DEEP 9.18 後楽園ホール(レポ):ライト級・大原樹理、バンタム級・石司晃一、女子アトム級・大島沙緒里、韓国BLACK COMBAT勢に完敗し3本のベルト流出。5勝2敗のBLACK代表「次はRIZINとやってもいい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム
中野駅徒歩9分。本場のムエタイ、教えます。まずは見学・体験を!
skyticket Presents DEEP 115 IMPACT ~ DEEP VS BLACK COMBAT ~
2023年9月18日(月/祝)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
DEEPは昨年末から交流している韓国の新興MMA大会「BLACK COMBAT(ブラックコンバット)」との対抗戦第2弾をDEEPの大会で行い、DEEP勢が7戦2勝5敗と負け越した。今年2月の韓国での第1弾対抗戦に続きDEEP側が2連敗した。今回敗れたのは5人とも現役王者で、ライト級・大原樹理、バンタム級・石司晃一、女子アトム級・大島沙緒里の3王者はBLACK COMBATとのダブルタイトルマッチで敗れ、3本のベルトが韓国に流出する異例の事態となった。
BLACK COMBATはコロナ禍において、Youtube主体のプロモーション活動が韓国で話題を呼び、チャンネル登録者数は40万を超える。Youtube上での選手同士の言い合いで盛り上げつつ、スタジオマッチで収録した試合を後日Youtubeで初出しする興行スタイルで、韓国の老舗団体・Road FCのタイトル挑戦経験者や、韓国の有名ジムの選手も参戦し、選手層もじわじわと厚くなっている。
今年2月に韓国で行われたDEEPとの初の対抗戦では、DEEP側の大島沙緒里、大原樹理が勝利したが、山本聖悟、中村大介、赤沢幸典が敗れ、2勝3敗の負け越しで終わった。閉会式でDEEPの佐伯繁代表は「今度は日本で潰してやる」と宣言し、約半年を経て対抗戦第2弾が組まれた。
第2弾は全7試合。うち3試合は、DEEPとBLACK COMBATのダブルタイトルマッチとして行われ、男子のライト級・大原、バンタム級・石司晃一、女子のアトム級・大島がDEEPのベルトを懸けて臨んだ。メガトン級暫定王者・酒井リョウ、ウェルター級王者・鈴木槙吾といったベテラン、フェザー級・青井人、フライ級・駒杵嵩大といった新鋭も参加し、DEEP側はリベンジに向け言い訳できない布陣を整えた。
乗り込む韓国側も主力を揃え、会場には韓国から来た人たち、在日の人たち合わせて100人を超える韓国人が詰めかけ、韓国の選手に大きな声援を送った。DEEP佐伯繁代表も大会後「ここは日本でしょうか?韓国でしょうか?」と言うほど、韓国人客の声援が日本人客の声援を圧倒していた。なお、大会の模様は韓国の映画館でもパブリックビューイングが行われた。
※通常の大会レポートは、メインイベントが一番上に来ますが、今回の対抗戦は試合順でお届けします。
先鋒・駒杵嵩大が気迫の1R一本勝ち
第6試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 フライ級 5分3R
○駒杵嵩大[こまきね たかひろ](Fight Base都立大/元Fighting Nexusフライ級王者)
×キム・ソンウン[Kim Sungwoong](韓国/軍浦本州知事)
1R 3’15” 腕ひしぎ十字固め
対抗戦の先鋒・駒杵は昨年のDEEPフライ級GP一回戦を減量時の体調不良で欠場してしまうが、12月のRYOGA戦では1R腕十字で一本勝ちし、今年3月の風我戦でも判定勝ちし2連勝中で、今回のフライ級代表に抜擢された。
ソンウンは96年8月2日生まれの27歳。4月のBLACK COMBAT初代フライ級王座決定戦でイ・ジュンヨに延長の末に敗れたが、7月の試合では格上のチョン・ウォンヒにギロチンで一本勝ちしている。
1R、長身のソンウンに対し、駒杵がプレッシャーをかけ、金網に詰めてから倒して上になる。立たれてもすぐ倒し上をキープする。ソンウンがスイープして上になると、右のパウンドを落とすが、駒杵は下から腕を捕まえると、腕十字を極めて一本勝ちした。場内はこの試合の時点で韓国から来たソンウンへの声援が大きい状態。勝った直後の駒杵は興奮した様子で、倒れたソンウンを見下ろしつつ雄たけびをあげていた。
次鋒・青井人も2Rサッカーボールキックで完勝
第7試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 フェザー級 5分3R
○青井 人[じん](BLOWS)
×シン・スンミン[Shin Seungmin](韓国/テグセンジム/BLACK COMBATフェザー級王者)
3R 2’45” TKO (レフェリーストップ:右サッカーボールキック)
青井は昨年5月のDEEPで現DEEP同級暫定王者の神田コウヤに3R TKO負け。11月のRIZIN名古屋大会では鈴木博昭に判定勝ち。今年5月のDEEPでは、2月のBLACK COMBATとの対抗戦の一員だった中村大介に2R TKO勝ちしている。
スンミンは93年10月24日の29歳。幼い頃にボクシングと合気道を習い、2015年9月のDEEP浜松大会でMMAプロデビューした過去がある。昨年1月のDouble GFCのタイトル戦の判定に不服を示し、BLACK COMBATに参戦。今年4月にはDouble GFC王者のパク・チャンスにKO勝ちしBLACK COMBATフェザー級王者となった。
1R、青井は右ハイを当ててから、飛び膝で倒し、サッカーボールキックにつなげスンミンを脅かす。その後も右ストレート、右カーフキック等を随所で当て、主導権を維持する。記者採点は青井。
2Rも青井が打撃で主導権を維持し、タックルでも倒す。終盤にはタックルから背後に飛び乗り、裸絞めを狙ってスミンを追い詰める。記者採点は青井。
3R、青井は右カーフ等を当て主導権を維持する。青井は攻撃が少ないものの、スンミンは足のダメージと疲れが溜まってきた様子で、中盤にスリップすると、青井が右のサッカーボールキックを連打し、すぐさま植松レフェリーがストップした。
3戦目でBLACK COMBAT勢が初白星。韓国応援団が活気付く
第8試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 ミドル級 5分3R
×鈴木槙吾(Mil gracias/DEEPウェルター級王者、元パンクラス同級王者)
○チェ・ジュンソ[Choi Junseo](韓国/チーム・ヤチャ)
1R 2’29” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
鈴木は2月、阿部大治に勝利しDEEPウェルター級王座を獲得。今回はミドル級に階級を上げて戦う。
ジュンソは01年1月11日生まれの22歳。10kg以上重い相手からBLACK COMBAT歴代最短KOの 9秒でフィニッシュしたこともある。今年7月のBLACK COMBAT初代ミドル級王座決定戦では判定負けしたが、赤沢幸典をKOしたチェ・ウォンジュンからダウンを奪っている。「ヤチャ」の愛称で親しまれ、韓国人客からも「ヤチャ」との声援が飛ぶ。
1R、長身で体格の勝るジュンソが左ジャブを度々当て、右ストレートにもつなげる。鈴木も時折右フック、左ジャブを返すが、ジュンソのパンチをもらい続けると、鈴木は鼻血を出して苦しそうに。中盤、ジェンソがパンチを効かせ鈴木を金網際に詰めると、パンチを連打して鈴木をダウンさせ、すぐさまレフェリーがストップ。韓国から来た応援団は立ち上がって大喜びした。
RIZINでも活躍の大島沙緒里、パク・シユンに寝技封じられDEEP JEWELS王座陥落
第9試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 DEEP JEWELS & BLACK COMBAT女子アトム級ダブルタイトルマッチ 5分3R
×大島沙緒里(AACC/DEEP JEWELSアトム級王者、DEEP女子ミクロ級王者)
○パク・シユン[Park Siyoon](韓国/ザ・ジムラップ/BLACK COMBAT女子アトム級王者)
判定0-5 (福田27-30/豊永27-30/橋本27-30/植松27-30/島田28-29)
※シユンがDEEP JEWELS王座獲得、BLACK COMBAT王座初防衛。
大島は昨年5月、須田萌里に一本勝ちし、DEEP JEWELSアトム級王座を初防衛。その後も4連勝し、2月韓国でのBLACK COMBATとの対抗戦ではホン・イェリンに一本勝ちし、6月のRIZIN札幌大会でソルトに一本勝ちしている。
シユンは1998年2月4日生まれの25歳。17年にプロデビュー。19年12月のDEEP JEWELSでは、後にボクシングWBO女子アジア太平洋バンタム級王者となる赤林檎に判定で敗れており、日本へのリベンジというテーマを持って乗り込む。今年に入り3試合連続で1R勝利し、7月にはONEに参戦経験のあるキム・ナムヒに勝利しBLACK COMBAT初代アトム級王者になった。入場時にはL’Arc-en-Cielの曲を使って登場する。
1R、シユンが右フックを随所でヒット。大島はパンチを振るいながら前に出て組もうとするが、シユンは突き放し続け、回って距離を取る。終盤、大島がスリップしたかに見せかけ、シユンの足をつかんで足関節技を狙うが、シユンは脱出する。最後もシユンが右カーフを当て、大島を振り倒し好印象で終える。記者採点はシユン。
2R、大島は前に出続けるが、シウンは回って距離を取り、随所で左フック、右カーフを当て主導権を維持する。大島はパンチの空振りが続き、組みの展開にも持ち込めない。記者採点はシユン。
3R、シユンが変わらず随所でパンチを当て、主導権を維持する。大島は中盤、ようやくタックルで押し込み倒す。シユンが立つと、すぐに引き込みつつ、またも足を取って関節技を狙う。だがこれもシユンは対処して上から押さえ、肩固めを狙いながら細かく鉄槌を当てる。最後、大島はようやく脱出したが、すぐ時間切れに。記者採点はシユン。ジャッジ5者もシユンを支持し、大島がまさかの黒星を喫してしまった。
敗れた大島は試合後のインタビューで「相手はレスリングで行くと言っていたので、私も寝技で対応するつもりでしたが、来てくれなくて焦りました。打撃系の選手に負ける私の悪いパターンになってしまいました」と反省していた。
対抗戦は4試合終わり、BLACK COMBAT勢が2連敗からの2連勝で五分に戻した。特に2月に韓国で韓国の選手に勝っている大島にシユンが完勝したことは韓国のファンにとっても喜びが大きかったようだ。「テーハンミング」というチャントが度々起こり、この時点で韓国のファンはお祭り騒ぎの状態となる。
石司晃一、韓国ユ・スヨンの柔術を前に成す術なく1R一本負け
第10試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 DEEP & BLACK COMBATバンタム級ダブルタイトルマッチ 5分3R
×石司晃一(フリー/DEEPバンタム級王者)
○ユ・スヨン[Yoo Sooyoung](韓国/軍浦本州知事/元BLACK COMBATフェザー級&ライト級王者、Naiza FC&Zeus FCババンタム級王者)
1R 4’28” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※ユがDEEP王座&BLACK COMBAT獲得
石司は昨年11月にCOROに判定勝ちしDEEPバンタム級暫定王者となった。今年4月にRIZINに初参戦し、金太郎に判定勝ち。8月にはビクター・ヘンリーが王座を返上し、石司が正規王者に認定された。
スヨンは95年12月11日生まれの27歳。幼い頃から柔術を習い、14年にMMAプロデビュー。2020年にzeus FC、昨年にBLACK COMBAT初代ライト級、さらにNaiza FCでも王者となり3団体を制覇。さらにBLACK COMBAT初代フェザー級でも王者となった。今回は適正階級のバンタム級でBLACK COMBAT3階級制覇と4団体制覇を狙う。
試合はスヨンが柔術を活かして完勝する展開に。1R、スヨンが片足タックルからテイクダウンに成功し上になる。スヨンは上をキープし時折パウンドを当て、ハーフからマウントへ移行する。さらにパウンドを連打すると、バックマウントに移行し、パウンドを当て続け、最後は植松レフェリーがストップした。これでBLACK COMBATが3勝2敗でリードした。
大原樹理も一本負け。DEEPの負け越し確定しベルト3本流出
第11試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 DEEP & BLACK COMBATライト級ダブルタイトルマッチ 5分3R
×大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ/DEEPライト級王者)
○イ・ソンハ[Lee Songha](韓国/サビMMA/BLACK COMBATライト級王者)
2R 2’37” スロエフストレッチ
※イがDEEP王座獲得、BLACK COMBAT王座2度目の防衛
大原は2月の韓国でのBLACK COMBATとの対抗戦でユン・ダウォンを1R KO。5月には上迫博仁に判定勝ちし、ライト級王座2度目の防衛を果たした。
ソンハは94年5月21日生まれの29歳。21年5月にプロデビューし、昨年12月にキム・ジョンギュンを破り第2代BLACK COMBATライト級王者に。4月にはパク・ジョンホンに一本勝ちし初防衛に成功している。
この試合も韓国のソンハが、大原を寝技で圧倒することに。1R、長身のソンハが開始すぐ、サウスポーからの左ストレートを当て、すぐに組み付くとテイクダウンを奪い、パスガードしてバックを奪う。ソンハは足4の字ロックで捕獲し続け、執拗に裸絞めを狙う。大原は最後脱出したが防戦一方に。記者採点はソンハ。
2R、ソンハは序盤から大原のパンチに合わせタックルを仕掛け、テイクダウンに成功する。ソンハは金網際でパスガードしながらバックを奪う。すると体勢が崩れるが、ソンハは大原の右足を取って股裂きのようにして広げる「スロエフストレッチ」で膝を極めタップを奪った。大会後のインタビューでソンハは「この技を極めようと練習していました。そのせいで怪我をした練習仲間に感謝します」と話していた。
これで対抗戦はBLACK COMBATが4勝2敗で差を広げ、残り1試合のため勝ち越しが確定した。ベルト3本流出という異例の事態となり、本部席の佐伯代表も悔しさを通り越して笑うしかないといった様子だった。
メガトン級暫定王者・酒井リョウも1R一本負け
第12試合 DEEP VS BLACK COMBAT対抗戦 メガトン(無差別)級 5分3R
×酒井リョウ(レンジャージム/DEEPメガトン級暫定王者)
○ヤン・へジュン[Yang Haejun](韓国/エクストリームコンバット/チームアバロン/BLACK COMBATヘビー級王者、元ROAD FCミドル級王者)
1R 1’45” 腕ひしぎ十字固め
酒井は7月大会で水野竜也に1R TKO勝ちしメガトン級暫定王座を初防衛し、2カ月間隔で韓国勢との対抗戦に臨んだ。
ヘジュンは88年4月11日生まれの35歳。レスリングをベースとし、08年にMMAデビューし、19年6月にラ・インジェを破り第7代ROAD FCミドル級王者に。昨年10月にはチェ・ウォンジュンを下し初代BLACK COMBATヘビー級王者となった。
1R、酒井のパンチに合わせ、ヘジュンがタックルで倒すと、パスガードしてマウントを奪い、腕十字を極めタップアウト。ヘジュンが無傷で完勝した。
対抗戦2連勝のBLACK代表「これからもDEEPと対抗戦を続けたい」「次はRIZINとやってもいい」
2度目の対抗戦は5勝2敗で今回もBLACK COMBATの完勝に。BLACK代表は「我々BLACK COMBATが世界に行く道を助けてくれてありがとうございます。これからはアメリカに奪われた地位を日韓共に取り戻すストーリーを進めましょう」と話し、勝ち誇ると同時にDEEP勢を激励した。
韓国人のファンの喜びの歓声が後楽園ホールに響き続ける中、DEEPの佐伯代表は「何とも言えないです。ここは日本でしょうか?韓国でしょうか?そんな思いがひしひし生まれています。また何かあればなんとかしたいです。今日はこれだけです」と話し悔しがった。
バックステージでのインタビューでも佐伯代表は「韓国の応援団の勢いに負けた感じがします。興行としては素晴らしいです。まさかの結果になり悔しいです」とコメント。今後のDEEP王座の扱いについては「ベルトを取った人間が日本で防衛戦をする話は前から向こうとしています」とし「11月と1月の向こうの大会にこっちから何人か乗り込みます」とも話し、交流継続を明かした。(なお、X上では伊澤星花、須田萌里、江藤公洋らが王座奪還に名乗りを上げている。)
勝った駒杵は「確実に取れるところを取れて良かったです」、青井は「まだ成長できるんで進化したい」とコメント。この2人の後に敗れた鈴木は「言い訳は一つもありません。悪い流れを作ったのは自分。また一から頑張ります」と話し、大島も「流れを変えなきゃいけなかったのに、負けて申し訳ないです」と謝った。続けて敗れた石司も「情けない試合をしてしまいました。やられました。すみません」と謝り、大原は「しっかりやられました。情けないです。ベルトを持っていかれて悔しいです。取り返すためにもう一回頑張ります」、酒井は「最後大将として何もできず完敗しました」と話した。
一方のBLACK代表は「勝ち越しましたが、これからもDEEPと対抗戦を続けたいです」「防衛戦については佐伯さんと既に話しています。韓国でやっても、日本でやってもいいですし、これから話し合います」としつつ、日本最大手のRIZINとの対抗戦について聞かれると「今回のDEEPの選手のうち4人ぐらいがRIZINで活躍していることを知っています。今回僕らが5勝して、その選手たちにも勝ったので、次はRIZINとやってもいいと思います」と、日本進出拡大に意欲を示した。DEEPバンタム級王者の石司晃一に一本勝ちしたユ・スヨンは「朝倉海や堀口恭司に興味があります」と話していた。
大会序盤の日本勢対決は木下尚祐、KENTAら勝利
第5試合 バンタム級 5分2R
×力也(FIGHT FARM)
○木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)
判定0-3 (19-19○/19-19○/19-19○)
1R、木下がプレッシャーをかけ続けるが、力也が組んでの崩しで倒し、スタンドに戻れば右スレート、左ハイを当てる。木下は中盤以降攻撃をもらわないが、自分の攻撃にもつなげられない。記者採点は力也。
2R、力也はジャーマンスープレックスを決めて観客を沸かせる。だがその後は疲れが見え始め、テイクダウンを奪えず。逆に木下が潰してハーフで押さえて主導権を奪う。だが力也は下からしがみつき、木下にパウンドをほとんど打たせず終了するが、背中をつけ続けたため印象が悪い。記者採点は木下。合計19-19でマスト判定で木下。ジャッジ3者もマスト判定で木下を支持し、木下が判定勝ちした。
第4試合 フライ級 5分2R
×杉山廣平(パラエストラ柏)
○KENTA(K-Clann)
判定1-2 (石川18-20/豊永○19-19/橋本19-19○)
1R、スタンドの打撃戦が続き、中盤、KENTAがインローで杉山を崩すと、すぐさまバックマウントを取り裸絞めを狙い続ける。終盤、杉山は立つが、二段蹴りのタイミングでKENTAがタックルを合わせ倒し、再び好印象を残す。
2R、KENTAはタックルや崩しで度々杉山を倒し、スタンドでも右ストレートを度々当てて主導権を維持する。記者採点は2RともKENTAで18-20でKENTA。ジャッジ1者は意外にも杉山を支持したが、2者はKENTAを支持し、KENTAが判定勝ちした。
第3試合 ライト級 5分2R
×涌井 忍(和術慧舟會HEARTS)
○倉本大悟(トライフォース赤坂)
1R 1’09” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第2試合 フライ級 5分2R
○マサト・ナカムラ(レンジャージム)
×亀田一鶴(和術慧舟會HEARTS)
1R 2’35” 裸絞め
第1試合 アマチュアSPルール 68kg契約 3分2R
○安井飛馬(トライフォース赤坂)
×菅 涼星(パラエストラ八王子)
2R 1’40” 腕ひしぎ十字固め