビューで飛びつき腕十字で勝った相手であるイリアーナ・ヴァレンティーノとSBルールで対戦。2RにRENAがルールで認められる投げ技でポイントを稼ぐと、3Rはパンチ主体で手数差をつけ判定勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳


第8試合 メインイベント 女子50kg契約 3分3R(無制限延長R)
○RENA(シーザージム/SB世界女子フライ級王者/49.85kg)
×イリアーナ・ヴァレンティーノ [Jleana Valentino](イタリア/キック・アンド・パンチ/50.0kg)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)

 9度目となるSB夏の恒例の女子大会。今年もメインを務めるのはSB女子のエース・RENAだ。今やRIZINと股にかけ、テレビ出演も増え一躍人気者となったが、そのきっかけとなったのが15年大晦日のRIZINでのMMAデビューで戦ったイリアーナ・ヴァレンティーノ戦だ。
 ヴァレンティーノはK-1の元王者・ジョルジオ・ペトロシアンの後輩キックボクサーで29歳。RENAとお互いMMAデビュー戦ということもあり、スタンドのキックボクシング主体の展開となり、ヴァレンティーノが蹴り技を駆使し若干優勢な場面も作った。最終的にRENAが飛びつき腕十字の奇襲で一本勝ちし、大きな話題を呼んたが、ヴァレンティーノのサブミッションへの耐性の無さもRENAの勝利の一因とも言える決着で、寝技のないSBルールでは侮れない相手といえよう。



 1R、ヴァレンティーノはサウスポーに構え、伸びのある左ストレートをヒット。RENAは距離をつかみにくそうで、右ストレート、右ハイを当てるが、なかなかクリーンヒットにはならず。腰投げを多用し、ギロチンチョークも仕掛け、SBルールを活かして点差をつけようとする。
 2RもRENAは右ストレート、右ハイを当て、左ボディも絡め、腰投げを多用。ヴァレンティーノの攻撃は減り、次第にRENAが試合の主導権を握るようになる。終盤、ヴァレンティーノの左ストレートをもらってしまったが、そのままRENAは腕をつかむと、腰投げを綺麗に決めシュートポイント1を獲得する。SBルールでは投げ技がポイントになり、前方への投げは1点、後方への投げ(バックドロップなど)が2点になる。ただし腰よりも上に相手を抱え上げないとポイントにはならず、RENAは何度もトライしてようやく成功した形だ。
 3RもRENAは投げに何度かトライするが、打撃でも積極的に攻め、インローや前蹴りも絡めつつ、これまで同様にパンチ主体で攻め続ける。ジャッジ2者はRENAの打撃も評価し、シュートポイントでの1ポイントからさらに上積みのポイントも獲得し、RENAが判定勝ちした。

 試合後マイクを持ったRENAは「イリアーナ選手、とても強くて、ストレートを警戒し過ぎました」と反省しつつ、「シュートボクサーはMIOとかMISAKIとかたくさんいて頑張っていますが、若手に譲る気はないので、まだまだ頑張ります」と、今後もSBをけん引していく決意を示した。

◆RENA
 イリアーナ選手に総合でストレートをもらっていた印象が強くて、警戒し過ぎて、逆に今回は見えすぎたせいか、攻めきれなかったです。今は試合だと冷静で、冷静になり過ぎるのが逆に反省点ですね。皆さんにSBルールの面白さを伝えたいと思って投げを多用しました。(ヴァレンティーノは立ち技ルールだと違った?)前のほうが強かったですね。もっと圧力があってガンガン来ると思っていたら、アレ?って感じでした。(今後は?)10月のRIZINのトーナメントに向けて頑張ります。今、女子が盛り上がってきているので、私がこれからも先頭で盛り上げたいです。



第7試合 セミファイナル 女子49kg契約 3分3R(無制限延長R)
○MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者/48.1kg)
×ハンナ・タイソン [Hanna "Tyson" Gujwan](ポーランド/MTミレニアム・ジェシュフ/49.0kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 RENAの後輩・MIOは昨年大晦日のRIZINでRENAと戦ったハンナと対戦。ハンナは3RにRENAの三日月蹴りでKO負けしたが、ヴァレンティーノ同様にキックボクシングがベースで、基本スキルの高さは十分印象付けており、欧米勢との対戦経験がまだ少ないMIOにとっては一つの試練となる。

 1R、ハンナは声をあげながら一発一発のパンチを放ち、左フックをうまく当てる場面も。MIOは左右のローを強打し、右ストレートも当てるが、まだ均衡状態だ。
 だが2R、MIOが右の前蹴りを当ててからハンナをコーナー際まで下がらせると、打ち合いの展開で左フックと右フックを連続でヒットしダウンを奪取。その後、ダウンは重ねられなかったものの、MIOがパンチ主体で左ボディも絡めつつハンナを攻め続け判定勝ちした。




第6試合 女子ヘビー級(体重無差別) 3分3R(無制限延長R)
―ギャビ・ガルシア(ブラジル/キングスMMA/チーム・アライアンス)
―薮下めぐみ(FIGHT CHIX)
1R 無効試合



 RIZINで活躍するガルシアがSB初挑戦。対する薮下はスマックガールで活躍し女子MMAの黎明期を支えた45歳のベテランプロレスラー。今回は30kg、30cm近い体格差の試合となる。試合はガルシアが前に詰め、重みのある右のミドル、ローを強打。薮下が吹き飛ばされた後も、肩口を蹴ってしまう。すると薮下は左腕の不調を訴えドクターストップ。ガルシアの反則で減点1が宣告されるが、故意ではないと和田レフェリーは判断し、無効試合扱いとなった。


第5試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(無制限延長R)
○Union朱里(GSB名古屋/SB女子ミニマム級2位、WMCI-1アジア女子51kg&54kg級王者、韓国MAX FC女子-52kg級暫定王者/51.1kg)
×ジョン・シユン [Jeong Si eun](韓国/韓国ムエタイ女子ミニフライ級王者/51.0kg)
1R 0'58" KO (左ボディフック)

 初参戦のジユンは17戦15勝2敗。1R、Unionが左ミドル、左ストレートを効かせた後、コーナーに詰めて左ボディを一撃。ジユンはこれ一発でうずくまりダウン。10カウント以内に立ち上がったが、レフェリーの言葉が理解できていなかったか?ファイティングポーズを取らなかったためレフェリーがストップ。続行したとしてもUnionの優位は動かなかっただろう。



 第5試合の後、元SB日本女子フライ級王者・高橋藍の引退セレモニーが行われた。師匠のシーザー武志会長は「女子でTDCホールでやれるようになったのも、高橋が今のRENAの壁になった歴史があったからこそだと思います」と高橋の功績を称えた。
 高橋は「小さい頃、色んなことに挑戦して、すぐあきらめる私に、母から『あんたには根性が無い』と言われたことが印象に残っています。私はいつも『本気になればできるのに』と言いながら生きてきましたが、本気になれること、シュートボクシングに出会いました。練習が辛くて『何でこんなことをやっているのだろう』と思ったこともありましたが、ここまでできたのも、応援してくださった皆さんのおかげです。最後の頃にはトレーナーにも『藍ちゃんには根性しかないね』と言われるようになりました。母はどう思っているかわからないので、後から聞いてみます(客席の母親から『持ってるよ』という声が飛び、場内も笑いに包まれる)。私は格闘技が大好きです。これから私も格闘技に力になれるよう頑張ります。これからも両親からいただいた志を貫くような生き方をしたいです」と最後の言葉を述べ、10カウントゴングを聞いた。


第4試合 女子スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
○未奈(秀晃道場/SB女子バンタム級(52kg)2位/59.85kg)
×杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We/60.0kg)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)



 1R、お互いパンチを打ち合ってから、組み付いて投げを狙い合う展開が繰り返される。2Rも同様で、慣れないルールに直前のオファーで挑戦の杉山が少し疲れてきた様子を見せたところで、未奈の腰投げが決まりシュートポイント1が入る。3Rも序盤に未奈がシュートポイント1を獲得。終盤はパンチの連打でも見せ場を作り、ホームリングのSBで完勝した。


第3試合 女子スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A/55.4kg→54.4kg)
×小田巻洋子(クレイン/UKF女子東アジアバンタム級王者、J-GIRLS同級5位/54.65 kg)※WSRフェアテックスから所属変更
判定3-0 (29-27/29-27/30-27)



 柔道出身のMMA選手、三浦がSB初挑戦。1Rから再三投げを狙い、腰投げでシュートポイント1を2度獲得する。2Rも序盤からシュートポイント1を獲得。小田巻も離れれば右の前蹴りやハイを当て、ジャッジ2者から1ポイントを獲得したものの、最後まで三浦に組まれ続け手を焼いた。


第2試合 47.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
○MISAKI(GSB名古屋/J-GIRLSミニフライ級10位、SB女子ミニマム級6位/47.25kg)
×奥脇奈々(はまっこムエタイジム/47.05kg)
2R 2'06" TKO (3ダウン:パンチ連打)



 J-GIRLSで紅絹に勝ったMISAKIがSBに凱旋。奥脇は元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者・奥脇一哉の妹。1月にプロデビューし2戦2勝。1週間前のオファーでSB緊急初参戦だ。
 1R開始すぐから、体格で勝るMISAKIがロープとコーナーに再三詰め、右フック、右ミドル、右膝を当て続け圧倒。奈々も時折パンチや前蹴りを当てるが、押される時間が長く、2RにはMISAKIがパンチの連打でスタンディングダウンを奪取。その後も右ストレートで軽く押し倒すような形ながらダウンを奪い、最後もコーナーに詰めてのパンチの連打でレフェリーがダウンを宣告し、MISAKIのKO勝ちとなった。


第1試合 SBセミプロマッチルール 女子43kg契約 2分3R(延長1R)
×那須川梨々(TEAM TEPPEN)
○田川女神(TIA辻道場)
判定0-3 (28-30/29-30/29-30)

 那須川天心の妹で中学3年生の梨々がプロのリングに登場。中学2年生で長身の田川が、伸びのあるミドル、ハイを駆使し判定勝ちした。


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