UFC 4.15 カンザスシティ(レポ):元王者ホロウェイ、UFC 10戦全勝のアレンを退けフェザー級上位守る
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UFC Fight Night: Holloway vs. Allen
2023年4月15日(土/現地時間)米国ミズーリ州カンザスシティ:T-Mobileセンター
レポート:井原芳徳
第14試合 メインイベント フェザー級 5分5R
○マックス・ホロウェイ(2位、元王者)
×アーノルド・アレン(4位)
判定3-0 (49-46/49-46/48-47)
ホロウェイは19年4月、アレキサンダー・ヴォルカノフスキーに判定負けしフェザー級王座を失い、20年7月のリターンマッチでは判定2-1で惜敗。21年はカルヴィン・ケーター、ヤイル・ロドリゲスに連勝し、昨年7月にはヴォルカノフスキーとの3度目の王座戦につなげたが、5Rともポイントを取られ完敗に終わった。
ホロウェイの再起戦の相手、アレンは29歳。英国の大会で活躍後、15年からUFCに上がり10戦全勝。最近では昨年3月に8位のダン・フッカーに1R TKO勝ち、10月に5位のカルヴィン・ケイターに2R TKO勝ちし、着々と順位を上げてきた。

KANSAS CITY, MISSOURI – APRIL 15: (L-R) Arnold Allen of England kicks Max Holloway in a featherweight fight during the UFC Fight Night event at T-Mobile Center on April 15, 2023 in Kansas City, Missouri. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC via Getty Images)
1R、アレンはサウスポーでプレッシャーをかけ、ホロウェイもサウスポー主体で時折スイッチし、やや距離を取る構図が続く。お互い時折攻撃を出すが、強打にはつながらない。ホロウェイは5Rを意識してか、やや受け側に回っている印象だが、最後、ミドルやテンカオを的確に当てて終える。記者採点は僅差だがホロウェイ。
2R、アレンは圧と回転を上げ、左フック、右アッパーを序盤からヒットし先手を取る。アレンがプレッシャーをかけ続け、随所で細かくミドルやパンチを当てる。終盤、1R同様にホロウェイが右ミドルを時折当てるようになるが、アレンの勢いは変わらない。記者採点は僅差でアレン。ジャッジは割れ2者がホロウェイ、1者がアレンにつける。
3R、ホロウェイは変わらず回って距離を取りつつも、細かい左ジャブ、右ミドルのヒットを増やす。アレンの動きはまだ落ちないものの、ヒット数ではホロウェイと差をつけられるように。最後ホロウェイは右のバックハンドも軽めだが当て、差を印象づける。記者採点はホロウェイ。

KANSAS CITY, MISSOURI – APRIL 15: <> in a featherweight fight during the UFC Fight Night event at T-Mobile Center on April 15, 2023 in Kansas City, Missouri. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC via Getty Images)
4Rもお互い大崩れせず、淡々とスタンドの打撃戦が続く。ホロウェイはオーソドックス主体で距離を取り、随所でボディや顔面にパンチを当てる。随所で右ミドルも強打し印象を作る。アレンは大きなダメージは追っていないものの、ホロウェイを捕まえきれない状態が続く。記者採点はホロウェイ。
5R、後の無いアレンは逆転を狙い圧を強めるが、ホロウェイはかわしつつ、右の回転肘を当てて場内を沸かせる。アレンは時折パンチを当て、左ハイで逆転を狙うが、ホロウェイはかわしたりブロックし、随所で自分の右ミドルを当てる。最後はお互いパンチで打合い、ホロウェイの左フックでアレンがダウンしたところで終わる。記者採点は手数で勝ったアレン。ジャッジ3者も同じ採点だ。合計は48-47でホロウェイ。ジャッジも3者ともホロウェイを支持。ホロウェイが終始巧さを発揮する内容での判定勝ちで新鋭アレンを退けた。
第13試合 コーメインイベント フェザー級 5分3R
○エドソン・バルボーザ(14位)
×ビリー・クアランティーロ
1R 2’37” KO (右膝蹴り)

KANSAS CITY, MISSOURI – APRIL 15: (L-R) Arnold Allen of England kicks Max Holloway in a featherweight fight during the UFC Fight Night event at T-Mobile Center on April 15, 2023 in Kansas City, Missouri. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC via Getty Images)
第12試合 ライトヘビー級 5分3R
×ダスティン・ジャコビー(13位)
○アザマト・ムルザカノフ(15位)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第11試合 ライトヘビー級 5分3R
×タナー・ボーザー
○イオン・クテラバ
1R 2’05” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第10試合 バンタム級 5分3R
○ペドロ・ムニョス(9位)
×クリス・グティエレス(13位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第9試合 ライト級 5分3R
×クレイ・グイダ
○ラファ・ガルシア
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第8試合 フェザー級 5分3R
○ビル・アルジオ
×T.J.ブラウン
2R 1’40” 裸絞め
第7試合 フライ級 5分3R
○ブランドン・ロイバル(4位)
×マテウス・ニコラウ(5位)
1R 2’09” KO (右膝蹴り→グラウンドパンチ)

KANSAS CITY, MISSOURI – APRIL 15: (R-L) Brandon Royval punches Matheus Nicolau of Brazil in a flyweight fight during the UFC Fight Night event at T-Mobile Center on April 15, 2023 in Kansas City, Missouri. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC via Getty Images)
第6試合 ライトヘビー級 5分3R
○ザック・カミングス
×エド・ハーマン
3R 4’13” TKO
第5試合 女子ストロー級 5分3R
○ジリアン・ロバートソン
×ピエラ・ホドリゲス
2R 4’21” 腕ひしぎ十字固め
第4試合 ライト級 5分3R
×ランド・バンナータ
○ダニエル・ゼルフーバー
判定0-3 (27-29/28-29/27-30)
第3試合 女子ストロー級 5分3R
×ブルーナ・ブラジル
○デニーシ・ゴメス
2R 2’42” TKO
第2試合 バンタム級 5分3R
×アロン・フィリップス
○ガストン・ボラニョス
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)
第1試合 女子バンタム級 5分3R
○ジョセリン・エドワーズ
×ルーシー・プディロヴァ
判定2-1 (29–28/29–28/28–29)
※エドワーズは計量0.5ポンド(約230g)オーバー。プディロヴァにファイトマネーの20%を譲渡