REBELS 10.8 後楽園 日菜太・小笠原瑛作・宮元啓介・健太・丹羽圭介・蓮沼拓矢 前夜の勝利を振り返る。梅野源治、ギャットペットとの再戦熱望
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
REBELS.58 10月8日 後楽園ホール大会の主要勝利選手が9日の記者会見で前夜の試合を振り返った。セミファイナルでギャットペット・ピークマーイレストラン(タイ)に判定負けした梅野源治は、REBELS.59 12月5日(水) 後楽園大会でのギャットペットとの再戦を希望し、REBELS側は調整する方針だ。
◆山口元気REBELS代表「REBELSの存在意義が示せた」「12月大会は梅野メインで調整」
今回はおかげ様で1か月前に指定席のチケットが完売しました。試合もKOだけを狙うんじゃなく、新人も育てていく、REBELSの存在意義が示せたと思います。特にスーパーフライ級王座挑戦者決定戦の蓮沼拓矢が、今年前半の王座決定リーグ戦の時よりも成長していましたね。12月大会の老沼隆斗選手とのタイトルマッチは面白くなると思います。
丹羽圭介選手は前と違ってイキイキと戦っていましたね。REBELSルールでの63kgの選手を揃えていき、ぜひ彼の期待に応えたいです。
健太選手はさすがベテランだと思いました。潘(隆成)は健太選手と実力的には変わらなくても、ジャッジがどう評価するかを考えながら試合を持って行かないといけないと思いました。
その点、瑛作はコントロールすることをしっかり念頭に置いて戦えていました。6月の(江幡塁戦での)大きなKO負けの後で、恐怖心は持っていたとは思いますけど、「毎回打ち合うと壊れちゃうよ」とは言っていて、その通りの試合ができていたと思います。KING強介選手は瑛作に負けましたけど色気がありましたね。右腕が瑛作のミドルで折れたみたいなので、しっかり治してもらって、復帰戦はふさわしい舞台でやってあげたいです。
梅野選手に関してですけど、PHOENIXの加藤会長から先ほど「ギャットペットと再戦がしたい」と連絡がありました。12月大会では本来試合する予定では無かったので、試合数を調整しないといけないんですけど、メインで考えます。12月で勝利して、2月の新木場スタジオコースト大会のTOKYO MXの中継のメインという流れを希望しているので、ルンピニージャパンのセンチャイ会長と(ギャットペットとの再戦交渉で)話し合いたいです。
日菜太と緑川(創)君の試合は、延長で白黒つけたほうがいいと僕は思いました。ホームタウンディシジョンとか言われますが、和田レフェリーは新日本キックでもレフェリーをやられていますし、秋谷さんや山根さんも毎週のようにNJKFやMAやJ-NETでやっていますし、みんな中立だと思います。日菜太が負けても受け入れないといけない覚悟だったので、そこは何も言うことがありません。
第8試合 メインイベント REBELSルール(肘無し・首相撲制限あり) 70kg契約 3分3R(延長1R)
○日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)
×緑川 創(藤本ジム/元新日本キック日本ウェルター級王者)
判定2-0 (山根30-29/センチャイ29-29/山根30-29)
◆日菜太「緑川君は左ミドルのカットが巧かった」
緑川君が右の三日月蹴りを当ててきたので、負けじと僕も三日月を蹴ったら、左足の甲が痛いです。あと3Rに頭を打って頭が痛いぐらいで、顔も腫れていないです。大きな怪我は無いですけど、年齢も年齢なので、あんまり急ぎ過ぎず、来週から練習に復帰したいです。
(緑川と戦ってみて)強いなって思いましたね。彼がミドルを警戒しているからこそ、僕のパンチも入ったんですけど、僕も前蹴りや膝を使えばもっとやれたのに、久しぶりの試合で、色々やろうとし過ぎました。僕は選手同士で、特に同階級の選手とはなるべく友達付き合いをしないようにしているんですけど、その中で唯一あれだけ練習する緑川君が相手で、やり辛い感はありましたね。緑川君は(ラジャダムナンのタイトルマッチで)サウスポーのシップムーンとやっただけあって、左ミドルのカットが巧かったです。あんまり左ミドルをカットされた経験が無かったので驚きました。もっと上を蹴ったりしたほうが良かったです。
(パンチの手応えは?)ボクシング技術の成長は実感しました。緑川君がタフで倒れなかったんですけど、倒れていいぐらいの打ちごたえはありました。昔のようにミドルを何発も蹴れなくなったけど、技が増えてきたと思います。
(緑川はもう1Rやりたがっていました)やっても良かったですし、僕のほうがダメージを蓄積させられたんじゃないかと思います。僕は3Rのルールでずっとやっていますけど、じわじわ効かせるタイプなので、5RならKO率が上がると思います。
(次の試合は?)年末年始ぐらいにやって、その次は春ぐらいにやりたいですね。いい相手といい条件でやりたいです。無駄に時を過ごしたくないんで。減量が終わった後も体がキツくて、70kgで体を作るのも大変な年頃になってきました。残りの試合を大事にして、ペトロシアン、アラゾフ、ピケオー、シッティチャイとか、70kgのトップ選手とやって、満足したなって形で悔いなく引退したいです。
第6試合 スーパーバンタム級 3分5R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界王者、ISKA K-1ルール 世界バンタム級(-55kg)王者)
×KING強介(ロイヤルキングス/REBELS-MUAYTHAI王者、MA日本バンタム級王者)
判定3-0 (山根49-48/和田49-48/センチャイ49-47)
◆瑛作「修正して12月のKNOCK OUT両国大会につなげる」
(左足を引きずっていたが?)3Rぐらいに自分で蹴って痛めました。試合後は久々に5Rフル戦って足が痛くて歩けなかったですね。
(優勢が続く中、なかなか行けなかったのは?)これまで倒しに行きすぎて、バックハンドブローやカウンターのパンチをもらっていたので 深追いしないのが課題でした。お客さんが満足しなかった試合だと思いますが、成長途中なので、もらわず倒すところまで仕上げたいです。
(夏のタイでの約1か月の練習成果は出ましたか?)これまでローキック中心で蹴っていたのを、ミドルや前蹴りも使えたのは、タイでの練習の成果だと思います。タイ人も行き過ぎずジワジワ攻める選手が多いので、そういうところでも成果が出ました。
(次は12月9日のKNOCK OUT両国国技館大会への出場が決まっています)相手はまだ発表されていませんけど、一歩一歩成長している所なので、修正して12月につなげる感じです。もう歩けるので足も大丈夫です。
第5試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)
×ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ラジャダムナン認定スーパーフライ級8位、元プロムエタイ同級8位)
4R 判定2-1 (秋谷10-9/センチャイ9-10/和田10-9)
3R 判定0-1 (秋谷29-30/センチャイ29-29/和田29-29)
◆宮元「小笠原瑛作、江端塁ともう一度やりたい」
結果的に勝てて良かったです。ダウサコン選手は思った以上に首相撲が上手かったです。もっと対応できるようにならないといけないです。もっと1R目からガンガン行きたかったです。延長は手数を出して、気持ちで勝つしかないと思いました。
(今後の目標は?)どんどん強い相手をやって自分を上げて行きたいです。
(同階級の瑛作×KING強介の感想)打ち合いなら強介選手、距離を取った戦いなら瑛作選手という印象で、どっちも強かったですね。
(瑛作とまたやりたい?)もう一度やりたいですね。
(他にもう一度やりたいのは?)江幡(塁)選手ですね。
第4試合 64kg契約 3分3R(延長1R)
○健太(E.S.G./WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
×潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
4R 判定3-0 (センチャイ10-9/秋谷10-9/山根29-29)
3R 判定0-1 (センチャイ28-29/秋谷29-29/山根29-29)
◆健太「求められれば“タネケンタ”な試合もやります」
潘選手を圧倒して、健太という壁を見せつけたかったんですけど、いつも通り安定の接戦の末、僕らしい勝ち方でした。でも対日本人4連勝の結果は、自分なりに褒めてあげたいなと。
(潘と戦った感想)思ったよりできなかったと言いつつ、思った通りの感じの選手でしたね。延長に行っても焦らずやれば大丈夫だと思いました。苦しかったけど潘君より少し余裕がありました。こんなにいい(クロスポイントの)練習環境でやっている若手の潘君に、泥臭い中で競り勝ったので、これからも月1健太を続行します。まだ強くなれるんで。これ以上強くなれないと思ったらスパッと辞めます。
(試合後は不可思との再戦、REBELSのTOKYO MXのゴールデンタイム中継の試合出場のアピールを言い控えていたが?)不可思選手が潘君のセコンドなので、アピールしたかったんですけど、そういう試合内容でもなかったですね。ゴールデン健太じゃ尺が長いので、ダイジェスト健太で行きました。でもゴールデン出たいなあ。山口代表、もう一度チャンスをください。何でもやります。ONE Championship的なオープンフィンガーグローブの試合でもやりますし、求められればタネケンタ(※7日のKNOCK OUTで好勝負を繰り広げたタネヨシホ的な)な試合もしますよ。
第3試合 REBELSルール(肘無し・首相撲制限あり) 63.6kg契約 3分3R(延長1R)
×橋本 悟(橋本道場/MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
○丹羽圭介(TEAM KSK/元RISEライト級1位)
判定0-3 (秋谷29-30/山根28-30/和田28-30)
◆丹羽「TEPPEN GYMのチームで戦っている感じでパワーをもらった」
橋本選手は激闘大魔神のキャッチフレーズ通りでしたが、相手の攻撃を出せさせない「ニワチェンコ(※プロボクサーのワシル・ロマチェンコのような戦い方)」を体現する練習をTEPPEN GYMでしていて、それに近づける一戦になったと思います。
(さきほど左足を引きずっていたが?)1R終わり位に左ミドルを蹴って自爆して肉離れを起こしました。右で行こうと作戦が変わって、ジャブを当てて、左ミドル無しでも戦い抜けました。150名以上来てくれた応援団の声援に押されて、負ける気がしなかったですね。
(TEPPENで練習を始めて、自分の変わったところは?)昨日は途中からパンチが良く見えて、セコンドの声も冷静に聞こえて、戦う自分を俯瞰する自分が見えて、いい状態でした。那須川(弘幸:天心の父)さんとかタイ人のトレーナーとの信頼関係が高くて、チームで戦っている感じでパワーをもらいました。那須川さんも「練習でやっていたことがつながってきた」と喜んでいました。
(次の目標は?)REBELSのテッペンを獲るためにREBELSに来て、63kgの階級を作って欲しいと提案していたので、王座決定トーナメントなりを開催してもらい、誰が見てもわかりやすい戦いをやっていきたいです。僕が活躍することでREBELS、格闘技界が盛り上がるよう連係させていきたいです。
第2試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×JIRO(創心會)
○蓮沼拓矢(フリー)※テッサイジムから所属変更
判定0-2 (センチャイ28-29/山根28-28/和田28-29)
◆蓮沼「ノーナクシンムエタイジムはモチベーションが上がる環境」
これまで2回負けているJIRO選手に勝てて良かったです。左ミドルを蹴って来るのはわかっていて(練習先のノーナクシンムエタイ)ジムのK会長とかと作戦を練ってやりました。
(練習環境を変えて進化した手応えは?)正直、毎日ボコられすぎて、強くなっているか不安だったんですけど、試合をやってみて、今までの感覚と違って、手応えがありました。練習の質も内容も教えてくれることも前とは違いますし、モチベーションが上がる環境だと思います。
(老沼隆斗の王座挑戦に向けて)このままじゃテクニックで勝てる相手じゃないので、そこをどう相手のテクニックを潰して良さを出して勝てるか。ノーナクシンで練習して、みんなに教えてもらいながら、タイトルマッチまでの時間を過ごしたいです。