コンバットレスリング 11.27 埼玉・本庄総合公園体育館(レポ):アジア選手権でIGLOOの米倉大貴が優勝。韓国・香港・モンゴル勢も活躍
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
葛西 キックボクシング ストライブジム
最安4,378円~!通い放題でも7,700円!選手志願者兼インストラクターも募集中!
第5回コンバットレスリングアジア選手権大会
2022年11月27日(日)埼玉・本庄総合公園体育館 サブアリーナ
記事提供:日本コンバットレスリング協会事務局
創設者である木口宣昭が昨年死去し、その後初めて開催する本大会でした。
日本、韓国、香港、モンゴル、ウズベキスタン(欠場)、カザフスタン(欠場)からエントリーがありましたが、2ヶ国が欠場し、4ヶ国の参加で実施いたしました。
韓国からは、74kg級に「ONE Championship」などで活躍したイー・ソンジュン(上写真)がエントリー。
リーグ戦では、得意の脚関節技で難敵を下していった。
勝った方が優勝となったリーグ最終戦。
レスリング天皇杯5位の実績を持つ黒崎辰馬(上写真)と争った。サブミッションで徹底的に追い込んだが、ルール(スタンド状態の相手に対するサブミッション攻撃は禁止)をうまく利用してエスケープした黒崎がテイクダウンポイントを重ねて判定勝利。イーは、勝負に勝ってルールに負けた形となった。
57kg級は、DEEP、Pancrase(キックルール)、にも出場経験があるサイモン・シェが、テイクダウンポイントで劣勢だった中、ギロチンチョークで逆転勝利。3度目にして初のコンバットレスリングタイトルを手に入れた。
今大会の日本人最大の注目選手と言えたのが、62kg級にエントリーした米倉大貴(IGLOO/上写真)だろう。
本年の「全日本ブラジリアン柔術選手権」アダルト黒帯の王者、で正真正銘の柔術日本人トップ選手。
2022年10月にスペイン・ポンテベドラで開催された「世界グラップリング選手権」にも出場し、渡部修斗 以来の金メダルを獲得したばかりだ。
総当たりリーグで行われた同カテゴリーは、フットロック、膝十字など、脚関節で秒殺の山を築き圧倒的な力の差を見せて優勝した。
ベテランの部ではあるが、モンゴルからオルホンバトル・ソニンクー(上写真)が出場。
サンボに詳しい者ならピンとくる名前だろう。
コンバットサンボの世界王者であり、スポーツサンボでも国際大会で輝かしい戦績を誇る、モンゴルサンボ界の超ベテラン選手だ。
ワンマッチ決勝となった試合では、レスラーの上田相手に、盤石の横綱相撲を見せて危なげなく一本勝ち。
グラップリング、サンボの世界王者が出場するという、コンバットレスリングの理念に基づいた豪華な出場選手陣だった。
また、本大会には、1965年度生まれ(57歳)の選手が3名出場。
サンボなどでも活躍し、コンバットレスリングでは常連とも言える杉山元彦(上写真)がベテランの部で優勝。
同学年の小杉公良と赤間紀史はアダルト(一般の部)にもエントリーし、若手相手に激闘をみせてくれた
赤間は、全日本サンボジュニア王者、クラッシュアジア3位の実績を持つ嶋田元紀相手に「あわや」というアームバーを仕掛け、敗れたもののベテランの味を存分に発揮。
小杉(上写真)はアダルトはひとりエントリーで認定優勝だったものの、ベテランにも出場。韓国チームのリーダーでもある、ユ・ヨンウと対戦。
TOP FCやROAD FCでも闘っていたベテラン選手の牙城は崩せなかったものの、賢明に闘う姿は韓国チームからも驚嘆の声があがった。
今後も、年齢に負けることのないチャレンジが期待される。
本大会を前に、「アジアコンバットレスリング連盟」が結成され、ユ・ヨンウが副会長に就任した。(上写真左)
来年は、韓国で「プロマッチ」を企画しているという。
次回のアジア選手権は、2023年に日本開催が予定されている。
結果一覧
【チーム部門】
1位 CONBAT WRESTLING KOREA(以下CW KOREA)
2位 アカデミア・アーザ
3位 Team AKIBA
【個人部門】
ADULT MEN -57kg級
1位 サイモン・シェ / アカデミア・アーザ/ 香港
2位 KIM Jin Yeong / CW KOREA / 韓国
ADULT MEN -62kg級
1位 米倉 大貴 / IGLOO / 日本
2位 KWON Giyeon / CW KOREA / 韓国
ADULT MEN -74kg級
1位 黒崎 辰馬 / 神戸医療未来大学レスリングクラブ / 日本
2位 LEE Sung Jong / CW KOREA / 韓国
ADULT MEN -82kg級
1位 岡崎 恒哉 / 青葉MMA / 日本
2位 藤田 兼寿 / 三多摩サンボ / 日本
ADULT MEN -90kg級
1位 RYU Homin / CW KOREA / 韓国
2位 及川 祐輔 / 三多摩サンボ / 日本
ADULT MEN -100kg級
1位 佐々木 太一 / Team AKIBA / 日本
2位 山下 翔太 / 無所属 / 日本
ADULT MEN +100kg級 ※エントリー1名(認定優勝)
1位 小杉 公良 / アカデミア・アーザ / 日本
VETERAN MEN -68kg級
1位 SONINKHUU Orkhonbaatar / MONGORIA / モンゴル
2位 上田 敦雄 / アカデミア・アーザ / 日本
VETERAN MEN -74kg級
1位 杉山 元彦 / しぞーか城北柔士会 / 日本
2位 赤間 紀史 / 太田章レスリングスクール / 日本
VETERAN MEN -90kg級 ※エントリー1名(認定優勝)
1位 前川 直之 / 愉柔会 / 日本
VETERAN MEN +100kg級
1位 YU Young Woo / CW KOREA / 韓国
2位 小杉 公良 / アカデミア・アーザ / 日本
YOUTH (U12) MEN OPEN WEIGHT
1位 橋本 翼 / Team AKIBA / 日本
2位 藤田 湊 / アカデミア・アーザ / 日本
JUNIOR MEN -68kg級
1位 KIM Jae Young / CW KOREA / 韓国
2位 那須 理人/チームAKIBA / 日本