ONE 7.20 ルンピニー:ONE歴4年・9戦目の内藤大樹「もう1個上のランクに行きたい」。新参の武尊に「いいとこ取りはさせたくない」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の方がキック 柔術 MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
ONE Friday Fights 26(7月21日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)に出場する内藤大樹のインタビューがONE Championshipから届いた。インタビュー収録は大会2日前の19日。内藤は20日の公式計量をクリアしている。大会前半の模様はABEMA格闘チャンネルにて21日夜9時30分より生放送される。内藤は第6試合の予定で、10時台終盤から11時台に登場の模様だ。
ムエタイ フライ級 3分3R
内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM/ONEムエタイ4位、キックボクシング3位、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
デッドゥアンレック・ティーデ99[Dedduanglek Tded99](タイ)
内藤は27歳。18歳でシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者となり、村越優汰、植山征紀、原口健飛に勝利し、那須川天心には2度KO負けしている。19年からONEに参戦し8戦6勝2敗(Road To ONEの1試合は除く)。3連勝後、20年12月にジョナサン・ハガティーに判定負けしたが、21年は2戦2勝で元ONEキックフライ級王者のペッダムにも判定勝ち。昨年はムエタイ・フライ級GPに参戦したが、一回戦で強豪スーパーレックと当たり判定負けした。9月の再起戦ではアミール・ナセリに判定勝ちし、それ以来10カ月ぶりの試合となる。オープンフィンガーグローブ着用・肘有りのムエタイルールとボクシンググローブ着用・肘無しのキックルールを並行し、両方のランキングに入っている。上記の通り、8戦で負けた相手は現ムエタイ・バンタム級王者のハガティー、キック・フライ級王者のスーパーレックの2人のみ。この4年、日本の立ち技格闘家で最も過酷な戦いを続け、結果を出してきた選手と言って過言ではないだろう。
デッドゥアンレックは20歳。2月と4月にONEルンピニーシリーズに上がり、初戦はテミルラン・ベクムルザエフ(ロシア)に、2戦目はシャフリエル・ジョラエフ(ウズベキスタン)にいずれも判定勝ちし、3戦目でランカーと初めて対戦する。下動画は昨年9月のRoad To ONEの試合でのデッドゥアンレック(赤)。
―― タイ現地入りしました、昨日(7月18日)はどのように過ごしましたか?
内藤「調子はずっとよかったです。昨日バンコク入りして、ようやく今週戦えるなって、調子良いですね。昨日はホテル着いてから、ルンピニースタジアムでランニングして、あとはゆっくりしました。」
―― 明日、公式計量ですが準備は?
内藤「もう、バッチリです。しっかりクリアしたいと思います。」
―― 相手のティーデ99の印象は?
内藤「印象は、なんでもできるタイプ。バランスの良い“ザ・ムエタイ”という感じの選手ですね。弱みをあえて上げるとすれば、まだオープンフィンガーでの撃ち合いになった時に、ちょっとまだ慣れてないのかなっていう印象はあります。撃ち合いの距離ってやっぱり正直、結構リスクもあるじゃないですか。ただ、相手が誰とか本当に関係なくて、勝つのは当たり前として、その中で自分の強さを見せたいと思っています。」
―― 相手は「内藤が驚くような試合をする。スーパーレックのように戦う」と意気込んでいましたが、何かコメントはありますか?
内藤「逆に彼が驚くことになるんじゃないかなって思いますね。自分は動じないし、何をしてきても変わらないですね。前回肘でスーパーレックに自分もやられた部分がありますけど、もし今回相手が肘で戦ってきても、やり返せるくらい準備はしてきたので、彼が何をしてきてくれるのか楽しみですね。逆に(相手の挑発が)いいプレッシャーになっているというか。世間からすれば、今回多分、タイでは知られているのかもしれないですけど、日本のファンからしたら誰だろう?みたいな。タイの選手の1人みたいな感じでもありますし、その相手にも負けるようなことがあれば、自分の株が一気に下がると思っています。そういう意味では何か逆に余裕はないのかなっていうふうに、今回自分は思っていますね。」
―― 初めてルンピニーで戦いますが、どんな気持ちですか?
内藤「タイで練習するようになってからは、いつかはタイで試合したいなって思うようになったので、すごい楽しみです。雰囲気もすごいと思うので、楽しみながら試合したいと思います。」
―― フライ級の立ち技は超激戦区。フィニッシュも多く見られる階級かと思います。内藤選手はここ数戦はフィニッシュから離れてはいますが、今回KOを狙っていますか。
内藤「前回のナセリ戦(上動画)で仕留めきれなかったので、もやもやした気持ちが残っていました。ONEのアメリカ放送大会で起用してもらいましたけど、求められていた試合ができなかったなと思ったし、内藤を使おうって思ってもらえる試合を用意しないといけないって思いました。今回はフィニッシュしか考えていないくらい、フィニッシュを自分の手で掴み取りに行きたい。今週金曜日は今までと違う自分を見せられると思うので、楽しみにしていてもらえたらなと思います。ONEでこれまで8戦やってきて、もうあれで勝てるっていうのは、自分の中ではやっぱり自信になっていますし、結果を出してきてると思うんで、あとはもう1個上のランクに行きたいなって思います。」
―― ムエタイの技術の強化、対策はどのようにしてきたか
内藤「首相撲や肘はタイ人選手のほうが上手さはあるかもしれないですけど、自分はただムエタイをするのではなく、ジャパニーズスタイルを入れたムエタイ、自分なりのムエタイをやって勝ちたいと思います。勝つことが最低条件ですし、その中でも今回相手を(フィニッシュ)で倒せばインパクトを残して、ようやく発言権があると思うので、ただ勝つだけではダメだと思っています。」
―― 前回と比べて進化した部分は
内藤「本当に前回の10月のナセリ選手との試合が終わってから、試合でフィニッシュしたいという気持ちが強くなった。なので、それを考えて練習も取り組んできました。今回、どの技というかフィニッシュするということだけを考えて練習してきたので、それを後は試合で出すだけかなと思います。」
―― 武尊がONEに参戦したことについて
内藤「もちろん武尊選手の事は知ってますし、すごいことは知っていますけど、ただやっぱり僕は、ONEと契約してもう3、4年ぐらいなるんですけど、ずっとONEで戦ってきて、(武尊選手に)横入りというか、いいとこ取りはさせたくないって気持ちはあります。邪魔させないって気持ちはすごく強いです。
―― 日本のファンへ
内藤「今まで自分はKOから遠ざかっていたんですけど、今週金曜日はしっかりKOを掴みにいく姿を見せたいと思います。自分のKO勝ちに期待してもらえたらと思います。応援よろしくお願いいたします!」