ONE 9.29 シンガポール(レポ):タワンチャイ、ペットモラコットとのタイ強豪対決制しムエタイ70kg王者に|若松佑弥は試合中止「次の試合で発散させます」
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ONE Championship「ONE 161: PETCHMORAKOT VS. TAWANCHAI」
2022年9月29日(木)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳
今大会には若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA/ONE MMAフライ級3位)が出場予定だったが、対戦相手のワン・シュオ(中国)が計量オーバーにより欠場し、試合が中止となった。中止発表直後に若松はTwitterに「対戦相手の体重オーバー、かつ闘う意志もなかった為中止になってしまいました。楽しみにしていた皆様には本当に申し訳ないです。全力で準備してコンディションはバッチリでした。次の試合で発散させます」と投稿している。
(大会ダイジェスト動画)
第11試合 メインイベント ONEムエタイ・フェザー級チャンピオンシップ 3分5R
×ペットモラコット・ペッティンディー(王者)※4度目の防衛戦
○タワンチャイ・P.K.センチャイ(1位)
判定0-3
※タワンチャイが王者に
ペットモラコットは現在28歳、15年にREBELSに参戦し、梅野源治に判定勝ちしルンピニー認定スーパーフェザー級(59.0kg)王座を防衛。その後階級を上げ、20年2月にONEムエタイ・フェザー級(70.3kg)王者となると、防衛を重ね、5月にジミー・ビエノットに判定勝ちして以来4度目の防衛戦となる。対するタワンチャイは現在23歳。18年のタイ国スポーツ局ファイター・オブ・ザ・イヤーに選ばれる等活躍し、昨年からONEに上がり、8月の2戦目ではシッティチャイに判定負けしたが、その後はセーマペッチ、ニコラス・ラーセンをKOし、王座挑戦につなげた。タイの新旧中量級実力者対決として注目が集まる。
1R、両者サウスポーで構え、蹴りの応酬を繰り広げる。ペットモラコットが中央側から圧力をかけ、右の前蹴り、左ミドル、ローを当てるが、タワンチャイも右前蹴りを返しつつ、ワンツーからの左ローを決めるなど、ほぼ五分で渡り合う。記者採点はイーブン。
2Rも近い構図だが、お互い手数を上げると、終盤にはタワンチャイが圧をかける側に回る場面も。両者パンチも増やし、ペットモラコットが右ジャブを連打する場面もあるが、タワンチャイも左ストレートを返し、一歩も引かない。記者採点はイーブン。
3R、蹴りの応酬もあるが、左ストレートを主体としたパンチの攻防も激しくなる。その中、若いタワンチャイが勢いを増し、ペットモラコットが被弾して頭がのけぞる場面が増えるようになり、やや苦しそう。終盤にはペットモラコットの肘をかわしたタワンチャイが左ミドルを当てたり、最後は崩しを決めたりと、若干だが優位となる。記者採点はタワンチャイ。
4R、ペットモラコットが前に出るが、タワンチャイは距離を取り、左ミドル、左右の前蹴り、テンカオを的確に当てる。組まれても膝の打合いでしっかり返す。最後はタワンチャイが前に出て、左ローを連打し印象を残す。記者採点はタワンチャイ。
5Rもタワンチャイが前に出るペットモラコットをかわし、左ミドル、左ストレートを随所で当てる。ペットモラコットは疲れがやや目立ち、少しパンチを当てるが攻撃が減ってしまう。記者採点はタワンチャイ。合計47-50でタワンチャイ。ジャッジ3者も同様で、タワンチャイが判定勝ちし、絶対王者となりつつあったペットモラコットからベルトを奪い取った。
第10試合 キックボクシング ヘビー級GP準決勝 3分3R
○ローマン・クリークリャ
×グート・イノセンテ
1R 0’52” TKO (レフェリーストップ:右ハイキック)
第9試合 キックボクシング ヘビー級GP準決勝 3分3R
○イラジ・アジズプール
×ブルーノ・チャベス
判定3-0
第8試合 MMA ライト級 5分3R
×ジャン・リーポン
○ザイード・イザガクマエフ(5位)
判定0-3
第7試合 MMA 女子アトム級 5分3R
×リトゥ・フォガット
○ティファニー・テオ
1R 4’52” 裸絞め
第6試合 MMA ヘビー級 5分3R
○オマール・ケイン
×バトラズ・ガザエフ
2R 2’15” TKO
第5試合 ムエタイ バンタム級 3分3R
×カピタン・ペッティンディー(キック同級1位)
○アラヴァディ・ラマザノフ(キック同級2位)
判定1-2
第4試合 ムエタイ バンタム級 3分3R
×ジャン・チェンロン
○センマニー・P.K.センチャイ
判定1-2
第3試合 ムエタイ フェザー級 3分3R
×ハン・ズーハオ
○フェラーリ・フェアテックス
判定0-3
第2試合 グラップリング バンタム級 10分1R
○ホドリゴ・マレーロ
×ルスラン・バグダサリアン
1R 0’15”アンクルロック
第1試合 MMA ミドル級 5分3R
×マテウス・フェリペ
○アリ・フォラディ
1R 4’20” KO (右ストレート)