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[K-1 MAX] 4.5 代々木:佐藤×ザンビ17cm差対決。魔裟斗「1Rが勝負」

FEG "K-1 MAX 世界一決定トーナメント開幕戦" 4月5日(水) 代々木第一  【→カード&チケット】 [→掲示板]

(4/4 up) 都内ホテルで4日、K-1恒例の大会前日会見が開催され、計量をクリアした全18選手出席のもと、直前の心境を語った。

 いつも通り対戦する選手同士のツーショット撮影からはじまった会見だが、「このクラスのセーム・シュルト」と司会者に紹介された身長184センチの佐藤嘉洋と167センチのマイク・ザンビディスが並んだ際には、本邦初公開の17センチの身長差に、カメラマン達からも驚きの声が上がるほどだった。
「相手が誰だろうと自分の戦いを貫くだけです。6月(決勝)に駒を進めるのは僕です」と不敵に語る佐藤に対して、ザンビディスも「決勝に向かう8枚のカードの内の1枚は自分が手に入れる」と切り返し、一歩も譲らない意地のぶつかり合いを演じた。

 また「意地のぶつかり合い」と言えば、初来日ながら専門誌の強烈プッシュもあり“未知の強豪”として前評判の高いアルメニア出身のドラゴが、このツーショット撮影時に、対戦者オーレ・ローセンと30秒にも渡る睨み合いを演じ、緊張感を醸し出した。
 FEGオフィシャルサイトでも「ちょっとヤバイぜ、この男たち。ドラゴとローセンに名勝負の予感」と題された紹介記事が掲載されるなど、主催者側がアルメニア内戦を生き残って来たこの野生児に対し、相当の期待を抱いていることがヒシヒシと感じられる。

 試合順も発表されたが、やはりメインは注目度ナンバーワンの魔裟斗 vs. レミギウス・モリカビュチスの一戦と決まった。
「お客さんと自分が納得できる試合をします」「メインはもう慣れているので、なんともないが、責任は感じますよね」といつも通り、試合24時間前の緊張感を漂わせつつ“定番席”について語った魔裟斗。
 対戦相手のレミーガの印象について聞かれると「前と変わらず小さい。だけどその分スピードがありそうだなと思った」「MAXならではのスピードを見せて、その上で倒したい。勢いのある選手だし、4月は次に(決勝大会)ってのがあるので、何か気合いが入ってますね」とコメント。レミギウスは1Rにに勝負に行くと語っているが?という質問には「いつもああいうスタイルですから、俺も1Rに倒しに行こうと思います。激しい試合になると思います」と、MAXの顔として受けて立つ姿勢を口にした。
 一方、レミーガサイドは、「今日会ってどう思ったと言う感想は無いが、いつ見てもカッコいい。高そうなスーツを着ていていいなと思った」と、春風駘蕩そのもののコメントを口にし、記者陣の爆笑を誘った。

 オープニングファイトには輝浪から本名に戻った木浪利幸が出場。オーストラリアのソーレン・キングと対戦する。
 当日券は午後3時から発売。大会の模様はTBS系列で当日21:00〜22:54に放映される。(井田英登)

コヒはチビンと。全組合せ決定

(3/16 up) 世界一決定トーナメント開幕戦の残り4カードが決まり、都内のホテルで16日に記者会見が行われた。

 小比類巻貴之 vs. イム・チビン
 アンディ・サワー vs. “SHINOBU”ツグト・アマラ
 アルバート・クラウス vs. アリ・グンヤー
 ドラゴ vs. オーレ・ローセン

 コヒは去年の世界一決定トーナメントの直前に恥骨結合かい離となり療養を余儀なくされていたが、「今は完全に治り、バンバン蹴っている。気持ちいい試合がしたい」と、復帰戦が待ちきれない様子だ。相手のチビンは、2/25韓国で行われたアジアトーナメント優勝者で、昨年開幕戦に続くエントリー。コヒは「パンチ中心で、回転蹴りやミドルも使い、全体的な攻撃ができる。ただ、小さいな、と思う」と印象を語った。

 当初モンゴルのナラントンガラグ、トルコのイルマッツが出場候補に上がっていたが、二人の国からは別の選手がエントリーした。
 アマラ(写真左端)は全日本キックの元ライト級王者のモンゴル人・白鳥忍のことで、今年に入ってアマラ忍に改名していたが、さらに本名のツグト・アマラバヤサガランに近い名前に改名し、K-1に初参戦する。谷川貞治K-1イベントプロデューサーの話によると、現在の体重は68kgぐらい。体格差が心配されるが、憧れの故アンディ・フグさんの必殺技だった「カカト落とし等の変則的な蹴りを見せたい」とのことだ。
 グンヤー(Ali Gunyar)は4年前、クラウスがMAXの世界トーナメントを制した年にクラウスに勝ったことのあるという、オランダ在住のトルコ人。戦績86戦74勝(27KO)10敗2分。つい最近もトルコの大会のメインで後藤龍治に圧勝しているという。
 ローセンは前日のHERO'Sの須藤元気との総合ルールの健闘が評価されエントリー。ドラゴとの欧州強豪対決はマニアの間での注目度が高そうだ。

 会見には既にカードが決まっていた魔裟斗らも出席。魔裟斗は2月の試合内容が満足できない内容だったことから、「4/5は僕も見ているお客さんも納得する試合をする」と話し、さらに対戦するレミギウス・モリカビュチスを横目に「相手は『通過点』と言っているみたいだけど、簡単には通過させない」と敵意をむき出しにした。現在はレミーガぐらいの背丈でサウスポーの選手を集めてスパーを繰り返す日々。KID戦のサウスポー対策の感覚が残っているため、対策はしやすいようだ。レミーガは「体格差を恐れずに立ち向かう」等とコメントしていた。
 ハードパンチャーのマイク・ザンビディスと対戦する佐藤嘉洋は「相手はパンチが強いけど、変に距離を置かず、前に出て攻撃を潰したい」とファイトプランを語った。先日行われたヘビー級のニュージーランド大会同様、クリンチへの規制が今年から厳しくなるため、佐藤はどれだけ対応できるかも勝敗のポイントとなる。

 なお、当初出場候補に上がっていた各地区予選優勝者の扱いだが、6月の決勝大会のリザーバーあるいは主催者推薦枠に回されることに。特に谷川氏は3/10リトアニアで行われた東ヨーロッパ予選優勝者のウクライナの選手をルックス・実力ともに絶賛。「今回はビザが間に合わず出場できない」と無念そうに語っており、日本上陸の日が待ち遠しい。さらに3/26オランダでピーター・アーツが主催する大会で西ヨーロッパ予選が行われ、来日経験もあるフィクリ・ティアルティもエントリーしているといい、リザーブマッチで本戦より豪華カードが並ぶ事態も起こりそうだ。(井原芳徳)
 

魔裟斗×レミーガ、佐藤×ザンビディス他決定

(2/23 up) 世界一決定トーナメント開幕戦のカード3試合が決まった。残りは4試合で、勝者7名プラス推薦選手が決勝トーナメントに進出する。

 魔裟斗 vs. レミギウス・モリカビュチス
 佐藤嘉洋 vs. マイク・ザンビディス
 ブアカーオ・ポー・プラムック vs. ヴァージル・カラコダ

 レミギウスはK-1参戦当初から魔裟斗戦を熱望。18日のZSTの試合で勝利後も、観戦していた谷川貞治K-1イベントプロデューサーに魔裟斗戦を要望するマイクアピールをしていた。
 魔裟斗は23日、東京・三軒茶屋のシルバーウルフジムで記者会見。「テレビの解説で谷川さんが『魔裟斗君とやらせたい』と前から言ってたので、いつか当ててくるだろうなあと思っていました」と皮肉ると、谷川氏は「読まれてました」と苦笑いを浮かべる。対戦を受けた理由について魔裟斗は「トーナメントにサウスポーが混ざっていると選手ごとの対策が面倒くさいので、ここで潰しておこうと思いました」と説明した。
 試合に向けての練習はサウスポー対策に重点を置く考え。「打たれ強くない選手だと思うけど、(2/4のMAXで対戦した)イアン・シャファーみたいに動きが速いので、攻撃を当てるのは大変。3Rという短い時間でいかにつかまえるかが課題」と話した。我龍真吾を8秒でKOした飛び膝蹴りについては「俺には絶対に当たらない」と豪語し、「小さなミルコ」というレミーガのニックネームに関しても「似てるけど、ミルコはそこそこのところまで行くけど負けちゃうんですよ」と揶揄した。

 他にもスーパーファイトとして、日本代表決定トーナメント準優勝のTATSUJIと、初参戦のニック・“ザ・ゴースト”・ゴンザレスの一戦決定している。ゴンザレスは一昨年にラスベガスで行われたK-1のトライアウトで見いだされた、ヒスパニック系のボクシングのうまい23歳の選手だという。レネゲイド・エクストリーム・ファイティング・ライト級王者で、戦績11勝4敗。他にも2月大会でのデビュー戦が怪我で流れたアンディ・オロゴンの出場もプランに上がっているという。(井原芳徳)

レミーガ、ザンビディスら開幕戦出場確定

(2/6 up) 谷川貞治K-1イベントプロデューサーは4日のMAX日本代表決定トーナメント大会から一夜明けた5日、都内で会見し、4月に開催する世界一決定トーナメント開幕戦の出場メンバーを発表した。
 出場が確定したのは、魔裟斗(第2回世界王者)、アンディ・サワー(オランダ/第4回世界王者)、ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/第3回世界王者)、アルバート・クラウス(オランダ/第1回世界王者)、佐藤嘉洋(日本代表)、小比類巻貴之、マイク・ザンビディス(ギリシャ)、レミギウス・モリカビュチス(リトアニア)の8人。
 残りは6人か8人かは未定だが、候補選手としてあがっているのは、オランダで活躍する未知の強豪・ドラゴ(アルメニア)、MAX常連となったジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)とセルカン・イルマッツ(トルコ)、昨年10月大会でHAYATΦにKO負けしたブラックマンバ(インド)、昨年7月大会で佐藤を破ったヴァージル・カラコダ(南アフリカ)、04年に輝浪を破り12月に新田明臣と引き分けたソーレン・キング(オーストラリア)。さらに小次郎、イム・チビンが出場する2/25 韓国・釜山のKOREA MAX決勝大会優勝者(※開幕戦結果)、3/10リトアニアでの東欧予選優勝者、他にもアメリカ、中東から1名ずつが候補に上がる予定で、これだけざっと上げただけでも候補は10名に。“人類最激戦区”にふさわしい国際色豊かでかつ狭き門の大会となる。
 なお、9月の世界王者対抗戦大会の開催日が、ワールドGP大会とのスケジュール調整により、9/27から9/4(月)に変更となったことも発表された。

開幕戦大会にドラゴも出場予定

(2/3 up) K-1 MAXの世界一決定トーナメント開幕戦の概要が発表された。出場予定選手にはガゴ・ドラゴ(Gago Drago)の名も。アルメニア出身でオランダ在住の20歳で、以前から専門誌等でMAX参戦を待望する特集も組まれてきた未知の強豪だ。

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント開幕戦"
2006年4月5日(水) 東京・国立代々木競技場第一体育館
開場・16:00 開始・17:30


第7試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/MAX '03 世界大会優勝)
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス・リトアニア)

第6試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/MAX '04 世界大会優勝)
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)

第5試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
アルバート・クラウス(オランダ/MAX '02 世界大会優勝)
アリ・グンヤー(トルコ/アル・フィッドジム)

第4試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン/MAX '04 '05 日本大会優勝)
イム・チビン(韓国/ソウル・テウンジム/MAX '06 韓国大会優勝)

第3試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/MAX '06 日本大会優勝)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)

第2試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
ドラゴ(アルメニア/チーム・イッツ・ショータイム)
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)

第1試合 トーナメント開幕戦 3分3R(延長1R)
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/MAX '05 世界大会優勝)
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)

オープニングファイト第2試合 スーパーファイト 3分3R(延長1R)
TATSUJI(日本/アイアンアックス/MAX '06 日本大会準優勝)
ニック・“ザ・ゴースト”・ゴンザレス(アメリカ)

オープニングファイト1試合 スーパーファイト 3分3R(延長1R)
ソーレン・キング(オーストラリア/NTGジム)
木浪利幸(日本/フリー)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
SRS席 22,000円 S席 13,000円 A席 6,000円
魔裟斗応援シート 13,000円 (S席・特典つき)

◆デジタル先行発売 2月4日(土)10:00〜
FEGオフィシャルサイトK-1オフィシャルサイト(ケータイサイトでも)

◆番組先行発売 2月4日(土)TBS系列「K-1 MAX」19:00〜20:54放送内

◆一斉発売 2006年2月25日(土) 10:00〜
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999(初日のみ特電:0570-02-9994)
ローソンチケット 0570-084-003(初日のみ特電:0570-084-637)(Lコード:38883)
CNプレイガイド 0570-08-9999(初日のみ特電:03-5802-9955)
キョードー東京 03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先: (株)FEG  TEL:03-3796-5060 FAX03-3796-2978

Last Update : 04/04 20:01

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