修斗 9.17 高松シンボルタワー(レポ):元GLADIATOR王者の加マーク納、フライ級世界8位の高岡宏気を熟練の組みで翻弄し判定勝ち。ダイキライトイヤーが一本勝ち
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TORAO NATION STATE主催「プロフェッショナル修斗公式戦 FORCE 18」
2023年9月17日(日)香川・高松シンボルタワー 展示場
レポート:井原芳徳
第8試合 メインイベント フライ級 5分2R
×高岡宏気(FORCE GYM/世界8位)
○加マーク納[かまーくのう](コブラ会/元GLADIATORフライ級王者)
判定0-3 (福田18-20/吉田18-20/加藤18-20)
地元香川在住でFORCEシリーズの常連・高岡は、4月大会で蒔田 Gandhi 伸吾に一本勝ちしたが、6月の大阪大会では和田教良と引き分け。加マーク納は長年パンクラス、GRACHAN、GLADIATOR等の他団体に上がってきた35歳のベテラン。6月の地元大阪での大会で久々に修斗に上がり、井口翔太に判定負けしている。
1R、序盤はスタンドでのお見合いが続く。中盤、次第にお互いパンチが増え、加マーク納は組んでの膝蹴りも絡めるようになる。高岡が右脇を差して加マーク納を押し込み、度々持ち上げ倒そうとするが、加マーク納は防御を続ける。終盤、加マーク納はスペースを作って左肘を当てるように。残り1分、片岡レフェリーがアクションと声をかけても、膠着状態は変わらなかったが、ブレイクはかからず続行すると、残り30秒、加マーク納が差されていた左脇を抜いて高岡の首を抱えつつ、払い腰で綺麗に投げ、そのまま袈裟固めで高岡を押さえる。最後、高岡は立って押し込むが、すぐ時間切れとなる。
2R、高岡がタックルを仕掛け、またも加マーク納を金網に押し込み、抱えてのテイクダウンをトライし続けるが、加マーク納はマットに手を付ける場面はあっても、すぐにスタンドに戻す。終盤、ようやく高岡から離れると、加マーク納は前に出る。すると高岡のパンチに合わせ、加マーク納がタックルを仕掛け、一発でテイクダウンに成功する。加マーク納は金網際で押さえ、立たれても後ろからしがみつき、抱え上げて反り投げで倒し、場内を沸かせる。高岡は立ち、タックルでようやく倒すが、加マーク納は自分のコーナー付近で金網を背にしながら、高岡の左腕を抱えながら右の鉄槌を連打する。最後はすり抜け、バックで制してパウンドを当てて終える。ジャッジ3者とも18-20とつけ、加マーク納の判定勝ちとなった。
マイクを持った加マーク納は「3連休の中日に来てくれた皆さんありがとうございました。ちゃんと仕事できました。喋るん苦手なんですよね。また次、格闘技でしっかり見せたらと思います。気を付けて帰ってください」と苦笑しながら話した。その言葉通り、「格闘技でしっかり見せ」る試合内容だったのではないだろうか。これで現在王座空位の修斗フライ級世界ランキング入りが確実で、若手の多い上位勢に熟練の技がどこまで通用するか楽しみだ。
第7試合 セミファイナル フライ級 5分2R
△堀川“55”滉介(TEAM一領具足)
△亮我(ゴンズジム)
判定0-0 (福田19-19/安芸19-19/加藤19-19)
第6試合 バンタム級 5分2R
×波平ゴング(THEパラエストラ沖縄)
○ダイキライトイヤー(修斗ジム神戸)
1R 1’52” 三角絞め
ダイキは昨年、後藤丈治、加藤ケンジに連敗し、1年2か月ぶりの試合。波平はプロ修斗7戦3敗4分。1R、序盤から波平が圧力をかけパンチを連打すると、ダイキはやや押される形ながらもダウンし下になる。波平は上になりパウンドで追撃しようとするが、防御が甘くなり、ダイキはすぐに足を登らせ三角絞めで捕まえる。しばらく絞め、波平の腕が脱力したところで片岡レフェリーがストップした。
第5試合 2023年新人王決定トーナメント・フェザー級準決勝 5分2R
○松浦真実也(トップティア)
×宇藤彰貴(ゴンズジム)
1R 3’00” 裸絞め
第4試合 ストロー級 5分2R
○石原愼之介(MMA Zジム)
×若山達也(THEパラエストラ沖縄)
判定2-0 (片岡20-18/吉田19-19/加藤20-18)
第3試合 バンタム級 5分2R
○矢野武蔵(パラエストラ愛媛)
×JAM(THEパラエストラ沖縄)
1R 4’03” アナコンダチョーク
第2試合 ライト級 5分2R
×おえゆうた(MMA Zジム)
○轟 轟(コブラ会)
2R 4’58” 裸絞め
第1試合 ストロー級 5分2R
○里見拓磨(MMA Zジム)
×木村旬志(ゼロ戦クラブ)
2R 1’14” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
オープニングファイト第2試合 キッズ6 40kg以下級 3分1R
×黒川瑠友(MMAZジム)
○江﨑俊介(ゴンズジム)
1R 2’33” 腕ひしぎ十字固め
オープニングファイト第1試合 キッズ6 32kg以下級 3分1R
○木地谷維志(MMAZジム)
×大城秀馬(コブラ会)
1R 0’58” KO (レフェリーストップ:右ボディストレート)