INNOVATION 9.19 新宿フェイス(レポ):ランボー・マスターズピットと梅田勇一が12月のウェルター級王座決定戦に進出
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JAPAN KICKBOXING INNOVATION「RESISTANCE-9」
2022年9月19日(月/祝)新宿フェイス
記事提供:JAPAN KICKBOXING INNOVATION
第6試合 メインイベント INNOVATIONウェルター級座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○ランボー・マスターズピット(タイ/マスターズピット/INNOVATIONウェルター級2位)
×マサキ(多田ジム/INNOVATIONウェルター級8位)
4R 判定3-0(10-9/10-9/10-9)
3R 判定1-1(28-29/29-29/29-28)
INNOVATIONウェルター級王座決定戦は、肘打ちあり、首相撲無制限の純キックボクシングルールながら、ランカー粒ぞろい4選手のワンデイトーナメントで行われることとなり、前日計量後の抽選の結果、ランボー×マサキとなった。ランボーは、約15年前に日本でランボー・ウィラサクレックのリングネームで活躍した在日タイ人。マサキは、エントリーメンバー最年少24歳で、2019年、INNOVATIONウェルター級新人王トーナメント準優勝。
1R、距離を詰め凶暴な右ローキックと右フックを振るうランボー。強烈なボディブローの炸裂音に場内がどよめく。マサキは、慎重に距離を置きながら様子を見る展開。
2R、右フックをヒットさせるランボーだが、マサキがカウンターで放つ縦肘打ちでカットに成功。ドクターチェック後、ランボーは攻撃を倍加させ、マサキも右ミドルキックやバックブローで応戦。
3R、流石に疲れの見える43歳のランボーは、振り絞るように右ストレートを放ち、マサキも首相撲からの肘打ちや右ミドルキックを好打する。ここで判定結果は三者三様のドローとなりマスト判定の延長Rへ。
延長R、スタミナが限界にみえる古豪ランボーと元気に溢れるマサキの構図だが、ここで技巧を見せたのはランボー。サウスポーへスイッチすると打ち気にはやるマサキの前身を左ミドルキックで封じることに成功。結果、ランボーが辛勝ながら判定勝利。
マイクを握ったランボーは、まずトレーナーを務めるマスターズピットのの成田善一会長(上写真右)に感謝の意を述べ「12年ぶりのリングで疲れましたが頑張ります」と12月4日、品川インターシティーホール興行で行われる決勝戦、先に進出を決めていた梅田勇一とのタイトルマッチに向けて抱負を語った。
第5試合 セミファイナル INNOVATIONウェルター級王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×勇作(真弘館/INNOVATIONウェルター級7位)
○梅田勇一(BLITZ/INNOVATIONウェルター級4位)
判定0-3(29-29/28-30/27-30)
INNOVATIONに今年新加盟した静岡県浜松市のBLITZ所属、梅田は7戦7勝無敗の好戦績。40歳とランボーに続く高齢だが、強烈な右ストレートを主武器にここまで勝ち星を積み上げてきた。一方、真弘館の勇作は、名王者だった遠藤慎介会長と同じサウスポーで、INNOVATION新人王に輝いたこともある強豪。
1R、左ローキック中心の勇作に、梅田は強引な前進からのテンカオや肘打ちを当てていく。
2R、右ローキックを繰り出しながら前進する梅田。これに耐えるタフな勇作。
3R、梅田は、右ハイキックと右ストレートをクリーンヒットさせダウン寸前まで追い込むが、勇作はこれをなんとか耐えてみせる。互いに最後まで手数を出し合う中、試合終了のゴング。判定はユナニマスで勝者梅田となり決勝戦に駒を進めた。
第4試合 INNOVATIONスーパーフェザー級次期挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級3位)
×市村大斗(多田ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級9位、西日本スーパーバンタム級王者)
不戦勝 (市村が試合直前の体調不良により欠場)
第3試合 フェザー級 3分3R
△元山祐希(武勇会/INNOVATIONスーパーバンタム級3位)
△都築憲一郎(エムトーンジム/INNOVATIONフェザー級7位)
判定1-0(30-29/29-29/29-29)
第2試合 70kg契約 3分3R
○風間大輝(橋本道場)
×青谷秋未(正道会館健明館)
判定3-0(30-27/30-27/30-28)
第1試合 女子52kg契約 2分3R
△Melty輝(拳伸ジム)
△山本知美(FAITH)
判定0-1(28-29/29-29/29-29)