DEEP 4.2 大阪市住吉区民センター(レポ):平松翔、故郷で谷岡祐樹に1R逆転KO勝ち。古根川充、復帰戦で岩本達彦を2R KO。中本龍平・松場貴志・村上彩・松田亜莉紗ら勝利
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DEEP OSAKA IMPACT 2023 1st ROUND
2023年4月2日(日)大阪・錦秀会住吉区民センター 大ホール
レポート:井原芳徳
第15試合 メインイベント バンタム級 5分3R
○平松 翔(パラエストラ松戸)
×谷岡祐樹(パラエストラ加古川/元DEEP☆KICK -60kg王者)
1R 4’13” KO (右フック)
谷岡は21年にMMAに転向しMMA 5戦4勝1敗で昨年は3戦全勝。平松は大阪出身で千葉から故郷に戻っての試合。谷岡がKO負けした相手であるMG眞介を昨年8月の大阪大会で1R KOしたが、12月のニューピア大会ではRYUKIに1R TKO負けしている。
1R、お互い右のカーフキックを当てていると、平松の方が1分過ぎにはスリップするように。平松はカーフを嫌ってか?距離を取りスイッチを繰り返す。谷岡の左ストレートも炸裂し、平松はのけぞる。だが中盤、平松の左ミドルが当たりだすと、谷岡は圧力を強めパンチを積極的に振るうようになる。
すると終盤、平松は口から出血し「来いや」と叫んでノーガードで挑発する。そして平松は谷岡の右フックをかわし、一瞬サウスポーに切り替えてから、谷岡の右フックに対してカウンターの左フックをヒット。谷岡はダウンする。谷岡はすぐ立つがダメージが大きく、平松がパンチラッシュから右のフックをクリーンヒット。谷岡は大の字になって倒れ、平松のKO勝ちとなった。マイクを持つと応援に来た地元の多数の友人たちに促されるように「チャンピオンやりましょう。RIZINにも出たいです」とアピールした。
第14試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
―増田拓真(reliable)
―牧野滉風(G-face)
中止 (牧野の体調不良)
第13試合 フェザー級 5分3R
×岩本達彦(BLOWS/パンクラス4位)
○古根川充[こねがわ みつる](修斗ジムASH)
2R 2’48” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
岩本は2020年パンクラス・ネオブラッド・トーナメント・フェザー級優勝者で、昨年4月のパンクラスで透暉鷹に1R TKO負け、12月のDEEP大阪大会で中村大介に2Rヒールフックで一本負けし2連敗中だ。古根川は35歳。17年から20年までZSTを主戦場とし、U-FILE CAMP登戸等に在籍していたが、故郷の和歌山の修斗ジムASHに移籍し3年ぶりに復帰した。
1R、スタンドで見合う状態が続き、中盤に距離が縮まり、古根川が押し込むが、終盤に岩本が突き放す。古根川は右フックを当ててから再び押し込み、抱え上げて倒して上で押さえる。古根川がやや優位で終える。
2R、スタンドの打撃戦で、お互い手数が上がり右のパンチを当てる。中盤、距離を取っている長身の岩本が、左ジャブ、左ボディを当てるようになり、若干優位に。だが古根川は変わらず前に出てパンチを振うと、頭を左右に振ってからの右ストレートがクリーンヒット。岩本はダウンする。岩本はすぐ立つが、古根川が前に出て岩本を金網際に詰め、またも右ストレートをヒット。再びダウンした岩本にパウンドをまとめレフェリーがストップ。古根川が復帰戦でパンクラスのランカー食いを果たした。
第12試合 バンタム級 5分3R
○中本龍平(BLOWS)
×上荷大夢[うえに ひろむ](TEAM AGENT)
1R 3’55” 三角絞め
中本は約3年のブランクを経て20年に復帰後は2勝3敗。上荷は昨年、GLADIATOR2試合、DEEP 3試合の5試合も出場し現在3連勝と勢いづく。
1R、中盤に入り、中本がパンチ振りながらタックルを仕掛ける。上荷はすぐ立って中本を金網に押し込み、抱え上げて倒してから、すぐにバックマウントを取る。だが乗り過ぎてしまい、中本は落としてバックを取り返す。中本は腕十字を狙うと外されるが、下になるやすぐに足を登らせ三角絞め仕掛け、最後はタップを奪った。
第11試合 フライ級 5分2R
○松場貴志(パラエストラ加古川/GRACHAN王者、元GRAND王者)
×早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
松場は昨年夏からのDEEPフライ級GP一回戦は不戦勝で、12月の二回戦では本田良介に判定負けし、今回は地元関西で再起戦。1R、早坂がタックルを仕掛けて来るが、松場は切りながらパウンドを連打して上を取る。早坂も足を効かせてもがいて脱出を試みるが、松場は上の状態を維持し、随所でパウンドを当てる。早坂は左眉尻を切り出血する。
2R、早坂のタックルを切ると、松場は素早く上に。1R同様、早坂が立とうとしても押さえ続け、随所でパウンドを当てる。終盤、松場は立った状態から右のパウンドを強打。早坂は苦しみながらタックルを仕掛けて来るが、松場はがぶりの状態からノースサウスチョークを狙い、再び上になる。結局上を維持したまま終了。松場が2Rともポイントを取り判定勝ちした。
第10試合 バンタム級 5分2R
○MG眞介(reversal gym osaka anne)
×山本哲也(IGGY HAND’S GYM)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
第9試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
×サダエ☆マヌーフ(コブラ会)
○村上 彩(フリー)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)
1Rは一進一退の内容に。村上が右フックを当てつつ金網に押し込み、ボディに組み付いて倒すと、背後から押さえ、1分足らずでバックマウントを奪う。村上は両足でサダエの体を伸ばそうとし、サダエは抵抗を続けたが、中盤過ぎ、村上は腕十字に移行する。サダエは腕のロックを切らず耐え、終盤には脱出に成功する。サダエは上から鉄槌を連打する。村上は下から腕十字を狙うが、サダエは外すと、今度は潜って足を取りに来た村上の背後に回り込み、裸絞めを狙い逆転する。だがサダエは両足での捕獲が不十分で、村上は外して上に。最後は村上がバックを奪い返し、パウンドを当てて終える。
2R、またも村上がタックルから倒し、立たれてもすぐグラウンドに戻してバックマウントを奪う。中盤、脱出を許すが、村上はすぐ足関に移行する。極まる前にサダエは脱出して立つが、村上はタックルから引き込んでグラウンドに引き戻す。終盤、村上はタックルから引っ繰り返して上になると、パウンドを当てて攻勢を印象付けて終える。村上が2Rともポイントを取り判定勝ちした。
第8試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
○松田亜莉紗(BLOWS)
×純玲[すみれ](パンクラス大阪稲垣組)※酒井純玲 改め
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
松田は28歳。高校卒業後、女子プロ野球の京都フローラに5年在籍し、18年からMMAに転向。結婚と出産を経て21年からアマの試合をし、昨年8月のDEEP大阪大会でプロデビューし1R TKO勝ち。11月のDEEP JEWELSでの2戦目では長野美香に判定勝ちした。対する純玲はDEEP大阪大会のアマチュアでの試合を経て今回デビュー戦。
1R、スタンドで静かな攻防が続き、中盤に松田がタックルでテイクダウンに成功する。松田は金網際でハーフで押さえつつパウンドを連打する。純玲が立とうとすれば、松田は背後から組み付いたまま金網を蹴とばしてグラウンドに戻し、すぐにバックマウントを奪う。終盤も松田がバックマウントをキープし、パウンドを当て、最後は裸絞めを仕掛けて終える。
2Rも松田がテイクダウンを奪う。純玲の足関やアームロックにも、セコンドの中蔵隆志BLOWS代表の指示を聞きながら対処すると、またもマウントを奪い、パウンドを連打しバックマウントになる。アームロックを狙うと失敗して下になるが、すぐスタンドに戻し、抱え倒してすぐに上を取り返す。終盤、またもバックマウントを奪うと、今度はキープしてパウンドを連打し、追い詰め終了する。フィニッシュには持ち込めなかったが、松田が今回も素質の高さを印象付け判定勝ちした。
第7試合 フェザー級 5分2R
○瀧口脩生(STYLE)
×ハンセン玲雄(reliable)
1R 2’59” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
第6試合 フェザー級 5分2R
○堂園 悠(修和館)
×ケンヤスキー(ALIVE沖縄/SHIMAZILIANS)
1R 2’59” KO (左フック)
第5試合 フェザー級 5分2R
○前薗 渓(格闘技吉田道場)
×佐藤勇駿(K-clann)
判定3-0 (○19-19/○19-19/○19-19)
第4試合 バンタム級 5分2R
○山﨑鼓大(BLOWS)
×田中壱季(エンカウンター)
1R 3’49” 裸絞め
第3試合 ストロー級 5分2R
○多湖力翔(ネックス)
×亮馬(パラエストラ天満)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
第2試合 バンタム級 5分2R
×キャプテン禎(修斗GYMS直心会)
○木村総一郎(パラエストラ加古川)
1R 2’22” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第1試合 バンタム級 5分2R
×関本龍翔(パラエストラ東大阪)
○千種純平(パンクラス大阪稲垣組)
2R 0’26” フロントチョーク
オープニングファイト フェザー級 5分2R
○森田敢流(パンクラス大阪稲垣組)
×入江一輝(brotherfoot Team KZT)
判定3-0 (20-18/○19-19/○19-19)